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成り立ちについて

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何で終わることができたなのだろう。
人には協力する魔法が使えた。どういうものなのだろう?
「協力するための魔法の効果は何ですか?」
「基本的な機能としては攻撃力、防御力が上がる。
これを使うときは基本的5人以上で使う。その魔法の行使者は行使中、何もできなくなる。
だから攻撃と護りで5人以上で使う。」
俗に言う後方支援ってやつですか。
やっぱ魔法っていいね。
「それは、何かリスクがあるのですか?」
俗にある自分の力を分け与える!系のヤツかもしれない。
「第一に魔力を使う。そのほかの魔法は行使出来ない。第二に魔力消費が激しい。第三に自分の力を分け与える為一時的に自分の防御力が低下する。」
マジすか。使いたくないですね。
「以上の三つの理由から基本的に強いパーティーでしか使われていない。」
パーティー?
パーティー!まさかとは思うけど...
あるかも?あるかも?
「お兄様、ギルドというものは存在するのでしょうか?」
「あるよ。」
やったー!俗に言う冒険者がいる!
ファンタジーだ。ガチの。
「魔法があるから、魔物が生まれた。その魔物討伐の依頼を受けるのがギルドで、更にギルド内で、それを受け取るのが冒険者だ。
近年、魔物が更に強くなっていく。冒険者で、怪我する人が増えてきている。」
「何で強くなっているのでしょうか?」
「それは研究中だ。」
「そうですか。」
あれだよね!死にやすくなくて倒されても復活して更に強くなるとか。
後は、人の発展も一理あるのかな。
魔物が強くなる→人間強くなろうと努力する
努力する→新たに開発
開発したのを持ち込む→やり過ぎると自然破壊
今世では自然破壊はしたくない。
それは、前世の地球だけで十分だ。
今世の自然破壊を防ぐぞー!

と、一人で勝手に憶測立てて決断して後から恥ずかしくなるのはまた後の話。


お兄様はその後、お部屋に戻られた。
私はというと、さっき立てたい仮説を本で調べているのである。

1時間後、本来の自分の目的を思いだした私はまた、慌てて本を探すことをわかっているのは図書室の空気だけだった。
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