蒼淵の独奏譚 ~どこか壊れた孤高で最強の魔法使いがその一生を終えるまでの独奏物語~

蔵之介

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三. セトの章

18. 将軍の想い

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「しかし侮るなかれ。どれだけの規模であろうと、大きかろうと小さかろうと、組織の本質はその者らにしか分からぬ。我の騎士団は昔と比べて戦える者は減ったが、その誇示は少しも衰えてはおら、ぬ」
「はい。腐った小貴族だと軽く見ていた僕が間違っておりました」

「騎士は剣を携えた瞬間から騎士である。酒と女に酔って前後不覚になろうとも、誇示だけは忘れぬ。そのように、なっておるの、だ」
「……」

 あの者たちの事だ。
 確かにそうだったね。僕をすっかり騙してくれちゃって、侮れないのは本当だったよ。

「探りの目は主らの専売特許ではない。いつ、いかなる時でも必ず誰かは見ておる。、だ」
「肝に銘じておきます、閣下」

「ふははは。少々親切が過ぎた、か?お喋りが過ぎで人が良過ぎると、また“紡ぎ”に叱られてしまう」
「あなたを叱る人がいるとは…驚きです。それも魔法使いだとは。あなたのような方が魔法という畑違いと親しいとは、何だか腑に落ちない気分です」

 また将軍の口から“紡ぎ”の名が出てきた。
 他の2つの話は全く出てこないのに、随分と買っている。

 いや、“紡ぎ”とやらが、将軍にとって特別なのか?

 その名を語る時、将軍の瞳が若干和らぐのだ。遠き彼の地にいるであろうその者を慈しむかのように、名を口にする声色は寝所の睦言のようにも感じられる。



 まさか、ね。

 いやいや、あり得るぞ。


 魔法使いのギルドマスターは、僕の予想が正しければ「女」で、恐らく将軍と只ならぬ仲。
 恋慕は将軍の方が勝り、魔法使いの方は袖に振る立場に違いない。


 幼き頃から恋多き場所に入れられ、スパルタ教育並みに男女の関係を叩き込まれたのだ。だから分かる事もある。


 そうか、そうだったのか。

 センチメンタルな恋心を、この壮年の男は抱いているのか。

 いや、恋に年齢は関係ないね。それこそ野暮ってものだ。人は恋をすると美しくなれる。
 将軍にもそう思ってしまえばキラキラ輝いて見えるよ。黄金甲冑の光が増すほどに。


「先入観を捨てよ。我が軍とて、魔法を操る騎士はいる」
「そうなのですか?」
「剣に魔法を宿して相乗効果を狙える。後方支援にて傷を癒す。攻撃の隙に止めを刺せる。魔法は思った以上に、役に立つの、だ。それに…」


 そして将軍は、また恋慕の篭った眼差しをするのだ。

「世は広い。お主が思いもよらぬ力を持ち合わせている者も、この世界には在るのだ、よ」
「…はい」


 そう分かってしまえば気負う必要は無かったのだ。

 将軍がこれ見よがしに「お見通し感」を前面に出していたのは、将軍こそこの淡い恋心を隠したかった画策に過ぎなかったのだ。

 将軍は独身。それこそ言い寄る女は数知れないだろう。しかしその立場は余りにも高い。
 僕と同様、いやそれ以上に「特別なひと」を簡単に作り、気軽にデートだなんてもってのほか。その相手が他のギルドのマスターなのであれば、更にその恋愛は難しかろう。

 だってそうじゃないか。ギルドは互いに互いを牽制し合う事で権力の独り占めを抑制してるってのに、その内二つが実は深く繋がっていて公私混同でもされてみろ。

 公平性に欠けたギルドの理念は崩壊。《中央》の治世に大きく響く事になりかねない。


 だから将軍は、騎士団も魔法使いも探られたくはなかった。

 将軍の抱く恋は、それが例え魔法使いのギルドマスター本人であろうと、気付かれてはならないのだ。



 何故かって?
 そりゃ分かるってものさ。

 将軍は“紡ぎ”の代わりを作ったのだから。


「我ら一丸となりて王を怒れる神から解放しせり。騎士だの魔法使いだの、人外などと言っていられる暢気な時代は終わった」
「あなたが必要としている、その“占い師”という人もですか」


 そう。
 将軍はどれだけ魔法使いのギルドマスターに恋してもその願いは叶わない。

 だから、同じ魔法使いで、おそらくは雰囲気が少し似ているであろう代わりの女性を作った。
 将軍が懇意にしている、「占い師」という変わり蓑を。


「ふはははは。、必要としておる」


 ね、言った通りでしょう?


「…ならば閣下にお頼み申し上げて宜しいのですね?その、占い師の女性に」
「腕は確か、ぞ。《中央》で名高い占い師として名を馳せておる。あれは不可思議な現象を根本から解決する。そう、根本からだ。安心するがよい、ぞ」
「その、魔法使いのギルドマスターには話は通っているのですか」
「勿論、“紡ぎ”も了承済だ。あれが占い師を派遣すると言い出したのだ。我も断る理由はない」
「は、ありがとうございます」

「とても気になってきましたよ。あなたがそこまで買っていらっしゃる魔法使いのお方を。閣下のお気に入りなのでしょう?興味本位でどんなお方なのか知りたくなります」
「ふん」

 まあ、喋らないだろうね。

 でも構わない。町に派遣される占い師サンに聞けばどうとでもなる。
 僕は女性の扱いには長けているつもりだ。将軍のお手付きだろうと、全く気にしない。

 浮気を浮気と気付く以上に、僕に夢中にさせればいいのだ。
 閨では誰しもが口を軽くする。躰を開かせれば心まで暴くのは簡単だ。


「占い師は滅多に顔を明かさぬ。恥ずかしがり屋で、な。しかしその深き衣の下は甘き闇が広がっておる」
「そのひとも、随分と可愛がっておられるようなお言葉に聞こえますよ」
「よい。あれをどう使い、どう暴くかはお主ら次第。我が介入すべき事ではない」
「あれれ、良いのですか、将軍。僕はこれでも、玄人ですよ」
「構わぬ」

 随分と信用しているのか。
 それとも僕にわざと取り入らせようとしているのか。

「では、お手並み拝見と参りましょうか。虫問題を解決さえしてくれれば、僕らとしては万々歳です。報酬をふんだんに用意させていただきましょう」
「そうである、か」
「その占い師の方も貴賓としてお迎えさせて頂きますよ。その方をお迎えする事で、あなたの騎士団とも、そして魔法使いのギルドともお近づきになるわけですから」
「……で、あるか」


 将軍は腕を組み、しばらくじっと僕らを見ていたがふいに立ち上がる。

 もう用事は済んだとばかりに、扉の外に控える御付きの騎士を呼んだ。


 いかつい甲冑だけでもでかいのに、この人が立ち上がっただけで広いはずの応接間に圧迫感が生まれ、息苦しくなる。
 彼はこの会談中、全く甲冑を脱ごうとはしなかったが、あれだけ関節の繋ぎ目があるのにちっとも鎧の音を鳴らさなかった。

 その身のこなし、立ち振る舞いは実にスマート。本来は王の側に在り続ける人であるし、爵位を持つ僕であろうとおいそれと逢える人物ではないのだ。


「手筈は済んでおる。三日後には着くだろう。供も連れておるだろうが、精々もてなしてあげてくれたまえ」
「勿論ですとも、閣下」

「少々癖のある者だ。扱いに困る節があるやもれぬ」
「え?」
「我とて手綱は握れた試しは無いのだ。だが許せ、あれはそれが『素』なのだ」
「肝に銘じておきますよ」
「だからこそ、従順化させた時の悦びは―――いや、これ以上は不躾、ぞ」


 王の側にその姿在り、英雄中の英雄である人類最後の要、ユリウス・フレデリク将軍閣下。

 そんな彼でさえも、手に入れられないモノがまさかただの「女」だったなんて。

 “紡ぎ”というギルドマスターには袖にされ、身代わりにした“占い師”ですら出玉に取れず、いったい何処が最強騎士だというのだ。

 強き人をただの人にする。
 本当に人の欲はどこまでもあざとく、どこまでも本能に逃れる事はできない。


 彼とて、騎士である以前に、一人の男だったというだけの事。
 女に惹かれ、恋をするのは、最終的にその胎に我が子を宿したいという本能に従っているに過ぎない。


「我は美しいものが好きだ。この世界、ヒト、真霊力マナはとても美しい。その世界を脅かす者は、何人であろうと赦さ、ぬ」
「僕たちもですよ、将軍」
「そうである、か。なるほど――――そうで、あるか」


 将軍はもう僕らを見ていなかった。

 部屋を去り行くその大きな背を見つめながら、僕は将軍に少し親しみを覚えていた。
 どう取り繕うとも、将軍は「人」であることが分かったからだ。



「でもどれだけ気に入ろうとも、将軍はアレにとっては邪魔だからね。残念だけど、この恋心じょうほうは活用さえてもらうよ」


 僕は僕。

 世界の「王」になるのに、手段なんかいちいち選んではいられないのである。







「世話になった。部下も生気を養った。礼をいう、ぞ」
「とんでもありません。我々にとっては何でもない事ですから」

 屋敷の前で、フレデリク将軍は既に馬上にいる。
 その後ろに灰色の甲冑騎士が整然と並んでいる。この町に来た時よりも増えている。町に駐屯する騎士たちをいつの間にか集めたようである。

 騎士はどれも兜を被り、その表情までは窺い知れない。その中に、僕をまんまと騙したあの小貴族達もいるのだろう。

「閣下はこれからどちらへ?」
「《中央》に戻る。いつまでも空っぽにするわけにはいかぬ」

 《中央》の統治は始まったばかり。治安を守るのは災厄を生き残った町や村だけではない。
 足元から掬われない為にも、地盤は強固にすべきだろう。

 将軍という戦力はその存在だけで十分抑圧できる。彼はこんな片田舎にいるべきではなく、《中央》でふんぞり返っていなければならない人なのだ。


「また、是非お越しください。今度はどうぞ他のマスターの方々もお連れ下さい。歓迎いたしますよ」
「うむ。その際は全員で向かおう、ぞ。で、な」

「では、さらばだ」

 またも思わせぶりな台詞だけを残し、騎士団ご一行は粛々と去っていく。

 途中で青い鎧の騎士が将軍に兜を手渡していた。


 彼はそれを颯爽と被り、長い鳥の羽を天に向けたまま、一度も振り返らずに姿を消した。





「ふう!やけに疲れたな!さすがは将軍。全てを見透かされていたようだ」
「表…はそうだろうね。ほんと、やっかいな人だったよ」

 父は思った以上に無能。話の殆どは僕が進めた。
 なのに一人だけ汗を掻いて何だかやり遂げた感を出しているのが阿呆らしい。

「まあ、良いではないか。面倒な手続きを踏まず、《中央》の最強から直に紹介してもらえたのだ。魔法使いの内情を、お前の技量で聞き出せばよい」
「父さんに言われるまでもなく、そうするよ。でも父さんだって気付いたでしょ?多分その占い師、将軍の愛人だよ。堂々としてるっていうか、いちいち含みある言葉を並べ立てて僕らの出方を見てたんだよ。父さんには何度もハラハラさせられた」

 一体全体、何だというのだ。

 虫の対応をギルドが請け負ってくれるのは有難いが、将軍主導で僕らの入る余地がないのが気に食わない。


 将軍が特別目をかけている女がやってくる?これがどんなにやりにくいか分かるかい?

 そんなもの、大抵は役立たずだ。権力ある者の陰に隠れて陰湿に立ち回るのは上手だろうが、有能かといえばそうではない。そんなの過去の歴史に於いて幾らでも出てくる話だろ?

 それにあの将軍を腑抜けにする女だ。僕らにとっても、一筋縄ではいかないだろう。


 魔法使いの技量は求めても無駄。将軍がバックにいるから追い出すのも邪険にするのも適わない。
 変に拗らせた報告をされて立場が危うくなるのはこっちなのだ。


「そうなると僕らが直接、魔法使いギルドに依頼を出した方がかなりマシだったかもね。将軍という余計なしがらみがない分」
「しかし考えようによっては、責任を押し付けられるぞ。そんな女を是とした魔法使いと、将軍に全てを擦り付ける口実となる」
「虫の被害は酷いんでしょ?民に被害が出るかもしれないというのに、それまで黙ってみておいていいのかい?取り返しが付かなくなっても知らないよ」

 でも父の言う通りだとも思った。
 頼んでもない時に出張ってきたのはギルドの方だ。だったら全てお任せするのが筋だろう。

 うまくいけばそれはそれでよし。失敗してもよし。僕が痛いわけじゃない。


 それに、僕には裏技がある。


「セト、忘れていないか?我らは何度でもやり直しができる事を」
「そうだったね。将軍に煽られてちょっと失念してたよ。そうだ、僕らはいつでもやり直せるのだった。全てを【なかった事に】」



 10年前と同様に。



「これから砂漠に出向いてみるよ。ちょっと連絡が取れなくてね。今日の出来事を、こっち側にも提供しないと」
「頼もしいぞ、我が息子」

 当たり前でしょ。僕を誰だと思っているのさ。


 僕はセト。


 人でありながら、人に仇為す存在。

 人でありながら、人であることを最も受け入れている存在。

 人でありながら、全ての頂点を目指す存在。



 それが僕、なのだ。







 かくして三日後、《中央》から“占い師ご一行”はやってきた。


 あれから虫は勢力を増し、郊外のみならず繁華街にも場所を問わず顕れ、その被害は大きくなっていた。

 僕は連日砂漠に出向き、ツテを頼って彷徨い歩いたがついに出会う事は無く。
 不安は募る一方で、どことなく他人事でもあるような、そんな心地に僕はいた。


 町の一部区画が虫によって完全に占拠され、人が住めずに避難する者が現れる。
 町にあれだけいた旅人や騎士団、行商人は姿を消し、艶やかな町が途端に寂しくなっていた。
 領民の不信感は募り、呑気に創立祭など催す雰囲気ではなくなって、屋敷に大量の嘆願書が届き始めた頃だった。


 父も僕もここ数日でかなり参っていて、その者たちの到着はまさに神の助けと云わんばかりに縋る思いであった。


 これでようやく責任転嫁ができる。

 そして、盛大に失敗すればいい。




 僕らはいつでも、なかった事に出来るのだから。





「お待ちしておりました、“占い師”殿。精々が期待しておりますよ」




 災厄の日から10年。そろそろそれも終わろうとする4日前の事であった。

 そしてぴったり4日後。


 僕らの町は―――のだけれど。
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