彼のイイなり

ぽっぺ

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歩んだ道

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中学生の頃…


私の身なりは他人から見ても身内から見ても悲惨な姿だった。


入学式当日だと言うのに、イメチェンの1つも無い普通の女の子以下。


髪はボサボサ。

…だって、整えるのが面倒なんだもん。


制服はシワシワ。

……だって、アイロンをかけるのがうまくできないんだもん。


いつもメガネ。

コンタクトにすると凄い痛いんだもん!!



この通り私の姿は、お化けと言ってもいいくらいだ。

言われるのはもう慣れた。

何も感じなくなった。


私は、可愛くなれるはずが無い。


中学を卒業後、高校一年の春になった今も相変わらず、
今まで通りの道を歩んでいる。
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