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群雄進撃編
第301話 ヴァルハラの戦士たち
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衝突の衝撃により、大きく傾いた船上で一斉に倒れる船員たち。
間髪を置かずに、戦艦兵庫は再度衝突を受ける。
再び大きく揺れる甲板上で、来島通総は片膝を付く。
不幸にも、衝撃で海に落ちた者たちは次々と、フカの餌となっていった。
「見張り兵!一体どこに衝突されたか!」
「ひ、左舷前方と、右舷後方です!」
『よし!総員、白兵戦用意!』
通総の号令と同時に、コルベット艦から次々とヤマネコの獣人たちが飛び乗ってきた。
目まで覆った鉄製の兜、肩に掛けた毛皮、布の服の上に鎖帷子を纏い、丸い盾と斧や剣を持った出で立ちの戦士たちは、まるで大地を疾走するかのように揺れる船上を走り回る。
《日ノ本の戦士共、かかってこい!》
《ヴァルハラの戦士の生まれ変わりである、この『ヴァイキング』が、貴様等をニヴルヘル(敗者が落ちる地獄)へ叩き落してやるわ!》
「小癪な奴らめ!何を言っておるが分らんが、返り討ちにしてくれる!」
「下の者たちも、出会え、出会え!」
双方の戦士は、甲板のあちこちで戦闘の火蓋を斬る。
そんな中、艦の後方でとんでもない咆哮が鳴り響き、通総と家臣は一斉に振り返る。
《ウォー!!》
《北欧からはるばる来てやった、この『トルケル』の相手をする戦士はいないのか!!》
その隻眼シャチの獣人は、自らをトルケルと名乗り、6mを越える巨大な体躯をしていた。
「な、何だこの化け物は?!」
屈強を誇る来島水軍ですら、トルケルの姿には恐怖を覚える。
トルケルは付近を見渡し、何かを見つける。
《よし!これがいい!》
トルケルは、自身の身の丈程もある兵庫の副砲の砲身を脇に抱え、力任せに引っこ抜いた。
《フンガー!!》
横殴りに振った砲身であった物は鈍器となり、来島兵六人程を巻き込みそのまま海へと吹き飛ばした。
その光景を見た来島兵たちは、一気に戦意を喪失する。
《何じゃ?たったの一撃で曲がってしまいおったわ!》
トルケルは曲がった砲身を投げ捨て、新たな副砲の砲身を引っこ抜いた。
《次はどいつが俺と戦って名を上げる?》
にやりと笑うトルケルに、遠巻きに見守っていた来島兵たちは一目散に逃げだした。
《なんじゃぁ?この国のブシは戦士ではなかったのか?》
呆れたトルケルは、持った砲身をそのまま逃げる兵たちに投げつけた。
「うぎゃ―!!」
投げた砲身に吹き飛ばされる兵たち。
《頭、斧を持ってきましたぜ!》
《これは大事な商品ですから、これ以上壊さねぇでくだせぇ!》
付近にある者を手当たり次第に武器にするトルケルに、部下が慌てて2本の長斧を持参する。
《あ~ん?これを使ったら、俺にかなう奴がいなくなってしまうじゃね~か!》
トルケルはぶつぶつ言いながら、部下から斧を受け取る。
《さ~て、敵の大将はど~こかな~?》
見渡すトルケルは、甲板中央で戦う黒い鎧を着た武者を見つけた。
《見~つけた!》
トルケルは満面の笑みを浮かべ、両手に斧を持ち、巨体を揺らし走り出した。
間髪を置かずに、戦艦兵庫は再度衝突を受ける。
再び大きく揺れる甲板上で、来島通総は片膝を付く。
不幸にも、衝撃で海に落ちた者たちは次々と、フカの餌となっていった。
「見張り兵!一体どこに衝突されたか!」
「ひ、左舷前方と、右舷後方です!」
『よし!総員、白兵戦用意!』
通総の号令と同時に、コルベット艦から次々とヤマネコの獣人たちが飛び乗ってきた。
目まで覆った鉄製の兜、肩に掛けた毛皮、布の服の上に鎖帷子を纏い、丸い盾と斧や剣を持った出で立ちの戦士たちは、まるで大地を疾走するかのように揺れる船上を走り回る。
《日ノ本の戦士共、かかってこい!》
《ヴァルハラの戦士の生まれ変わりである、この『ヴァイキング』が、貴様等をニヴルヘル(敗者が落ちる地獄)へ叩き落してやるわ!》
「小癪な奴らめ!何を言っておるが分らんが、返り討ちにしてくれる!」
「下の者たちも、出会え、出会え!」
双方の戦士は、甲板のあちこちで戦闘の火蓋を斬る。
そんな中、艦の後方でとんでもない咆哮が鳴り響き、通総と家臣は一斉に振り返る。
《ウォー!!》
《北欧からはるばる来てやった、この『トルケル』の相手をする戦士はいないのか!!》
その隻眼シャチの獣人は、自らをトルケルと名乗り、6mを越える巨大な体躯をしていた。
「な、何だこの化け物は?!」
屈強を誇る来島水軍ですら、トルケルの姿には恐怖を覚える。
トルケルは付近を見渡し、何かを見つける。
《よし!これがいい!》
トルケルは、自身の身の丈程もある兵庫の副砲の砲身を脇に抱え、力任せに引っこ抜いた。
《フンガー!!》
横殴りに振った砲身であった物は鈍器となり、来島兵六人程を巻き込みそのまま海へと吹き飛ばした。
その光景を見た来島兵たちは、一気に戦意を喪失する。
《何じゃ?たったの一撃で曲がってしまいおったわ!》
トルケルは曲がった砲身を投げ捨て、新たな副砲の砲身を引っこ抜いた。
《次はどいつが俺と戦って名を上げる?》
にやりと笑うトルケルに、遠巻きに見守っていた来島兵たちは一目散に逃げだした。
《なんじゃぁ?この国のブシは戦士ではなかったのか?》
呆れたトルケルは、持った砲身をそのまま逃げる兵たちに投げつけた。
「うぎゃ―!!」
投げた砲身に吹き飛ばされる兵たち。
《頭、斧を持ってきましたぜ!》
《これは大事な商品ですから、これ以上壊さねぇでくだせぇ!》
付近にある者を手当たり次第に武器にするトルケルに、部下が慌てて2本の長斧を持参する。
《あ~ん?これを使ったら、俺にかなう奴がいなくなってしまうじゃね~か!》
トルケルはぶつぶつ言いながら、部下から斧を受け取る。
《さ~て、敵の大将はど~こかな~?》
見渡すトルケルは、甲板中央で戦う黒い鎧を着た武者を見つけた。
《見~つけた!》
トルケルは満面の笑みを浮かべ、両手に斧を持ち、巨体を揺らし走り出した。
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