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4 妖精剣士ミクウ
緑のふわふわとした髪と深い緑の瞳。白い肌に、精霊の具現を示すような長い尖った耳。女性と見まごうような姿に、誠実な力強さと圧倒的な詠唱のいらないスペル魔法。
ミクウはこの世界の人ではない。
別の世界……レムリカント大陸のレムリア王国から世界樹の渡里に巻き込まれて、ユグドラシル大陸のユラシオン王国に来てしまった。
「それにしても、サリュ……サリオン、大きくなったなあ」
「ミクウは変わりないですね」
「ははは、妖精族は十年位では年を取らないからな。って、ラビットから聞いているか」
「はい」
ラビットからはあれから沢山のことを教えてもらった。
サリオンはいつも心の中にあり繰り返し思い出している十年前のことを思い出す。これが無ければ、自分は……幼年期のサリューは生きていられなかった程だ。
★★
「ラビット!探し人見つかった」
ミクウに連れられて行ったのは、南の町アリオネの竜騎士ギルド兼食事処だった。二階には宿屋を兼ねるのが普通らしくミクウはここに寝泊りをしているとのことで、ミクウの部屋の散湯を使わせてもらった。
「魔導力のコントロールがいいなあ。俺も入っていいか?」
散湯を浴びていると全裸でミクウが入って来て、サリューはあまりに美しい姿に子供ながら恋をした。
高鳴る動悸を感じながら子供扱いをするミクウに容赦なく全身を洗われ、サリューはミクウに背後から抱きしめられ湯に浸かった。
自分でも顔が赤いのが分かる程に熱かった。
「俺は魔導力がないから、この散湯を風呂で使うの初めてだ。いやあ、楽でいいなあ」
「いつもはどうしているんです?」
「そりゃあ、魔法で。空から水って奴だ。エアリア・ネロウ」
みるみるうちに掌に水が溜まる。
「温めるなら火のスペルを使う。火、土、風、水、光、闇を理ことわりを読み解き、俺たちは魔法として使う。お前たちが魔導具を媒介にして体内の魔導力を使うが、妖精は自身の身体を媒体とするんだ」
水はミクウの手から湯に流れ落ち、僅かばかり緩くなる。
ミクウの髪が湯に揺れてふわふわとサリューの身体を包んで、柔らかい匂いがした。洗髪用のスクラブに精油が使ってあると話してくれた。とても気にいった。
「あ、やべえな。竜の死体をそのままにして来た」
「僕が倒した地竜ですね。なにかあるのですか?」
「幼い竜は死骸を喰らう。他の動物が竜の死骸を喰えば魔物になる。小さなゴブリンや魔物もそうやって魔導力を上げていく。俺は竜を斬る刃は持っていないが、竜を始末することは出来るからな」
ミクウが湯から出ると慌ててサリューも出てタオルを借りていると、ミクウはスペル一つで水を飛ばし髪を乾かしていて驚いた。
いつも魔道具で髪を乾かしているサリューとは全然違う。
「ここにはハゲと短髪しかいないからな。サリュー目を瞑れ。エアリア」
こめかみからざっと髪が流され水滴が消えた。
「お前の巻き毛がくしゃくしゃだ。悪い悪い」
手櫛で髪を整えてもらい、ギルド長の甥の服を借りて下へ降りていくと、ラビットと呼ばれていた大柄で左目に大きな切り傷をつけた男がエプロンをつけて料理を運んで来る。
「兎シチューとパンだ。お前さん、竜騎士見習いか。いい光剣を持っているな」
ミクウの前には手付きの大きな木杯に麦酒で、骨つき兎肉のグリルが並んでいる。
朝のせいか客はまばらで、ラビットの後ろではサリューに服を貸してくれた子供が、サリューの光剣を持っていた。
「ありがとうございます。父からの譲りものですが、使うと胸が痛みます。まだ未熟です。君は?」
「俺はティムっていうんだ。お前すげえな。光剣使えるんだ。俺は魔導力あんまないし、増幅魔導具を持っててもわずかばかりでだめでさ」
魔導力増幅用の腕輪を買ってもらえるほど働いて自立しているのだなと、サリューは少し羨ましく感じた。
「光剣を貰った?また、豪気なことだな。で、光剣を使うと胸が痛むか。ちょっと待ってろ」
ラビットがカウンターの上に飾ってある光剣を下ろして、光剣の柄にある竜珠を外すと、サリューの光剣を渡した。
「抜剣しろ」
「は、はい。抜剣!」
光剣は柄を握り起動させると、赤い光の刃が現れる。光の刃はそれぞれの魔導力の色相を表し、それはその色を具現化している竜を狩る力となる。
ラビットはサリューの光剣の柄の小さな竜珠リュージュに赤の大きな竜珠リュージュを押し当てた。みるみるうちに剣の光が強まり、ラビットの竜珠リュージュを吸い上げ、サリューの光剣の柄の金飾りも赤く彩色される。
「お前さんの魔導力と竜珠リュージュの大きさが合ってなかったんだな。この大きさなら、臨界を迎えられる。強くなる、お前さんは」
「でも、この竜珠リュージュはあなたの」
ラビットは左目の傷を触った。
「竜にやられた傷だ。爪の毒でやられて右目も視界が歪む」
だからやるよ、とラビットは話した。それを飲みながら聞いていたミクウが
「で、俺は竜の死骸の後始末だ。ちょっとばかり行ってくる」
と酒にふらつきながら立ち上がる。
黒いシャツに黒のタイトなパンツを履いていて、その上から緑のフードジャケットを羽織って出て行ってしまう。思わず立ち上がったサリューに
「おい、じきに迎えが来るから待ってろ」
とラビットが止めた。
「でも、あんなに酔って」
と心配するサリューにラビットがふむと考えて、
「こっちにこい」
と奥に連れて行かれた。ラビットの寝室の奥の隠し扉はラビットしか開けられない魔導陣が施され、大人が数人立てられるくらいの小さな部屋があり、サリューが入ると部屋の床が赤色に光り放射状に線が走る。
「やっぱりお前さん王族か。この転移陣は王族の血族にしか使えない。しかもお前さんの光剣はエルトノス。俺のひいじいさんが魔導師として仕えた国王のものだ。お前さんのひいひい爺様くらいか。魔導喰いで有名な光剣で、魔導力を大量に持っていなければ使いこなせない」
「どうして銘のある光剣を……」
「国王が使いこなせなかったからくれてやったのか、お前さんを潰すつもりか、だ。お前さんに大量の魔導力がなければ、ここ数日で衰弱死だ」
サリューは何も言えず腰に掛けた光剣を見下ろした。
「この光剣の厄介なところは、竜珠を解して魔導力をダイレクトに刃に送ること。刃は硬く鋭く光りどんな竜も斬ることができる反面、戦い続ける主人の魔導力を底無しにしていく。しかも他の光剣のようにストッパーがかかっていない。気をつけて使え」
「……はい」
「俺が色々知っているのは、俺がひいじいさんの最後の世話をしていた訳でな。この魔導転移陣は、ミクウの元に行ける転移陣なんだ」
「え?」
「ミクウを竜の墓場で保護したのが俺のひいじいさんで、ミクウは王国監視預かりになっている。ミクウは嫌がって逃げていくが、奴の自由と引き換えに国はマーカーを付けている。この世界で唯一の妖精族だ。保護も監視も王家の仕事だ。お前さんに頼みたい」
「は、はい!」
サリューは大きく頷いた。サリューは自分が不安でたまらなかったのだ。本当に父の子なのか、王宮にいてもいいのか。
「詠唱はいらん。ミクウのところへ向かえ」
サリューは「転移します」と呟くと光り輝く円形の魔導転移陣がラビットとサリューを包み、次の瞬間サリューが保護された竜の墓場に立っていた。
そこには目の前に広がる一面の青い炎。そして焔風に髪を靡かせるミクウの優美な姿。
全ての死骸を焼き尽くし、酔ってふらりと歩きながら、
「フライム・フレイア」
と掌から青い炎を出しては地を焼いていく。その姿はとても綺麗だった。
「たまには全開で力を使わせてやらんとな」
ラビットがサリューの肩を叩いた。
「なあ、王族さんよ。あいつを頼む」
ミクウはこの世界の人ではない。
別の世界……レムリカント大陸のレムリア王国から世界樹の渡里に巻き込まれて、ユグドラシル大陸のユラシオン王国に来てしまった。
「それにしても、サリュ……サリオン、大きくなったなあ」
「ミクウは変わりないですね」
「ははは、妖精族は十年位では年を取らないからな。って、ラビットから聞いているか」
「はい」
ラビットからはあれから沢山のことを教えてもらった。
サリオンはいつも心の中にあり繰り返し思い出している十年前のことを思い出す。これが無ければ、自分は……幼年期のサリューは生きていられなかった程だ。
★★
「ラビット!探し人見つかった」
ミクウに連れられて行ったのは、南の町アリオネの竜騎士ギルド兼食事処だった。二階には宿屋を兼ねるのが普通らしくミクウはここに寝泊りをしているとのことで、ミクウの部屋の散湯を使わせてもらった。
「魔導力のコントロールがいいなあ。俺も入っていいか?」
散湯を浴びていると全裸でミクウが入って来て、サリューはあまりに美しい姿に子供ながら恋をした。
高鳴る動悸を感じながら子供扱いをするミクウに容赦なく全身を洗われ、サリューはミクウに背後から抱きしめられ湯に浸かった。
自分でも顔が赤いのが分かる程に熱かった。
「俺は魔導力がないから、この散湯を風呂で使うの初めてだ。いやあ、楽でいいなあ」
「いつもはどうしているんです?」
「そりゃあ、魔法で。空から水って奴だ。エアリア・ネロウ」
みるみるうちに掌に水が溜まる。
「温めるなら火のスペルを使う。火、土、風、水、光、闇を理ことわりを読み解き、俺たちは魔法として使う。お前たちが魔導具を媒介にして体内の魔導力を使うが、妖精は自身の身体を媒体とするんだ」
水はミクウの手から湯に流れ落ち、僅かばかり緩くなる。
ミクウの髪が湯に揺れてふわふわとサリューの身体を包んで、柔らかい匂いがした。洗髪用のスクラブに精油が使ってあると話してくれた。とても気にいった。
「あ、やべえな。竜の死体をそのままにして来た」
「僕が倒した地竜ですね。なにかあるのですか?」
「幼い竜は死骸を喰らう。他の動物が竜の死骸を喰えば魔物になる。小さなゴブリンや魔物もそうやって魔導力を上げていく。俺は竜を斬る刃は持っていないが、竜を始末することは出来るからな」
ミクウが湯から出ると慌ててサリューも出てタオルを借りていると、ミクウはスペル一つで水を飛ばし髪を乾かしていて驚いた。
いつも魔道具で髪を乾かしているサリューとは全然違う。
「ここにはハゲと短髪しかいないからな。サリュー目を瞑れ。エアリア」
こめかみからざっと髪が流され水滴が消えた。
「お前の巻き毛がくしゃくしゃだ。悪い悪い」
手櫛で髪を整えてもらい、ギルド長の甥の服を借りて下へ降りていくと、ラビットと呼ばれていた大柄で左目に大きな切り傷をつけた男がエプロンをつけて料理を運んで来る。
「兎シチューとパンだ。お前さん、竜騎士見習いか。いい光剣を持っているな」
ミクウの前には手付きの大きな木杯に麦酒で、骨つき兎肉のグリルが並んでいる。
朝のせいか客はまばらで、ラビットの後ろではサリューに服を貸してくれた子供が、サリューの光剣を持っていた。
「ありがとうございます。父からの譲りものですが、使うと胸が痛みます。まだ未熟です。君は?」
「俺はティムっていうんだ。お前すげえな。光剣使えるんだ。俺は魔導力あんまないし、増幅魔導具を持っててもわずかばかりでだめでさ」
魔導力増幅用の腕輪を買ってもらえるほど働いて自立しているのだなと、サリューは少し羨ましく感じた。
「光剣を貰った?また、豪気なことだな。で、光剣を使うと胸が痛むか。ちょっと待ってろ」
ラビットがカウンターの上に飾ってある光剣を下ろして、光剣の柄にある竜珠を外すと、サリューの光剣を渡した。
「抜剣しろ」
「は、はい。抜剣!」
光剣は柄を握り起動させると、赤い光の刃が現れる。光の刃はそれぞれの魔導力の色相を表し、それはその色を具現化している竜を狩る力となる。
ラビットはサリューの光剣の柄の小さな竜珠リュージュに赤の大きな竜珠リュージュを押し当てた。みるみるうちに剣の光が強まり、ラビットの竜珠リュージュを吸い上げ、サリューの光剣の柄の金飾りも赤く彩色される。
「お前さんの魔導力と竜珠リュージュの大きさが合ってなかったんだな。この大きさなら、臨界を迎えられる。強くなる、お前さんは」
「でも、この竜珠リュージュはあなたの」
ラビットは左目の傷を触った。
「竜にやられた傷だ。爪の毒でやられて右目も視界が歪む」
だからやるよ、とラビットは話した。それを飲みながら聞いていたミクウが
「で、俺は竜の死骸の後始末だ。ちょっとばかり行ってくる」
と酒にふらつきながら立ち上がる。
黒いシャツに黒のタイトなパンツを履いていて、その上から緑のフードジャケットを羽織って出て行ってしまう。思わず立ち上がったサリューに
「おい、じきに迎えが来るから待ってろ」
とラビットが止めた。
「でも、あんなに酔って」
と心配するサリューにラビットがふむと考えて、
「こっちにこい」
と奥に連れて行かれた。ラビットの寝室の奥の隠し扉はラビットしか開けられない魔導陣が施され、大人が数人立てられるくらいの小さな部屋があり、サリューが入ると部屋の床が赤色に光り放射状に線が走る。
「やっぱりお前さん王族か。この転移陣は王族の血族にしか使えない。しかもお前さんの光剣はエルトノス。俺のひいじいさんが魔導師として仕えた国王のものだ。お前さんのひいひい爺様くらいか。魔導喰いで有名な光剣で、魔導力を大量に持っていなければ使いこなせない」
「どうして銘のある光剣を……」
「国王が使いこなせなかったからくれてやったのか、お前さんを潰すつもりか、だ。お前さんに大量の魔導力がなければ、ここ数日で衰弱死だ」
サリューは何も言えず腰に掛けた光剣を見下ろした。
「この光剣の厄介なところは、竜珠を解して魔導力をダイレクトに刃に送ること。刃は硬く鋭く光りどんな竜も斬ることができる反面、戦い続ける主人の魔導力を底無しにしていく。しかも他の光剣のようにストッパーがかかっていない。気をつけて使え」
「……はい」
「俺が色々知っているのは、俺がひいじいさんの最後の世話をしていた訳でな。この魔導転移陣は、ミクウの元に行ける転移陣なんだ」
「え?」
「ミクウを竜の墓場で保護したのが俺のひいじいさんで、ミクウは王国監視預かりになっている。ミクウは嫌がって逃げていくが、奴の自由と引き換えに国はマーカーを付けている。この世界で唯一の妖精族だ。保護も監視も王家の仕事だ。お前さんに頼みたい」
「は、はい!」
サリューは大きく頷いた。サリューは自分が不安でたまらなかったのだ。本当に父の子なのか、王宮にいてもいいのか。
「詠唱はいらん。ミクウのところへ向かえ」
サリューは「転移します」と呟くと光り輝く円形の魔導転移陣がラビットとサリューを包み、次の瞬間サリューが保護された竜の墓場に立っていた。
そこには目の前に広がる一面の青い炎。そして焔風に髪を靡かせるミクウの優美な姿。
全ての死骸を焼き尽くし、酔ってふらりと歩きながら、
「フライム・フレイア」
と掌から青い炎を出しては地を焼いていく。その姿はとても綺麗だった。
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