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第3生・人型ブラン様のいる日常
お土産はちらし寿司
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割れてしまったシャリを容器に詰めて詰めて。私の触ったネタをノセノセして。ガリを添えたら。
「は~い、ちらし寿司!」
「今日もお土産出来て、よかったねぇ。」
「ご指導、ありがとうございます!」
にぎり寿司10貫分の代金を店長さんに渡します。いつもの巻き寿司も、毎回お代は払ってますよ?料理教室のお月謝に比べれば、可愛らしいものです。
「明日は予約がたて込んでるから、今日は早帰りしときな?」店長さんに肩を押されて、更衣室に運ばれました。
「…お言葉に甘えますね。お先に失礼します!」イソイソとお着替えして、まだ暮れたばかりの時間に、お店をでました。
指先の筋トレってなにかしら?スーパーにある『100円均一』ブースにお邪魔しております。
桃か桜か判りませんが、ピンクのお花で飾り付けられたソコは、お花見グッズがてんこ盛りでした。アルミカップ、可愛い!
あ!製菓材料が三割引です!す、す、す、とレジ籠にいれておきます。
オモチャコーナーのゴムボールに目が留まりました。ニギニギすると、大きさといい、負荷といい、絶妙です。買いですね!
気がつくと。レースペーパーやら、便箋、筆記具まで。色様々な春色の小物を、夢中で放り込んでいました。100均マジックって、すごい!我に返り、数点程 もとの場所に戻しました。
鮮魚売り場にて、大きくて色艶のよい蛤が手に入りました。本日のオカズは蛤の酒蒸しにしましょうか。分葱と生姜も買い揃えます。少しお高い生酒も奮発しちゃいます!
なんだか一足早い雛祭りですね!ブラン様とお花見も楽しそうです。
ウキウキして商店街を歩いていると。高田先輩が、やや気落ちした様子で歩いてこられます。思わずお声を掛けました。
「高田先輩?どこかお加減でも悪いのですか?」
「あぁ、天野さん!今日はお店に行けなくてごめんね?仕事が抜けられなくて…。」疲れたご様子で、目がショボショボしておられます。
「お仕事、お疲れ様です。あ!甘いもの、一緒に如何ですか?」
私がお財布持ちますよ!と軽く胸を張ると、高田先輩は目を大きく見開いてから、ニッコリ笑ってくださいました。
「天野さんと一緒に食べられるなら、折角だし、美味しい所にしようか。」と、少しお高めのカフェテリアに足を向けました。
「何にする?」メニューを二人で覗きこみます。わくわくっ!
「苺のミルフィーユか、ミルクレープで悩んでます…」苺フェア!なんて、素敵な響き。どれも美味しそうで選べません。
「どれどれ…?美味しそう~!あ、僕がミルクレープ頼むから、半分こしない?」
高田先輩から嬉しい提案を頂きました!
「え?いいんですか!?やったぁ!」
コーヒーと紅茶を頼み、しばしのまったりタイムです。
「天野さん?前から聞きたいことがあってさ?今いいかな?」高田先輩が、どこか緊張しておられます。
「?どうしました?」なんでしょうか?私で分かることならよいのですが…。
「僕、一人暮らしで自炊練習中なんだけどさ。レシピ動画とか見てもピンとこなくて…。天野さんに教えて貰えたらうれしいんだけど…迷惑かな?」スマホをフリフリしての上目遣いですか。なかなかオネダリ上級者ですね、先輩。
「私で良ければよろこんで!」私もスマホを取り出して、メアド交換です。高田先輩があんまり喜んで下さるので、私も嬉しくなりました。
「天野さん、いつでもメールしてね。」
「こちらこそです。」
「は~い、ちらし寿司!」
「今日もお土産出来て、よかったねぇ。」
「ご指導、ありがとうございます!」
にぎり寿司10貫分の代金を店長さんに渡します。いつもの巻き寿司も、毎回お代は払ってますよ?料理教室のお月謝に比べれば、可愛らしいものです。
「明日は予約がたて込んでるから、今日は早帰りしときな?」店長さんに肩を押されて、更衣室に運ばれました。
「…お言葉に甘えますね。お先に失礼します!」イソイソとお着替えして、まだ暮れたばかりの時間に、お店をでました。
指先の筋トレってなにかしら?スーパーにある『100円均一』ブースにお邪魔しております。
桃か桜か判りませんが、ピンクのお花で飾り付けられたソコは、お花見グッズがてんこ盛りでした。アルミカップ、可愛い!
あ!製菓材料が三割引です!す、す、す、とレジ籠にいれておきます。
オモチャコーナーのゴムボールに目が留まりました。ニギニギすると、大きさといい、負荷といい、絶妙です。買いですね!
気がつくと。レースペーパーやら、便箋、筆記具まで。色様々な春色の小物を、夢中で放り込んでいました。100均マジックって、すごい!我に返り、数点程 もとの場所に戻しました。
鮮魚売り場にて、大きくて色艶のよい蛤が手に入りました。本日のオカズは蛤の酒蒸しにしましょうか。分葱と生姜も買い揃えます。少しお高い生酒も奮発しちゃいます!
なんだか一足早い雛祭りですね!ブラン様とお花見も楽しそうです。
ウキウキして商店街を歩いていると。高田先輩が、やや気落ちした様子で歩いてこられます。思わずお声を掛けました。
「高田先輩?どこかお加減でも悪いのですか?」
「あぁ、天野さん!今日はお店に行けなくてごめんね?仕事が抜けられなくて…。」疲れたご様子で、目がショボショボしておられます。
「お仕事、お疲れ様です。あ!甘いもの、一緒に如何ですか?」
私がお財布持ちますよ!と軽く胸を張ると、高田先輩は目を大きく見開いてから、ニッコリ笑ってくださいました。
「天野さんと一緒に食べられるなら、折角だし、美味しい所にしようか。」と、少しお高めのカフェテリアに足を向けました。
「何にする?」メニューを二人で覗きこみます。わくわくっ!
「苺のミルフィーユか、ミルクレープで悩んでます…」苺フェア!なんて、素敵な響き。どれも美味しそうで選べません。
「どれどれ…?美味しそう~!あ、僕がミルクレープ頼むから、半分こしない?」
高田先輩から嬉しい提案を頂きました!
「え?いいんですか!?やったぁ!」
コーヒーと紅茶を頼み、しばしのまったりタイムです。
「天野さん?前から聞きたいことがあってさ?今いいかな?」高田先輩が、どこか緊張しておられます。
「?どうしました?」なんでしょうか?私で分かることならよいのですが…。
「僕、一人暮らしで自炊練習中なんだけどさ。レシピ動画とか見てもピンとこなくて…。天野さんに教えて貰えたらうれしいんだけど…迷惑かな?」スマホをフリフリしての上目遣いですか。なかなかオネダリ上級者ですね、先輩。
「私で良ければよろこんで!」私もスマホを取り出して、メアド交換です。高田先輩があんまり喜んで下さるので、私も嬉しくなりました。
「天野さん、いつでもメールしてね。」
「こちらこそです。」
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