幻獣騎士 養成高校

東雲

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出会い

日常

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玄関を出ればいつもと同じ日常が続く

身長は多少高めだが学力の方は普通、顔も普通友達もそれなりにいる
どこにでもいる高校2年生だ。

ちなみに姉は4歳年上 仕事はしてないクズニートだ。
時々家にいない時もあるけど多分遊び歩いてるんだろう。(俺は絶対こうはならない!)

両親は俺を生んですぐに亡くなってしまったらしい。
だから姉と2人暮し…だったら多少ムフフな展開を予想してしまう人も少なからずいるとは思うが残念ながら母の妹、つまり叔母の家に厄介になったいる。
叔母はまだ結婚していないから色々と気を使う所がない分楽でいい。

お金の方もなんとかなってるみたいだ。

普通の高校生のつまらない退屈な日常だ。

「りょっうま~、一生のお願いがあるんだけど☆」

「昨日の課題なら見せないけどどうした?」

「さっすが、わかってらっしゃる
お願い!!今回だけ!後生だから!」

「課題で来世賭けんのかよ
いいよ、今回だけ(この今回だけって何回やったんだろ」

「さんきゅー 持つべきものはりょうま様ってな」

この軽い口調の金髪バカは悪友の翔馬。
高校からの友達だが妙に気が合う。
多分お互いバカだからなのだろう(笑)
今回の課題だって答えを写したのを翔馬に見せてるだけだ。(やってきてるだけ翔馬よりましだ)

「おい、知ってるか?隣のクラスの子が言ってたんだけどさ隣の学校の女生徒3人行方不明なんだって。
しかも、そのうちの1人の子が綺麗な女の人と歩いてんのを見かけた子もいるらしいよ」

「なにそれ、絶対友達とかじゃね?
家出とか」

「えー、それにしても3人は多いだろ」

「言われてみればそうかもな
でも、女生徒だけなんでしょ?最低でも俺らは大丈夫でしょ」

「わかんねえよ!?
俺の魅力に大人の女性がよっt」

「ないないないないない
まあ、一応気をつけないとな」


キーン コーン カーン コーン

と、こんな馬鹿話をしてるうちに朝のSHRがはじまった。


いつも通り授業をボーッと受け翔馬と昼食を食べて午後の授業も終え下校の時間になった。

翔馬は漕艇部に入っているためこれから部活だ。
湖の近くにある学校だから漕艇部があるのだがやはり漕艇部がある学校なんてかなり珍しいほうだと思う。
まあ、どんな部活でも入る気ないけどね
なんて思いつつ
「さて、いつも通り寂しくひとりで帰りますか。」

夕日を反射する校舎を出ていった
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