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第12話 “このままでいたい”じゃなく、“これからも一緒にいたい”
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「ねえ、ルカ。昨日……すっごく楽しそうだったね」
月曜の朝、ミナがにやにやと笑いながら声をかけてきた。
(……やっぱり、見られてた)
ユノと手をつないで歩いた帰り道。
あのときの温かさがまだ残っている気がする。
「う、うん……楽しかったよ。すごく」
ルカが正直に答えると、ミナは目を細めた。
「そっか。……ルカ、いい顔してる。
前よりちょっと、大人になったみたい」
その言葉に、ルカは少しだけ照れくさくなった。
授業の合間、ユノと視線が合う。
お互いに、少し笑って、頷きあう。
なにも言わなくても、昨日の時間がふたりの中に残っていた。
放課後。
今日は屋上で会おうと、昼にだけ決めていた。
柔らかな風の中、ユノがルカの隣に座る。
「……ねえ、ルカ」
「なに?」
「来年のこと、少しだけ考えてみた」
ユノの声は、穏やかだけど真剣だった。
「進路のこと。卒業してから、何をするかとか。
ルカと離れるのは……すごく怖いなって思ったの」
ルカの胸が、小さく鳴った。
(私も、ちゃんと考えなきゃ。今だけじゃなく、“これから”のこと)
「私も、考えるよ。ユノと、同じ未来を歩ける道を」
そう言いながら、ルカは自分の言葉に驚いていた。
でも、不思議とそれは怖くなかった。
「……ありがとう」
ユノがルカの肩にもたれかかる。
頭をそっと預けるだけで、気持ちが通じていく。
(この時間がずっと続いてほしい——)
でも、ただ「このままでいたい」じゃ、未来には進めない。
「これからも一緒にいたい」って、想いを形にしていかなきゃ。
ルカはユノの手をぎゅっと握り返した。
「……一緒に、考えよう。ふたりの“これから”のこと」
ユノが小さく頷いた。
その横顔は、誰よりも信じられる、恋人の顔だった。
月曜の朝、ミナがにやにやと笑いながら声をかけてきた。
(……やっぱり、見られてた)
ユノと手をつないで歩いた帰り道。
あのときの温かさがまだ残っている気がする。
「う、うん……楽しかったよ。すごく」
ルカが正直に答えると、ミナは目を細めた。
「そっか。……ルカ、いい顔してる。
前よりちょっと、大人になったみたい」
その言葉に、ルカは少しだけ照れくさくなった。
授業の合間、ユノと視線が合う。
お互いに、少し笑って、頷きあう。
なにも言わなくても、昨日の時間がふたりの中に残っていた。
放課後。
今日は屋上で会おうと、昼にだけ決めていた。
柔らかな風の中、ユノがルカの隣に座る。
「……ねえ、ルカ」
「なに?」
「来年のこと、少しだけ考えてみた」
ユノの声は、穏やかだけど真剣だった。
「進路のこと。卒業してから、何をするかとか。
ルカと離れるのは……すごく怖いなって思ったの」
ルカの胸が、小さく鳴った。
(私も、ちゃんと考えなきゃ。今だけじゃなく、“これから”のこと)
「私も、考えるよ。ユノと、同じ未来を歩ける道を」
そう言いながら、ルカは自分の言葉に驚いていた。
でも、不思議とそれは怖くなかった。
「……ありがとう」
ユノがルカの肩にもたれかかる。
頭をそっと預けるだけで、気持ちが通じていく。
(この時間がずっと続いてほしい——)
でも、ただ「このままでいたい」じゃ、未来には進めない。
「これからも一緒にいたい」って、想いを形にしていかなきゃ。
ルカはユノの手をぎゅっと握り返した。
「……一緒に、考えよう。ふたりの“これから”のこと」
ユノが小さく頷いた。
その横顔は、誰よりも信じられる、恋人の顔だった。
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