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第73話 ――泣き声ごと、君たちを愛していく
深夜。
ほんのり灯る夜灯の下で、
ユウトとザディクは、リュミエールの眠るベビーベッドを覗き込んでいた。
「すやすやだね。今夜は静かに眠れそうかも」
「うん。……このまま朝まで――」
「……ふえ……あ……ぎゃあぁああっ!!!」
「!!?」
突如響き渡る、はじめての夜泣き。
ユウトはすぐに起き上がり、赤ちゃんをそっと抱き上げる。
ザディクも慌てて水を汲み、お湯を温め、タオルを準備して――
「えっ、寒い? 暑い? 夢見たの!? なにがあったの~!?(涙)」
「でも……でもなんか……泣いてる姿も、可愛くてたまらない……!」
「変な親バカ発言やめてー! でもわかるぅ……!」
ようやくリュミエールが静かになり、
ベッドに戻ったふたりは、
シーツに倒れこむように並んで、息をついた。
「……疲れた……けど、幸せ……」
「うん。夜泣きも、たぶん一生忘れない思い出になるね」
「泣き声ひとつで、こんなに心が動くなんて……」
ユウトの額に、そっとザディクの唇がふれる。
「ねぇ……今夜は、“ありがとう”を伝えさせて。
リュミエールのことも、君のことも、
全部大切にしていきたいって……身体で、伝えさせて」
「……うん。
あなたのぬくもりで包まれたら、
私、きっと明日もまた頑張れる」
そのままふたりは、
シーツの中で静かに肌を重ねる。
疲れた身体を抱きしめながら、
ザディクは、ユウトの背をやさしく撫で、
そして、そっと奥へと繋がっていく。
「今日は頑張ったね……ユウト……」
「うん……でも、あなたがそばにいてくれたから……全部、大丈夫だった……」
挿れられる動きはいつもよりずっとやわらかくて、
まるで、“おつかれさま”を伝える抱擁そのもの。
「愛してるよ……君が母になっても、
ずっと俺のいちばん、大切な人だから」
「……ありがとう……こんなにも、心が救われるなんて……っ」
眠る赤ちゃんの寝息の隣で、
ふたりは静かに、愛を確かめ合う。
泣き声ごと、愛おしく思えるのは――
ふたりで“家族になった”証拠。
ほんのり灯る夜灯の下で、
ユウトとザディクは、リュミエールの眠るベビーベッドを覗き込んでいた。
「すやすやだね。今夜は静かに眠れそうかも」
「うん。……このまま朝まで――」
「……ふえ……あ……ぎゃあぁああっ!!!」
「!!?」
突如響き渡る、はじめての夜泣き。
ユウトはすぐに起き上がり、赤ちゃんをそっと抱き上げる。
ザディクも慌てて水を汲み、お湯を温め、タオルを準備して――
「えっ、寒い? 暑い? 夢見たの!? なにがあったの~!?(涙)」
「でも……でもなんか……泣いてる姿も、可愛くてたまらない……!」
「変な親バカ発言やめてー! でもわかるぅ……!」
ようやくリュミエールが静かになり、
ベッドに戻ったふたりは、
シーツに倒れこむように並んで、息をついた。
「……疲れた……けど、幸せ……」
「うん。夜泣きも、たぶん一生忘れない思い出になるね」
「泣き声ひとつで、こんなに心が動くなんて……」
ユウトの額に、そっとザディクの唇がふれる。
「ねぇ……今夜は、“ありがとう”を伝えさせて。
リュミエールのことも、君のことも、
全部大切にしていきたいって……身体で、伝えさせて」
「……うん。
あなたのぬくもりで包まれたら、
私、きっと明日もまた頑張れる」
そのままふたりは、
シーツの中で静かに肌を重ねる。
疲れた身体を抱きしめながら、
ザディクは、ユウトの背をやさしく撫で、
そして、そっと奥へと繋がっていく。
「今日は頑張ったね……ユウト……」
「うん……でも、あなたがそばにいてくれたから……全部、大丈夫だった……」
挿れられる動きはいつもよりずっとやわらかくて、
まるで、“おつかれさま”を伝える抱擁そのもの。
「愛してるよ……君が母になっても、
ずっと俺のいちばん、大切な人だから」
「……ありがとう……こんなにも、心が救われるなんて……っ」
眠る赤ちゃんの寝息の隣で、
ふたりは静かに、愛を確かめ合う。
泣き声ごと、愛おしく思えるのは――
ふたりで“家族になった”証拠。
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