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第37話 ――我慢できるなら、もっと焦らしてあげる
午前中――
ザディクは地方領主との長時間会談に向かうため、
ユウトにキスもせずに早朝に出かけていった。
「……昨夜、あんなに触れ合ったのに」
ふとした瞬間、ユウトの指先が唇に触れる。
(……また、触れたい。抱きしめられたい。奥まで、深く……)
けれど、ザディクはなかなか戻らない。
“おあずけ”をされたような気持ちに、
ユウトの胸の奥がじわじわと熱くなっていく。
(だったら……今度は、俺が焦らしてみようかな)
夜。
ようやく帰ってきたザディクは、
ベッドに腰を下ろすと、ホッとしたようにため息をついた。
「ユウト……今日は少しだけ、休みたい。横にいてくれるだけで――」
「ふぅん。……そんなに疲れてるなら、焦らされたままでも平気、なんだ」
「……え?」
ユウトがゆっくりとザディクの膝に座り、
両腕を首に回して、艶のある声で囁く。
「ねぇ、昨夜……あんなに激しかったのに、
今日はキスも触れもしないの?
だったら、俺がじっくり、焦らしてみせてあげる」
服の上から、手のひらでそっと撫でる。
指が、うなじ、首筋、胸元を這い――
「ユウトっ……っ、それ……ちょっと……」
「ちょっとだけって言ったの、あなたでしょ?
今日は……ちょっとずつ、攻めさせて」
キスは、深くない。
けれど舌先が、唇のすぐ外をなぞるようにくすぐってくる。
「中に入れてって、言っても……今日はまだ、だめ」
「ユウト……そんな顔、声……っ、だめ、もう、抱きたい……!」
「……まだ。もうちょっと、可愛い声、聞きたいな」
ザディクの腰が浮いて、甘い吐息が漏れる。
「お願い……もう無理、ユウト……奥まで欲しい……っ」
「仕方ないな。
じゃあ、可愛く“ください”ってお願いして?」
「く……ユウト、ください……奥まで、抱かせてください……っ」
「よくできました。……いっぱい、気持ちよくしてあげるね」
挿れた瞬間、ザディクの目が潤んだ。
「っ……あぁっ、ユウトっ……! もう、だめ……気持ちよすぎて……!」
「ほら、腰が勝手に動いてる。もっとおねだりして?
今日は俺の番だから……あなたをとろとろにするって決めたんだ」
甘くて、優しくて、でも支配するような愛撫。
ユウトのリードで、
ザディクは何度も高みに攫われ、
そのたびに甘い声で、ユウトの名を呼び続けた。
「……こんなにされて、俺、もうダメになるかも……」
「壊れてもいいよ。ちゃんと、朝まで抱きしめて癒してあげるから」
その夜、ザディクは――
番に愛され、甘やかされ、
甘く蕩けながら果て続けた。
そしてユウトは、
「今度から、焦らしたらこうなるって、覚えててね?」
と、満足そうに微笑んだ。
ザディクは地方領主との長時間会談に向かうため、
ユウトにキスもせずに早朝に出かけていった。
「……昨夜、あんなに触れ合ったのに」
ふとした瞬間、ユウトの指先が唇に触れる。
(……また、触れたい。抱きしめられたい。奥まで、深く……)
けれど、ザディクはなかなか戻らない。
“おあずけ”をされたような気持ちに、
ユウトの胸の奥がじわじわと熱くなっていく。
(だったら……今度は、俺が焦らしてみようかな)
夜。
ようやく帰ってきたザディクは、
ベッドに腰を下ろすと、ホッとしたようにため息をついた。
「ユウト……今日は少しだけ、休みたい。横にいてくれるだけで――」
「ふぅん。……そんなに疲れてるなら、焦らされたままでも平気、なんだ」
「……え?」
ユウトがゆっくりとザディクの膝に座り、
両腕を首に回して、艶のある声で囁く。
「ねぇ、昨夜……あんなに激しかったのに、
今日はキスも触れもしないの?
だったら、俺がじっくり、焦らしてみせてあげる」
服の上から、手のひらでそっと撫でる。
指が、うなじ、首筋、胸元を這い――
「ユウトっ……っ、それ……ちょっと……」
「ちょっとだけって言ったの、あなたでしょ?
今日は……ちょっとずつ、攻めさせて」
キスは、深くない。
けれど舌先が、唇のすぐ外をなぞるようにくすぐってくる。
「中に入れてって、言っても……今日はまだ、だめ」
「ユウト……そんな顔、声……っ、だめ、もう、抱きたい……!」
「……まだ。もうちょっと、可愛い声、聞きたいな」
ザディクの腰が浮いて、甘い吐息が漏れる。
「お願い……もう無理、ユウト……奥まで欲しい……っ」
「仕方ないな。
じゃあ、可愛く“ください”ってお願いして?」
「く……ユウト、ください……奥まで、抱かせてください……っ」
「よくできました。……いっぱい、気持ちよくしてあげるね」
挿れた瞬間、ザディクの目が潤んだ。
「っ……あぁっ、ユウトっ……! もう、だめ……気持ちよすぎて……!」
「ほら、腰が勝手に動いてる。もっとおねだりして?
今日は俺の番だから……あなたをとろとろにするって決めたんだ」
甘くて、優しくて、でも支配するような愛撫。
ユウトのリードで、
ザディクは何度も高みに攫われ、
そのたびに甘い声で、ユウトの名を呼び続けた。
「……こんなにされて、俺、もうダメになるかも……」
「壊れてもいいよ。ちゃんと、朝まで抱きしめて癒してあげるから」
その夜、ザディクは――
番に愛され、甘やかされ、
甘く蕩けながら果て続けた。
そしてユウトは、
「今度から、焦らしたらこうなるって、覚えててね?」
と、満足そうに微笑んだ。
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