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序章/武神転生
2.『武神』、女神と出会う。
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「救世神…アリス?」
「はい。正確にはこちらになります」
革製のケースから名刺を取り出し、丁寧に猛に渡す。
「『世界管理局 救世課 勇者配属担当神』?」
「はい」
「閻魔様じゃなくて?」
「『閻魔大王』様を含む『十王』様は別部署の担当で、写真でございますが、名刺はこのようになっております」
アリスは一枚の写真を見せる。
一枚の名刺が写っており、
『世界管理局 常世課 日本区 一級裁判担当神 ヤマ』
と書いていた。
「…ドッキリ企画?」
「いえいえ。あなたは間違いなく天寿を全うされましたよ」
にっこり笑顔でアリスは答える。
「ここから詳しくご説明させていただきます。こちらのレジュメをどうぞ」
「どうも」
「1~3ページは目次ですので、ざっとみましたら、4ページ目を開いてください」
アリスは丁寧に説明を始めた。
4ページ目には『人間の死後は?』と書かれていた。
「人間は死後、それぞれの地域に根付いた神話伝承や信仰している宗教の『死後の世界』に行きます」
「ふむ…」
「本来、無信仰のタケル様は日本で生まれましたので、『閻魔大王』様を含めた『十王』の裁判を受け、『六道』に転生します」
「伝承通りじゃのう…それならば、儂は地獄行きかのう?」
「そうとは限りません」
アリスは机の上に置いてあった、一冊の分厚い『本』を開く。
「『十王裁判』は類を見ない公正な裁判。確かにタケル様は生前多くの人を傷つけ、時には殺傷しましたが、これは『武』という道の出来事。『武術家』として真摯に鍛え、『進化』し、『神化』にいたる行いと判断されます」
アリスは『本』のページを捲っていく。
「このタケル様の『人生の書』によると、タケル様は不当な暴力を振るわず、正当防衛が適応されますね。それに、あなたは多くの人を理不尽な暴力から救っております。これも加味されて…うん?」
突然、アリスが食い入るよう『本』…『人生の書』を食い入るように読む。
「せ、正式な本妻は居らず、内縁の妻が…58人!?し…かも、うわっ!?何このプレイ内容!?何この一夜限りの人数!?しかも、死没5日前に18歳のうら若き乙女と…きゃぁぁぁぁぁっ!?不潔!変態!」
本を投げ飛ばさんという勢いだった。
アリスは顔を真っ赤にして読み終わると、本を勢いよく閉じ、息を落ち着かせ、先程の笑顔(但し、汚物を見るような眼)でタケルを見る。
「…これが『十王裁判』ではなくてよかったですね。私的に間違いなく、あなたは『無間地獄』行きでした」
「本当にお主様が『十王』じゃなくて儂は助かったわい」
猛とアリスはお互いの肯いた。
「…では、儂はなんで『十王裁判』ではなく『ココ』に?」
それを聞いて、アリスは笑顔だが、真剣は眼でタケルを見る。
「はい。それではタケル様が私の担当となった理由をご説明させて頂きます」
「はい。正確にはこちらになります」
革製のケースから名刺を取り出し、丁寧に猛に渡す。
「『世界管理局 救世課 勇者配属担当神』?」
「はい」
「閻魔様じゃなくて?」
「『閻魔大王』様を含む『十王』様は別部署の担当で、写真でございますが、名刺はこのようになっております」
アリスは一枚の写真を見せる。
一枚の名刺が写っており、
『世界管理局 常世課 日本区 一級裁判担当神 ヤマ』
と書いていた。
「…ドッキリ企画?」
「いえいえ。あなたは間違いなく天寿を全うされましたよ」
にっこり笑顔でアリスは答える。
「ここから詳しくご説明させていただきます。こちらのレジュメをどうぞ」
「どうも」
「1~3ページは目次ですので、ざっとみましたら、4ページ目を開いてください」
アリスは丁寧に説明を始めた。
4ページ目には『人間の死後は?』と書かれていた。
「人間は死後、それぞれの地域に根付いた神話伝承や信仰している宗教の『死後の世界』に行きます」
「ふむ…」
「本来、無信仰のタケル様は日本で生まれましたので、『閻魔大王』様を含めた『十王』の裁判を受け、『六道』に転生します」
「伝承通りじゃのう…それならば、儂は地獄行きかのう?」
「そうとは限りません」
アリスは机の上に置いてあった、一冊の分厚い『本』を開く。
「『十王裁判』は類を見ない公正な裁判。確かにタケル様は生前多くの人を傷つけ、時には殺傷しましたが、これは『武』という道の出来事。『武術家』として真摯に鍛え、『進化』し、『神化』にいたる行いと判断されます」
アリスは『本』のページを捲っていく。
「このタケル様の『人生の書』によると、タケル様は不当な暴力を振るわず、正当防衛が適応されますね。それに、あなたは多くの人を理不尽な暴力から救っております。これも加味されて…うん?」
突然、アリスが食い入るよう『本』…『人生の書』を食い入るように読む。
「せ、正式な本妻は居らず、内縁の妻が…58人!?し…かも、うわっ!?何このプレイ内容!?何この一夜限りの人数!?しかも、死没5日前に18歳のうら若き乙女と…きゃぁぁぁぁぁっ!?不潔!変態!」
本を投げ飛ばさんという勢いだった。
アリスは顔を真っ赤にして読み終わると、本を勢いよく閉じ、息を落ち着かせ、先程の笑顔(但し、汚物を見るような眼)でタケルを見る。
「…これが『十王裁判』ではなくてよかったですね。私的に間違いなく、あなたは『無間地獄』行きでした」
「本当にお主様が『十王』じゃなくて儂は助かったわい」
猛とアリスはお互いの肯いた。
「…では、儂はなんで『十王裁判』ではなく『ココ』に?」
それを聞いて、アリスは笑顔だが、真剣は眼でタケルを見る。
「はい。それではタケル様が私の担当となった理由をご説明させて頂きます」
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