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第43話 ――雪より熱く、ふたりきりの夜
「雪、すごい……っ!」
馬車の窓から見える一面の銀世界に、ユウトは目を輝かせていた。
ザディクと共に訪れたのは、
北方の国境近くにある、王家の“雪の離宮”。
外交名目での滞在だったが、
実質は――“新婚旅行”。
「他国の使節は来週から。数日は、ふたりきりでいられる」
「ふたりきり……ほんとに?」
「うん。雪に閉ざされた離宮で、誰も邪魔しない――
つまり、“今夜は独占していい”ってこと」
離宮の私室には、大きな暖炉と毛皮のラグ。
薪のはぜる音だけが響く中、
ユウトは静かに窓際に立っていた。
「ねぇ……雪、こんなに降ってるのに、
あなたに抱かれてると、不思議とあったかいよ」
「じゃあ、今夜はもっと温めてあげる」
「……雪の中でも、溶かされたい」
その言葉に、ザディクの瞳が優しく細められる。
「――じゃあ、雪より熱く、愛していい?」
毛皮の上、ユウトはゆっくりと背中を預け、
ザディクの手が、そっとインナーの隙間に忍び込んでくる。
「ユウト……肌が冷たい。
でも、これから全部、俺の熱で包むよ」
「うん……溶かして、全部、あなたのものにして……」
唇が、胸元へ、鎖骨へ、腹部へと落ちていく。
甘い舌の動きに、ユウトは息を詰め、
快感の波がじわじわと体を侵食していく。
「……こんなに愛されたら、俺、だめになる……っ」
「いいよ。旅先だし、壊れるまで可愛がっても誰も来ない」
「や……っ、あっ……だめ、もう……!」
深く挿れられた瞬間、
雪明かりが窓を照らし、
まるで世界ごと、ふたりを祝福しているかのようだった。
「ユウト……旅先でも、どこにいても、
おまえがそばにいれば、俺はずっと――“家”にいる」
「ザディク……ずっと、一緒にいて……何度でも抱いて……!」
「もちろん。今夜だけじゃない。
この雪が解けるまで、何度でも、何度でも――」
その夜、ふたりは――
雪の世界で、誰よりも熱く、
愛と欲望に溶け合っていった。
夜が明ける頃には、
毛布の中で絡まったまま、
どちらからともなく「また今夜も」と囁くのだった。
馬車の窓から見える一面の銀世界に、ユウトは目を輝かせていた。
ザディクと共に訪れたのは、
北方の国境近くにある、王家の“雪の離宮”。
外交名目での滞在だったが、
実質は――“新婚旅行”。
「他国の使節は来週から。数日は、ふたりきりでいられる」
「ふたりきり……ほんとに?」
「うん。雪に閉ざされた離宮で、誰も邪魔しない――
つまり、“今夜は独占していい”ってこと」
離宮の私室には、大きな暖炉と毛皮のラグ。
薪のはぜる音だけが響く中、
ユウトは静かに窓際に立っていた。
「ねぇ……雪、こんなに降ってるのに、
あなたに抱かれてると、不思議とあったかいよ」
「じゃあ、今夜はもっと温めてあげる」
「……雪の中でも、溶かされたい」
その言葉に、ザディクの瞳が優しく細められる。
「――じゃあ、雪より熱く、愛していい?」
毛皮の上、ユウトはゆっくりと背中を預け、
ザディクの手が、そっとインナーの隙間に忍び込んでくる。
「ユウト……肌が冷たい。
でも、これから全部、俺の熱で包むよ」
「うん……溶かして、全部、あなたのものにして……」
唇が、胸元へ、鎖骨へ、腹部へと落ちていく。
甘い舌の動きに、ユウトは息を詰め、
快感の波がじわじわと体を侵食していく。
「……こんなに愛されたら、俺、だめになる……っ」
「いいよ。旅先だし、壊れるまで可愛がっても誰も来ない」
「や……っ、あっ……だめ、もう……!」
深く挿れられた瞬間、
雪明かりが窓を照らし、
まるで世界ごと、ふたりを祝福しているかのようだった。
「ユウト……旅先でも、どこにいても、
おまえがそばにいれば、俺はずっと――“家”にいる」
「ザディク……ずっと、一緒にいて……何度でも抱いて……!」
「もちろん。今夜だけじゃない。
この雪が解けるまで、何度でも、何度でも――」
その夜、ふたりは――
雪の世界で、誰よりも熱く、
愛と欲望に溶け合っていった。
夜が明ける頃には、
毛布の中で絡まったまま、
どちらからともなく「また今夜も」と囁くのだった。
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