拒絶者の行く世界

蒼華 スー

文字の大きさ
52 / 69
魔妖学園

とある人?side

しおりを挟む
    「はぁーぁ。めんどくさいなー。」
    「あのなー。お前は一応生徒会員だぞ?ちっとはこういう日くらい、生徒会の仕事を手伝え。」
    「へいへい。わーったよ。寝不足なのになぁ………もう。」




   あっ、どうも。紹介が遅れたね!俺はこの学園の生徒会メンバーの式条しきじょう    朔間さくまでーす。で、一緒に話しながらプリントを持って歩いているのは、黄坂きざか    高麗こうま。名前の漢字が女っぽいが、れっきとした男だ。ちなみに、彼はキョンシーで、俺は陰陽師なのだ。




    ……………おいそこ!絶対今、馬鹿にしたろ?事実だかんな!これ!




    と、まぁ、ここまで言っちゃったからぶっちゃけると、この学園の生徒会と風紀委員会は、全員妖怪、モンスターか、陰陽師、退魔師なのだ。



    ……………はいっそこ!また変な事言ってるわーとか思ったでしょ!?事実ですぅー。



    この学園は、妖怪達や陰陽師達が普通に通っているちょー珍しい学園なんですぅー。まぁ、表向きは、お嬢様学校兼、ハイクラスな学園として有名なんだけどね。
    だって一般人にバレたらヤバすぎるっしょ?と言うか、殆どの人が妖怪とかを見れる目を持っていないからそう言ったって、変人扱いされるのが目に見えてるしー?まぁ、政府機関のほんの少しのトップの人間は、俺達陰陽師とかの存在を知っているから、国から予算が降りるお陰で、陰陽師一家って表向きではちょー有名な名家になっているけどねー!
    まぁ、それはまた後ってことで。
    俺達は、目的の階に着いたし。




    「えっと、このプリントを、一年のAクラスに持って行けばいいんだよな?」
    「あぁ。そうだ。」
    「……………ん?なんか騒がしくねぇ?」
    「む?確かにな……………。」
    「あっ、あれだ。なんか掲示板の前に人が集まってるみたいだ。」




    まぁ、そんなに人が集まってたらなんなのか、気になるのね?だから、少し覗いて見た。すると、なんともイヤーな顔のやつらと、噂の保健医助手がいた。




    「うへぇ。またあいつら、ちょっかい出してんの?しかも、相手教師じゃん。」
    「うわっ。またか。中等部でもあったよな。」
    「あぁ、寄付金を盾に、横柄に振舞っているって有名だもんな。」
    「あいつより、多く寄付している奴もいるけど、この学園内ではトップレベルの寄付額だから、教師も迂闊に手が出せないから、余計にな。」
    「で、あの先生が次の犠牲者になったって事かな?前に、目を付けられた教師って辞表書いて辞めたんだろ?あの先生、教師とはいえ俺達より確実に歳下だろ?………持つとは思えないな。」
    「だな。ったく。風紀委員は何やってんだ。アイツらの管轄だろ?これ。」
    「あぁ。どうする?このまま放っておくのもなんかな。」
    「だな。……………ん?」






    俺達は流石に助け舟を出そうと、彼女達に近づいてみたら、その必要は無いことに気がついた。
    何故なら、言い争っている会話を聞いてみたら、圧倒的に新任の保健医助手の方が勝っていて、尚且つ淡々と、ムカつくアイツらの言い分や、多額の寄付金という盾をボロボロに、完膚無きにまでバッキバキにしていたからだ。





    「すげぇな。」
    「あぁ。」
    「バッキバキにアイツらの心の支えを折ってんな。」
    「だな。俺達が出なくても全然大丈夫だな。」
    「おう。」




    いやぁー。凄いね!今回の新任の教師。モンスターの中でもかなり強いヴァンパイアをのしたんだもん。言葉だけで。マジサイコー!!!
    ……………ん?アレ?ちょっと待って。





    「……………あっ、………なぁ、今回の新任の教師って俺らの事知らないよな?」
    「あぁ、そうだった筈だが?」
    「ヤバくないか?相手がモンスターだって気づいてないって事だよな?」
    「……………だな。」
    「……………。」
    「……………。」
    「……………早急に俺達で話し合う事が必要だな。」
    「あぁ。もしかしたら今度は………辞表じゃ無くて死人が出るかもな。」
    「安心しろ。そうなったら、俺らが討伐する。」
    「……………お前、強いが、人間なんだぞ?」
    「ヴァンパイアとはいえ、まだ十数年しか生きていないやつだ。協会の奴らも出てくるからなんとかなるはずだ。」
    「……………とりあえず、このプリント置いてきてから考えるか。」
    「だな。」





    ……………なんか、プリント運んだだけで、こんなに疲れることになるとはな………。
しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

熟女愛好家ユウスケの青春(熟女漁り)

MisakiNonagase
恋愛
高校まで勉強一筋で大学デビューをしたユウスケは家庭教師の教え子の母親と不倫交際するが、彼にとって彼女とが初の男女交際。そこでユウスケは自分が熟女好きだと自覚する。それからユウスケは戦略と実戦を重ねて、清潔感と聞き上手を武器にたくさんの熟女と付き合うことになるストーリーです。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

遡ったのは君だけじゃない。離縁状を置いて出ていった妻ーー始まりは、そこからだった。

沼野 花
恋愛
夫と子供たちに、選ばれなかったイネス。 すべてを愛人に奪われ、彼女は限界を迎え、屋敷を去る。 だが、その先に待っていたのは、救いではなかった。 イネスを襲った、取り返しのつかない出来事。 変わり果てた現実を前に、 夫はようやく、自分が何を失ったのかを思い知る。 深い後悔と悲しみに苛まれながら、 失ったイネスの心を取り戻そうとする夫。 しかし、彼女の心はすでに、外の世界へと向かっていた。 贖罪を背負いながらもイネスを求め続ける夫。 そして、母の心を知っていく子供たち。 イネスが求める愛とは、 そして、幸せとは――。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! 仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。 カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。

ナイナイづくしで始まった、傷物令嬢の異世界生活

天三津空らげ
ファンタジー
日本の田舎で平凡な会社員だった松田理奈は、不慮の事故で亡くなり10歳のマグダリーナに異世界転生した。転生先の子爵家は、どん底の貧乏。父は転生前の自分と同じ歳なのに仕事しない。二十五歳の青年におまるのお世話をされる最悪の日々。転生チートもないマグダリーナが、美しい魔法使いの少女に出会った時、失われた女神と幻の種族にふりまわされつつQOLが爆上がりすることになる――

地上最強ヤンキーの転生先は底辺魔力の下級貴族だった件

フランジュ
ファンタジー
地区最強のヤンキー・北条慎吾は死後、不思議な力で転生する。 だが転生先は底辺魔力の下級貴族だった!? 体も弱く、魔力も低いアルフィス・ハートルとして生まれ変わった北条慎吾は気合と根性で魔力差をひっくり返し、この世界で最強と言われる"火の王"に挑むため成長を遂げていく。

処理中です...