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エピソード11 衰勢の魔王
癒撥将とイキビトと目的
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マッツコーが得意満面で口にした“イキビト”という単語を耳にし、それまで呆然としているばかりだったギャレマスの肩がピクリと動いた。
彼は、その金色の瞳をギラリと輝かせながら、低い声を上げる。
「イキビト……だと?」
「うふふ……素敵なネーミングでしょ?」
マッツコーは、今にも暴発しそうな憤激を含んだギャレマスの声に怖気るどころか、むしろその白面をますます自慢げに綻ばせながら言葉を継いだ。
「屍鬼や死体人形みたいに、死体をそのまま動かしてる訳じゃなくて、一回死んじゃった体を生命活動ごと再生させたから、“逝人”ね。頭の“イキ”のメインの意味は“逝き”だけど、こっそり“生き”も掛けてるのよん。うふふ、洒落てるでしょ?」
「――ふざけた事を申すな!」
まるで、ペットの名前を披露するかのようなノリで答えたマッツコーに、ギャレマスは激しい怒声を浴びせる。
「よ……よりにもよって、我が祖父上の亡骸を玩ぶような真似をするとは……!」
「やあねえ。先々代の王様ちゃんの死体でも、死体には変わりないでしょ? 何をそんなに熱くなっちゃってるの、雷王ちゃん?」
怒り心頭のギャレマスにからかうような声をかけながら、マッツコーは肩を竦めた。
「……もしかして、『亡き先々代の魂の尊厳が汚される』とか思ったりしちゃってる? うふふ、その点は安心して大丈夫よん」
そう言うや、マッツコーは傍らに立っていたサトーシュ・ギャレマスの顔面に思い切り拳を叩き込む。
「な――! お、祖父上に何をするのだ、マッツコーッ!」
「うふふ……これを御覧なさいな」
マッツコーは、顔色を変えて叫んだギャレマスに微笑みを向けながら、今しがた殴りつけたサトーシュの顔を指さした。
彼が殴ったサトーシュの鼻からは一筋の鼻血が垂れ、ポタポタと地面に滴り落ちている。
……だが、殴られた当人は眉ひとつ動かす事も、うめき声ひとつ上げる事も無く、先ほどと全く同じ無表情で、その場に佇んでいるばかりであった。
それを指さしながら、マッツコーは嬉しそうにクスクスと嗤う。
「ほらね。分かったかしら?」
「な……何がだッ?」
「……そういう事か」
マッツコーの言葉の意味が解らず、狼狽しながら尋ね返したギャレマスとは異なり、渋い顔をして唸ったのはヴァートスだった。
彼は忙しげに白髭をしごきながら、マッツコーの顔をぎろりと睨みつける。
「やっぱり、入っておらんのじゃな……その者の魂が」
「うふふ……大正解♪」
ヴァートスの言葉に、マッツコーはへらへら笑いながら、大げさに手を叩いた。
そして、大きく開いた掌をサトーシュの顔面に押し当てると、掌が仄かに青く光り始める。
マッツコーは、掌をサトーシュの顔に押し付けたまま、更に言葉を継いだ。
「面白い事に、体は生前そのままに再現できても、その中に宿っていたはずの魂が、いっくら試行錯誤を繰り返してみても戻らなかったのよねん」
そう、少し残念そうに呟いたマッツコーがゆっくりと掌をサトーシュの顔から離すと――彼の鼻から垂れていた鼻血は治まり、赤く腫れ上がっていたはずの頬は元に戻っていた。
「……でも、それ以外は生きている者と何ら変わりが無いわん。理力も漲ってるし、生体にしか効かないワタシの“治癒”も、この通りバッチリ♪」
そう言って、すっかり元に戻ったサトーシュの顔を愛おしげに撫でたマッツコーは、底意地の悪い薄笑みを浮かべる。
「だから、雷王ちゃんが怒る事なんか全然無いのよん。何せ、コレはタダの先々代ちゃんの抜け殻に過ぎないんだから。“汚される魂”なんて、元から入ってないのよん」
「……っ!」
「むしろ、これが一番良かったのかもねぇ。だって、もしも先々代ちゃんの魂まで戻っちゃってたら、こんな素直にワタシの言う事を聞く良い子ちゃんにはならなかったに違いないですもの。うふふ……」
「マッツコーッ!」
ギャレマスは、マッツコーの言葉に納得するどころか、更に激しい怒りを露わにした。
「その、祖父上の体に魂が入っていようといまいと関係ない! いかに四天王のひとりであろうと、王族の亡骸を持ち出して弄ぶなど、断じて赦される事ではないのだ!」
そう、怒気に満ちた声で叫んだギャレマスは、虚ろな目をしたサトーシュに目を遣ると、ギリリと唇を噛んだ。
「だから……余がお主の術をあれほど強く禁じたというのに……」
「だからぁ」
マッツコーは、ギャレマスの言葉に皮肉気に言う。
「さっきも言ったけどさ。雷王ちゃんの命令は、とっくの昔に無効になってんのよん。ワタシへの重謹慎令も、死人を蘇らせるワタシの術を禁術に指定した命令も……。他ならぬ、アナタの可愛い可愛い娘ちゃんのおかげでねぇん」
「違う!」
マッツコーの言葉に、ギャレマスは激しく頭を振った。
「あやつは……今、魔王城に居るあやつは、断じて余の娘のサリアではない! サリアから身体を乗っ取り、サリアに成りすましている前世の人格――!」
「あー、今更言われなくても知ってるわよん。前の姫ちゃんと、今の陛下ちゃんの中身は別物だって事はね」
ギャレマスの言葉に、マッツコーは涼しい顔で頷いた。
それを聞いて、唖然とするギャレマス。
「な……んだと?」
「この前、そこの勇者ちゃんと獣人ちゃんが教えてくれたの」
そう、訊き返したギャレマスに答えたマッツコーは、シュータとジェレミィアの方に顔を向けて、「ねっ?」とウィンクする。
そして、露骨に顔を顰めたふたりに苦笑を浮かべ、更に言葉を継いだ。
「……ま、その前から、薄々は勘付いてたケドね」
「だ、だったら、なぜお主はあやつ……ツカサに従っておるのだ? あの者は、魔族の姫であるサリアではないのだぞ!」
「前に勇者ちゃん達には言ったんだけど……アタシ的には、アタシに都合がいい限りは、あの娘の中身が何者だろうと、別にどうでもいいってスタンスなのよねん」
そう言ったマッツコーは、口の端を吊り上げ、妖艶な笑みを浮かべる。
「……そして、今の姫ちゃん……いえ、陛下ちゃんは、今のワタシにとっては、この上なく都合のいい存在なのよん。だったら別に、今のままで構わないじゃない?」
と、彼は、微笑を湛えた顔をシュータの方に向けた。
「――って、ついさっき、アナタも同じ事を言ってたわよねん?」
「……!」
マッツコーに問いかけられたシュータは、一瞬だけ目を丸くしたが、すぐに苦笑を浮かべると、おどけた素振りで肩を竦めてみせる。
「……ああ、そうだな。確かに言った」
「ッ! シュータ……ッ!」
シュータの答えを聞いたギャレマスは、憤怒で顔面を朱に染めた。
と、その時、
「……シュータ。それは、本心じゃないよね?」
そう、ジェレミィアが微かに震える声でシュータに問いかける。
「あの娘がずっとツッキーのまんまでいい、サッちゃんに戻らなくてもいいなんて……」
「……黙ってろ」
「だって……シュータは、サッちゃんの事――」
「余計な事喋んなって言ってんだろうがッ!」
「ッ!」
ジェレミィアは、シュータが荒げた声にビクリと身体を震わせ、慌てて言葉を呑み込んだ。
シュータは、そんな彼女をじろりと一瞥した後、その黒瞳を今度はマッツコーに向ける。
そして、険しい声で尋ねた。
「……つうかよぉ、そもそも何しに来やがったんだよ、テメエ。隠れて、人の後をコソコソ追いかけて……」
「あら? 口で言わないと分からないかしら?」
シュータの問いに、マッツコーは訝しげに首を傾げ、それからほくそ笑むように唇を歪めると、ギャレマスの事を指さした。
「当然……ワタシの目的は、雷王ちゃんにちゃんと崩御してもらう事よん。……魔王城の姫ちゃんが、僭称なんかじゃない正真正銘の陛下ちゃんになれるように、ね」
「マッツコー……貴様はッ!」
マッツコーの言葉に、ギャレマスは口惜しげに奥歯を噛み締める。
だが、そんな魔王の反応も平然と黙殺したマッツコーは、シュータにニッコリと笑いかけながら言った。
「……っていうか、アナタがここに来た目的も、ワタシと同じじゃないの? 陛下ちゃんから、そう頼まれたんじゃなかったの?」
「……」
マッツコーの問いかけに、シュータは少しの間をおいてから――、
「……ああ。そうだぜ」
と、ギャレマスの姿をギラついた黒瞳で見据えながら頷くと、獰猛な鬣犬のような薄笑みを浮かべたのだった。
彼は、その金色の瞳をギラリと輝かせながら、低い声を上げる。
「イキビト……だと?」
「うふふ……素敵なネーミングでしょ?」
マッツコーは、今にも暴発しそうな憤激を含んだギャレマスの声に怖気るどころか、むしろその白面をますます自慢げに綻ばせながら言葉を継いだ。
「屍鬼や死体人形みたいに、死体をそのまま動かしてる訳じゃなくて、一回死んじゃった体を生命活動ごと再生させたから、“逝人”ね。頭の“イキ”のメインの意味は“逝き”だけど、こっそり“生き”も掛けてるのよん。うふふ、洒落てるでしょ?」
「――ふざけた事を申すな!」
まるで、ペットの名前を披露するかのようなノリで答えたマッツコーに、ギャレマスは激しい怒声を浴びせる。
「よ……よりにもよって、我が祖父上の亡骸を玩ぶような真似をするとは……!」
「やあねえ。先々代の王様ちゃんの死体でも、死体には変わりないでしょ? 何をそんなに熱くなっちゃってるの、雷王ちゃん?」
怒り心頭のギャレマスにからかうような声をかけながら、マッツコーは肩を竦めた。
「……もしかして、『亡き先々代の魂の尊厳が汚される』とか思ったりしちゃってる? うふふ、その点は安心して大丈夫よん」
そう言うや、マッツコーは傍らに立っていたサトーシュ・ギャレマスの顔面に思い切り拳を叩き込む。
「な――! お、祖父上に何をするのだ、マッツコーッ!」
「うふふ……これを御覧なさいな」
マッツコーは、顔色を変えて叫んだギャレマスに微笑みを向けながら、今しがた殴りつけたサトーシュの顔を指さした。
彼が殴ったサトーシュの鼻からは一筋の鼻血が垂れ、ポタポタと地面に滴り落ちている。
……だが、殴られた当人は眉ひとつ動かす事も、うめき声ひとつ上げる事も無く、先ほどと全く同じ無表情で、その場に佇んでいるばかりであった。
それを指さしながら、マッツコーは嬉しそうにクスクスと嗤う。
「ほらね。分かったかしら?」
「な……何がだッ?」
「……そういう事か」
マッツコーの言葉の意味が解らず、狼狽しながら尋ね返したギャレマスとは異なり、渋い顔をして唸ったのはヴァートスだった。
彼は忙しげに白髭をしごきながら、マッツコーの顔をぎろりと睨みつける。
「やっぱり、入っておらんのじゃな……その者の魂が」
「うふふ……大正解♪」
ヴァートスの言葉に、マッツコーはへらへら笑いながら、大げさに手を叩いた。
そして、大きく開いた掌をサトーシュの顔面に押し当てると、掌が仄かに青く光り始める。
マッツコーは、掌をサトーシュの顔に押し付けたまま、更に言葉を継いだ。
「面白い事に、体は生前そのままに再現できても、その中に宿っていたはずの魂が、いっくら試行錯誤を繰り返してみても戻らなかったのよねん」
そう、少し残念そうに呟いたマッツコーがゆっくりと掌をサトーシュの顔から離すと――彼の鼻から垂れていた鼻血は治まり、赤く腫れ上がっていたはずの頬は元に戻っていた。
「……でも、それ以外は生きている者と何ら変わりが無いわん。理力も漲ってるし、生体にしか効かないワタシの“治癒”も、この通りバッチリ♪」
そう言って、すっかり元に戻ったサトーシュの顔を愛おしげに撫でたマッツコーは、底意地の悪い薄笑みを浮かべる。
「だから、雷王ちゃんが怒る事なんか全然無いのよん。何せ、コレはタダの先々代ちゃんの抜け殻に過ぎないんだから。“汚される魂”なんて、元から入ってないのよん」
「……っ!」
「むしろ、これが一番良かったのかもねぇ。だって、もしも先々代ちゃんの魂まで戻っちゃってたら、こんな素直にワタシの言う事を聞く良い子ちゃんにはならなかったに違いないですもの。うふふ……」
「マッツコーッ!」
ギャレマスは、マッツコーの言葉に納得するどころか、更に激しい怒りを露わにした。
「その、祖父上の体に魂が入っていようといまいと関係ない! いかに四天王のひとりであろうと、王族の亡骸を持ち出して弄ぶなど、断じて赦される事ではないのだ!」
そう、怒気に満ちた声で叫んだギャレマスは、虚ろな目をしたサトーシュに目を遣ると、ギリリと唇を噛んだ。
「だから……余がお主の術をあれほど強く禁じたというのに……」
「だからぁ」
マッツコーは、ギャレマスの言葉に皮肉気に言う。
「さっきも言ったけどさ。雷王ちゃんの命令は、とっくの昔に無効になってんのよん。ワタシへの重謹慎令も、死人を蘇らせるワタシの術を禁術に指定した命令も……。他ならぬ、アナタの可愛い可愛い娘ちゃんのおかげでねぇん」
「違う!」
マッツコーの言葉に、ギャレマスは激しく頭を振った。
「あやつは……今、魔王城に居るあやつは、断じて余の娘のサリアではない! サリアから身体を乗っ取り、サリアに成りすましている前世の人格――!」
「あー、今更言われなくても知ってるわよん。前の姫ちゃんと、今の陛下ちゃんの中身は別物だって事はね」
ギャレマスの言葉に、マッツコーは涼しい顔で頷いた。
それを聞いて、唖然とするギャレマス。
「な……んだと?」
「この前、そこの勇者ちゃんと獣人ちゃんが教えてくれたの」
そう、訊き返したギャレマスに答えたマッツコーは、シュータとジェレミィアの方に顔を向けて、「ねっ?」とウィンクする。
そして、露骨に顔を顰めたふたりに苦笑を浮かべ、更に言葉を継いだ。
「……ま、その前から、薄々は勘付いてたケドね」
「だ、だったら、なぜお主はあやつ……ツカサに従っておるのだ? あの者は、魔族の姫であるサリアではないのだぞ!」
「前に勇者ちゃん達には言ったんだけど……アタシ的には、アタシに都合がいい限りは、あの娘の中身が何者だろうと、別にどうでもいいってスタンスなのよねん」
そう言ったマッツコーは、口の端を吊り上げ、妖艶な笑みを浮かべる。
「……そして、今の姫ちゃん……いえ、陛下ちゃんは、今のワタシにとっては、この上なく都合のいい存在なのよん。だったら別に、今のままで構わないじゃない?」
と、彼は、微笑を湛えた顔をシュータの方に向けた。
「――って、ついさっき、アナタも同じ事を言ってたわよねん?」
「……!」
マッツコーに問いかけられたシュータは、一瞬だけ目を丸くしたが、すぐに苦笑を浮かべると、おどけた素振りで肩を竦めてみせる。
「……ああ、そうだな。確かに言った」
「ッ! シュータ……ッ!」
シュータの答えを聞いたギャレマスは、憤怒で顔面を朱に染めた。
と、その時、
「……シュータ。それは、本心じゃないよね?」
そう、ジェレミィアが微かに震える声でシュータに問いかける。
「あの娘がずっとツッキーのまんまでいい、サッちゃんに戻らなくてもいいなんて……」
「……黙ってろ」
「だって……シュータは、サッちゃんの事――」
「余計な事喋んなって言ってんだろうがッ!」
「ッ!」
ジェレミィアは、シュータが荒げた声にビクリと身体を震わせ、慌てて言葉を呑み込んだ。
シュータは、そんな彼女をじろりと一瞥した後、その黒瞳を今度はマッツコーに向ける。
そして、険しい声で尋ねた。
「……つうかよぉ、そもそも何しに来やがったんだよ、テメエ。隠れて、人の後をコソコソ追いかけて……」
「あら? 口で言わないと分からないかしら?」
シュータの問いに、マッツコーは訝しげに首を傾げ、それからほくそ笑むように唇を歪めると、ギャレマスの事を指さした。
「当然……ワタシの目的は、雷王ちゃんにちゃんと崩御してもらう事よん。……魔王城の姫ちゃんが、僭称なんかじゃない正真正銘の陛下ちゃんになれるように、ね」
「マッツコー……貴様はッ!」
マッツコーの言葉に、ギャレマスは口惜しげに奥歯を噛み締める。
だが、そんな魔王の反応も平然と黙殺したマッツコーは、シュータにニッコリと笑いかけながら言った。
「……っていうか、アナタがここに来た目的も、ワタシと同じじゃないの? 陛下ちゃんから、そう頼まれたんじゃなかったの?」
「……」
マッツコーの問いかけに、シュータは少しの間をおいてから――、
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と、ギャレマスの姿をギラついた黒瞳で見据えながら頷くと、獰猛な鬣犬のような薄笑みを浮かべたのだった。
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