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第50話 ――ようこそ、“ふたりの家”へ
王都・帰還の日。
馬車の窓から見えたのは――
王城前広場いっぱいに咲き誇る、祝福の花。
空には光の魔法が舞い、
道の両側には、拍手と笑顔に満ちた人々。
「ユウト様、ようこそお帰りなさい!」
「番様、王様をどうか末永く……!」
「……すごい……こんなに、祝ってもらえるなんて……」
ユウトが目を潤ませる横で、
ザディクがそっと手を握る。
「それだけ君が、愛されてるってことだよ」
夜。
王城に戻るかと思いきや――
ザディクがユウトの手を取り、
小さな馬車で市街の外れへ向かう。
「……どこに行くの?」
「君の“夢の続きを見せたくて”」
辿り着いたのは、
王都の郊外に建てられた、あたたかな雰囲気の一軒家。
木の扉には、銀糸のリボン。
小さな花壇、丸い窓、温かい光の灯る玄関。
「……え……」
ザディクが、そっと鍵を差し出す。
「ようこそ、“ふたりの家”へ。
これは、夢じゃなくて、現実だよ」
「……ほんとに……俺たちの、家……?」
「うん。君が“欲しい”って言ったすべてを、詰め込んだ。
だから今日から、ここが“おかえり”の場所」
ユウトの目に、涙があふれた。
そしてその夜。
新しい家の寝室で、
ザディクはユウトを静かにベッドへと誘う。
「今夜は……君に、“おかえり”を伝える夜」
「うん……ただいま、ザディク」
「おかえり。君の夢は、俺の腕の中にある」
服を脱がせ合いながら、
肌と肌がふれるたび、
心の奥まで、安らぎと甘さが染み込んでいく。
「……ここが、“俺たちの寝室”か……」
「そう。そして今夜は、何度でも“ここで愛す”よ」
熱が、奥へとゆっくり注がれる。
「んっ……っ、ザディク……あったかい……」
「夢が叶って、安心した?
なら今度は、俺が君を甘やかす番だ」
とろけるような律動。
何度も抱きしめられて、
何度も「好き」と囁かれて、
ユウトは新しい“家”の中で、幸せに震えた。
「……ねえ、ここで……一生、あなたと過ごしたい……っ」
「もちろん。ここは君と俺の“永遠の場所”だから」
第50話、完。
夢は叶った。
でも、ふたりの物語は――
まだまだ続いていく。
馬車の窓から見えたのは――
王城前広場いっぱいに咲き誇る、祝福の花。
空には光の魔法が舞い、
道の両側には、拍手と笑顔に満ちた人々。
「ユウト様、ようこそお帰りなさい!」
「番様、王様をどうか末永く……!」
「……すごい……こんなに、祝ってもらえるなんて……」
ユウトが目を潤ませる横で、
ザディクがそっと手を握る。
「それだけ君が、愛されてるってことだよ」
夜。
王城に戻るかと思いきや――
ザディクがユウトの手を取り、
小さな馬車で市街の外れへ向かう。
「……どこに行くの?」
「君の“夢の続きを見せたくて”」
辿り着いたのは、
王都の郊外に建てられた、あたたかな雰囲気の一軒家。
木の扉には、銀糸のリボン。
小さな花壇、丸い窓、温かい光の灯る玄関。
「……え……」
ザディクが、そっと鍵を差し出す。
「ようこそ、“ふたりの家”へ。
これは、夢じゃなくて、現実だよ」
「……ほんとに……俺たちの、家……?」
「うん。君が“欲しい”って言ったすべてを、詰め込んだ。
だから今日から、ここが“おかえり”の場所」
ユウトの目に、涙があふれた。
そしてその夜。
新しい家の寝室で、
ザディクはユウトを静かにベッドへと誘う。
「今夜は……君に、“おかえり”を伝える夜」
「うん……ただいま、ザディク」
「おかえり。君の夢は、俺の腕の中にある」
服を脱がせ合いながら、
肌と肌がふれるたび、
心の奥まで、安らぎと甘さが染み込んでいく。
「……ここが、“俺たちの寝室”か……」
「そう。そして今夜は、何度でも“ここで愛す”よ」
熱が、奥へとゆっくり注がれる。
「んっ……っ、ザディク……あったかい……」
「夢が叶って、安心した?
なら今度は、俺が君を甘やかす番だ」
とろけるような律動。
何度も抱きしめられて、
何度も「好き」と囁かれて、
ユウトは新しい“家”の中で、幸せに震えた。
「……ねえ、ここで……一生、あなたと過ごしたい……っ」
「もちろん。ここは君と俺の“永遠の場所”だから」
第50話、完。
夢は叶った。
でも、ふたりの物語は――
まだまだ続いていく。
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