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“依存のシロップ”
7-1 それで笑ってお別れしましょう
「んだよ、これ」
退院してタクシーでマンションに帰ってきた琉架は、玄関に置かれていた大きなスーツケースとボストンバッグを見て、開口一番不機嫌にそう言った。久しぶりに目にしたそれは紛れもなく和唯のもので、ここに居候するときにビジネスホテルから和唯が転がしてきたものだった。最初は必要なものを少し出しただけの状態でリビングの隅に遠慮がちに置かれていたが、いつの間にか中身はすべて出され、琉架のスーツケースと一緒に倉庫に並べていたはずだった。それが今、玄関に堂々と置いてある。ボストンバッグには中身が詰められているようで、大きく膨らんでいた。
琉架の入院中、和唯は甲斐甲斐しく毎日病院に顔を出し、必要なものを届けたり洗濯物を回収したりしていたが、軽く世間話をする程度ですぐに帰っていった。あっさりと、というより、あからさまによそよそしい態度の和唯に、琉架は毎日胸のざわつきを募らせていた。琉架はどこかで話の続きをしたかったがとてもそんな雰囲気にはならず、むしろそういう雰囲気を和唯が敢えて避けているようなところさえあった。ざわつきははっきりとした不安に変わり、こういう形で見事に的中した。
「おかえりなさい」
玄関のドアが開いたのに気づき、和唯が急いで奥から出迎えに来る。
「ごめんなさい、お昼ごはんの準備してました。食べますよね?」
「なんだよこれ」
和唯の問いには答えず、琉架は視線をスーツケースに向けたままぶっきらぼうに言った。靴を脱ぐ気にもならなくて、病院から持ち帰ってきたトートバッグを肩に掛けたまま、琉架はその場に立ち尽くす。
「何おまえ、旅行でも行くの?」
和唯も琉架の問いには答えず、弱々しい顔を見せるだけだった。
「……仕事が決まったので、ここを出ようと思って」
「は? 仕事?」
和唯は一段低いところにいる琉架を見つめて、丁寧に続ける。
「はい、もうそろそろいい加減、社会に出て仕事します。……最初からこの生活はそういう約束でしたよ。俺が仕事か家を見つけるまでって」
「……」
「家もこれからすぐ見つけるので大丈夫です。しばらくは……またホテル暮らしですかね」
和唯が少し笑って言った。
「なんの仕事すんの? おまえ飯作る仕事してぇんじゃねぇの?」
いつもやさしい琉架が今は鋭くて厳しい目しか見せてくれなくて、和唯が耐えられず目を逸らす。逸らして、自嘲気味にふっと笑った。
「俺にはもう無理なんです。……フォークの俺には」
誰かを幸せにする料理を提供することも、ここで琉架のそばにいることも。できないことの大きさに和唯は打ちのめされたが、笑ってすべてをあきらめようとしていた。
「おまえが今さらそういう言い訳すんの? ……それでもあきらめきれねぇんじゃねぇのかよ」
キッチンをめちゃくちゃにしてしまうまで、悩んで葛藤していたくせに。前の職場に戻ってこないかと言われても、コック以外の仕事を選べなかったくせに。琉架の心の中に、和唯へ叫びたいことだけが次々と蓄積されていく。
「味覚を必要としない仕事は世の中に溢れています。そういう仕事をするだけですよ……生きていくために」
自分にもできる仕事を見つけるまでもう少しここにいたいと、あの夜言っていたくせに。
「……」
「いつまでもあなたに甘えてばかりではいけないので。俺もどこかで見切りをつけないと」
和唯が仕事を決めたというのは泳ぐ目を見れば嘘だと琉架にもすぐにわかって、こんな性急に出ていこうとする理由に気づいて愕然とする。
──あのときオレが、好きだと言おうとしたから? 穢れたケーキのオレとは、付き合えないから?
告白されかけたことに気づいて、応えられない和唯はこの家を出ることで終わりにしようとしているのだと琉架は思い込む。また、気を遣われたのだ。
「……オレといるのは、もう無理ってことかよ」
鋭さは目に残したまま、琉架がか細く告げた。気持ちを悟られて出ていかれることの、なんと惨めなことか。
──どんなオレだって食ってくれるって言ったじゃねぇか。あれ嘘かよ。期待した、のに……、ひでぇ嘘ついてんじゃねぇよ。
「だって……ここで俺が一生琉架さんのごはん作るの、おかしいでしょう?」
許されるなら和唯はそうしていたかった。ずっと隣で、作ったごはんをおいしそうに食べてくれる琉架の笑顔を独り占めしていたかった。でももう自信がない。いつか豹変してしまうかもしれない自分も、琉架の本心も、すべてがわからなくて怖い。
ねぇ琉架さん、本当はこんな俺のこと、どう思ってるんですか? あの日無理やりくちづけた俺を、あなたは──。
「ケーキとフォークは一緒にいない方がいい、そうですよね?」
「あ? 突然何言って……」
「琉架さんは、あなたのあまさを知ることのできない普通の人と一緒にいる方がいいです。絶対にいい」
「……」
「フォークと一緒にいたら、ダメなんです」
誰かに何かを言われたのか、それとも事件のことを引きずっているのか、とにかくなんとか理由をつけて必死にここを離れたがっている和唯に、琉架が力なく目を伏せた。なんでこんな大事な話を玄関でしているのか哀しくなって、ただ肩を落とす。入院中もずっと早く帰ってきたかった、大好きな家なのに。和唯が出ていってしまったら、もうここを好きだという理由はなくなる。抜け殻の家だ。
「……それが、おまえが出した答えなんだな?」
琉架は小さく確認を取った。確かに最初は本当にそういう約束で、和唯が次の仕事を見つけるまでの繋ぎの時間のはずだった。仕事を決めたというのが嘘でも、ケーキとフォークの関係に嫌気がさしたのだとしても、和唯がそう決めたのなら琉架にはもう引き留められない。琉架は和唯にとっての何者でもない。叶うなら、特別な何かになりたかったのだけれど。
「……はい」
あまいからだで和唯を縛る時間は終わったのだと、琉架は己の無力さに失望する。あんなに客たちにちやほやされて求められて最上級だと称賛されているのに、好きな男のひとりも振り向かせられない。馬鹿みたいだと琉架は思った。
「琉架さん、最後にお願いがあります」
「なに?」
呼ばれて、琉架がそっと瞳を上向かせると、和唯が頼りなく見つめてきた。気に入っている和唯の瞳に、悔しいが吸い寄せられる。
「お別れのボーナスに……最後にもう一度だけあまいの、ください」
琉架が少し目を見開く。
「……最後にヤりたいってこと?」
「しばらくケーキはお預けになりそうなので」
しばらく、ではなく、和唯はこの先ケーキを食べる気はもうなかった。違うケーキで、琉架の味を上書きすることなどできるはずもない。絶対に忘れないように舌の上に刻みつけて、一生残しておくつもりだった。この先何を食べても味がしないなんて最高だと思った。琉架のキスの味だけ、いつも口の中で思い出せる。消えないように、大事に大事にする。
「……結局おまえも、ただのフォークだったってことかよ」
あまいあまい蜜に集る、数多の中のただの一人。金を払ってまで貪欲に琉架を舐めたがる、憐れな客たちと同じ。和唯だけは違うといいなと思っていたが、結局最後にからだだけを求めてきた。
「ただのフォークですよ、俺は。出会った日からずっとそうだったでしょう?」
「……」
味なんてわからなくてもいいと抱きしめてくれたことを鮮明に思い出し、琉架は小さく口唇を噛む。あのときは慣れていなくてつい照れてしまったが、本当はそう言って、そうしてくれてうれしかった。ケーキではなく、咲十琉架を求めてくれたようで、幸せだった。
「……いいよ、しよ」
琉架は短くそう言って承諾した。曖昧でずるい関係に突然終止符が打たれる。その呆気なさに、琉架はもう足掻く気力も持てなかった。
「今までうまい飯いっぱい作ってくれたから、ボーナス……弾まねぇとな」
からっぽの琉架が、ぼんやりと告げる。和唯の顔は、もうまっすぐに見られなかった。
「最後に、気が済むまで食えよ」
「……ありがとう、ございます……」
目を合わせないまま、音だけの言葉を交わした。
「その前に、お昼ごはんにしましょう。用意してあるので」
しんみりはしたくないと、和唯がわざと声の調子を上げて言う。
これが互いにとっての、きっと、最良の──。
「最後のごはん、一緒に食べられてうれしいです」
最後の対価をもらうための、最後の食事をこれから始める。はじまりも、そういえば食事からだった。向かい合ってコンビニ弁当とカップ麺を食べた雪の深夜が、遠く懐かしい。すべてが元に戻るだけだ。
「……それで笑ってお別れしましょう」
和唯はそう言って、無理やり琉架に笑ってみせた。
退院してタクシーでマンションに帰ってきた琉架は、玄関に置かれていた大きなスーツケースとボストンバッグを見て、開口一番不機嫌にそう言った。久しぶりに目にしたそれは紛れもなく和唯のもので、ここに居候するときにビジネスホテルから和唯が転がしてきたものだった。最初は必要なものを少し出しただけの状態でリビングの隅に遠慮がちに置かれていたが、いつの間にか中身はすべて出され、琉架のスーツケースと一緒に倉庫に並べていたはずだった。それが今、玄関に堂々と置いてある。ボストンバッグには中身が詰められているようで、大きく膨らんでいた。
琉架の入院中、和唯は甲斐甲斐しく毎日病院に顔を出し、必要なものを届けたり洗濯物を回収したりしていたが、軽く世間話をする程度ですぐに帰っていった。あっさりと、というより、あからさまによそよそしい態度の和唯に、琉架は毎日胸のざわつきを募らせていた。琉架はどこかで話の続きをしたかったがとてもそんな雰囲気にはならず、むしろそういう雰囲気を和唯が敢えて避けているようなところさえあった。ざわつきははっきりとした不安に変わり、こういう形で見事に的中した。
「おかえりなさい」
玄関のドアが開いたのに気づき、和唯が急いで奥から出迎えに来る。
「ごめんなさい、お昼ごはんの準備してました。食べますよね?」
「なんだよこれ」
和唯の問いには答えず、琉架は視線をスーツケースに向けたままぶっきらぼうに言った。靴を脱ぐ気にもならなくて、病院から持ち帰ってきたトートバッグを肩に掛けたまま、琉架はその場に立ち尽くす。
「何おまえ、旅行でも行くの?」
和唯も琉架の問いには答えず、弱々しい顔を見せるだけだった。
「……仕事が決まったので、ここを出ようと思って」
「は? 仕事?」
和唯は一段低いところにいる琉架を見つめて、丁寧に続ける。
「はい、もうそろそろいい加減、社会に出て仕事します。……最初からこの生活はそういう約束でしたよ。俺が仕事か家を見つけるまでって」
「……」
「家もこれからすぐ見つけるので大丈夫です。しばらくは……またホテル暮らしですかね」
和唯が少し笑って言った。
「なんの仕事すんの? おまえ飯作る仕事してぇんじゃねぇの?」
いつもやさしい琉架が今は鋭くて厳しい目しか見せてくれなくて、和唯が耐えられず目を逸らす。逸らして、自嘲気味にふっと笑った。
「俺にはもう無理なんです。……フォークの俺には」
誰かを幸せにする料理を提供することも、ここで琉架のそばにいることも。できないことの大きさに和唯は打ちのめされたが、笑ってすべてをあきらめようとしていた。
「おまえが今さらそういう言い訳すんの? ……それでもあきらめきれねぇんじゃねぇのかよ」
キッチンをめちゃくちゃにしてしまうまで、悩んで葛藤していたくせに。前の職場に戻ってこないかと言われても、コック以外の仕事を選べなかったくせに。琉架の心の中に、和唯へ叫びたいことだけが次々と蓄積されていく。
「味覚を必要としない仕事は世の中に溢れています。そういう仕事をするだけですよ……生きていくために」
自分にもできる仕事を見つけるまでもう少しここにいたいと、あの夜言っていたくせに。
「……」
「いつまでもあなたに甘えてばかりではいけないので。俺もどこかで見切りをつけないと」
和唯が仕事を決めたというのは泳ぐ目を見れば嘘だと琉架にもすぐにわかって、こんな性急に出ていこうとする理由に気づいて愕然とする。
──あのときオレが、好きだと言おうとしたから? 穢れたケーキのオレとは、付き合えないから?
告白されかけたことに気づいて、応えられない和唯はこの家を出ることで終わりにしようとしているのだと琉架は思い込む。また、気を遣われたのだ。
「……オレといるのは、もう無理ってことかよ」
鋭さは目に残したまま、琉架がか細く告げた。気持ちを悟られて出ていかれることの、なんと惨めなことか。
──どんなオレだって食ってくれるって言ったじゃねぇか。あれ嘘かよ。期待した、のに……、ひでぇ嘘ついてんじゃねぇよ。
「だって……ここで俺が一生琉架さんのごはん作るの、おかしいでしょう?」
許されるなら和唯はそうしていたかった。ずっと隣で、作ったごはんをおいしそうに食べてくれる琉架の笑顔を独り占めしていたかった。でももう自信がない。いつか豹変してしまうかもしれない自分も、琉架の本心も、すべてがわからなくて怖い。
ねぇ琉架さん、本当はこんな俺のこと、どう思ってるんですか? あの日無理やりくちづけた俺を、あなたは──。
「ケーキとフォークは一緒にいない方がいい、そうですよね?」
「あ? 突然何言って……」
「琉架さんは、あなたのあまさを知ることのできない普通の人と一緒にいる方がいいです。絶対にいい」
「……」
「フォークと一緒にいたら、ダメなんです」
誰かに何かを言われたのか、それとも事件のことを引きずっているのか、とにかくなんとか理由をつけて必死にここを離れたがっている和唯に、琉架が力なく目を伏せた。なんでこんな大事な話を玄関でしているのか哀しくなって、ただ肩を落とす。入院中もずっと早く帰ってきたかった、大好きな家なのに。和唯が出ていってしまったら、もうここを好きだという理由はなくなる。抜け殻の家だ。
「……それが、おまえが出した答えなんだな?」
琉架は小さく確認を取った。確かに最初は本当にそういう約束で、和唯が次の仕事を見つけるまでの繋ぎの時間のはずだった。仕事を決めたというのが嘘でも、ケーキとフォークの関係に嫌気がさしたのだとしても、和唯がそう決めたのなら琉架にはもう引き留められない。琉架は和唯にとっての何者でもない。叶うなら、特別な何かになりたかったのだけれど。
「……はい」
あまいからだで和唯を縛る時間は終わったのだと、琉架は己の無力さに失望する。あんなに客たちにちやほやされて求められて最上級だと称賛されているのに、好きな男のひとりも振り向かせられない。馬鹿みたいだと琉架は思った。
「琉架さん、最後にお願いがあります」
「なに?」
呼ばれて、琉架がそっと瞳を上向かせると、和唯が頼りなく見つめてきた。気に入っている和唯の瞳に、悔しいが吸い寄せられる。
「お別れのボーナスに……最後にもう一度だけあまいの、ください」
琉架が少し目を見開く。
「……最後にヤりたいってこと?」
「しばらくケーキはお預けになりそうなので」
しばらく、ではなく、和唯はこの先ケーキを食べる気はもうなかった。違うケーキで、琉架の味を上書きすることなどできるはずもない。絶対に忘れないように舌の上に刻みつけて、一生残しておくつもりだった。この先何を食べても味がしないなんて最高だと思った。琉架のキスの味だけ、いつも口の中で思い出せる。消えないように、大事に大事にする。
「……結局おまえも、ただのフォークだったってことかよ」
あまいあまい蜜に集る、数多の中のただの一人。金を払ってまで貪欲に琉架を舐めたがる、憐れな客たちと同じ。和唯だけは違うといいなと思っていたが、結局最後にからだだけを求めてきた。
「ただのフォークですよ、俺は。出会った日からずっとそうだったでしょう?」
「……」
味なんてわからなくてもいいと抱きしめてくれたことを鮮明に思い出し、琉架は小さく口唇を噛む。あのときは慣れていなくてつい照れてしまったが、本当はそう言って、そうしてくれてうれしかった。ケーキではなく、咲十琉架を求めてくれたようで、幸せだった。
「……いいよ、しよ」
琉架は短くそう言って承諾した。曖昧でずるい関係に突然終止符が打たれる。その呆気なさに、琉架はもう足掻く気力も持てなかった。
「今までうまい飯いっぱい作ってくれたから、ボーナス……弾まねぇとな」
からっぽの琉架が、ぼんやりと告げる。和唯の顔は、もうまっすぐに見られなかった。
「最後に、気が済むまで食えよ」
「……ありがとう、ございます……」
目を合わせないまま、音だけの言葉を交わした。
「その前に、お昼ごはんにしましょう。用意してあるので」
しんみりはしたくないと、和唯がわざと声の調子を上げて言う。
これが互いにとっての、きっと、最良の──。
「最後のごはん、一緒に食べられてうれしいです」
最後の対価をもらうための、最後の食事をこれから始める。はじまりも、そういえば食事からだった。向かい合ってコンビニ弁当とカップ麺を食べた雪の深夜が、遠く懐かしい。すべてが元に戻るだけだ。
「……それで笑ってお別れしましょう」
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