1 / 1
何孰れか化石
しおりを挟む
記憶に残っているうちにサッサと書くべきなのだが、結局ダラダラと怠けてしまい、「もう、忘れるのではないか?」というところで書き始める。ほんと、毎日日記を書いている人が凄いと思うのはこういう瞬間で、「それが習慣だから」と言い訳は口に早いのだが、いざ自分がやるとなるとどうにも難しいものである。
兎角、言い訳している場合ではない。取り敢えず、書く。
その日、私の手には男が居た。
気がついたら、男を引きずって歩いていたのだ。
もちろん、知らない男である。そいつはサラリーマンの容貌であったが、ジャケットは着ておらず、私はその白い襟元を掴んで引き摺らせていた…なるほど、キチンと襟元の洗剤を怠らないタイプらしい。自分と一緒で好感が持てる。
そんな首が締まる苦しい状態で、そいつは気持ちよさそうに眠っていた。爆睡である。一方、私は真逆と言っても良い。私はここ数日、数ヶ月、数年、ロクに気持ちよく眠れたことがない…いや、眠れているのかもしれないが、それを保証する人が居ない。寂しい話であるが、兎角起きた時は毎度歯切れが悪い。寝覚めから悪いと1日やる気が出ないが、それが毎日となるともう慣れっこである。最初の一息目はいつもため息…ほんと、いつか報われる日が来るのだろうか?
そんな私は男を引き摺りつつ、砂漠の真ん中で踏切が上がるのを待っている。なぜならば、その踏切が上がらないと中の駅へと入れないからである。しかし、こんな男を引き連れてどこへといくつもりなのだろうか…?疑問は膨れ上がるものの、兎角ここから移動したい。ここは誰も居ない。見渡す限りに砂。引き返す向こうにはおそらく湖があるのだろうが、今更戻れない。いや、きっと戻れるのだろうが、もう踏切を待ちすぎた。かけた時間が長すぎて、動くのが勿体ないと思ってしまう…ほら、振り向いた瞬間に電車が来た時のガッカリ感、君も感じたことがあるだろ?
そう思いながら男をみる。すやすやと気持ちよさそうに眠っているそのポケットにビール瓶が見える。そうだ、私はちょうど喉が渇いていた。こんな砂漠の真ん中である。口に砂が入っては、水分を奪っていく。または、全身から溢れる汗からか。いずれにせよだんだんと身体から水分が奪われているのは分かる。
飲まなければ。
私は、男の襟元を手放し、ズボンのポケットに入っていた瓶を抜き出す…それには蛇が漬けてあった。改めて蓋を開けると、強くアルコールが鼻を刺す…なぜアルコールを持ち合わせているのか。余計に喉が渇くだけではないか…そう思うのだけれど、目下の渇きには勝てない。仕方なく一口飲むと、悪くない味がする。が、アルコールは強い。アルコールか暑さか、クラクラするなかでとある昔を思い出す。
いつのことだかわからない話をして申し訳ないが、親と居た時の話である。私が旅行をし続けているなか、時たま実家に帰省した時、途端に「そんなに自由に旅ができるのは健康な身体に産んだおかげなんだから、もっと私に感謝しなさい」と言い出した。「だって、何を食べても健康体でしょ?」とかも言ったような気がする。
正直、そんなことどうでも良いだろうと思うのだ。なぜならば旅をしているのは私の自由なのだから。寧ろ、その自由に関して様々な理由をつけては奪っていたのは親ではなかったか。多くは金銭的な理由だった気がする。私が私によって自由になり、また私の意思で自由に旅をしているのだ。筋違いも甚だしい。そう思い、私は今飲んでいるお酒と同じものを親の前に置いた。
「確かに、意外と丈夫なものさ。でも、コレを飲む勇気こそが一番大事なんだ」
そう親を見ながら話していたのだが、一向に目を合わせようとはしなかった。いつもコレである。都合が悪くなると、自分の立場が弱いとなるとすぐ逃げるのだ。だったら初めから言わなければ良いのだけれど、馬鹿だから言ってしまうんだな。
というわけで、独りでその蛇酒を飲んだわけであるが、その時よりも酔い回りが早い気がする…もしかすると、アルコールではなくて毒が入っていたのかもしれない。やだな、まだ死にたくないな、とは思うのだけれど、仕方ないか…と思っていると踏切は上がった。
あー、死のうと思ったから踏切は上がったのかな、と思うのは流石に思い込みか。人間の悪いところである。
しかし結局そんな思い込みの積み重ねのような気がするのだ。「あのとき上手くいったからこうしよう」「上手くいかなかったから辞めておこう」みたいな。そんな風にどんどん重くなっていく。
本来であれば、生きていく中でも立ち寄る港に置いていくべきなのだ。全ての感情を持ち合わせるのは不可能だし、全ての記憶を維持するなんてそれこそ難しいから。
でも、捨てられずに積み上がっていく。なんだか勿体ない気がしてしまう。そうだ、記憶こそが私であってそれを捨てることなど出来るはずがない。
しかしその一方で、船は全てを抱えきれないまま沈んでいく。それは鬱の海。一度沈んで仕舞えば、なかなか浮き上がるのは難しいらしい。色々な人が、口々にそう話す。「執着のために君は深海へと潜って、他人からは観測されない感情を生きた化石と誇らしげに語りながら泳いで行くきかい?」なんて、誰かが話した気がする…ダメだ、全てを持ち合わせてるつもりなのに、あなたが誰だかわからない。果たして本当に存在していますか?私だけの夢ではないですか?
それは、記憶ではない。確かに、夢であった。
どうやら酔いが回っているうちにベンチに座って眠っていたようだ。引き摺る男も隣で寝ている。起きる気配はない。その横顔はいかにも幸せそうで、いつの日かこうありたいと願ってしまう。
未だにアルコールが辛い。頭が酷くぐわんぐわんする。仕方なく見渡すとすぐそこに自動販売機が見える。ふらふらの足で立ち上がり、自動販売機へと向かう。
一通りのラインナップを見ながら、やっぱり水を選んだ。いつ、どこの、誰が、自動販売機に入れたのかわからないのだけれど、これは安心であると思い、買った市販の水を二、三口ほど口にする。その流し込み先の胃はまだまだ落ち着かない。ぐるぐるぐるぐる不安定に揺れている。しかし、耐えるしかない。
自動販売機に手をつきながら、吐くか吐かないかを耐える。この安心感である。ただ、この安心感に生かされている。どこにいても、たとえ独りであっても、安全を保証してくれる、この全国に遍く機械に頼って、独りで立てているのだと。クソ重い自分というものを、恥ずべきばかりの人生を引き摺りながら生きているのだと。
そこでふと、男を探す。そいつはいつの間にかこの手に引き摺っていた。そうなのだ、そいつは影なのだ。どんどん重くなっていって、私を鬱の海底へと曳き摺りこもうとする。
「それはイヤだな」
この自分内の修羅に決着を付けなければなるまい。
途端に頭が冴えてくる。
私は線路の方へと近づいて黄色い線に立った。やがて遠くの方から電車が来るのが見えた。私は影の腕を引き上げ、背中に背負った。やがて電車が私の前へとやってくる。その瞬間に合わせて、影を背負い投げする。
スパーン
と、影は私から吹っ飛んでいく。
なんか、赤いものも飛び立った気もするが、私はといえば引き摺られないようにグッと足に力を込めて踏ん張る。
「沈んでたまるか」
やがて電車は止まる。
私は重りが途端になくなったため、反対にふわふわしていた。果たして、こんなに重力とは虚しいものだったか?
やがて、扉が開く。私はすっかり軽い足取りでその電車の中へと入っていく。中の人はまばらで、各々で新聞を読んだり、イヤホンから音楽を聴いたりしていたが、みんな独りだった。
なぁんだ、と思いながら席に着く。アナウンスが言うところによれば、次の目的地は「朝」だと言う。
兎角、言い訳している場合ではない。取り敢えず、書く。
その日、私の手には男が居た。
気がついたら、男を引きずって歩いていたのだ。
もちろん、知らない男である。そいつはサラリーマンの容貌であったが、ジャケットは着ておらず、私はその白い襟元を掴んで引き摺らせていた…なるほど、キチンと襟元の洗剤を怠らないタイプらしい。自分と一緒で好感が持てる。
そんな首が締まる苦しい状態で、そいつは気持ちよさそうに眠っていた。爆睡である。一方、私は真逆と言っても良い。私はここ数日、数ヶ月、数年、ロクに気持ちよく眠れたことがない…いや、眠れているのかもしれないが、それを保証する人が居ない。寂しい話であるが、兎角起きた時は毎度歯切れが悪い。寝覚めから悪いと1日やる気が出ないが、それが毎日となるともう慣れっこである。最初の一息目はいつもため息…ほんと、いつか報われる日が来るのだろうか?
そんな私は男を引き摺りつつ、砂漠の真ん中で踏切が上がるのを待っている。なぜならば、その踏切が上がらないと中の駅へと入れないからである。しかし、こんな男を引き連れてどこへといくつもりなのだろうか…?疑問は膨れ上がるものの、兎角ここから移動したい。ここは誰も居ない。見渡す限りに砂。引き返す向こうにはおそらく湖があるのだろうが、今更戻れない。いや、きっと戻れるのだろうが、もう踏切を待ちすぎた。かけた時間が長すぎて、動くのが勿体ないと思ってしまう…ほら、振り向いた瞬間に電車が来た時のガッカリ感、君も感じたことがあるだろ?
そう思いながら男をみる。すやすやと気持ちよさそうに眠っているそのポケットにビール瓶が見える。そうだ、私はちょうど喉が渇いていた。こんな砂漠の真ん中である。口に砂が入っては、水分を奪っていく。または、全身から溢れる汗からか。いずれにせよだんだんと身体から水分が奪われているのは分かる。
飲まなければ。
私は、男の襟元を手放し、ズボンのポケットに入っていた瓶を抜き出す…それには蛇が漬けてあった。改めて蓋を開けると、強くアルコールが鼻を刺す…なぜアルコールを持ち合わせているのか。余計に喉が渇くだけではないか…そう思うのだけれど、目下の渇きには勝てない。仕方なく一口飲むと、悪くない味がする。が、アルコールは強い。アルコールか暑さか、クラクラするなかでとある昔を思い出す。
いつのことだかわからない話をして申し訳ないが、親と居た時の話である。私が旅行をし続けているなか、時たま実家に帰省した時、途端に「そんなに自由に旅ができるのは健康な身体に産んだおかげなんだから、もっと私に感謝しなさい」と言い出した。「だって、何を食べても健康体でしょ?」とかも言ったような気がする。
正直、そんなことどうでも良いだろうと思うのだ。なぜならば旅をしているのは私の自由なのだから。寧ろ、その自由に関して様々な理由をつけては奪っていたのは親ではなかったか。多くは金銭的な理由だった気がする。私が私によって自由になり、また私の意思で自由に旅をしているのだ。筋違いも甚だしい。そう思い、私は今飲んでいるお酒と同じものを親の前に置いた。
「確かに、意外と丈夫なものさ。でも、コレを飲む勇気こそが一番大事なんだ」
そう親を見ながら話していたのだが、一向に目を合わせようとはしなかった。いつもコレである。都合が悪くなると、自分の立場が弱いとなるとすぐ逃げるのだ。だったら初めから言わなければ良いのだけれど、馬鹿だから言ってしまうんだな。
というわけで、独りでその蛇酒を飲んだわけであるが、その時よりも酔い回りが早い気がする…もしかすると、アルコールではなくて毒が入っていたのかもしれない。やだな、まだ死にたくないな、とは思うのだけれど、仕方ないか…と思っていると踏切は上がった。
あー、死のうと思ったから踏切は上がったのかな、と思うのは流石に思い込みか。人間の悪いところである。
しかし結局そんな思い込みの積み重ねのような気がするのだ。「あのとき上手くいったからこうしよう」「上手くいかなかったから辞めておこう」みたいな。そんな風にどんどん重くなっていく。
本来であれば、生きていく中でも立ち寄る港に置いていくべきなのだ。全ての感情を持ち合わせるのは不可能だし、全ての記憶を維持するなんてそれこそ難しいから。
でも、捨てられずに積み上がっていく。なんだか勿体ない気がしてしまう。そうだ、記憶こそが私であってそれを捨てることなど出来るはずがない。
しかしその一方で、船は全てを抱えきれないまま沈んでいく。それは鬱の海。一度沈んで仕舞えば、なかなか浮き上がるのは難しいらしい。色々な人が、口々にそう話す。「執着のために君は深海へと潜って、他人からは観測されない感情を生きた化石と誇らしげに語りながら泳いで行くきかい?」なんて、誰かが話した気がする…ダメだ、全てを持ち合わせてるつもりなのに、あなたが誰だかわからない。果たして本当に存在していますか?私だけの夢ではないですか?
それは、記憶ではない。確かに、夢であった。
どうやら酔いが回っているうちにベンチに座って眠っていたようだ。引き摺る男も隣で寝ている。起きる気配はない。その横顔はいかにも幸せそうで、いつの日かこうありたいと願ってしまう。
未だにアルコールが辛い。頭が酷くぐわんぐわんする。仕方なく見渡すとすぐそこに自動販売機が見える。ふらふらの足で立ち上がり、自動販売機へと向かう。
一通りのラインナップを見ながら、やっぱり水を選んだ。いつ、どこの、誰が、自動販売機に入れたのかわからないのだけれど、これは安心であると思い、買った市販の水を二、三口ほど口にする。その流し込み先の胃はまだまだ落ち着かない。ぐるぐるぐるぐる不安定に揺れている。しかし、耐えるしかない。
自動販売機に手をつきながら、吐くか吐かないかを耐える。この安心感である。ただ、この安心感に生かされている。どこにいても、たとえ独りであっても、安全を保証してくれる、この全国に遍く機械に頼って、独りで立てているのだと。クソ重い自分というものを、恥ずべきばかりの人生を引き摺りながら生きているのだと。
そこでふと、男を探す。そいつはいつの間にかこの手に引き摺っていた。そうなのだ、そいつは影なのだ。どんどん重くなっていって、私を鬱の海底へと曳き摺りこもうとする。
「それはイヤだな」
この自分内の修羅に決着を付けなければなるまい。
途端に頭が冴えてくる。
私は線路の方へと近づいて黄色い線に立った。やがて遠くの方から電車が来るのが見えた。私は影の腕を引き上げ、背中に背負った。やがて電車が私の前へとやってくる。その瞬間に合わせて、影を背負い投げする。
スパーン
と、影は私から吹っ飛んでいく。
なんか、赤いものも飛び立った気もするが、私はといえば引き摺られないようにグッと足に力を込めて踏ん張る。
「沈んでたまるか」
やがて電車は止まる。
私は重りが途端になくなったため、反対にふわふわしていた。果たして、こんなに重力とは虚しいものだったか?
やがて、扉が開く。私はすっかり軽い足取りでその電車の中へと入っていく。中の人はまばらで、各々で新聞を読んだり、イヤホンから音楽を聴いたりしていたが、みんな独りだった。
なぁんだ、と思いながら席に着く。アナウンスが言うところによれば、次の目的地は「朝」だと言う。
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ
零
BL
鍛えられた肉体、高潔な魂――
それは選ばれし“供物”の条件。
山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。
見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。
誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。
心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。
母の下着 タンスと洗濯籠の秘密
MisakiNonagase
青春
この物語は、思春期という複雑で繊細な時期を生きる少年の内面と、彼を取り巻く家族の静かなる絆を描いた作品です。
颯真(そうま)という一人の高校生の、ある「秘密」を通して、私たちは成長の過程で誰もが抱くかもしれない戸惑い、罪悪感、そしてそれらを包み込む家族の無言の理解に触れます。
物語は、現在の颯真と恋人・彩花との関係から、中学時代にさかのぼる形で展開されます。そこで明らかになるのは、彼がかつて母親の下着に対して抱いた抑えがたい好奇心と、それに伴う一連の行為です。それは彼自身が「歪んだ」と感じる過去の断片であり、深い恥ずかしさと自己嫌悪を伴う記憶です。
しかし、この物語の核心は、単なる過去の告白にはありません。むしろ、その行為に「気づいていたはず」の母親が、なぜ一言も問い詰めず、誰にも告げず、ただ静かに見守り続けたのか——という問いにこそあります。そこには、親子という関係を超えた、深い人間理解と、言葉にされない優しさが横たわっています。
センシティブな題材を、露骨な描写や扇情的な表現に頼ることなく、あくまで颯真の内省的な視点から丁寧に紡ぎ出しています。読者は、主人公の痛みと恥ずかしさを共有しながら、同時に、彼を破綻から救った「沈黙の救済」の重みと温かさを感じ取ることでしょう。
これは、一つの過ちと、その赦しについての物語です。また、成長とは時に恥ずかしい過去を背負いながら、他者の無償の寛容さによって初めて前を向けるようになる過程であること、そして家族の愛が最も深く現れるのは、時に何も言わない瞬間であることを、静かにしかし確かに伝える物語です。
どうか、登場人物たちの静かなる心の襞に寄り添いながら、ページをめくってください。
BL 男達の性事情
蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。
漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。
漁師の仕事は多岐にわたる。
例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。
陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、
多彩だ。
漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。
漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。
養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。
陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。
漁業の種類と言われる仕事がある。
漁師の仕事だ。
仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。
沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。
日本の漁師の多くがこの形態なのだ。
沖合(近海)漁業という仕事もある。
沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。
遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。
内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。
漁師の働き方は、さまざま。
漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。
出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。
休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。
個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。
漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。
専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。
資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。
漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。
食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。
地域との連携も必要である。
沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。
この物語の主人公は極楽翔太。18歳。
翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。
もう一人の主人公は木下英二。28歳。
地元で料理旅館を経営するオーナー。
翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。
この物語の始まりである。
この物語はフィクションです。
この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる