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第2話 冒険の始まり
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「起きて、起きて!出発するから準備をして!」オレは、この大きな声で目を覚ました。眠い目をこすりながら目を開けた先にはりんのあきれた顔がどーんとあった。「みかんがこんなに寝坊するなんて考えもしなかったわ。」りんが言った。「さっさと起きて、準備をして!もう9時よ?」りんが大きな、公園時計を指差しながら言った。オレは小さく縮み込みながら言った。「ご、ごめん。りん。」りんの表情が突然変わった。嬉しそうだ。そういえば、りんってちゃんと呼んだのは初めてかもしれない。心の中では何回も使っているけど…。どうりでりんは嬉しいわけだ。今度はオレが、リンを急かした。「嬉しいのはわかるけど、出発したいよ!」オレはいった。「あら、準備はできたの?」りんが言った。オレは、あっと気づいた。そういえば急かしたものの、準備がまだだ。「ご、ごめん今からやるよ。」オレは準備をして、りんと出発した。____「さて。ここは埼玉だから…どこから行こうか。」あたしは言った。「ぜったい東京!!前から行きたかったんだ!」みかんが言った。「も、もちろんよ!」あたしは出来るだけ笑いながらいった。「ところで、どうやって行くの?」みかんが当たり前のことを聞いた。そこであたしは答えた。「もちろん歩きよ!間に海もないしね。」あたしは歩き出した。みかんが後に続く。「道、分かるのかなぁ。」みかんがつぶやいた。その声はとても小さかったけど、あたしには聞こえた。だから答えた。「分かるわよ。ここをこう行ってここをこう曲ってここをこう進んで…言ってるとキリがないからやめるけど、とにかく分かるわよ。」「わかった。」みかんが言った。あたしたちは、他にもたくさんおしゃべりをした。「すきなたべものは?」とか、「何歳?」とか、「思い出は?」とか。すごく楽しかった。これまでは、1人だったから。それでも足は止まらなかった。
ずっとずっと歩き続けた。「ねえ!ついたんじゃない?」みかんが言って、ハッと気がついた。そして嬉しすぎて、みかんを抱きしめた。「うん!ついた!ついたよ!」と言ってみて気がついた。「まぁ、冒険自体は終わってないけどね。」あたしは呆れながら言った。「まだまだこれからだよ!中へ入ろう!」
ずっとずっと歩き続けた。「ねえ!ついたんじゃない?」みかんが言って、ハッと気がついた。そして嬉しすぎて、みかんを抱きしめた。「うん!ついた!ついたよ!」と言ってみて気がついた。「まぁ、冒険自体は終わってないけどね。」あたしは呆れながら言った。「まだまだこれからだよ!中へ入ろう!」
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