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ミラ編
ミラの新しい生活
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一晩ほぼ寝てない状態でベットでうつらうつらしていたら、控えめにノックされた。返事をすると昨日会った修道女の一人だった。
「起きてますか。私はあなたの先輩に当たるエレナという修道女よ。疲れてるし色々あって辛いでしょうけど、ここは夜明け前に起きる規則なの。ここに修道女見習いの制服を持ってきたから着替えて下さい。あら 昨日着てきた服のまま横になったのね」
エレナと同じ名前と思いながら、申し訳なさそうに言われたので慌てて起き上がる。手渡された修道女見習いの制服を着ようと思ったが着方がわからない。それを見てエレナがああと思いついたようだった。
「あなたは貴族令嬢だったわね。一人で服なんて着た事ないのね」
そう言って今着ている昨日侍女に着せて貰った服の脱ぎ方から制服の着方まで実演をしながら教えてくれた。
「脱がせて着せてあげるのは簡単なことだけど、今日からあなたは自分のことは自分でしないといけないの。それ以外にも修道女見習いとして掃除洗濯に先輩達のお手伝いしなくてはいけないから、頑張って覚えてね。それと着てきた服やそのトランクに入ってる衣類渡して下さい。ここでは神の前で平等なので同じ下着、同じ制服を着る決まりなの」
そう言って何枚か下着と見習いの制服が入っている籠を部屋の隅に置いてくれた。エレナは私の脱いだ服と下着とトランクを持って出て行った。
ようやく着替えられたので、部屋の外に出ると廊下歩いていたエレナではない修道女が近づいてきた。
「着替えられたのね。じゃあ洗面するところに案内するわ」
案内されたところは吹き抜けの洗い場のようなところに、水の入っているらしい樽がいくつも置いてあった。
「ここは離島だから水は貴重なの。だから洗面や身体を拭く水や洗濯に使う水全部雨水を樽に貯めてあるのを使うのよ。本土から船で持ってくる水は食用だけ。水は大事に使ってね」
樽に付いている蛇口をひねると水が出てそれを洗面器に溜めようとした。
「ああ もう!もったいない。洗面の水は布が濡れるだけにしてよ!」
そう言って目の前に干してある織り目が透けて向こうが見えそうな布をなげて来た。
「エマ 彼女は貴族のお嬢様だったのよ。きついこと言わないでゆっくり教えてあげて」
吹き抜けの入り口にエレナが来ていた。エマはふんと鼻を鳴らして
「何が貴族よ。ここではみんな一緒よ!そんなこと言うならこの子はエレナが面倒見て。私は祈祷場の掃除に行くから」
と足音荒く行ってしまった。
「ごめんなさいね。エマは悪い子じゃないの。ただ自分の身の上をまだ諦め切れなくて、本土から来た新入りさんに当たってしまうの」
「いえ 大丈夫です。何もできない私が悪いのですから」
「覚えていけばいいのよ。洗面が終わったら朝食前のあなたの仕事になる掃除箇所に連れて行くわ」
連れて行かれたところは広い中庭だった。
「ここは祈祷場の窓から見られるし、いつも綺麗にしておかないといけないの。掃除道具はこちらの隅にあるの」
渡された箒はすでにかなり劣化していた。
「寄附金頼りだからこういうのになかなか回らないの。とにかく掃除が終わった頃迎えにくるから祈りの時間よ。それから朝食なの。それが終わったら院長様と面談よ」
一人で中庭に取り残されて、青い空を見上げる。ここは王都と空はつながっているのだなとふと思った。
「起きてますか。私はあなたの先輩に当たるエレナという修道女よ。疲れてるし色々あって辛いでしょうけど、ここは夜明け前に起きる規則なの。ここに修道女見習いの制服を持ってきたから着替えて下さい。あら 昨日着てきた服のまま横になったのね」
エレナと同じ名前と思いながら、申し訳なさそうに言われたので慌てて起き上がる。手渡された修道女見習いの制服を着ようと思ったが着方がわからない。それを見てエレナがああと思いついたようだった。
「あなたは貴族令嬢だったわね。一人で服なんて着た事ないのね」
そう言って今着ている昨日侍女に着せて貰った服の脱ぎ方から制服の着方まで実演をしながら教えてくれた。
「脱がせて着せてあげるのは簡単なことだけど、今日からあなたは自分のことは自分でしないといけないの。それ以外にも修道女見習いとして掃除洗濯に先輩達のお手伝いしなくてはいけないから、頑張って覚えてね。それと着てきた服やそのトランクに入ってる衣類渡して下さい。ここでは神の前で平等なので同じ下着、同じ制服を着る決まりなの」
そう言って何枚か下着と見習いの制服が入っている籠を部屋の隅に置いてくれた。エレナは私の脱いだ服と下着とトランクを持って出て行った。
ようやく着替えられたので、部屋の外に出ると廊下歩いていたエレナではない修道女が近づいてきた。
「着替えられたのね。じゃあ洗面するところに案内するわ」
案内されたところは吹き抜けの洗い場のようなところに、水の入っているらしい樽がいくつも置いてあった。
「ここは離島だから水は貴重なの。だから洗面や身体を拭く水や洗濯に使う水全部雨水を樽に貯めてあるのを使うのよ。本土から船で持ってくる水は食用だけ。水は大事に使ってね」
樽に付いている蛇口をひねると水が出てそれを洗面器に溜めようとした。
「ああ もう!もったいない。洗面の水は布が濡れるだけにしてよ!」
そう言って目の前に干してある織り目が透けて向こうが見えそうな布をなげて来た。
「エマ 彼女は貴族のお嬢様だったのよ。きついこと言わないでゆっくり教えてあげて」
吹き抜けの入り口にエレナが来ていた。エマはふんと鼻を鳴らして
「何が貴族よ。ここではみんな一緒よ!そんなこと言うならこの子はエレナが面倒見て。私は祈祷場の掃除に行くから」
と足音荒く行ってしまった。
「ごめんなさいね。エマは悪い子じゃないの。ただ自分の身の上をまだ諦め切れなくて、本土から来た新入りさんに当たってしまうの」
「いえ 大丈夫です。何もできない私が悪いのですから」
「覚えていけばいいのよ。洗面が終わったら朝食前のあなたの仕事になる掃除箇所に連れて行くわ」
連れて行かれたところは広い中庭だった。
「ここは祈祷場の窓から見られるし、いつも綺麗にしておかないといけないの。掃除道具はこちらの隅にあるの」
渡された箒はすでにかなり劣化していた。
「寄附金頼りだからこういうのになかなか回らないの。とにかく掃除が終わった頃迎えにくるから祈りの時間よ。それから朝食なの。それが終わったら院長様と面談よ」
一人で中庭に取り残されて、青い空を見上げる。ここは王都と空はつながっているのだなとふと思った。
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