13 / 15
13
しおりを挟む
皆に叱咤激励したものの模擬競走が直ぐに始まるわけではない。
集まった人々に競馬を楽しんでもらうために事前説明から始まる。
説明は競馬会の仕事で綺麗で凛とした女性が観衆の前に立つ。
馬場付近に建設された観客席には千を超える人。
その全てに女性の声が届くものでもないのでここでも魔法が使われる。
光魔法で司会女性を壁に拡大して映し出す。
音魔法で司会女性の声を拡大して響かせる。
帝都で研究されている魔法の新たな使い方。
それを実験的に流用させてもらっている。
そんなモノを準備できるとは流石お父様だ。
司会は競馬について語っていく。
出走登録された競走馬はパドックと名付けられた下見所でお披露目される。
そこで馬の状態を観客にみてもらう。
勝ち馬投票を行うモノは其処で馬の良しあしを判断することも出来る。
競争の発走時刻が近づくと馬は騎手に導かれパドックから馬場へと移動する。
馬場では軽く走らされ競走前の準備運動を行う。
発走時刻になると馬は発走地点に建てられた門へと誘導される。
夢の世界では発走門は機械で作られていたがこの世界に無いので魔法で代用する。
土魔法を使える魔法師を配置して個別の枠を作り合図とともに解除することで発走となる。
発走した馬は周囲に直接影響を与えないように競争路を走る。
各馬に指定された進路はなく自由に走ることが出来る。
前に行こうが横に広がろうが馬と騎手の自由。
そして進路を開ける、位置を譲るなどの行為をする必要はない。
ただし馬体が接触して妨害するなど明確な妨害行為は禁止。
走行が危険または悪質な妨害とみなされた場合は失格処分となる。
そうして競争路を走り切り決勝線を先頭で駆け抜けた馬が勝者となる。
そしてその勝者となった馬に投票していた者は配当を得ることが出来る。
こうした説明を小頭数の馬で仮競走を用いて行う。
貴族や来賓には説明してあるが一般観客には盛り上がる場所を理解させるのが重要。
3度ほど軽い仮競走を行う事で一般観客も盛り上がりが理解してきた。
そうして十分に熱気が育ったところで模擬競走の開始。
仮競走で示したようにパドックでお披露目されていた馬を迎えに行く。
そこには筋骨隆々な牡馬が16頭。
それらは夢の中のサラブレットより肉厚で大きく重厚感がある。
私の愛馬はその中でひときわスリムな葦毛馬。
ビュイック厩舎のファルクス号。
自身より大きな牡馬に囲まれているというのにファルクスは優雅なモノ。
委縮しているどころか周囲を見下して王様気分でいる。
血気盛んな他の馬が鼻息荒く威嚇しているのを軽く受け流す大人さも兼ね備えている。
王様気質で気位の高い馬は他にもいるようだけれど。
ファルクスに小走りで駆け寄ると鬣を撫でてご機嫌を取る。
勝気なファルクスさんだが私の撫でが良かったようでふすんと息を吐く。
ご機嫌を取ったところで背中に乗り移動を開始する。
出走馬は係員に促されて馬場へぞくぞくと入場する。
私とファルクスの馬番は5番なので5番目に誘導される。
馬場に入場した後は少し馬と一緒に準備運動。
競争に向けて筋肉をほぐし馬の状態を確かめる。
ファルクスは幾らか興奮しているけれど状態は悪くない。
筋肉に疲労も見られない。
軽く走った後は発走門付近で待機。
門近くには準備運動を終えた馬が集まり臨戦態勢。
待っている馬の中にはちゃかついて既に汗だくになっているモノも。
その馬を宥めるために騎手は苦労している。
参戦する騎手と馬の中で唯一の顔見知りを見つけたので声をかけることにした。
「やあ、リサ。そちらの調子はどうかしら」
「お嬢様、今日ばかりは手加減は出来ませんので」
「おやおや。いきなりだね。それにしてもそう気を張っては上手くいかないわよ」
綺麗な甲冑の様な衣服を着るリサはまさに可憐な騎士様。
この世界には魔法があり夢の世界の様な防具を付けなくても身を守ることが出来る。
その為、騎手は思い思いの服を着ることが出来る。
流石に風になびくような服では不利になるのだけれど理解していない騎手は多い。
そういう私とて少しお洒落している。
お化粧をして綺麗で競馬に不向きな服を着ている。
私としては機能性重視といきたかったのだけれど使用人が許してくれなかった。
ロシェルやリサが他勢力になっているので自由にいけるかと思ったら甘かった。
昔の私を知っているので綺麗なモノが好きでしょうと押し切られてしまった。
綺麗なモノが嫌いになったわけでも無いので受け入れることにした。
それに煌びやかな衣装の方が興行としては映えるし。
さて6歳にして美少女騎士然としているリサだけれど少し緊張気味。
大衆を前にしての武者震い、というよりは何かに恐れている。
あまり考えたくないけれどロシェルに圧力でもかけられたのだろう。
あのご老人は身内に、というかリサには厳しいし。
とはいえ最初から敵に塩を送るつもりはないので軽いあいさつで留めておく。
というよりは馬が続々と集まって来たのでその余裕もなくなってしまった。
殺気立っている男騎手と牡馬。
その中で気安い雰囲気ではいられない。
私とて遊びではないし、真剣で真面目な相手を完膚なきまでに叩きのめすつもりでいるのだから。
殺気立った男たちを見下す様に傲慢で不遜なお嬢様を演じる。
脅しか嫌がらせか、馬をぶつけ威嚇するという下品なモノもいるが私もファルクスも意に介さない。
寧ろそんなことをしでかす相手を小者と鼻で嗤う。
それが面白くないのか男どもの視線が強くなる。
そうこうしているうちに発走時刻に。
馬の誘導は過剰に興奮させないよう奇数番、偶数番の順に。
5番の我々は先入れ。
誘導係に引かれてファルクス号は大人しく収まる。
閉所を嫌がる馬は少なくない。
模擬競走にあたって訓練をしているし試験を合格しなければ競走馬として認められないのだがそれでも本番では騒ぎ出す馬もいる。
門の中に入って立ち上がったり落ち着きが無くなる馬もいる。
もっと言えば門に入ることを拒む馬もいる。
そんな各馬の色々を待たなければいけないので先入れの馬は少し大変。
始めは落ち着いていた馬でもちゃかつきだすこともある。
横の馬が騒げばそれにつられてという事もある。
もっとも、ファルクスは賢い馬なのでその手の心配はない。
発走を今か今かと待ちわびているところを少し撫でてやれば騒ぎもしない。
1頭を残して全馬が門に入り誘導係が離れれば馬も騎手も臨戦態勢。
最後の1頭が引かれ収まり係員が離れれば準備完了。
数拍を持って門が消えうせ競走開始。
さあ、いこう。
競馬の始まりだ。
集まった人々に競馬を楽しんでもらうために事前説明から始まる。
説明は競馬会の仕事で綺麗で凛とした女性が観衆の前に立つ。
馬場付近に建設された観客席には千を超える人。
その全てに女性の声が届くものでもないのでここでも魔法が使われる。
光魔法で司会女性を壁に拡大して映し出す。
音魔法で司会女性の声を拡大して響かせる。
帝都で研究されている魔法の新たな使い方。
それを実験的に流用させてもらっている。
そんなモノを準備できるとは流石お父様だ。
司会は競馬について語っていく。
出走登録された競走馬はパドックと名付けられた下見所でお披露目される。
そこで馬の状態を観客にみてもらう。
勝ち馬投票を行うモノは其処で馬の良しあしを判断することも出来る。
競争の発走時刻が近づくと馬は騎手に導かれパドックから馬場へと移動する。
馬場では軽く走らされ競走前の準備運動を行う。
発走時刻になると馬は発走地点に建てられた門へと誘導される。
夢の世界では発走門は機械で作られていたがこの世界に無いので魔法で代用する。
土魔法を使える魔法師を配置して個別の枠を作り合図とともに解除することで発走となる。
発走した馬は周囲に直接影響を与えないように競争路を走る。
各馬に指定された進路はなく自由に走ることが出来る。
前に行こうが横に広がろうが馬と騎手の自由。
そして進路を開ける、位置を譲るなどの行為をする必要はない。
ただし馬体が接触して妨害するなど明確な妨害行為は禁止。
走行が危険または悪質な妨害とみなされた場合は失格処分となる。
そうして競争路を走り切り決勝線を先頭で駆け抜けた馬が勝者となる。
そしてその勝者となった馬に投票していた者は配当を得ることが出来る。
こうした説明を小頭数の馬で仮競走を用いて行う。
貴族や来賓には説明してあるが一般観客には盛り上がる場所を理解させるのが重要。
3度ほど軽い仮競走を行う事で一般観客も盛り上がりが理解してきた。
そうして十分に熱気が育ったところで模擬競走の開始。
仮競走で示したようにパドックでお披露目されていた馬を迎えに行く。
そこには筋骨隆々な牡馬が16頭。
それらは夢の中のサラブレットより肉厚で大きく重厚感がある。
私の愛馬はその中でひときわスリムな葦毛馬。
ビュイック厩舎のファルクス号。
自身より大きな牡馬に囲まれているというのにファルクスは優雅なモノ。
委縮しているどころか周囲を見下して王様気分でいる。
血気盛んな他の馬が鼻息荒く威嚇しているのを軽く受け流す大人さも兼ね備えている。
王様気質で気位の高い馬は他にもいるようだけれど。
ファルクスに小走りで駆け寄ると鬣を撫でてご機嫌を取る。
勝気なファルクスさんだが私の撫でが良かったようでふすんと息を吐く。
ご機嫌を取ったところで背中に乗り移動を開始する。
出走馬は係員に促されて馬場へぞくぞくと入場する。
私とファルクスの馬番は5番なので5番目に誘導される。
馬場に入場した後は少し馬と一緒に準備運動。
競争に向けて筋肉をほぐし馬の状態を確かめる。
ファルクスは幾らか興奮しているけれど状態は悪くない。
筋肉に疲労も見られない。
軽く走った後は発走門付近で待機。
門近くには準備運動を終えた馬が集まり臨戦態勢。
待っている馬の中にはちゃかついて既に汗だくになっているモノも。
その馬を宥めるために騎手は苦労している。
参戦する騎手と馬の中で唯一の顔見知りを見つけたので声をかけることにした。
「やあ、リサ。そちらの調子はどうかしら」
「お嬢様、今日ばかりは手加減は出来ませんので」
「おやおや。いきなりだね。それにしてもそう気を張っては上手くいかないわよ」
綺麗な甲冑の様な衣服を着るリサはまさに可憐な騎士様。
この世界には魔法があり夢の世界の様な防具を付けなくても身を守ることが出来る。
その為、騎手は思い思いの服を着ることが出来る。
流石に風になびくような服では不利になるのだけれど理解していない騎手は多い。
そういう私とて少しお洒落している。
お化粧をして綺麗で競馬に不向きな服を着ている。
私としては機能性重視といきたかったのだけれど使用人が許してくれなかった。
ロシェルやリサが他勢力になっているので自由にいけるかと思ったら甘かった。
昔の私を知っているので綺麗なモノが好きでしょうと押し切られてしまった。
綺麗なモノが嫌いになったわけでも無いので受け入れることにした。
それに煌びやかな衣装の方が興行としては映えるし。
さて6歳にして美少女騎士然としているリサだけれど少し緊張気味。
大衆を前にしての武者震い、というよりは何かに恐れている。
あまり考えたくないけれどロシェルに圧力でもかけられたのだろう。
あのご老人は身内に、というかリサには厳しいし。
とはいえ最初から敵に塩を送るつもりはないので軽いあいさつで留めておく。
というよりは馬が続々と集まって来たのでその余裕もなくなってしまった。
殺気立っている男騎手と牡馬。
その中で気安い雰囲気ではいられない。
私とて遊びではないし、真剣で真面目な相手を完膚なきまでに叩きのめすつもりでいるのだから。
殺気立った男たちを見下す様に傲慢で不遜なお嬢様を演じる。
脅しか嫌がらせか、馬をぶつけ威嚇するという下品なモノもいるが私もファルクスも意に介さない。
寧ろそんなことをしでかす相手を小者と鼻で嗤う。
それが面白くないのか男どもの視線が強くなる。
そうこうしているうちに発走時刻に。
馬の誘導は過剰に興奮させないよう奇数番、偶数番の順に。
5番の我々は先入れ。
誘導係に引かれてファルクス号は大人しく収まる。
閉所を嫌がる馬は少なくない。
模擬競走にあたって訓練をしているし試験を合格しなければ競走馬として認められないのだがそれでも本番では騒ぎ出す馬もいる。
門の中に入って立ち上がったり落ち着きが無くなる馬もいる。
もっと言えば門に入ることを拒む馬もいる。
そんな各馬の色々を待たなければいけないので先入れの馬は少し大変。
始めは落ち着いていた馬でもちゃかつきだすこともある。
横の馬が騒げばそれにつられてという事もある。
もっとも、ファルクスは賢い馬なのでその手の心配はない。
発走を今か今かと待ちわびているところを少し撫でてやれば騒ぎもしない。
1頭を残して全馬が門に入り誘導係が離れれば馬も騎手も臨戦態勢。
最後の1頭が引かれ収まり係員が離れれば準備完了。
数拍を持って門が消えうせ競走開始。
さあ、いこう。
競馬の始まりだ。
1
あなたにおすすめの小説
アリエッタ幼女、スラムからの華麗なる転身
にゃんすき
ファンタジー
冒頭からいきなり主人公のアリエッタが大きな男に攫われて、前世の記憶を思い出し、逃げる所から物語が始まります。
姉妹で力を合わせて幸せを掴み取るストーリーになる、予定です。
辺境に追放されたガリガリ令嬢ですが、助けた男が第三王子だったので人生逆転しました。~実家は危機ですが、助ける義理もありません~
香木陽灯
恋愛
「そんなに気に食わないなら、お前がこの家を出ていけ!」
実の父と義妹に虐げられ、着の身着のままで辺境のボロ家に追放された伯爵令嬢カタリーナ。食べるものもなく、泥水のようなスープですすり、ガリガリに痩せ細った彼女が庭で拾ったのは、金色の瞳を持つ美しい男・ギルだった。
「……見知らぬ人間を招き入れるなんて、馬鹿なのか?」
「一人で食べるのは味気ないわ。手当てのお礼に一緒に食べてくれると嬉しいんだけど」
二人の奇妙な共同生活が始まる。ギルが獲ってくる肉を食べ、共に笑い、カタリーナは本来の瑞々しい美しさを取り戻していく。しかしカタリーナは知らなかった。彼が王位継承争いから身を隠していた最強の第三王子であることを――。
※ふんわり設定です。
※他サイトにも掲載中です。
王女様は聖女様?おてんば姫の大冒険~ペットのドラゴンが迷子なので冒険者になって探しに行きます!~
しましまにゃんこ
ファンタジー
アリシア王国の第3王女ティアラ姫には誰にも言えない秘密があった。
それは自分が全属性の魔力を持ち、最強のチート能力を持っていた「建国の賢者アリシア」の生まれ変わりであること!
8才の誕生日を境に前世の記憶を取り戻したものの、500年後に転生したことを知って慌てる。なぜなら死の直前、パートナーのドラゴンに必ず生まれ変わって会いにいくと約束したから。
どこにいてもきっとわかる!と豪語したものの、肝心のドラゴンの気配を感じることができない。全属性の魔力は受け継いだものの、かつての力に比べて圧倒的に弱くなっていたのだ!
「500年……長い。いや、でも、ドラゴンだし。きっと生きてる、よね?待ってて。約束通りきっと会いにいくから!」
かつての力を取り戻しつつ、チートな魔法で大活躍!愛する家族と優しい婚約者候補、可愛い獣人たちに囲まれた穏やかで平和な日々。
しかし、かつての母国が各国に向けて宣戦布告したことにより、少しずつ世界の平和が脅かされていく。
「今度こそ、私が世界を救って見せる!」
失われたドラゴンと世界の破滅を防ぐため、ティアラ姫の冒険の旅が今、始まる!
剣と魔法が織りなすファンタジーの世界で、アリシア王国第3王女として生まれ変わったかつての賢者が巻き起こす、愛と成長と冒険の物語です。
イケメン王子たちとの甘い恋の行方もお見逃しなく。
小説家になろう、カクヨムさま他サイトでも投稿しています。
勝手に召喚され捨てられた聖女さま。~よっしゃここから本当のセカンドライフの始まりだ!~
楠ノ木雫
ファンタジー
IT企業に勤めていた25歳独身彼氏無しの立花菫は、勝手に異世界に召喚され勝手に聖女として称えられた。確かにステータスには一応〈聖女〉と記されているのだが、しばらくして偽物扱いされ国を追放される。まぁ仕方ない、と森に移り住み神様の助けの元セカンドライフを満喫するのだった。だが、彼女を追いだした国はその日を境に天気が大荒れになり始めていき……
※他の投稿サイトにも掲載しています。
私と母のサバイバル
だましだまし
ファンタジー
侯爵家の庶子だが唯一の直系の子として育てられた令嬢シェリー。
しかしある日、母と共に魔物が出る森に捨てられてしまった。
希望を諦めず森を進もう。
そう決意するシェリーに異変が起きた。
「私、別世界の前世があるみたい」
前世の知識を駆使し、二人は無事森を抜けられるのだろうか…?
主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから
渡里あずま
ファンタジー
安藤舞は、専業主婦である。ちなみに現在、三十二歳だ。
朝、夫と幼稚園児の子供を見送り、さて掃除と洗濯をしようとしたところで――気づけば、石造りの知らない部屋で座り込んでいた。そして映画で見たような古めかしいコスプレをした、外国人集団に囲まれていた。
「我々が召喚したかったのは、そちらの世界での『学者』や『医者』だ。それを『主婦』だと!? そんなごく潰しが、聖女になどなれるものか! 役立たずなどいらんっ」
「いや、理不尽!」
初対面の見た目だけ美青年に暴言を吐かれ、舞はそのまま無一文で追い出されてしまう。腹を立てながらも、舞は何としても元の世界に戻ることを決意する。
「主婦が役立たず? どう思うかは勝手だけど、こっちも勝手にやらせて貰うから」
※※※
専業主婦の舞が、主婦力・大人力を駆使して元の世界に戻ろうとする話です(ざまぁあり)
※重複投稿作品※
表紙の使用画像は、AdobeStockのものです。
転生『悪役』公爵令嬢はやり直し人生で楽隠居を目指す
RINFAM
ファンタジー
なんの罰ゲームだ、これ!!!!
あああああ!!!
本当ならあと数年で年金ライフが送れたはずなのに!!
そのために国民年金の他に利率のいい個人年金も掛け、さらに少ない給料の中からちまちまと老後の生活費を貯めてきたと言うのに!!!!
一銭も貰えないまま人生終わるだなんて、あんまりです神様仏様あああ!!
かくなる上はこのやり直し転生人生で、前世以上に楽して暮らせる隠居生活を手に入れなければ。
年金受給前に死んでしまった『心は常に18歳』な享年62歳の初老女『成瀬裕子』はある日突然死しファンタジー世界で公爵令嬢に転生!!しかし、数年後に待っていた年金生活を夢見ていた彼女は、やり直し人生で再び若いままでの楽隠居生活を目指すことに。
4コマ漫画版もあります。
冷徹宰相様の嫁探し
菱沼あゆ
ファンタジー
あまり裕福でない公爵家の次女、マレーヌは、ある日突然、第一王子エヴァンの正妃となるよう、申し渡される。
その知らせを持って来たのは、若き宰相アルベルトだったが。
マレーヌは思う。
いやいやいやっ。
私が好きなのは、王子様じゃなくてあなたの方なんですけど~っ!?
実家が無害そう、という理由で王子の妃に選ばれたマレーヌと、冷徹宰相の恋物語。
(「小説家になろう」でも公開しています)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる