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女殺人鬼の場合
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しおりを挟む悠介が気がつくと、そこはコンクリートで打ちっぱなしにされた部屋だった
全裸でベッドに貼り付けられて、身動きが取れずにいると黒ずくめで顔をベネチアンマスクで隠した女が入ってきた
「ここはどこだ!」
「んー?ここ?ここはねぇ、私の隠れ家だよ」
そう答えた女は紫のマスクをしていて黒いコルセットに黒い長手袋、サイハイブーツを身につけたショートカットの女だった
本来隠されてないといけないはずの乳房と股間が露出している代わりに、それ以外の場所が隠されていて扇情的な姿だ
「ふーん、可愛い顔してんじゃん?悠介クンだっけ?」
顎を掴まれて、視線を合わせると目元は隠されているが確かに美人であることが悠介にも分かった
「なんでオレの名前!」
「財布の中の、学生証にねぇ」
「出せ!つーか、これ外せよ!」
「ごめん、それは無理なんだよねぇ?悠介クンも知ってるでしょ?ココ最近の殺人事件♡あれ、犯人私なの♡」
「なっ……」
「あっ、その顔めちゃくちゃ可愛い。てか、さっき運転して連れてくる時も、ベッドに張り付けるときも興奮して堪らなかったよ♡」
「ふつーにケンカすれば、敵わない男子高校生を張り付けにして好き勝手犯して、犯して♡命乞いさせながら犯して殺すの、本当に堪んないんだぁ♡どうやって殺されたいとか、希望ある?」
「狂ってる……!」
「あっ♡もう無理♡」
そう言いながら、目の前でM字開脚をして黒いグローブで包まれた指を股間に這わせて下品な水音を響かせはじめた
「あー♡可愛いねぇ、ほんとに絶望して怖がっている顔って最高のオナネタだよ」
ギチギチと軋む音を立てながら、好き勝手におまんこを弄る殺人者はどう考えても異常のはずだ
だけど、女性経験のない悠介には
あまりにも淫らな光景だった
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