僕は、この出会いに感謝する！！Re:StarT もう一度世界を救うけど、苦労はしたくないよね

体と魂のいれかえには

〈リイナ、おはよう〉
〈おはよう、ヒビキ。言ってた通り体は戻ったわ。もう、返さないわよ〉
〈残念だけど、明日は、僕と交代になるんだよ〉
〈そうなの、がっかりね。とりあえず、ほんとのこともあったから、少しは信頼してあげてもいいわ〉
〈ありがとう〉
　僕は、今幽体になっている、体を動かせる権利は、リイナが持っている。

〈村には、すぐにつくけど。嫌悪を無くすには、４日後に村に行かないといけない〉
〈よくわからないけど、従ったほうがいいんでしょ〉
〈うん、出発時には、僕でいたい、段取りがあるからね。今の交互だと、出発時には、リイナになってるから、
　二度寝をすることで、切り替えようと思う。だから、今日と明日は、
　リイナが自由に使ってくれていいよ〉
〈そう、もっとわたしでも、いいのよ。とりあえず、４日までおいてもらえるか、アンリさんに相談してみるわ〉
　僕に告げると、アンリさんの朝ご飯の準備の手伝いに向かった。

　このあと、リイナが交渉をうまいことして、牧場の手伝いをすることで、連泊が許された。
　ここは、想像していたとおりだ、彼女は、人と一緒にいたいのだから。許してもらえると思っていた。
　
　いろいろな話をしたことで、一つの体に二人がいることや、
　嫌悪の呪いをもっていることなど、リイナが伝えてくれたようだ。

　この間も二人は仲良くお風呂にはいっていた。リイナの嫌がらせで、
二度目は一緒に入れなかったけど、一度でも十分だ。

　そして、何事もなく出発の朝になった。