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幸せからついにどん底へ…その3

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アパートを出てから1ヶ月くらい経ったある日、旦那からメールが来た。

「今度の事で話し合いたいから、アパートに来てくれ」と。

物凄い緊張して行った気がする。

多分「離婚」を突き付けられるであろうと…。

旦那の前に座り、私は素直に認めて謝った…。

自分のした事の重大さに、泣けて泣けて仕方なかった。

彼と彼の両親、そして実家の両親を裏切ってしまった自分の愚かさ…。


そんな私を見て彼は「俺はまだ君のことが好きだから、手放したく無い!だから許す…やり直そう…」そう優しく言ってくれた…。


「俺のした事は責めもしないで、自分の事だけを謝ってくれた気持ちは信じたいから…」と。


だけどMさんだけでは無いのだ…社長も居る…。


ここまで来たらもう正直に話すしか無い!


社長の事まで聞いた旦那は、さすがに三股には驚いて呆れてたけど、「もう明日から会社に行くな!」と、社長に直ぐに電話。

社長も口では負けない人だけれど、旦那はそれを遥かに上回る勢いで社長を責め、そして負かした…。

B型同士の言い争い…その時旦那の頭の回転の良さと、頼り甲斐のある男らしさに、改めて惚れ惚れしてしまった。


旦那は弁護士を立て、社長とMさんそれぞれに慰謝料を請求。

そしてMさんに撮られたビデオデータも回収。


実家の両親に自分のした事を謝り、一緒に旦那の実家に謝りに行って貰った…。


私はなんて親不孝者だ…。


それからの旦那は神経質になり、私が買い物に行ってると知ると、心配して会社を抜けて会いに来るという日々が数ヶ月続いた…。

それから旦那は毎晩の様に私の身体を求めて来た。

彼の性癖も更に凄くなり…。


それでもなかなか子供が出来なかった…。


次回へ続く…
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