ボクっ娘と陰キャお兄ちゃんが魔法少女と一緒に義理の妹のscpを取り返しに行く話

モブ乙

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真面目な若者と問題児のおじさん

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サイト管理官は妙な気分だった、682が収容違反を起こしてから数日が過ぎたが、アレが暴れたという報告が全く入らない、というより見つからないのだ、全世界に存在する財団の人員を以てしても、痕跡さえ見つからない。
つまるところこの世界から682が消えた。無論評議会はこの異常事態について議論しているだろうが、管理官の職についている彼には命令があるまで、評議会の決定を知る事はできない、要するにとんでもない事が起きているのはなんとく感じるが、自分の生活はむしろ穏やかになっているのだ、682がいないという事は収容違反が起こらないということなのだから。だが…彼女たちは無事だろうか?どうしてもふと考えてしまう。289を保護し兄と姉として慕われ、専任職員として財団に属していた兄妹。収容違反の責任を問われる形で解雇処分となり、記憶処理を施され、偽装身分を与えられて一般社会に戻された。しかし彼女たちは記憶を取り戻し、機密保持のため終了処分が決定した。彼女たちはそれを逃れた、そして682同様に消えた。無関係とは思えない。だが、もし見つかったとして、もはや職員でない彼女たちを財団は生かしておくわけには行かない。財団は冷酷なのだ、どれほど、幼かろうと善良だろうと人類社会の混乱を防ぐため、記憶処理が効かないなら終了するしかない。職務に、理念に忠実に。全職員の共通認識でなければならない。
「ぼーっとしてるねえ。」
「っうわあ!ブライト博士!」
「やっ遊びにきたよ。」
「私は忙しいので、用事がないなら帰ってください。」
「今ぼんやりしてたじゃないか。」
「うっ」
「ミヤくんたちが心配なんだろう?」
「いえ、私は職務に忠実に…」
「誰も君が職務に忠実じゃないなんて言ってないよ?」
「素直におじさんに話してごらん。」
「私は評議会の決定に納得していません、あのような子供たちを終了するなどあまりに…」
「なら会いにいけばいいいだろう?」
「ええ!?」
「私の同期に時空物理学の専門がいるんだ、彼に転移装置を作ってもらおう。」
「いや協力してもらえるんですか!?」 
「彼のラブレターの記憶をこのサイトの職員全員に刷り込むミームを作ると脅せばいい。」
「悪魔ですか」
「失礼だなあ、私は人類の味方だよ。」
「これから昼休憩だし、彼のところに行って来るよ。」
「やあ、飯野くん。」
「ブ、ブライトさん!食堂の食べ物を持っていくのはダメですよ!」
「そんな事しないさ、それより管理官室でUNOでもやって管理官を負かそう。」
「何言ってんですか!?」
「まあまあ」
ブライトは飯野研究員を引きずって行った。
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