血染物語〜汐原兄弟と吸血鬼〜

寝袋未経験

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断頭台の吸血鬼編

囚われの吸血鬼

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 時は遡り、9月18日の7時頃。
 任務を終えた有栖ありすは休む暇も無く、GAVAの上層部に招集を掛けられていた。
 30名以上の幹部達もまた、早朝にいきなり呼び出されており、目を擦りながら話を聞く者と、逆に真剣に聞く者が二極化していた。

 有栖は彼らに向けて戦場で起きた事、特にジャックとマリアの襲撃、輝の暴走について包み隠さず全てを語った。
「─以上が今回の任務で起きた事の顛末です。」
「12席の吸血鬼が2体…そして、暴走か…」
 有栖の説明を聞いて幹部の1人が頭を抱えた。
 組織全体で議論し対処すべき事案が、同日に多発しているのだから当然だろう。

 そして通例なら、暴走する吸血鬼は国民や組織を守る為に処分される。
「暴走した原因など不明な点は多いですが、汐原|《しおはら》ひかるが居なければ、ジャックによって我々は全滅していました。」 
 だが有栖はジャックを話に絡める事で、汐原輝の重要性を説き、処分までの期間を引き延ばそうとした。
 その狙い通り、輝の危険性を注視する者と重要性に注目する者の意見が対立し始めた。

「戦闘能力は凄まじい…それは疑いようもないが、それは吸血鬼としての評価だ。隊員として使うには…ピーキー過ぎる。」
「吸血鬼から国民を守るのが我々の仕事。吸血鬼を飼いならし、あまつさえ国民を傷付けるような事があれば…」
「しかし、それでは今尚国内に潜む『影の刃』と『蟲の糸』は─」

 激しくなっていく議論の中、1人の男がニヤリと笑い、口内の金歯が煌めいた。
「議論など必要無いッ!!!」
「ッ…」
 声をあげたのは幹部の1人、金城きんじょう泰平たいへい

 GAVA日本支部の保守派筆頭にして、吸血鬼を金儲けの道具としか思っていない、有栖が最も嫌う人種。
 彼にすればGAVAの信頼を落としかねない汐原輝の存在は邪魔で仕方ない筈だ。

「今回の一件で我々は国民からの信頼を著しく失っていますッ!全ては『鬼の姫』とその眷属が、『影の刃』と『蟲の糸』を捕らえられなかったのが原因ッ!!」
「なッ…」
 金城の言葉に有栖は絶句した。
 一度でも吸血鬼と戦った経験がある者なら、そんな事を口に出せる筈がない。
 まして12席の吸血鬼など、国によっては生還しただけで偉業だ。

「答えなど最初から決まっている。ですよね支部長?」
「……そうだな。」
 金城の問いに、眼帯をした筋骨隆々な白髮の男は淡々と答えた。
「父上ッ!!!しかし輝は─」
「私語を慎め。」
「ッ…」
 鋭い視線と一言だけで有栖を黙らせた男の名前は御手洗みたらい徹雄てつお
 御手洗総一郎ドクターと有栖の父にして、GAVA日本支部の支部長。

 彼は戦闘経験が無いのに無責任な事を言う、金城とは真反対に位置している。
 『V.Blood 60』が生まれるずっと昔、ロシア西部の最前線で20年間、吸血鬼と戦い続け、生身で第3席『いわおたち』の撃退を成功させた、謂わば生きる伝説。
 その戦いの果てに、左目と右腕を失い、最前線を離脱した事が現在のロシア西部の大侵攻に繋がっているのではと言われるほどの怪物。

 そんな彼の出した答えに異論を唱えられる者は居らず─
「識別番号48157、個体名『汐原輝』は処分。『鬼の姫』は金輪際いかなる任務への参加を固く禁じ、地下隔離室へ幽閉とする。」
──────────────────────
 瞼の裏から強い光を感じて、夢心地だった俺は現実に引き戻される。
「んぁ…」
 ここは何処だ。
 ジャックを倒して、マリアという吸血鬼の襲撃から逃れて─
 それ以降は思い出せなかった。
 血の使い過ぎでレイアさんに抱えられたまま、気を失ったのか?

 徐々に意識が覚醒し、目が周囲の光に慣れていく。
 乾燥で目がゴロゴロとするので右手で擦ろうとしたが、腕が動かなかった。
 遅れて身体が全く動かないと気付く。 
「はッ!?」
 俺は直立状態で全身を縛られており、指一つ動かない。
 自由に動かせるのは口と目ぐらいだ。

『気分はどうだ。識別番号48157。』
「ッ!」
 頭上から流れてきた、しゃがれた機械音声が部屋の中で反響する。
 声に聞き覚えは無い。
 だが見慣れた部屋の構造などから、ここがGAVA日本支部の一室であることは推測出来る。

『まずは感謝させて欲しい。此度は君の活躍で、最小限の被害に抑えられた。』
「…あれで、最小限…」
 感謝の言葉を受けても素直に喜ぶことは出来なかった。
 多くの重傷者を出し、建物を半壊させるような戦闘。
 相手は間違い無く強敵だったし自分なりに全力で立ち向かったが、それでも全て自分の弱さが招いた結果なのではと思わざるを得なかった。
 
「…皆は、無事ですか?」
 真っ先に出たのはこれだった。
 知っているだけでもレイアさんに有栖総隊長、長谷川隊長と樫村隊長が、ジャックに重傷を負わされていた。 
『大事はない。長谷川の怪我も、本人曰く問題無いとのことだ。』
 不安を抱えながらの俺の問いかけに、天の声は冷たくあしらうことなく返事をくれた。

「それなら…良かったです。」
 真偽は分からない。
 もしかしたら重篤な状態かもしれない。
 特に長谷川隊長のような責任感が強そうな人は、嘘ついてでも無理しそうな気がする。

 けど気休めにはなった。
 焦る心を落ち着け、拘束されている状況について知る為、さらに天の声に尋ねる。
「この拘束は俺が何かしたって事ですよね。」
『そうだ。報告によると貴様は暴走し、不意討ちとはいえ最高戦力の1つである御手洗有栖へ傷を負わせた。』
 何度も質問するなんて厚かましい行為だったかと言い終わってから後悔したが、今度も丁寧に答えてくれた。

 そして天の声の話を聞いて、気を失ってる間の、ぼんやりと残る記憶が少しずつ鮮明になっていく。
 どうしょうもなく抑えられない怒りや哀しみが俺の意識を塗り潰し、抗う間も無く呑み込まれたあの感覚。
『情けない話だが、その力は我々の手に負えん。市民へ危害を加える前に…貴様は早急に処分しなければならない。』
 当然の結果だ。
 俺だってそうする。
 今回はレイアさんのお陰ですぐに戻ってこれたし、相手が有栖総隊長だったから誰も殺さずに済んだ。
 全部、運が良かっただけだ。

 レイアさんを守る為に力を求めて、多分相応しい力を得られた。
 でも敵味方関係無く襲うなら、いつかレイアさんすら傷付けてしまうかもしれない。
 皆を殺す結果になってしまうかもしれない。

 なら、いっそ─
──────────────────────
 汐原輝が目覚めたのとほぼ同時刻。

 GAVAの地下会議室に名のある隊員達が集結していた。
 その中には先日まで海外駐在していた隊員達も集められていた。

 その内の1人、引き締まった肉体と髭の下に見える薄く笑う口元、そして生まれつきの白い髪が特徴的な男が、後ろに座る島﨑に優しく声を掛けた。
「長谷川が重傷って連絡はあったけど、容体はどうだい?」
狼原かみはら副隊長…レイア隊員の尽力もあり、一命は取り留めました。前線に復帰出来るかは分かりませんが…本人はやる気充分でしたね。」
 それを聞いて狼原と呼ばれた男はホッと胸を撫で下ろし、隣に座るレイアに視線を向ける。
「そっか…そりゃ大手柄だ。流石レイアちゃんだね。第4席は伊達じゃないッ!」
「……そう…でしょうか。」
 狼原から贈られた称賛の声にレイアは上手く反応できなかった。

 理由は勿論、汐原輝が処刑されると聞いたからだった。
 暴走のキッカケとなったジャックは、ほぼ間違い無く自分が居るせいで日本に来ている。
 そもそも汐原輝が吸血鬼になったのも自分のせいとなれば、誰も彼女を責めなくても、自責の念に駆られるには十分だった。

「………」
 そんなレイアの状態を察したのか、髪全体を紅色に染めた、狼原と同等のガタイの良さを持つ男が、斜め後ろから声を掛けた。 
「てか狼原、お前ンところの隊長はどうした?」
「ん?あ、そう言えば挨拶してなかったね、別役べっちゃく君おひさ。彼女なら此処にいるよ?」
 狼原はそう言って机に置いたスマホを指差す。
 その画面にはマイクとカメラのアイコンにスラッシュが入り、一方的に話を聴く姿勢が出来ていた。
「……オンラインてか?」
「3人以上居る部屋は無理だってさ。かつての君と同じで集団行動苦手らしいね。」
「俺とは別モン…てか重症だろ。」
「彼女、仕事はちゃんとしてるし、成果も1番出してるから、僕はこのままでも良いと思ってるよ。」
「いや人間として…」
「僕達そこは諦めてるから。」
「副隊長として、新任の隊長の指南役やろうって俺等に提案したの?」
「ヒュー…ヒュー…」
「おい。」
 狼原は両手で耳を塞いで、目を閉じて別役から顔を逸らし、下手くそな口笛を始めた

 そんな2人の様子を見て樫村の隣に座っていた女性が溜息をつく。
 長くうねった黒髪を銀色の華の髪留めを使って後ろで束ねており、狼原と別役程ではないが、服の上からでも分かる鍛えられた身体が彼女の強さを物語っていた。

「ごめんね皆、同期のおっさん達が…」
「待て、藤宮ふじみや。俺を巻き沿いにするな。」
「似たようなもんでしょ。」
「絶対ッ!また変な男に引っ掛けられただろ。八つ当たりすんな。」
 別役の言葉に藤宮は不機嫌そうな顔をして睨みつける。

 だが、すぐに涙ぐんで鼻をすすりながら、机に伏せた。
「じゃあ愚痴聞いてよ…今回は、半年も付き合ってた訳よ。」
「あぁ。」
「会社が倒産寸前になったり、彼のお母さんが病気で床に伏したり…そんな数々の困難を、彼に寄り添って乗り越えてきたんだよ!?」
「ん?おう。」
「ほらコレ!!指輪まで買ったんだよッ!?式場も一緒に選びに行ったんだよッ!?」
「……うわぁ…」
「で、振られた。意味わかんないでしょ!?」
「普通に結婚詐欺だろ。指輪は今頃質屋だな。」
「国際でかますとは元彼君も中々猛者だね。」
「……あ。」
 2人の発言に藤宮はハッとし、自分が超単純な詐欺に引っ掛かったと今になって気付き、みるみる青ざめていく。

 そんな藤宮の姿を見て狼原は軽口を叩いた。
「いや~本当に男運無いね。そのせいで同期で藤宮だけ独りm─」
「おい馬鹿ッ!!!」
       ガゴンッ!!!
 重厚な音と共に1 m近くある銃身が机の上に乗せられ、多くの吸血鬼を屠ってきた銃口が狼原の側頭部に突きつけられた。

 藤宮は引き金に指を掛けたまま、血走る眼を狼原に向けた。
「言葉は選べ?発言次第では、この場で脳漿をぶちまけることになる。」
「あ、あはは…スミマセンデシタ。」
 余裕を失った狼原は冷汗を垂らしながら、誤魔化すことなく即座に謝った。

 3人を昔から見知っている有栖は、変わらぬ関係性に感動すら覚えていた。
(懐かしい…やり取りだ。)
 だが比較的最近所属した樫村、時雨、島崎はノリが分からず、気まずさを覚えていた。
(((早く話始めて…)))
 そんな者達へ助け舟を送るように、会議室の自動扉がウィーンと音を立てて開いた。

「Sorry I'm late!」
 白衣に眼鏡、怪しさ満点の姿に若人達は安心感を覚えた。
「ドクターじゃあないですかァ!!どうして話し合いが始まらないかと思ったら─」
「失礼しま~す。」
「「「「「「…え?」」」」」」
 ドクターに続いて入室した見知らぬ謎の青年に全員の視線が集まる。
 だが青年は彼等の目に怯むことなく、さも当然のように入室した。

「ぁ。」
 だがレイアだけは、その青年の顔を見て猛烈な息苦しさを覚えた。
 その一方で、青年は袖から指先しか出ない状況に苦言を呈していた。
「あのドクター?これサイズ合ってます?」
「Large sizeだけど?」
「出来ればmediumがいいんですけど。これ、ほぼ萌え袖なんですけど。ま、いいや。」
 スンっと諦めた青年はドクターと隣り合わせで着席する。

「…よし、全員揃ったな。では始め─」
「る前に、有栖ちゃん?1ついいかい?」
「…どうぞ。」
 狼原は後ろを振り返り、ドクターの横に座る茶髪の青年に視線を向ける。
「そこの青年は…誰かな?おじさんがボケてきただけ?」
「………インターン生です。」
 言葉に詰まりながら、有栖はそう答えた。

 そんな有栖の様子に、狼原は見覚えがあった。
 それはレイアを神谷隊に所属させてもいいかと狼原に尋ねてきた時、などなど。
 そうした時は決まって─
「もしや…また総一郎君の思い付きかい?」
「Please call me docter, 狼原元総隊長殿?じゃあ皆に自己紹介してもらえる?」
 ドクターの言葉に頷いた青年は立ち上がり、緊張する素振りも無く名乗った。

「汐原輝の兄、インターン生の汐原しおはらひなたです。よろしくお願いします。」
「「「「「「「ッ!?」」」」」」」
 各隊の隊長・副隊長は、突如生えてきたインターン生の名乗りに驚きを露わにした。
 中でも汐原輝と共にジャックに立ち向かった樫村と時雨は強く動揺した。
「総隊長ォ!?どうゆう事ですかァ!?」
「彼が輝君のお兄さんッ!?……確かに、似てるかも?」
 そして長谷川の居ない今、長谷川隊を背負う島崎がすぐに陽の下へ駆け寄る。
「すみませんッ!隊長が不在なので私が代表して謝罪を─」
「あ、大丈夫です。全て、あいつの自己責任なのだと思ってるので。」
 罵倒の1つや2つは覚悟して駆け寄った島崎は、にこやかに返されて、思わず「え?」と困惑を声に漏らしていた。

 だが汐原陽という男は、弟が吸血鬼になったと知っても冷静、なんなら吸血鬼になったと仮定して捜索していた男。
 何より弟に全く興味が無いので、今更処刑されます程度では取り乱す筈がない。

 そんな事を知る由もない人達には、弟が処刑一歩手前なのに酷くマイペースな陽が、とても悍ましい存在にしか見えなかった。 
「本題についてサクッと話しましょう。世間話は全部片付いてからでお願いします。」
「そうだな。全員着席してくれ。」
 陽に怯える隊長達に対し、有栖とドクターは既に慣れ始めていた。
 弟を同じ親から生まれただけの赤の他人として見ており、自分の興味や欲望に正直に行動し、そして人並みの倫理観は持ち合わせている。
 以上が2人の出した陽の評価だった。

「時間は無い。簡潔に終わらせるぞ。」
 演台に立つ有栖の言葉で、隊長格にインターン生を含んだ摩訶不思議な空間で会議が始まった。
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