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第66話~え?破壊してやろうか?~

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どうしよう…

俺の持つスキル「弱点感知」は建物にも効くのだろうか?
今すぐこの冒険者ギルドをあのギルドマスター事破壊したい…

だってさぁせっかくだから皆で冒険者ギルドに行こうとなって行ったらだよ?
中にいた冒険者達が一斉に俺達を見るんだもん
いや気持ちはわかるよ?
いきなりこんな大勢が入ったらそりゃそうなるし、すれ違いさまに

「破壊僧だ」「Sランク冒険者の…!」
「戦女神まで…」
「舞姫までいるぞ!」

いや皆さん小声で言うならもう少し抑えようかすごい聞こえてくるからさ、
いや正直これだけならまだ俺は良かったさ
問題はヘイルダンさんを呼んだ時だ

「おや、アオイさん?全員で来るなんて珍しいですね!イメラさん達まで連れてくるなんて」
「えぇ、実はお話ししたい事がありまして。」
「お話しですか?遂に皆さんでパーティを結成するんですか?」

ん?パーティ?何を言ってるんだ急に?

「え?いやパーティは組まないですよ?実はお店の事で」
「お店の事ですか?では私の部屋に行きましょう」

俺達はヘイルダンさんの後について行き部屋に移動した。
人数が人数なのでソファには俺とつばさとネフリティスさん

普通の木の椅子にはリノン、イメラとミナスが座った
俺が代表して事の経緯を話した。
イメラとミナスの部屋を作るため家を丸ごと建て直すこと、ただし店の部分は残るので一応お店事態は開くことが出来る。
建て直すためお金がかかるかもしれないので冒険者の依頼を行う事等を伝えた。

建て直しに関してはあの家は既に購入して俺のものになっている為問題はない事増築なので家が広くなるが土地的に問題はないかと思ったがヘイルダンさん曰く余程広くしなければ問題はないらしい。

後依頼に関してはSランクだからこそ頼める依頼もあるので大変ありがたいと言われたが、そんな危険な事はお断りである。
例え仕事のためとはいえ命あっての物種である。

だがここで食いついてきたのが戦闘狂であるつばさだ。
どんな依頼なのか?どんな魔物と戦うのかすごい聞いている。
だがつばさはBランクいくら聞いても俺が「うん」と言わなければ受けることは出来ない。
当然俺はOKを出すつもりはこれっぽっちもない。
だがここで予想外の事をヘイルダンさんが言ってきた。

「あぁ、それならアオイさんをリーダーにしたパーティを結成すれば問題はないですよ?」

は?パーティ?どういう意味だ?

どういう事かヘイルダンさんに聞いてみたら
パーティのリーダーのランクがSだった場合他のメンバーがSではなくても依頼をこなす事が可能らしい、ただしあまりにも無謀な依頼やメンバー同士のランクが離れすぎている場合は受けることは出来ない。
俺達の場合
俺がS
つばさがB
リノンがE
何故かネフリティスさんまで加わっていた。実力的にも問題ないので権限でCランクにいるらしいが、なに職権乱用してんだよ!

つまりこのメンバーならSランクの依頼全ては難しくてもAランククラスの依頼なら問題はないと言っているのだが、
いや何を言っているんだこの人は?
そんなの承諾するわけないでしょうが!

なのにこの人いつの間にかパーティ結成認可証を作っていやがった!
完全に確信犯じゃねえか!しかも俺の名前まで書いてあるし計画的にやってやがるこの人

後はメンバー全員の血判押すだけだがいつの間にか全員押していたよつばさやネフリティスさんだけでなく、リノンお前もか…
後は俺の血判だけで完了だが絶対に押さないからな!
フフフ残念だったな手を隠しながら腕組をすればいくらなんでも押せまい!

と、思った瞬間急に俺の左腕をつばさがつかみ右腕をネフリティスさんがつかんだと思ったらリノンがナイフで俺の指を切ってきた!
急な出来事で俺はどうする事も出来ず気づいた時には俺の血判は押されていた。
そして指にはリノンがポーションをかけて治していたが、
それよりなんだこの連携は…事前に打ち合わせしていたのか?
と思ってたら目の前でヘイルダンさんがにこにこ笑っていた。

…そうか、全てこいつが黒幕か…!
こいつが皆を唆して事前に準備をしていてのか!!
何だこのサスペンス劇場みたいな展開は!
マジで弱点感知で弱点見つけてぶん殴ってやろうか!
いやそれよりもこの冒険者ギルドごと破壊してやろうかな…今の俺なら出来る気がする…
と俺がスキルを使い真の「破壊僧」になろうとした時
ヘイルダンさんが急に真剣な顔になって1枚の紙を出してきた
「実はこの依頼をアオイさん達にやっていただきたいのです」

そう言って出してきた依頼書はギルドマスター直々の依頼だった。
内容を見た時俺は後悔とともに絶望した。
そして今すぐ逃げたしたかった…

「ヘイルダンさんこれは…」
「この依頼はアオイさんあなたでなくては出来ない依頼です」

そういうヘイルダンさんだが俺は

「絶対にやりたくない…」

この依頼は一歩間違えればこの街がいやこの国が終わってしまうかもしれない…

何故なら依頼内容は「森の中にいると言う最強のSランク冒険者ミチの捜索」

Sランクてミチという名前、
間違いない師匠だ…。
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