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悩める季節
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皐月は悩んでいた。
もうすぐクリスマス、拓海との初めてのクリスマスなのだ。恋愛初心者の皐月でさえクリスマスにはデートとプレゼントがセットな事は常識だった。
しかし、プレゼントに何をあげれば良いか分からない。
「要~何がいいかサッパリ思いつかないよ~。」
「皐月からならなんでも喜ぶよ~。それよりちゃんと働かないと躾されるよ~?」
現在皐月と要はバイト中の為厨房の前で料理の出来上がりを待っているように見せかけて話をしていた。
これを千秋に見つかれば躾としてホールの反省スペースで客のイベントとして怒られ、その日はにゃん以外の言葉を禁止される。
「明日雪斗に相談してみると良いよ~。」
「……そうします。」
確かに幼なじみの雪斗なら何をプレゼントすれば喜ぶか分かるかもしれないが、皐月は何となく茶化されそうで気乗りしない。
バイトが終わると皐月は拓海が好みそうなショップをチラ見しながら帰宅した。どこもクリスマスの雰囲気を出しオススメが目立つスペースに置かれていたが全くピンと来なかった。
「こんなに悩むなんて…要のプレゼントならすぐ決まるのにな~。」
皐月は自室のベッドでスマホで検索しながら寝落ちするまで考えた。
翌朝、スマホの充電をせずに寝てしまった自分を呪いながら登校すると歩いている雪斗を見つけ捕獲した。
「おはよう!ちょっと私の話きかない?」
「うわっ!おはよう皐月ちゃん。後ろからアタックするのはどうかと思うよ…。」
「朝の挨拶よ。で、男ってどういう物もらったら喜ぶ?」
「ん?あ~クリプレかぁ。たっくんなら皐月ちゃんから貰えるものは何でも喜ぶよ。」
要とまったく同じ事を言われ望んだ言葉で無かったことにガッカリしていると、拓海も皐月と雪斗を見つけ近寄った。
「っはよ。珍しい組み合わせだな。」
「あ、たっくんおはよ。あのね、皐月ちゃんが「拓海おはよう!!今日バイトでしょ?三人でカラオケ行こうか話をしてたんだよね!」…あ、え…。」
「ん?それなら今日早く終わるから終わったらファミレス集合な。」
「うん!了解!!要も誘わなきゃ~。」
皐月は雪斗に余計な事を言わないようにと目で訴えた。
雪斗は皐月に分かったとサインした直後、意気揚々と拓海に問う。
「たっくんクリプレ何が欲しい?」
「え?何か来れんの?」
皐月は何も分かっていなかった雪斗の鳩尾に重めのパンチをし歩を早め一人で先に学校に入っていった。
その場に崩れ落ちる雪斗に哀れみの視線を送る拓海は何が地雷だったのかまったく分かっていなかった。
もうすぐクリスマス、拓海との初めてのクリスマスなのだ。恋愛初心者の皐月でさえクリスマスにはデートとプレゼントがセットな事は常識だった。
しかし、プレゼントに何をあげれば良いか分からない。
「要~何がいいかサッパリ思いつかないよ~。」
「皐月からならなんでも喜ぶよ~。それよりちゃんと働かないと躾されるよ~?」
現在皐月と要はバイト中の為厨房の前で料理の出来上がりを待っているように見せかけて話をしていた。
これを千秋に見つかれば躾としてホールの反省スペースで客のイベントとして怒られ、その日はにゃん以外の言葉を禁止される。
「明日雪斗に相談してみると良いよ~。」
「……そうします。」
確かに幼なじみの雪斗なら何をプレゼントすれば喜ぶか分かるかもしれないが、皐月は何となく茶化されそうで気乗りしない。
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「こんなに悩むなんて…要のプレゼントならすぐ決まるのにな~。」
皐月は自室のベッドでスマホで検索しながら寝落ちするまで考えた。
翌朝、スマホの充電をせずに寝てしまった自分を呪いながら登校すると歩いている雪斗を見つけ捕獲した。
「おはよう!ちょっと私の話きかない?」
「うわっ!おはよう皐月ちゃん。後ろからアタックするのはどうかと思うよ…。」
「朝の挨拶よ。で、男ってどういう物もらったら喜ぶ?」
「ん?あ~クリプレかぁ。たっくんなら皐月ちゃんから貰えるものは何でも喜ぶよ。」
要とまったく同じ事を言われ望んだ言葉で無かったことにガッカリしていると、拓海も皐月と雪斗を見つけ近寄った。
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「あ、たっくんおはよ。あのね、皐月ちゃんが「拓海おはよう!!今日バイトでしょ?三人でカラオケ行こうか話をしてたんだよね!」…あ、え…。」
「ん?それなら今日早く終わるから終わったらファミレス集合な。」
「うん!了解!!要も誘わなきゃ~。」
皐月は雪斗に余計な事を言わないようにと目で訴えた。
雪斗は皐月に分かったとサインした直後、意気揚々と拓海に問う。
「たっくんクリプレ何が欲しい?」
「え?何か来れんの?」
皐月は何も分かっていなかった雪斗の鳩尾に重めのパンチをし歩を早め一人で先に学校に入っていった。
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