異世界で竜王の番に選ばれ、夜ごと蕩ける愛を注がれてます

春夜夢

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第31話 ――この選び直しは、永遠の契約

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「王と番による“再契約の誓い”は、正式に記録されます」

王政事務局の発表により、
ザディクとユウトの再び交わされた番契約が――
“歴史的な奇跡”として、国の記録に刻まれることとなった。

「選ばれた番」ではなく、
「互いに選び直した番」。

それは“愛の儀式”としてだけでなく、
“国家の希望”として、語り継がれることになった。

その記念として、
王都広場で祝賀の式典が開催される。

壇上に並ぶザディクとユウト。

「……この日を迎えられたのは、番がいてくれたからだ」

ザディクがマイク越しに、はっきりと言葉を届ける。

「俺の半身、俺の誇り、俺の未来。
 何度でも選びたい。何度でも、番でいてくれ――ユウト」

ユウトは微笑み、ただ一言、短く、はっきりと。

「はい。何度でも、あなたの番になります」

――その瞬間、拍手が湧き起こり、
花弁と光の魔法が王都を包み込んだ。

夜。

式典が終わったあと、
王宮の私室では、ふたりきりの“本当の祝賀会”が始まっていた。

「ユウト……今日は、世界が祝ってくれたけど、
 俺がいちばん、おまえを祝いたい」

「……嬉しいよ。俺も、あなたと祝いたかった」

キスは長く、深く、優しく、
愛しさと誓いを確かめるように唇を重ね合う。

「今夜は、ゆっくりと、
 おまえが“番であることの喜び”を感じてほしい」

「うん……全部、ちょうだい。優しくて、あったかくて、あなたの全部……」

服を脱がせ合い、
手のひらを重ね、背中をなぞりながら、
まるで抱擁するように結ばれていく。

「……ザディクの中、あったかい……落ち着く……」

「それは俺の台詞だ。おまえを抱いてると、心が鎮まるんだ」

ゆっくりと打ちつけられる熱。
突き上げるたびに、ユウトの身体は甘く震えて、
その快感の中に、愛と絆が溶け込んでいた。

「気持ちいい……っ、でもそれ以上に、嬉しい……っ」

「……おまえが、俺を選び直してくれたからだ。
 俺は世界でいちばん幸せな王だよ、ユウト」

何度もキスを交わしながら、
ふたりは静かに、何度も繋がっていった。

それは祝福と、未来への誓いの証。
心と体、すべてを通じて“番”を実感する、優しい夜だった。
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