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第60話 ――祝福とぬくもりに包まれて
その日の昼。
王宮大広間にて、ザディクとユウトから妊娠報告がなされた。
「新しい命を、授かりました。
どうかこの命が、幸せな未来へ進めるよう見守ってください」
最初に歓声を上げたのは、若い侍女たちだった。
「ユウト様が……!」「赤ちゃん……本当に、おめでとうございますっ!」
近衛たちは一斉に剣を掲げ、
宰相は「王家の未来がまた一歩、明るくなりますな……!」と泣き笑い。
そして――
王妃はゆっくり歩み寄ると、
ユウトの手をとり、目を潤ませながら微笑んだ。
「……あなたが選ばれて、良かった。
この子もきっと、優しくてあたたかい子になりますわ」
「……ありがとうございます……っ」
ユウトの瞳から、静かに涙がこぼれた。
その日の夜。
王城からふたりだけの家へ戻ると、
ザディクは何も言わず、ユウトをぎゅっと抱きしめた。
「今夜は、無理に愛し合わなくていいよ。
ただ隣で眠るだけでも、君と赤ちゃんを守れるから」
「……でも、今夜は……あなたの声で、“愛してる”って……伝えてほしい」
「じゃあ……君の全部に、愛してるを伝えるね。
この身体の外も、内も、未来も――全部に」
シャツのボタンが外され、
唇が、肩、胸、お腹、そして手の甲へ――
まるで祈るように、やさしく触れていく。
「……ザディク……奥、ほしい……優しく……つながって……」
「うん。赤ちゃんに、“君がどれだけ愛されてるか”伝えようね」
ゆっくりと挿れられる熱。
ユウトは目を閉じて、全身でそれを受け止めた。
「っ……ん、あぁ……
すごく……奥まで、伝わってくる……っ」
「君の奥に、愛を残していく。
今夜は、深くゆっくり、心まで温めるように」
リズムはとろとろに、
愛撫はじんわりと熱く――
ふたりとひとつの命が、ひとつの愛に包まれていく。
「ザディク……わたし、幸せすぎて……おかしくなりそう……」
「いいよ。幸せに溺れて。俺が全部、支えてるから」
夜が更けるまで、
ふたりはただ、優しく交わり続けた。
愛されたこと、愛していること、
そして――“君を守る”という誓い。
それを身体で、心で、命で感じた夜だった。
王宮大広間にて、ザディクとユウトから妊娠報告がなされた。
「新しい命を、授かりました。
どうかこの命が、幸せな未来へ進めるよう見守ってください」
最初に歓声を上げたのは、若い侍女たちだった。
「ユウト様が……!」「赤ちゃん……本当に、おめでとうございますっ!」
近衛たちは一斉に剣を掲げ、
宰相は「王家の未来がまた一歩、明るくなりますな……!」と泣き笑い。
そして――
王妃はゆっくり歩み寄ると、
ユウトの手をとり、目を潤ませながら微笑んだ。
「……あなたが選ばれて、良かった。
この子もきっと、優しくてあたたかい子になりますわ」
「……ありがとうございます……っ」
ユウトの瞳から、静かに涙がこぼれた。
その日の夜。
王城からふたりだけの家へ戻ると、
ザディクは何も言わず、ユウトをぎゅっと抱きしめた。
「今夜は、無理に愛し合わなくていいよ。
ただ隣で眠るだけでも、君と赤ちゃんを守れるから」
「……でも、今夜は……あなたの声で、“愛してる”って……伝えてほしい」
「じゃあ……君の全部に、愛してるを伝えるね。
この身体の外も、内も、未来も――全部に」
シャツのボタンが外され、
唇が、肩、胸、お腹、そして手の甲へ――
まるで祈るように、やさしく触れていく。
「……ザディク……奥、ほしい……優しく……つながって……」
「うん。赤ちゃんに、“君がどれだけ愛されてるか”伝えようね」
ゆっくりと挿れられる熱。
ユウトは目を閉じて、全身でそれを受け止めた。
「っ……ん、あぁ……
すごく……奥まで、伝わってくる……っ」
「君の奥に、愛を残していく。
今夜は、深くゆっくり、心まで温めるように」
リズムはとろとろに、
愛撫はじんわりと熱く――
ふたりとひとつの命が、ひとつの愛に包まれていく。
「ザディク……わたし、幸せすぎて……おかしくなりそう……」
「いいよ。幸せに溺れて。俺が全部、支えてるから」
夜が更けるまで、
ふたりはただ、優しく交わり続けた。
愛されたこと、愛していること、
そして――“君を守る”という誓い。
それを身体で、心で、命で感じた夜だった。
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