4 / 5
異世界の始まり
夢魔族【ドッペルゲンガー】
しおりを挟む
「ドッペルゲンガーってあのオカルト類の?」
俺の呟きが聞こえたのか白衣の少女はその死体を検分するかのように見ている。
「うん。でも多分ソイツは地球のオカルトとは違うと思う」
「そこは同意見。ってコレ死んでるじゃない」
その言葉に一同が頭に?を浮かべているようにも見えるが無視する。
「…一部の創作界隈ではその存在を喰らうことで変身することが可能な【夢魔族】とされていたり性交渉を行い相手の遺伝子を搾取することにより変身したりなどと色々ある」
「分からなくもないけど精子も卵子もそこまで万能ではないわよ」
分からないわけではないんだ…。俺はコレを理解した時は意味不明だがこういう事かと実物を見られてちょっとだけ感動してたりする。
「即死毒ね。コレ下手したらゾウですら殺せるんじゃない?」
ゾウってそこまで耐毒性あるのか?怖いわ。
「人工物ね。この世界の法則を理解したわけではないから状況証拠だけど」
服をガサゴソを弄り大量の薬瓶を取り出す。何処に入ってたんだろうかと思うほど多い。
「ほとんどが遅効性もしくは麻痺毒。それに刃を潰したナイフに針。スパイ見たいね。なら自殺用のを歯に仕込んでたのね」
よくある義歯に自殺用毒を含むアレか。でもそれって。
「解毒なんてあったものじゃないわ。もし仕込みが外れたら大変だからこういうのは遅効性の死毒のはず」
だよなー。
「となると性交渉タイプか脳味噌食べたかのどちらね」
わーどっちも俺らの年齢でして良い事じゃない。というか普通に年齢制限だわ。前者はエロだし後者はグロだし。妙に耐性があったけど絶妙に引くわ。
「解剖したいけど私はそっち系の技術はないし性的絶頂の波動なんて教えてくれないから」
それは正しいと思うが。この娘もかなり顔立ちは整っているしその仕草一つ一つが精練されており高貴なご令嬢に見える。白衣を着てたり平然と脅したり歳不相応な語彙といい。
「それはパーソナルの側面もあるだろ。性的嗜好は人によりけりだが」
「不味いわね。この状況下で信用できる存在が少なすぎる」
それだ。というかまず自分自身ですらこの状況下で信用できない。あの女性ですらドッペルゲンガーである可能性が出てきてしまうのだから。そもそも此処が夢であり精神干渉の人体実験の可能性もある。考えだしたらきりがないかも知れないが最悪を考えるともうどうしようも無い。何より衛生状況すら不明。一応そういうことを1から作り上げることもできなくはないが【魔王】の存在も気になるし元の場所に帰るには取り敢えずはここが攻略起点になるだろう。
「ところでこの世界って如何やって遺体処分するのかしら?」
「火葬だろ」
死霊なんかも出てくるしゾンビやスケルトンに化けられる前に滅却が一番だろ。殺そうとしてきた連中に慈悲などない。
俺の呟きが聞こえたのか白衣の少女はその死体を検分するかのように見ている。
「うん。でも多分ソイツは地球のオカルトとは違うと思う」
「そこは同意見。ってコレ死んでるじゃない」
その言葉に一同が頭に?を浮かべているようにも見えるが無視する。
「…一部の創作界隈ではその存在を喰らうことで変身することが可能な【夢魔族】とされていたり性交渉を行い相手の遺伝子を搾取することにより変身したりなどと色々ある」
「分からなくもないけど精子も卵子もそこまで万能ではないわよ」
分からないわけではないんだ…。俺はコレを理解した時は意味不明だがこういう事かと実物を見られてちょっとだけ感動してたりする。
「即死毒ね。コレ下手したらゾウですら殺せるんじゃない?」
ゾウってそこまで耐毒性あるのか?怖いわ。
「人工物ね。この世界の法則を理解したわけではないから状況証拠だけど」
服をガサゴソを弄り大量の薬瓶を取り出す。何処に入ってたんだろうかと思うほど多い。
「ほとんどが遅効性もしくは麻痺毒。それに刃を潰したナイフに針。スパイ見たいね。なら自殺用のを歯に仕込んでたのね」
よくある義歯に自殺用毒を含むアレか。でもそれって。
「解毒なんてあったものじゃないわ。もし仕込みが外れたら大変だからこういうのは遅効性の死毒のはず」
だよなー。
「となると性交渉タイプか脳味噌食べたかのどちらね」
わーどっちも俺らの年齢でして良い事じゃない。というか普通に年齢制限だわ。前者はエロだし後者はグロだし。妙に耐性があったけど絶妙に引くわ。
「解剖したいけど私はそっち系の技術はないし性的絶頂の波動なんて教えてくれないから」
それは正しいと思うが。この娘もかなり顔立ちは整っているしその仕草一つ一つが精練されており高貴なご令嬢に見える。白衣を着てたり平然と脅したり歳不相応な語彙といい。
「それはパーソナルの側面もあるだろ。性的嗜好は人によりけりだが」
「不味いわね。この状況下で信用できる存在が少なすぎる」
それだ。というかまず自分自身ですらこの状況下で信用できない。あの女性ですらドッペルゲンガーである可能性が出てきてしまうのだから。そもそも此処が夢であり精神干渉の人体実験の可能性もある。考えだしたらきりがないかも知れないが最悪を考えるともうどうしようも無い。何より衛生状況すら不明。一応そういうことを1から作り上げることもできなくはないが【魔王】の存在も気になるし元の場所に帰るには取り敢えずはここが攻略起点になるだろう。
「ところでこの世界って如何やって遺体処分するのかしら?」
「火葬だろ」
死霊なんかも出てくるしゾンビやスケルトンに化けられる前に滅却が一番だろ。殺そうとしてきた連中に慈悲などない。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
二重のカーテン (スカートの下の黒い意志)
MisakiNonagase
青春
洗濯物の隙間に隠したのは、母としての祈りと、娘のプライド。
かつて、女子高生という生き物はもっと無防備で、自由だった。
44歳の主婦、愛子が朝のベランダで手にするのは、娘たちが毎日履き替える漆黒のオーバーパンツ、通称「黒パン」。それは、令和を生きる娘たちが自らの尊厳を守るために身に着ける、鉄壁の「鎧」だった。
小学校時代のママ友たちとのランチ会。そこで語られるのは、ブルセラショップに下着を売っていた奔放な50代、無防備なまま凛と歩くしかなかった40代、そして「見せないこと」に命を懸ける10代の、あまりに深い断絶。さらには、階段で石像のように固まる父、生徒の背後に立たないよう神経を削る教師……。
一枚の黒い布を通して浮き彫りになる、現代社会の歪さと、その根底にある不器用なまでの「優しさ」。
ベランダに干された黒いカーテンの向こう側に、あなたは何を見ますか?
『ミッドナイトマート 〜異世界コンビニ、ただいま営業中〜』
KAORUwithAI
ファンタジー
深夜0時——街角の小さなコンビニ「ミッドナイトマート」は、異世界と繋がる扉を開く。
日中は普通の客でにぎわう店も、深夜を回ると鎧を着た騎士、魔族の姫、ドラゴンの化身、空飛ぶ商人など、“この世界の住人ではない者たち”が静かにレジへと並び始める。
アルバイト店員・斉藤レンは、バイト先が異世界と繋がっていることに戸惑いながらも、今日もレジに立つ。
「袋いりますか?」「ポイントカードお持ちですか?」——そう、それは異世界相手でも変わらない日常業務。
貯まるのは「ミッドナイトポイントカード(通称ナイポ)」。
集まるのは、どこか訳ありで、ちょっと不器用な異世界の住人たち。
そして、商品一つひとつに込められる、ささやかで温かな物語。
これは、世界の境界を越えて心を繋ぐ、コンビニ接客ファンタジー。
今夜は、どんなお客様が来店されるのでしょう?
※異世界食堂や異世界居酒屋「のぶ」とは
似て非なる物として見て下さい
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
魔王を倒した勇者を迫害した人間様方の末路はなかなか悲惨なようです。
カモミール
ファンタジー
勇者ロキは長い冒険の末魔王を討伐する。
だが、人間の王エスカダルはそんな英雄であるロキをなぜか認めず、
ロキに身の覚えのない罪をなすりつけて投獄してしまう。
国民たちもその罪を信じ勇者を迫害した。
そして、処刑場される間際、勇者は驚きの発言をするのだった。
同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。
ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。
真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。
引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。
偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。
ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。
優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。
大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる