魔法少女のなんでも屋

モブ乙

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恐怖巡りて血は赤く

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車の音、タバコの匂い。
人間の世界。
けれど、これはデタラメだ。
車は通っていないしタバコの吸い殻もない、いわば適当に詰め込んだような世界だ。
「出てこい、あの人をどこにやったんだ!」
怒りで肩が震える、もし彼女を傷つけるなら‥
「ぁ…」
鼻を慣れた香りがついた、シャンプーの匂い。
「綺羅さ…」
あかいしみ、血?
「がっ!?」
息が、うまく出来ない。
「お…まぇぇ!」
狐は化ける、故に見分けるのは匂いだ。
だが、やられた、記憶を盗み見られた。
「こんっな、呪いで僕が止まると思うな!」
「キャ!」
少女がしきりに身を震わせている。
「怖いのか?」
「みんなが…怒ってる。」
「大丈夫だ、な?」
頭を撫で、しっかりと抱きしめる。
「お姉ちゃんも、他のみんなも…」
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