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運命のつがいと初恋 第3章
⑤
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ひっと声にならない声をあげる陽向の生え際を東園の舌がなぞる。そのまま首の後ろまで来ると今度はうなじに鼻を押しつけた。
「ああ、甘いな」
「んん、」
うなじを舐められながらおかしいなと思う。Ωにとって生命線なのになぜかそこを東園に晒しても怖い感じがしない。何度もうなじにキスをされ、吸い付かれ、ちょっとした弾みで咬まれてもおかしくないのに止める事が出来ない。
「うぅ、あ、」
「陽向、いやじゃないの?」
いやかどうかと聞かれるといやでは無く頷く。
「そう。……キスしていい?」
心なしか嬉しそうに囁いた東園はこめかみや頬にキスを落とす。もうすでにいろんなところにされているのに、唇だけは聞くんだと思う。
陽向が頷くと東園は背後から抱いていた腕をゆるめ、今度は正面から抱きしめた。
胸に顔を埋め、陽向は息をいっぱいに吸い込む。
今までにないこってりした匂いだ。
いつもと同じ匂いではあるのに普段より濃密に感じる。
夜だから?
近いから?
昨日抱きしめられたときと明らかに違う。
「陽向」
名前を呼ばれて反射的に顔を上げる。あ、と思うまもなく唇が近づき重なった。
柔らかく、温かい感触に驚き、反射的に身を引こうとしたが後頭部に手を添えていた東園が許さない。
唇の感触を味わうようにふわふわと唇が重なっては離れ、キスってこんな感じなのか、ちょっと気持ちがいいかもと肩の力が抜ける。
きっと東園にも伝わったと思えるくらい動悸がしたけどほんの少しだけ落ち着いてきた。
離れてゆく顔を見上げ、こっちは心臓がおかしくなって、顔も多分真っ赤だろうというのにそちらは随分涼しげなお顔で、と思う。
こんな時でも東園の顔面偏差値は高く保たれている、というかいつも見るより色気がプラスされて直視が厳しい。
じっと顔を覗き込むようにされて、耐えられず目をそらすと顎を指で持ち上げられまた唇が重なる。またふわふわと唇が重なりなんとも言えない感触にふっと笑みがこぼれる。
その瞬間待っていたかのように東園の舌がぬると口内に侵入してきた。
「ん、……んっ」
驚いて東園から離れようと胸を押すが頭と腰をしっかり押さえられ、またも逃げられない。差し込まれた舌が陽向の中を隅々まで舐めあげ、にゅちゃにゅちゃと音を立てる。
息つく間が分からなく、苦しくなってきた。胸を叩くと唇が離れ、ひゅっと大きく息を吸い込んでほっとする。しかし少しの間もなくすぐにまた吸い付かれた。
頬の裏や上顎をしつこく舐められると腰の奥がじわじわと熱くなってくる。
舌が絡み引き抜かれそうに吸われ、また苦しくて胸を叩く。呼吸のためだけに離れ、また重なる。繰り返すたび、頭の芯が溶け東園の舌を追いかけるだけになる。
「ふっ、」
ずるっと離れていった東園の唇を見ながら大きく息を吸う。自分もだけど東園の唇も濡れている。
はあはあと乱れた息が整わない。いやらしすぎてもう無理と思う。
こんなぬちゃぬちゃするものだったなんて聞いてない。
キスってもっとこう、ロマンティックな感じかと勝手に妄想していた。
陽向の、薬のせいでぐっすり眠っていた性欲を直接掴んで引き起こされる感じがしてちょっと恐ろしい。
離れた唇は再び陽向の唇に重なるとまたすぐ離れ、口の横をべろりとひとなめしたあと、頬に吸い付きキスをしながら顎の下から首、肩へ移動した。
「あっ」
肩口を隙間なく舐められながら陽向はじわじわベッドサイドに押し動かされていた。
あ、と思った時にはベッドに倒され東園が真上にいた。
鎖骨をしゃぶられながら陽向のパジャマはすべてのボタンを外され、開かれる。
「あ、あ、まって」
鮮やかな手つきにさすがなどと思いながらついストップをかける。
鎖骨から下へ舐めながら移動していた東園が頭を持ち上げ陽向の顔を覗き込む。
「どうした? いや?」
「あ、えっと、あ、でも」
首を傾げた東園はじっと陽向を見つめたあと、「どうしても嫌なときはいって」とキスしながら髪を撫でた。
いやじゃないから困惑しているのだ。
キスのせいで身体が疼いてしょうがない、発情期みたいになっていて驚いている。
東園の手が陽向の身体を確認するようにべたべたと触ってくる。普段服に隠れた、他人が触らない背中や腹をまさぐられると、ただ肌を手が滑るだけなのに気持ちよくて堪らない。
でも唇が肌を這うのは気持ち良いだけじゃない。
吐息がかかると温かく、唇とともに舌が動くと肌が濡れる。
舌に舐めまわされると、こそばゆさと身体の真ん中が溶けるような気持ちよさを同時に感じる。陽向が知っている感覚とどれも違っていて、どうしたらいいのか分からなくなる。
もうとっくに陽向の前は勃ち、のし掛かっている東園は身体が密着しているせいで絶対にそれを知っている。
「あ、……あっ」
「ここ、気持ちいい?」
舌で胸の先をいじられ、甘ったるい声が漏れ出る。
意識したことがなかったところなのに、舐められ吸い付かれると身体が震える。
どうしよう、尻の奥が濡れていく。
平坦で魅力があるように思えないそこを東園は熱心に舐めあげ、声を上げる陽向にまた「気持ちがいい?」と聞く。
「う、うん、」
「そうなんだ。こっちも?」
舐められていなかった方に唇が移り、代わりに濡れて敏感になった先をきゅっと指でつままれてびくんと腰が揺れた。
「や、もう、やめて、んっ」
執拗に胸を舐められ、それだけではなく陽向の下肢に乗った東園の腹が、陽向の勃ち上がった先を潰すように動く。
胸を舐められただけで反応している自分が無性に恥ずかしく陽向の目に涙が浮かぶ。
みんなこんな感じなのだろうか。
自分は普通なのだろうか。
陽向は確かに止めてと言ったのに、東園は止めてくれない。
逃げたくて東園を引き剥がそうとするが、逆に手をベッドに押しつけられ、東園はまた深く口づけてきた。
口のなかを舐められるととろんと気持ちが溶けて脱力していく。
力の抜けた陽向の手首から離れた東園の指が、陽向の指に絡みぎゅっと握りしめる。
「止めた方がいい?」
「……身体が、へん」
「そりゃあまあ、みんな変になるだろ。俺もだし」
ほら、と太ももに東園の腰が押しつけられ陽向がひゅっと息をのんだ。
熱を帯びたそこは陽向と同じく硬い。
みんなそうなるなら、とちょっと安堵して真上の東園に抱きついた。
みんなそうなら東園だって分かるだろう、密着した身体に勃起したそこを押しつけると死ぬほど気持ちいいのだ。
早く触りたいんだけどさすがに他人の目前で自慰は出来ない。ぐりぐりと押しつけてほうと息をつくと今度は東園の喉がぐっとおかしな音を立てた。
「陽向、腰ちょっとあげて」
言うとおりにすると東園は陽向の下肢に纏うすべてを引き脱がした。
薄布だけどなくなるとひやっとして心許ない。触られたくて疼いているそこを見られるのが恥ずかしく、なるだけ見えないように膝頭を合わせる。
「真っ暗にしてよ」
「駄目、顔が見えないと心配だから」
即答した東園は答えながら陽向の膝を割り左右に大きく開いた。
陽向のそこをじっと眺め、顔を寄せると「陽向の」と呟き先端を舐めジュッと音を立て吸った。ぎゃっと叫びそうになるのをぐっと飲みこんで「止めて」と震えた声で訴えた。
まさかそんなところを舐められるとは思わなかった。
触って欲しかったけれど、手だ。舌じゃない。
生ぬるい舌で舐められるのと、指で擦るのとは段違いだ。強い快楽を与えられ、腰が自然と揺れてしまう。
「あ、あ、ああ、うぅ、や、や」
「陽向、気持ちいいんだろ、ほらここ」
根元から先まですべて舐めあげたあと、東園が舌先で先端をつついた。おそるおそる見ると陽向の先端から東園の舌先につっと先走りが糸を引いていた。
「も、……練習、今日は終わりにして」
「ああ、甘いな」
「んん、」
うなじを舐められながらおかしいなと思う。Ωにとって生命線なのになぜかそこを東園に晒しても怖い感じがしない。何度もうなじにキスをされ、吸い付かれ、ちょっとした弾みで咬まれてもおかしくないのに止める事が出来ない。
「うぅ、あ、」
「陽向、いやじゃないの?」
いやかどうかと聞かれるといやでは無く頷く。
「そう。……キスしていい?」
心なしか嬉しそうに囁いた東園はこめかみや頬にキスを落とす。もうすでにいろんなところにされているのに、唇だけは聞くんだと思う。
陽向が頷くと東園は背後から抱いていた腕をゆるめ、今度は正面から抱きしめた。
胸に顔を埋め、陽向は息をいっぱいに吸い込む。
今までにないこってりした匂いだ。
いつもと同じ匂いではあるのに普段より濃密に感じる。
夜だから?
近いから?
昨日抱きしめられたときと明らかに違う。
「陽向」
名前を呼ばれて反射的に顔を上げる。あ、と思うまもなく唇が近づき重なった。
柔らかく、温かい感触に驚き、反射的に身を引こうとしたが後頭部に手を添えていた東園が許さない。
唇の感触を味わうようにふわふわと唇が重なっては離れ、キスってこんな感じなのか、ちょっと気持ちがいいかもと肩の力が抜ける。
きっと東園にも伝わったと思えるくらい動悸がしたけどほんの少しだけ落ち着いてきた。
離れてゆく顔を見上げ、こっちは心臓がおかしくなって、顔も多分真っ赤だろうというのにそちらは随分涼しげなお顔で、と思う。
こんな時でも東園の顔面偏差値は高く保たれている、というかいつも見るより色気がプラスされて直視が厳しい。
じっと顔を覗き込むようにされて、耐えられず目をそらすと顎を指で持ち上げられまた唇が重なる。またふわふわと唇が重なりなんとも言えない感触にふっと笑みがこぼれる。
その瞬間待っていたかのように東園の舌がぬると口内に侵入してきた。
「ん、……んっ」
驚いて東園から離れようと胸を押すが頭と腰をしっかり押さえられ、またも逃げられない。差し込まれた舌が陽向の中を隅々まで舐めあげ、にゅちゃにゅちゃと音を立てる。
息つく間が分からなく、苦しくなってきた。胸を叩くと唇が離れ、ひゅっと大きく息を吸い込んでほっとする。しかし少しの間もなくすぐにまた吸い付かれた。
頬の裏や上顎をしつこく舐められると腰の奥がじわじわと熱くなってくる。
舌が絡み引き抜かれそうに吸われ、また苦しくて胸を叩く。呼吸のためだけに離れ、また重なる。繰り返すたび、頭の芯が溶け東園の舌を追いかけるだけになる。
「ふっ、」
ずるっと離れていった東園の唇を見ながら大きく息を吸う。自分もだけど東園の唇も濡れている。
はあはあと乱れた息が整わない。いやらしすぎてもう無理と思う。
こんなぬちゃぬちゃするものだったなんて聞いてない。
キスってもっとこう、ロマンティックな感じかと勝手に妄想していた。
陽向の、薬のせいでぐっすり眠っていた性欲を直接掴んで引き起こされる感じがしてちょっと恐ろしい。
離れた唇は再び陽向の唇に重なるとまたすぐ離れ、口の横をべろりとひとなめしたあと、頬に吸い付きキスをしながら顎の下から首、肩へ移動した。
「あっ」
肩口を隙間なく舐められながら陽向はじわじわベッドサイドに押し動かされていた。
あ、と思った時にはベッドに倒され東園が真上にいた。
鎖骨をしゃぶられながら陽向のパジャマはすべてのボタンを外され、開かれる。
「あ、あ、まって」
鮮やかな手つきにさすがなどと思いながらついストップをかける。
鎖骨から下へ舐めながら移動していた東園が頭を持ち上げ陽向の顔を覗き込む。
「どうした? いや?」
「あ、えっと、あ、でも」
首を傾げた東園はじっと陽向を見つめたあと、「どうしても嫌なときはいって」とキスしながら髪を撫でた。
いやじゃないから困惑しているのだ。
キスのせいで身体が疼いてしょうがない、発情期みたいになっていて驚いている。
東園の手が陽向の身体を確認するようにべたべたと触ってくる。普段服に隠れた、他人が触らない背中や腹をまさぐられると、ただ肌を手が滑るだけなのに気持ちよくて堪らない。
でも唇が肌を這うのは気持ち良いだけじゃない。
吐息がかかると温かく、唇とともに舌が動くと肌が濡れる。
舌に舐めまわされると、こそばゆさと身体の真ん中が溶けるような気持ちよさを同時に感じる。陽向が知っている感覚とどれも違っていて、どうしたらいいのか分からなくなる。
もうとっくに陽向の前は勃ち、のし掛かっている東園は身体が密着しているせいで絶対にそれを知っている。
「あ、……あっ」
「ここ、気持ちいい?」
舌で胸の先をいじられ、甘ったるい声が漏れ出る。
意識したことがなかったところなのに、舐められ吸い付かれると身体が震える。
どうしよう、尻の奥が濡れていく。
平坦で魅力があるように思えないそこを東園は熱心に舐めあげ、声を上げる陽向にまた「気持ちがいい?」と聞く。
「う、うん、」
「そうなんだ。こっちも?」
舐められていなかった方に唇が移り、代わりに濡れて敏感になった先をきゅっと指でつままれてびくんと腰が揺れた。
「や、もう、やめて、んっ」
執拗に胸を舐められ、それだけではなく陽向の下肢に乗った東園の腹が、陽向の勃ち上がった先を潰すように動く。
胸を舐められただけで反応している自分が無性に恥ずかしく陽向の目に涙が浮かぶ。
みんなこんな感じなのだろうか。
自分は普通なのだろうか。
陽向は確かに止めてと言ったのに、東園は止めてくれない。
逃げたくて東園を引き剥がそうとするが、逆に手をベッドに押しつけられ、東園はまた深く口づけてきた。
口のなかを舐められるととろんと気持ちが溶けて脱力していく。
力の抜けた陽向の手首から離れた東園の指が、陽向の指に絡みぎゅっと握りしめる。
「止めた方がいい?」
「……身体が、へん」
「そりゃあまあ、みんな変になるだろ。俺もだし」
ほら、と太ももに東園の腰が押しつけられ陽向がひゅっと息をのんだ。
熱を帯びたそこは陽向と同じく硬い。
みんなそうなるなら、とちょっと安堵して真上の東園に抱きついた。
みんなそうなら東園だって分かるだろう、密着した身体に勃起したそこを押しつけると死ぬほど気持ちいいのだ。
早く触りたいんだけどさすがに他人の目前で自慰は出来ない。ぐりぐりと押しつけてほうと息をつくと今度は東園の喉がぐっとおかしな音を立てた。
「陽向、腰ちょっとあげて」
言うとおりにすると東園は陽向の下肢に纏うすべてを引き脱がした。
薄布だけどなくなるとひやっとして心許ない。触られたくて疼いているそこを見られるのが恥ずかしく、なるだけ見えないように膝頭を合わせる。
「真っ暗にしてよ」
「駄目、顔が見えないと心配だから」
即答した東園は答えながら陽向の膝を割り左右に大きく開いた。
陽向のそこをじっと眺め、顔を寄せると「陽向の」と呟き先端を舐めジュッと音を立て吸った。ぎゃっと叫びそうになるのをぐっと飲みこんで「止めて」と震えた声で訴えた。
まさかそんなところを舐められるとは思わなかった。
触って欲しかったけれど、手だ。舌じゃない。
生ぬるい舌で舐められるのと、指で擦るのとは段違いだ。強い快楽を与えられ、腰が自然と揺れてしまう。
「あ、あ、ああ、うぅ、や、や」
「陽向、気持ちいいんだろ、ほらここ」
根元から先まですべて舐めあげたあと、東園が舌先で先端をつついた。おそるおそる見ると陽向の先端から東園の舌先につっと先走りが糸を引いていた。
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