あなたと時空を超えた約束を 【完結】

桜川椿

文字の大きさ
1 / 7

1

しおりを挟む
・・・あの日の約束を覚えてる?・・・


私は西田咲樹にしださき18歳
高校生になってから毎日繰り返し見ている夢がある。

着物を着た10代らしき少年に
「・・・あの日の約束を覚えてる?・・・思い出して○○・・・君と・・・逢いたい」とたった一言問われる夢を毎日・・・。
問われた私はいつも苦しく切ない思いを胸に抱く・・・。

そして目覚めたら私は必ず涙を流している・・・。

彼は一体誰なのだろう?
毎日顔を確認したくても何故か薄いモザイクがかかったようになり、はっきりと顔が見えないのだ・・・。

あなたは一体誰ですか?
私に何を伝えたいの?
あなたは私に何を思い出せと言っているの?

もしかしたら、あなたと私は前世で出会いそして何らかの約束を彼とした。
けれど、その約束は前世では叶えられなかったとか?

その約束を今叶える時なのだと彼は伝えてる・・・?

だとしたら彼もこの時代に産まれてきているよね・・・?

その約束をあなたと一緒に叶えるために・・・私とあなたは出会えるはず・・・。

顔も分からない大切なあなた・・・あなたに早く逢いたい・・・。


「咲樹ってばちゃんと聞いてる?」
この子は私の幼なじみの川島夏奈かわしまかな 
可愛くてとても優しい大好きな私の親友

今私は夏奈とカフェにいた。

「ごめん夏奈、考え事してた」

「最近咲樹ぼーっとしてる事増えたよね?何か悩んでるんだったら私に話してよ。どんな事でも聞くからさ」

「うん。ありがとう夏奈。夏奈にはちゃんと聞いて欲しい!今から私の家で話し聞いてもらっていい?」

「うん。喜んで聞くよ」


そして家に着き夏奈を私の部屋に通した。

「夏奈紅茶でいい?」

「うん。アイスミルクティーでよろしく」

「了解!ちょっと待っててね」

「夏奈お待たせ~」

「ありがとう。頂きます♪ゴクッ!うん。美味しい。咲樹の部屋来るの久しぶりな感じ」

「そう言えばそうだね。私が夏奈の部屋に通ってるしね。あはは」

「で・・・そろそろ咲樹の悩みを聞かせてくれる?」

「うん。あのね・・・」

そして私は夏奈に毎日繰り返し見ている夢を伝えた。

「へぇー・・・不思議な事ってあるもんなんだね!じゃあ咲樹はその彼を早く見つけないといけないんじゃない?」

「うん。早く逢いたいんだけど顔も名前も分からないんだよね・・・それでどうやって探そうかと悩んでた・・・」

「だよね・・・。でも案外近くにいたりして?毎日夢に見るくらいだから、その彼は咲樹の運命の人決定でしょ!必ず巡り会えるよ。咲樹ファイト♪」

「近くにか・・・いたらいいな・・・夏奈ありがとう♪夏奈の傍にいると、いつも元気出るんだよ。夏奈はそんなパワーを持ってる人だから私いつも助けられてる。気づいてた?」

「そうなの?咲樹ってば嬉しい事言ってくれちゃって照れるじゃんか!って事で早く咲樹の運命の彼に出会えるように夏奈さん毎日祈るからね♪」

「ふふっありがとう夏奈」


夏奈はいつも私が落ち込んでいる時に必ず気づいてくれて、そしてさりげなく励ましてくれる。
そんな夏奈が私は大好き。
いつもありがとね夏奈・・・。

「夏奈は何か悩んでる事とかないの?」

「うーん・・・彼氏が出来ない事かな」

「素敵な彼氏出来るよ。夏奈なら」

「ふふっ♪楽しみにしとく。彼氏出来たら1番に知らせるからね」

「明日の放課後図書館行くけど夏奈は行く?」

「ごめん明日は先約入ってるから無理」と頭を下げて悲しげな瞳をする夏奈
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】おしどり夫婦と呼ばれる二人

通木遼平
恋愛
 アルディモア王国国王の孫娘、隣国の王女でもあるアルティナはアルディモアの騎士で公爵子息であるギディオンと結婚した。政略結婚の多いアルディモアで、二人は仲睦まじく、おしどり夫婦と呼ばれている。  が、二人の心の内はそうでもなく……。 ※他サイトでも掲載しています

愛する人は、貴方だけ

月(ユエ)/久瀬まりか
恋愛
下町で暮らすケイトは母と二人暮らし。ところが母は病に倒れ、ついに亡くなってしまう。亡くなる直前に母はケイトの父親がアークライト公爵だと告白した。 天涯孤独になったケイトの元にアークライト公爵家から使者がやって来て、ケイトは公爵家に引き取られた。 公爵家には三歳年上のブライアンがいた。跡継ぎがいないため遠縁から引き取られたというブライアン。彼はケイトに冷たい態度を取る。 平民上がりゆえに令嬢たちからは無視されているがケイトは気にしない。最初は冷たかったブライアン、第二王子アーサー、公爵令嬢ミレーヌ、幼馴染カイルとの交友を深めていく。 やがて戦争の足音が聞こえ、若者の青春を奪っていく。ケイトも無関係ではいられなかった……。

将来の嫁ぎ先は確保済みです……が?!

翠月るるな
恋愛
ある日階段から落ちて、とある物語を思い出した。 侯爵令息と男爵令嬢の秘密の恋…みたいな。 そしてここが、その話を基にした世界に酷似していることに気づく。 私は主人公の婚約者。話の流れからすれば破棄されることになる。 この歳で婚約破棄なんてされたら、名に傷が付く。 それでは次の結婚は望めない。 その前に、同じ前世の記憶がある男性との婚姻話を水面下で進めましょうか。

不機嫌な侯爵様に、その献身は届かない

翠月るるな
恋愛
サルコベリア侯爵夫人は、夫の言動に違和感を覚え始める。 始めは夜会での振る舞いからだった。 それがさらに明らかになっていく。 機嫌が悪ければ、それを周りに隠さず察して動いてもらおうとし、愚痴を言ったら同調してもらおうとするのは、まるで子どものよう。 おまけに自分より格下だと思えば強気に出る。 そんな夫から、とある仕事を押し付けられたところ──?

私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。

MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。

No seek, no find.

優未
恋愛
経理部で働くアマラは結婚相手を探して行動を始める。いい出会いがないなと思う彼女に声をかけてきたのは、遊び人の噂もある騎士オーガスタで―――。

元婚約者からの嫌がらせでわたくしと結婚させられた彼が、ざまぁしたら優しくなりました。ですが新婚時代に受けた扱いを忘れてはおりませんよ?

3333(トリささみ)
恋愛
貴族令嬢だが自他ともに認める醜女のマルフィナは、あるとき王命により結婚することになった。 相手は王女エンジェに婚約破棄をされたことで有名な、若き公爵テオバルト。 あまりにも不釣り合いなその結婚は、エンジェによるテオバルトへの嫌がらせだった。 それを知ったマルフィナはテオバルトに同情し、少しでも彼が報われるよう努力する。 だがテオバルトはそんなマルフィナを、徹底的に冷たくあしらった。 その後あるキッカケで美しくなったマルフィナによりエンジェは自滅。 その日からテオバルトは手のひらを返したように優しくなる。 だがマルフィナが新婚時代に受けた仕打ちを、忘れることはなかった。

不倫の味

麻実
恋愛
夫に裏切られた妻。彼女は家族を大事にしていて見失っていたものに気付く・・・。

処理中です...