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第1章
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──────加護なしは魔法が使えるのか、それとも使えないのか。
ドンがそれを調べる前に結論が出た。
エディトはそれをドンが調べているとは知らずに魔力溜まりを見つける様に促し、ハイルは無事それをやり遂げ、その日のうちに一番簡単な魔法が一つ使える様になったからだ。
「魔力は精霊王からの恩恵である。だから加護なしは魔力がない」と言う聖職者もいたと司祭から情報を提供されたドンが、それについて調べようとしていたところの出来事だった。
魔力溜まりを見つける事が出来たハイルが最初に使った魔法は、小さな灯りを作る魔法。
最初は手のひら全体を明るくする事も難しい。
しかしこれが上達するとダンジョン、地下室など、明かりのない場所の好きなところに好きなだけ好きな明るさの灯りを作る事が出来る魔法で、一番最初に勉強する魔法の一つとされている。
ずっとつけていればその分魔力が使われ続けていくため、自分の魔力量を測る時に使う事を推奨する教師もいるこの魔法は、ハイルの夜の読書に役立っていた。
夜「おやすみなさい」とマーサと挨拶した後、ハイルはベッドの中で寝るしかやる事がなかった。いや、それでいいのだけれど、読める字が増え絵本を好きに読める様になってから、マーサが隣の部屋に戻ってからも読みたいなと言う欲求が生まれていたのだ。
今はこっそりこの魔法で明るくし、気を抜いたら寝てしまいそうになるまで絵本を読んでいる。
そう、ハイルは“夜ふかし”を覚えたのだ。
実はこれを知り、どう注意するかそれともしばらく黙認するかと悩むマーサとエディトがいる。つまり、ハイルの内緒の夜ふかしは内緒ではない。
二人の結論が出るまでは、ハイルは夜ふかしが出来るだろう。
ともあれ、無事魔法が使える事が判明したハイルは読み書き出来るスペルを増やすため、子供が使う辞書とそれで十分事が足りる本を一冊、ヘレナからプレゼントされた。
分からない事はまずメモをし、辞書で調べ意味をメモする。一冊読み切る頃には随分と理解力が上がるだろう。
これを朝食後に、昼からはエディトの授業、夕方少しリハビリをし、夕食を食べ湯浴みをし、夜更かしをする。
これがハイルの日常となった。
同時に、以前話した様に依存傾向のある三人以外との時間も増やすために、昼食時はグスタフかニコライが給仕役になり、カルロッテとヘレナそして当然だがユスティが毎回、そこにドンとヴェヒテ、リネーが時々加わると言う形を取り始める。
『甘くて美味しいポーション』を作ってくれたリネーにはあっさりと懐いたので「これは餌付け効果ではないか?」と言われており、リネーはそれを知り「餌付け……」とどこか落ち込んだ様子で、大柄のグスタフは「餌付け……なるほど!」と目を輝かせていた。暫くの間、マーサはハイルの食生活を監視しなければならないだろう。正しくは、ハイルの周りの人間の行動を、だろうけれども。
ハイルを『呪われた子』と知る、今ハイルと時間を共有出来る人間はみな、ひと月以上も死にかけた姿から今の姿に変わっていくハイルを見ている。
1日に何時間も共に居られるわけでもなく1日顔を見ない時だってあるけれど、彼らはハイルの成長の情報を共有するために報告書を受け取っていた。
書類の上で成長を見ていたからか、助けてやりたい、守ってやりたいと言う様な気持ちが生まれている。
父の様に、母の様に、兄の様に。それぞれがそれぞれの思いで、ハイルと生活を共にしていく中で、彼の“無知”を知るたびに胸が痛んだりもすれば、楽しそうに笑う姿に心が温かくもなっていく。
──────ハイルが幸せになってくれたらいい。
ここで素直に成長していくハイル。
ハイルを徐々に広い世界へ連れ出しながら、学ばせていく。全員でハイルを育てると言う様な、そんな形で進んでいた。
さて、今現状ハイルの加護なしについて調べ続けるドンは『加護なしは魔力がない』が否定された事により、次は『加護なしは精霊魔法が使えるのかどうか』を調べようと考えていたが、今これは中断している。
調べ様にも前例もなければ、それに触れてある様な資料もない。
文献が何もないのであれば、実際に試すしかない。
つまり、ハイルに精霊と契約してもらうしか方法がないのだ。
いくら研究熱心のドンであっても、ハイルにこんな事を頼むわけにもいかない。
力を貸してくれている司祭と共に、「未知数である加護なしであるハイルに、精霊との契約を頼むには何があるか想像も出来ないため危険すぎる」と、この辺りは脇に置き加護なしについての研究を再び始める事となった。
とはいえ、こちらも多くの資料があるわけではない。
エディトの仮説に基づく『加護なしハイルが精霊魔法で目が輝く』の件と、日々上がる報告書から読み解いていく事になった。
そんな中、発見があった。
これを発見したのは、ユスティである。
通常の魔法には反応しないハイルの瞳。
しかしハイル自身が使うと反応を見せると言うのだ。
ドンは「ハイルがどれだけ真面目に勉強しているのか、見に行きたい」と言い「ちゃんと勉強していたら今度城下でおやつを買ってきてあげようと思ってね」なんて付け加えてあっさりハイルから許可を得て参加した。
甘いものは美味しい。そう理解したハイルはお菓子に弱い。大変弱いのである。甘いものは美味しいと“教えた”格好になるリネーは心中複雑だろう。
お菓子がもらえると、ますますご機嫌で授業を受けるハイルは嬉しそうに席に着く。
エディトから「水を出す魔法を使ってみましょう」と言われ、既に履修済みのユスティがお手本にと空のコップに水を溜めた。
ハイルの目はいつも通りだ。
魔法というのは習うより慣れろなところがある。
もちろん属性によって得手不得手は大きく、風系統の魔法は使えるが何をやっても火系統は使えないというものもいる。他にも水は作れるが氷に出来ないなんていう人もいた。
それに使えたからといってどれほどの威力の魔法が使えるかも千差万別。日常生活が楽になる程度の人もいれば、魔獣退治が出来る人もいる。
この辺りが魔力量に比例するのかどうか、は今“真っ当に”研究が進められているところだ。
そして魔法の使い方は基本的に詠唱。
しかし無詠唱でも使える人や、エディトの様に口の中で──声にはなっていないが、無詠唱ではない──唱えて出来る人もいる。ユスティは詠唱するが、慣れたものに関したは省略する事がほとんどだ。
詠唱自体も基本があるけれど、“それでなければならない”というわけでもない。
他にも色々あるが、とにかく“使う人が使えればいい”というものが大きいのが魔法である。
教科書があるけれどあってないようなもの、とも言えるだろうか。
今回もハイルに基本的な詠唱は教えたが、極端な話、ハイルがもっと自分にとっていいなと思うものでかつそれが形として現れる──────今回の場合は水を出すという結果になる詠唱であればいいのだ。
ハイルもこの辺りの説明は既に受けているので、型通り──教科書に書かれている一般的なもの、である──詠唱をじっくり読んだ後
「ぼく、絵本ですきなのがあるの。使ってもいいの?」
と一応聞いた。エディトはにっこり笑い頷く。
それでうまくいってもいかなくても『それを糧に次に進めばいい』と考え教えているエディトは気にしない。ハイルが楽しく学ぶ事を第一としている。
普段ハイルが勉強している間、ユスティは休学中にと出されている課題を片付けるのだが魔法の時間は別。彼にはハイルの目を確認するという役目があった。今もそれは継続中。
「ハイルはどんな詠唱がいいの?」
ユスティが聞いた。
「『みずがめをみたして、おねがいね』ってお願いする場面があるの。絵がキラキラしていて綺麗だから、それにしたいの」
これは『まほうと』の姉妹本のように扱われている『せいれいと』という絵本の一節である。
「ハイルはキラキラしているのが好きなんだね」
「だって初めてユスティさまが教えてくれたことだもん」
この一言にギュンと胸を打たれたユスティは机に突っ伏す。
まだユスティがハイルに向ける感情に明確な名前はついていないが、ハイルの言動で身悶える事は多々あった。
「でしたらハイル様。こちらのコップでもお皿の上にでも、水を出してみましょう。」
目の前に置かれた空のコップと深めの皿。
ハイルは皿の方に出す事にした様で、皿の淵を両手でそっと触った。
「『みずがめをみたして、おねがいね』」
瞬間、皿から溢れるギリギリまで水が張る。
ドンもエディトもハイルの目が輝くのをみた。
「やった!できたよ、できた!」
喜ぶハイルが魔法を使ったその瞬間、ユスティとマーサだけは信じられないものを見たのである。
それはハイルの周囲に一瞬だけ、キラキラと、ハイルの瞳のあれの様な輝きが散ったのだ。
あまりに美しく繊細な輝きはユスティとマーサの視界の中で散って、そして空気に消えていく。
二人は顔を見合わせ、今の輝きが現実かどうか暫く見つめ合い確かめ合った。
王都に程近い領地に異変が起きたのは、この翌日だったという。
ドンがそれを調べる前に結論が出た。
エディトはそれをドンが調べているとは知らずに魔力溜まりを見つける様に促し、ハイルは無事それをやり遂げ、その日のうちに一番簡単な魔法が一つ使える様になったからだ。
「魔力は精霊王からの恩恵である。だから加護なしは魔力がない」と言う聖職者もいたと司祭から情報を提供されたドンが、それについて調べようとしていたところの出来事だった。
魔力溜まりを見つける事が出来たハイルが最初に使った魔法は、小さな灯りを作る魔法。
最初は手のひら全体を明るくする事も難しい。
しかしこれが上達するとダンジョン、地下室など、明かりのない場所の好きなところに好きなだけ好きな明るさの灯りを作る事が出来る魔法で、一番最初に勉強する魔法の一つとされている。
ずっとつけていればその分魔力が使われ続けていくため、自分の魔力量を測る時に使う事を推奨する教師もいるこの魔法は、ハイルの夜の読書に役立っていた。
夜「おやすみなさい」とマーサと挨拶した後、ハイルはベッドの中で寝るしかやる事がなかった。いや、それでいいのだけれど、読める字が増え絵本を好きに読める様になってから、マーサが隣の部屋に戻ってからも読みたいなと言う欲求が生まれていたのだ。
今はこっそりこの魔法で明るくし、気を抜いたら寝てしまいそうになるまで絵本を読んでいる。
そう、ハイルは“夜ふかし”を覚えたのだ。
実はこれを知り、どう注意するかそれともしばらく黙認するかと悩むマーサとエディトがいる。つまり、ハイルの内緒の夜ふかしは内緒ではない。
二人の結論が出るまでは、ハイルは夜ふかしが出来るだろう。
ともあれ、無事魔法が使える事が判明したハイルは読み書き出来るスペルを増やすため、子供が使う辞書とそれで十分事が足りる本を一冊、ヘレナからプレゼントされた。
分からない事はまずメモをし、辞書で調べ意味をメモする。一冊読み切る頃には随分と理解力が上がるだろう。
これを朝食後に、昼からはエディトの授業、夕方少しリハビリをし、夕食を食べ湯浴みをし、夜更かしをする。
これがハイルの日常となった。
同時に、以前話した様に依存傾向のある三人以外との時間も増やすために、昼食時はグスタフかニコライが給仕役になり、カルロッテとヘレナそして当然だがユスティが毎回、そこにドンとヴェヒテ、リネーが時々加わると言う形を取り始める。
『甘くて美味しいポーション』を作ってくれたリネーにはあっさりと懐いたので「これは餌付け効果ではないか?」と言われており、リネーはそれを知り「餌付け……」とどこか落ち込んだ様子で、大柄のグスタフは「餌付け……なるほど!」と目を輝かせていた。暫くの間、マーサはハイルの食生活を監視しなければならないだろう。正しくは、ハイルの周りの人間の行動を、だろうけれども。
ハイルを『呪われた子』と知る、今ハイルと時間を共有出来る人間はみな、ひと月以上も死にかけた姿から今の姿に変わっていくハイルを見ている。
1日に何時間も共に居られるわけでもなく1日顔を見ない時だってあるけれど、彼らはハイルの成長の情報を共有するために報告書を受け取っていた。
書類の上で成長を見ていたからか、助けてやりたい、守ってやりたいと言う様な気持ちが生まれている。
父の様に、母の様に、兄の様に。それぞれがそれぞれの思いで、ハイルと生活を共にしていく中で、彼の“無知”を知るたびに胸が痛んだりもすれば、楽しそうに笑う姿に心が温かくもなっていく。
──────ハイルが幸せになってくれたらいい。
ここで素直に成長していくハイル。
ハイルを徐々に広い世界へ連れ出しながら、学ばせていく。全員でハイルを育てると言う様な、そんな形で進んでいた。
さて、今現状ハイルの加護なしについて調べ続けるドンは『加護なしは魔力がない』が否定された事により、次は『加護なしは精霊魔法が使えるのかどうか』を調べようと考えていたが、今これは中断している。
調べ様にも前例もなければ、それに触れてある様な資料もない。
文献が何もないのであれば、実際に試すしかない。
つまり、ハイルに精霊と契約してもらうしか方法がないのだ。
いくら研究熱心のドンであっても、ハイルにこんな事を頼むわけにもいかない。
力を貸してくれている司祭と共に、「未知数である加護なしであるハイルに、精霊との契約を頼むには何があるか想像も出来ないため危険すぎる」と、この辺りは脇に置き加護なしについての研究を再び始める事となった。
とはいえ、こちらも多くの資料があるわけではない。
エディトの仮説に基づく『加護なしハイルが精霊魔法で目が輝く』の件と、日々上がる報告書から読み解いていく事になった。
そんな中、発見があった。
これを発見したのは、ユスティである。
通常の魔法には反応しないハイルの瞳。
しかしハイル自身が使うと反応を見せると言うのだ。
ドンは「ハイルがどれだけ真面目に勉強しているのか、見に行きたい」と言い「ちゃんと勉強していたら今度城下でおやつを買ってきてあげようと思ってね」なんて付け加えてあっさりハイルから許可を得て参加した。
甘いものは美味しい。そう理解したハイルはお菓子に弱い。大変弱いのである。甘いものは美味しいと“教えた”格好になるリネーは心中複雑だろう。
お菓子がもらえると、ますますご機嫌で授業を受けるハイルは嬉しそうに席に着く。
エディトから「水を出す魔法を使ってみましょう」と言われ、既に履修済みのユスティがお手本にと空のコップに水を溜めた。
ハイルの目はいつも通りだ。
魔法というのは習うより慣れろなところがある。
もちろん属性によって得手不得手は大きく、風系統の魔法は使えるが何をやっても火系統は使えないというものもいる。他にも水は作れるが氷に出来ないなんていう人もいた。
それに使えたからといってどれほどの威力の魔法が使えるかも千差万別。日常生活が楽になる程度の人もいれば、魔獣退治が出来る人もいる。
この辺りが魔力量に比例するのかどうか、は今“真っ当に”研究が進められているところだ。
そして魔法の使い方は基本的に詠唱。
しかし無詠唱でも使える人や、エディトの様に口の中で──声にはなっていないが、無詠唱ではない──唱えて出来る人もいる。ユスティは詠唱するが、慣れたものに関したは省略する事がほとんどだ。
詠唱自体も基本があるけれど、“それでなければならない”というわけでもない。
他にも色々あるが、とにかく“使う人が使えればいい”というものが大きいのが魔法である。
教科書があるけれどあってないようなもの、とも言えるだろうか。
今回もハイルに基本的な詠唱は教えたが、極端な話、ハイルがもっと自分にとっていいなと思うものでかつそれが形として現れる──────今回の場合は水を出すという結果になる詠唱であればいいのだ。
ハイルもこの辺りの説明は既に受けているので、型通り──教科書に書かれている一般的なもの、である──詠唱をじっくり読んだ後
「ぼく、絵本ですきなのがあるの。使ってもいいの?」
と一応聞いた。エディトはにっこり笑い頷く。
それでうまくいってもいかなくても『それを糧に次に進めばいい』と考え教えているエディトは気にしない。ハイルが楽しく学ぶ事を第一としている。
普段ハイルが勉強している間、ユスティは休学中にと出されている課題を片付けるのだが魔法の時間は別。彼にはハイルの目を確認するという役目があった。今もそれは継続中。
「ハイルはどんな詠唱がいいの?」
ユスティが聞いた。
「『みずがめをみたして、おねがいね』ってお願いする場面があるの。絵がキラキラしていて綺麗だから、それにしたいの」
これは『まほうと』の姉妹本のように扱われている『せいれいと』という絵本の一節である。
「ハイルはキラキラしているのが好きなんだね」
「だって初めてユスティさまが教えてくれたことだもん」
この一言にギュンと胸を打たれたユスティは机に突っ伏す。
まだユスティがハイルに向ける感情に明確な名前はついていないが、ハイルの言動で身悶える事は多々あった。
「でしたらハイル様。こちらのコップでもお皿の上にでも、水を出してみましょう。」
目の前に置かれた空のコップと深めの皿。
ハイルは皿の方に出す事にした様で、皿の淵を両手でそっと触った。
「『みずがめをみたして、おねがいね』」
瞬間、皿から溢れるギリギリまで水が張る。
ドンもエディトもハイルの目が輝くのをみた。
「やった!できたよ、できた!」
喜ぶハイルが魔法を使ったその瞬間、ユスティとマーサだけは信じられないものを見たのである。
それはハイルの周囲に一瞬だけ、キラキラと、ハイルの瞳のあれの様な輝きが散ったのだ。
あまりに美しく繊細な輝きはユスティとマーサの視界の中で散って、そして空気に消えていく。
二人は顔を見合わせ、今の輝きが現実かどうか暫く見つめ合い確かめ合った。
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~お知らせ~
※第3話を少し修正しました。
※第5話を少し修正しました。
※第6話を少し修正しました。
※第11話を少し修正しました。
※第19話を少し修正しました。
※第22話を少し修正しました。
※第24話を少し修正しました。
※第25話を少し修正しました。
※第26話を少し修正しました。
※第31話を少し修正しました。
※第32話を少し修正しました。
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※表紙絵は作者が生成AIで試しに作ってみたものです。
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