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第83話 ――君の声が、「すき」と言った日
夕方。
窓からオレンジの光が差し込む中、
ユウトはふわふわのクッションにリュミエールを座らせ、
紅茶をひとくち。
「リュミエール、お人形さん並べるの上手になったね~」
すると、
その小さな唇がふいに動いた。
「まま、すき」
「……………ッ」
一瞬で、心臓が跳ねる。
紅茶、ぼたっ。
ユウトの手が震える。
隣で読書していたザディクも、ピクリと反応。
「……な、なんて……?」
「……ま、まま……すき、って……」
リュミエールはにこにこしながら、
また言う。
「まま、すき!」
「…………ッッ」
「うわああああああああああああ!!!!」
ふたり、同時に地面に崩れ落ちる。
涙、鼻水、歓喜の震え。
「こ、これが……“ことば”の威力……っ!!」
「可愛すぎて、記憶が飛びそう……!」
その夜。
赤ちゃんが眠ったあとの寝室。
ユウトは涙ぐみながら、ザディクにしがみつく。
「……あの言葉、わたし一生忘れない……」
「うん……何よりも嬉しい、“告白”だった……」
「この子が言葉で想いを伝えてくれるようになったって思ったら……
胸がいっぱいになって……」
ザディクはユウトの背に手をまわし、
やさしく囁いた。
「じゃあ今夜は、俺からも言わせて。
“ユウト、すき”――心の全部で、何度も伝える」
「……わたしも、“ザディク、すき”……」
キスは、
ささやくような声と共に落ちていく。
「ゆうと、すき」
「ざでぃく、すき」
お互いの名前と“すき”を何度も繰り返しながら、
服を脱がせあい、肌を重ねていく。
「言葉って、ぬくもりと同じくらい……
心に響くんだね……」
「だから今夜は、君に“すき”を何度も言いながら、
中まで、心まで、満たしたい」
挿れられた瞬間、
ユウトは涙をこぼしながら微笑んだ。
「んっ……やさしい……あなたの“すき”が……とろけてくる……っ」
「すきだよ、ユウト。
君が母でも、妻でも、恋人でも――俺の全部だから」
「わたしも……あなたの声が、身体に溶けてくの……好きって、響くたびに……」
“ことば”が、“想い”になって、
“愛”になって、
“身体”の奥にまで届いた夜。
ふたりは何度も「すき」と言い合いながら、
これから先の人生を、言葉とぬくもりで繋いでいくと誓った。
窓からオレンジの光が差し込む中、
ユウトはふわふわのクッションにリュミエールを座らせ、
紅茶をひとくち。
「リュミエール、お人形さん並べるの上手になったね~」
すると、
その小さな唇がふいに動いた。
「まま、すき」
「……………ッ」
一瞬で、心臓が跳ねる。
紅茶、ぼたっ。
ユウトの手が震える。
隣で読書していたザディクも、ピクリと反応。
「……な、なんて……?」
「……ま、まま……すき、って……」
リュミエールはにこにこしながら、
また言う。
「まま、すき!」
「…………ッッ」
「うわああああああああああああ!!!!」
ふたり、同時に地面に崩れ落ちる。
涙、鼻水、歓喜の震え。
「こ、これが……“ことば”の威力……っ!!」
「可愛すぎて、記憶が飛びそう……!」
その夜。
赤ちゃんが眠ったあとの寝室。
ユウトは涙ぐみながら、ザディクにしがみつく。
「……あの言葉、わたし一生忘れない……」
「うん……何よりも嬉しい、“告白”だった……」
「この子が言葉で想いを伝えてくれるようになったって思ったら……
胸がいっぱいになって……」
ザディクはユウトの背に手をまわし、
やさしく囁いた。
「じゃあ今夜は、俺からも言わせて。
“ユウト、すき”――心の全部で、何度も伝える」
「……わたしも、“ザディク、すき”……」
キスは、
ささやくような声と共に落ちていく。
「ゆうと、すき」
「ざでぃく、すき」
お互いの名前と“すき”を何度も繰り返しながら、
服を脱がせあい、肌を重ねていく。
「言葉って、ぬくもりと同じくらい……
心に響くんだね……」
「だから今夜は、君に“すき”を何度も言いながら、
中まで、心まで、満たしたい」
挿れられた瞬間、
ユウトは涙をこぼしながら微笑んだ。
「んっ……やさしい……あなたの“すき”が……とろけてくる……っ」
「すきだよ、ユウト。
君が母でも、妻でも、恋人でも――俺の全部だから」
「わたしも……あなたの声が、身体に溶けてくの……好きって、響くたびに……」
“ことば”が、“想い”になって、
“愛”になって、
“身体”の奥にまで届いた夜。
ふたりは何度も「すき」と言い合いながら、
これから先の人生を、言葉とぬくもりで繋いでいくと誓った。
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