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いつもの朝
しおりを挟む望「(今日は暖かいな……)」
三年の春。開いていた窓から暖かな風が吹き眠気を誘う。しかし、ここは自分の部屋ではない。
望「智、起きろ」
智「……ぅ…後10分…」
体を揺すっていたてを掴みいつもより低い声で答える智
望「遅刻するっての、、起きなきゃ先行くぞ」
智「……起きるから…先行かないで」
いつもはしっかり者の癖に朝には弱い智。毎日起こしに来る望は「起きなきゃ先に行く」を決まり台詞にしていた。
と、言いつつも起きるまで待っている。
望「コレ着替え、飯はリビングで食えよ」
智「……わかった」
答えるのがワンテンポ遅れているが少しずつ意識が覚醒していく。寝る時基本智は服を着ずパン一で寝るため着替えは早い。
智「おはよう望」
望「…はよ、早く飯食うぞ。下でおばさんが待ってる」
家が隣なこともあり毎日身支度だけを自分の家で行い、朝御飯は智の家で食べることが習慣になっていた。
智「いただきます」
望「いただきます」
智の家では朝は必ず米と味噌汁、主菜、副菜が揃っていた。
智「……望、ご飯粒ついてるよ?」
望「…どこに、?」
智「いいよ、取ってあげる」
そう言ってきた智に対して「早く取って」と顔を向けていたら
チュッ
と、唇より少し横にキスをした。
望「!!?……お前…」
「やったな」と言いたげな望に対して
智「俺、いつもより起きんの遅かったからお詫びな?」
望の頭を撫でながら笑顔で答える。
和気藹々として遅刻しそうになったのは別の話
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