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エピソード3 魔王の霍乱
魔王と事故と誤解
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――結局、
ヴァンゲリンの丘で負った傷が癒え、ようやく公務に復帰したばかりだった魔王ギャレマスは、全身を包帯で巻かれた姿で、再びベッドの上にUターンする事になった。
何せ、氷と風の最強の攻撃を、同時に左右で受けたのである。さしもの『雷王』『地上最強の生物』との異名を持つギャレマスといえど、到底無事では済まなかった。
それから、数日後の昼下がり――。
「……んがぐぐ」
ベッドの上で半身を起こし、苦い顔でスウィッシュが点てた薬湯を一気に飲み干したギャレマスは、ふぅと一息吐く。
「あ、あの……お加減はいかがですか、陛下……?」
ギャレマスの手から空になった小鉢を受け取りながら、おずおずとスウィッシュが尋ねてきた。
そんな彼女に鷹揚に頷きながら、ギャレマスは答える。
「うむ……大丈夫だ。問題ない」
「……それは、何よりです」
ギャレマスの答えに、安堵の表情を浮かべたスウィッシュだったが、ふとその表情を曇らせると、主に向かって深々と頭を下げた。
「む? どうしたのだ、スウィッシュよ――」
「陛下……! この度は、誠に申し訳ございませんでした!」
頭を下げながら、スウィッシュは震える声でギャレマスに謝罪の言葉を述べる。
「あの高慢ちきなハーフエッルフが挑発してきたからとはいえ、みだりに戦闘に及び、あろうことか陛下の御身を巻き込んでしまう事になってしまい……」
「あ、いや……」
「し、しかも……いつぞやのエセ聖女との時に続いて二度目という……」
そう言うと、スウィッシュは顔を上げ、目の端に涙の粒を浮かべながら、ギャレマスに向かって必死に訴えかける。
「こ、このスウィッシュ、どんな罰でも甘んじて受ける所存です! どうぞ、ご存分に――」
「い、いやいや……」
ギャレマスは、スウィッシュの剣幕に辟易しながらも、小さく頭を振ってみせた。
「そう気に病むでない。お主らの全力の攻撃など、この真誓魔王国国王イラ・ギャレマスにとっては蚊に刺されたに等しいわ! ハーッハッハッハアガハァッ!」
スウィッシュを元気づけようと、大きく胸を張りながら高笑いをしてみせたギャレマスだったが、その拍子にせっかく塞がりかけた傷口が開き、痛みで大きく体を捩る。
「へ、陛下ッ! 無茶しないで下さいッ!」
悶える魔王に慌てた声を上げながら、スウィッシュはその身体を支えようと手を伸ばす。
だが、彼女の華奢な体では、壮年とはいえ、締まった筋肉に覆われたギャレマスの体を支える事は出来なかった。
「う、おおおおっ?」
「きゃ、キャアッ!」
そのままもつれ合うようにして、ふたりは悲鳴を上げながらゴロンとベッドの上に倒れる。
「い、痛つつつ……だ、大丈夫か、スウィッ――」
「は……はい。申し訳ございません、へい――」
頭を押さえながら起き上がったふたりは、驚くほどの至近距離にお互いの顔がある事に気付くと、目を飛び出さんばかりに大きく見開いて、まるで石化の魔術にかかったかのように身体を硬直させた。
「あ……」
「え……?」
互いに見つめ合ったまま、言葉にならない声を漏らすギャレマスとスウィッシュ。
――と、
「……あ! す、すまぬ、スウィッシュ! そ……その、わ、わざとではないのだ!」
ようやく我に返ったギャレマスが、首を千切れんばかりに激しく左右に振りながら、上ずった声で謝った。
そして、スウィッシュの華奢な肩を支えて、彼女が立つのを支えようとした。
――だが、
「……」
頬を溶岩よりも真っ赤にしたスウィッシュは、俯いたまま、なかなか立ち上がろうとしなかった。
寧ろ、瞳を僅かに潤ませながら、徐々にギャレマスの顔へ自分の顔を近付けてくる――!
「す……す、す、スウィッシュ……さん?」
ギャレマスは、軽く目を閉じたスウィッシュの顔がゆっくりと近付いてくるのを目の当たりにして、狼狽え気味に激しく目を瞬かせながら、声を裏返らせる。
だが、スウィッシュは、そんな彼の言葉も聞こえていないように、更に顔を寄せた。
ギャレマスの唇に、スウィッシュの甘い息が吹きかかる――。
――その時、
唐突に入り口の扉が勢いよく開け放たれた。
「「――ッ!」」
その途端、ギクリと身体を硬直させたギャレマスとスウィッシュは、ギョッとした顔で開いた扉の方を凝視する。
そんな風に、ノックも無しに魔王の居室のドアを開けるような者は、ひとりしかいない。
「お父様~!」
「さ……サリア……ッ!」
開いた扉の隙間から、弾むような足取りで入ってきた愛娘に、いつもなら融けたスライムの様な締まりのない表情を浮かべるギャレマスの顔が、今回ばかりは引き攣った。
一方、満面の笑顔を浮かべたサリアは、快活な声でギャレマスに声をかけ――
「お父様、お加減はいかがで……す……か……?」
――ようとしたが、ベッドの上で必要以上に接近した体勢のまま固まっている、父親とその側近の姿を目にした途端、その声は途中で掻き消える。
そして、顔面全体を己の紅髪よりも真っ赤に染め、紅玉の瞳を上下左右にグルグルと動かしながら、しどろもどろで言った。
「あ……えええええっと……ご、ごごごごめんなさい! ああああの、お、おおおおお取込み中でらしたんですね……!」
「お……おい、サリア! ち、違うぞ! ご、ご、誤解するでない!」
「そ、そうなんですっ、サリア様! こここれは、ぐ、偶然の事故で……その……たまたまこうなっちゃったっていう……その……」
激しく狼狽するサリアに、これまた狼狽えまくりながら、必死で誤解を解こうとするギャレマスとスウィッシュ。
だが、そんなふたりの釈明も全く耳に入っていない様子で、サリアは真っ赤な顔のままでウンウンと大きく頷いた。
「い、いいいいいんです! お、お母様がお隠れになってから、もう随分と時間が経っているんですもの。新しい恋をなさっても、全然不自然じゃないです! ……正直、お父様の娘としては、少し寂しい気持ちはありますけど、でも、サリアは平気です! ふたりの事……応援します!」
「い……いや! だから、違うと――」
「でも……サリアは、全然気が付きませんでしたぁ。いつの間に、お父様とスーちゃんが、そんな仲になっていただなんて。――でも、素敵だと思いますっ!」
「で……ですから、サリア様……! こ、これは、そういう事じゃなくて――」
ウットリとした顔で、すっかり自分の世界に没入してしまったサリアに、慌てふためきながらも何とかして誤解を解こうとするギャレマスとスウィッシュ。
――と、その時、
「……ふ、不潔……」
「ん、んんっ?」
ドアの後ろから上がった嫌悪に満ちた声が耳に届き、ギャレマスは驚きの声を上げる。
そして、ドアの隙間から半分顔を出して、ジト目で自分の事を睨んでいる女の顔を見つけると、ギョッとした。
「お……おま……! ふぁ、ファミィ……! 何故、お主がそこに――」
「……魔王が、自身の権力を振りかざして、まだ満足に育ってもいないような、部下のお茶汲み女を力づくで手籠めにしようとするなど……!」
青いシルクのロングドレスに身を包んだファミィは、険しい顔でギャレマスを睨みつけながら、声を荒げる。
「ま、魔王といえど、少しは気骨のある男だと、少しだけ見直しかけていたが、とんだ見込み違いだったようだ! やはり、お前は最低最悪の助平魔王……いや!」
そう言うと、彼女はその白い指を突きつけ、更に言葉を継いだ。
「貴様は、最低最悪の幼女趣味丸出し変態セクハラ&パワハラ大魔王だド畜生めが!」
「い……いや! いくら何でも、それはひどくないかッ? だ、第一、余は――」
「そうよっ! 失礼な事言わないでよ、このエッルフがっ!」
怒涛の勢いで紡がれた罵倒に思わず抗議の声を上げるギャレマスだったが、傍らでこめかみに青筋を浮かべたスウィッシュの怒声によって、その声はあっさりと掻き消される。
スウィッシュは、瞋恚の光をギラギラと滾らせた目でファミィを睨み返しながら、獅子の咆哮のように叫んだ。
「誰が幼女ですって! 誰がお茶汲み女ですって! 誰の乳が満足に育ってないですってぇぇぇッ! あたしは、もう成人済みだし! れっきとした四天王だし! 胸はこれから急成長するんだからあああああああっ!」
「い……いやいやいやいやっ! 怒るところ、そこおおおおおおっ?」
スウィッシュの絶叫に、ギャレマスの絶叫が重なった。
ヴァンゲリンの丘で負った傷が癒え、ようやく公務に復帰したばかりだった魔王ギャレマスは、全身を包帯で巻かれた姿で、再びベッドの上にUターンする事になった。
何せ、氷と風の最強の攻撃を、同時に左右で受けたのである。さしもの『雷王』『地上最強の生物』との異名を持つギャレマスといえど、到底無事では済まなかった。
それから、数日後の昼下がり――。
「……んがぐぐ」
ベッドの上で半身を起こし、苦い顔でスウィッシュが点てた薬湯を一気に飲み干したギャレマスは、ふぅと一息吐く。
「あ、あの……お加減はいかがですか、陛下……?」
ギャレマスの手から空になった小鉢を受け取りながら、おずおずとスウィッシュが尋ねてきた。
そんな彼女に鷹揚に頷きながら、ギャレマスは答える。
「うむ……大丈夫だ。問題ない」
「……それは、何よりです」
ギャレマスの答えに、安堵の表情を浮かべたスウィッシュだったが、ふとその表情を曇らせると、主に向かって深々と頭を下げた。
「む? どうしたのだ、スウィッシュよ――」
「陛下……! この度は、誠に申し訳ございませんでした!」
頭を下げながら、スウィッシュは震える声でギャレマスに謝罪の言葉を述べる。
「あの高慢ちきなハーフエッルフが挑発してきたからとはいえ、みだりに戦闘に及び、あろうことか陛下の御身を巻き込んでしまう事になってしまい……」
「あ、いや……」
「し、しかも……いつぞやのエセ聖女との時に続いて二度目という……」
そう言うと、スウィッシュは顔を上げ、目の端に涙の粒を浮かべながら、ギャレマスに向かって必死に訴えかける。
「こ、このスウィッシュ、どんな罰でも甘んじて受ける所存です! どうぞ、ご存分に――」
「い、いやいや……」
ギャレマスは、スウィッシュの剣幕に辟易しながらも、小さく頭を振ってみせた。
「そう気に病むでない。お主らの全力の攻撃など、この真誓魔王国国王イラ・ギャレマスにとっては蚊に刺されたに等しいわ! ハーッハッハッハアガハァッ!」
スウィッシュを元気づけようと、大きく胸を張りながら高笑いをしてみせたギャレマスだったが、その拍子にせっかく塞がりかけた傷口が開き、痛みで大きく体を捩る。
「へ、陛下ッ! 無茶しないで下さいッ!」
悶える魔王に慌てた声を上げながら、スウィッシュはその身体を支えようと手を伸ばす。
だが、彼女の華奢な体では、壮年とはいえ、締まった筋肉に覆われたギャレマスの体を支える事は出来なかった。
「う、おおおおっ?」
「きゃ、キャアッ!」
そのままもつれ合うようにして、ふたりは悲鳴を上げながらゴロンとベッドの上に倒れる。
「い、痛つつつ……だ、大丈夫か、スウィッ――」
「は……はい。申し訳ございません、へい――」
頭を押さえながら起き上がったふたりは、驚くほどの至近距離にお互いの顔がある事に気付くと、目を飛び出さんばかりに大きく見開いて、まるで石化の魔術にかかったかのように身体を硬直させた。
「あ……」
「え……?」
互いに見つめ合ったまま、言葉にならない声を漏らすギャレマスとスウィッシュ。
――と、
「……あ! す、すまぬ、スウィッシュ! そ……その、わ、わざとではないのだ!」
ようやく我に返ったギャレマスが、首を千切れんばかりに激しく左右に振りながら、上ずった声で謝った。
そして、スウィッシュの華奢な肩を支えて、彼女が立つのを支えようとした。
――だが、
「……」
頬を溶岩よりも真っ赤にしたスウィッシュは、俯いたまま、なかなか立ち上がろうとしなかった。
寧ろ、瞳を僅かに潤ませながら、徐々にギャレマスの顔へ自分の顔を近付けてくる――!
「す……す、す、スウィッシュ……さん?」
ギャレマスは、軽く目を閉じたスウィッシュの顔がゆっくりと近付いてくるのを目の当たりにして、狼狽え気味に激しく目を瞬かせながら、声を裏返らせる。
だが、スウィッシュは、そんな彼の言葉も聞こえていないように、更に顔を寄せた。
ギャレマスの唇に、スウィッシュの甘い息が吹きかかる――。
――その時、
唐突に入り口の扉が勢いよく開け放たれた。
「「――ッ!」」
その途端、ギクリと身体を硬直させたギャレマスとスウィッシュは、ギョッとした顔で開いた扉の方を凝視する。
そんな風に、ノックも無しに魔王の居室のドアを開けるような者は、ひとりしかいない。
「お父様~!」
「さ……サリア……ッ!」
開いた扉の隙間から、弾むような足取りで入ってきた愛娘に、いつもなら融けたスライムの様な締まりのない表情を浮かべるギャレマスの顔が、今回ばかりは引き攣った。
一方、満面の笑顔を浮かべたサリアは、快活な声でギャレマスに声をかけ――
「お父様、お加減はいかがで……す……か……?」
――ようとしたが、ベッドの上で必要以上に接近した体勢のまま固まっている、父親とその側近の姿を目にした途端、その声は途中で掻き消える。
そして、顔面全体を己の紅髪よりも真っ赤に染め、紅玉の瞳を上下左右にグルグルと動かしながら、しどろもどろで言った。
「あ……えええええっと……ご、ごごごごめんなさい! ああああの、お、おおおおお取込み中でらしたんですね……!」
「お……おい、サリア! ち、違うぞ! ご、ご、誤解するでない!」
「そ、そうなんですっ、サリア様! こここれは、ぐ、偶然の事故で……その……たまたまこうなっちゃったっていう……その……」
激しく狼狽するサリアに、これまた狼狽えまくりながら、必死で誤解を解こうとするギャレマスとスウィッシュ。
だが、そんなふたりの釈明も全く耳に入っていない様子で、サリアは真っ赤な顔のままでウンウンと大きく頷いた。
「い、いいいいいんです! お、お母様がお隠れになってから、もう随分と時間が経っているんですもの。新しい恋をなさっても、全然不自然じゃないです! ……正直、お父様の娘としては、少し寂しい気持ちはありますけど、でも、サリアは平気です! ふたりの事……応援します!」
「い……いや! だから、違うと――」
「でも……サリアは、全然気が付きませんでしたぁ。いつの間に、お父様とスーちゃんが、そんな仲になっていただなんて。――でも、素敵だと思いますっ!」
「で……ですから、サリア様……! こ、これは、そういう事じゃなくて――」
ウットリとした顔で、すっかり自分の世界に没入してしまったサリアに、慌てふためきながらも何とかして誤解を解こうとするギャレマスとスウィッシュ。
――と、その時、
「……ふ、不潔……」
「ん、んんっ?」
ドアの後ろから上がった嫌悪に満ちた声が耳に届き、ギャレマスは驚きの声を上げる。
そして、ドアの隙間から半分顔を出して、ジト目で自分の事を睨んでいる女の顔を見つけると、ギョッとした。
「お……おま……! ふぁ、ファミィ……! 何故、お主がそこに――」
「……魔王が、自身の権力を振りかざして、まだ満足に育ってもいないような、部下のお茶汲み女を力づくで手籠めにしようとするなど……!」
青いシルクのロングドレスに身を包んだファミィは、険しい顔でギャレマスを睨みつけながら、声を荒げる。
「ま、魔王といえど、少しは気骨のある男だと、少しだけ見直しかけていたが、とんだ見込み違いだったようだ! やはり、お前は最低最悪の助平魔王……いや!」
そう言うと、彼女はその白い指を突きつけ、更に言葉を継いだ。
「貴様は、最低最悪の幼女趣味丸出し変態セクハラ&パワハラ大魔王だド畜生めが!」
「い……いや! いくら何でも、それはひどくないかッ? だ、第一、余は――」
「そうよっ! 失礼な事言わないでよ、このエッルフがっ!」
怒涛の勢いで紡がれた罵倒に思わず抗議の声を上げるギャレマスだったが、傍らでこめかみに青筋を浮かべたスウィッシュの怒声によって、その声はあっさりと掻き消される。
スウィッシュは、瞋恚の光をギラギラと滾らせた目でファミィを睨み返しながら、獅子の咆哮のように叫んだ。
「誰が幼女ですって! 誰がお茶汲み女ですって! 誰の乳が満足に育ってないですってぇぇぇッ! あたしは、もう成人済みだし! れっきとした四天王だし! 胸はこれから急成長するんだからあああああああっ!」
「い……いやいやいやいやっ! 怒るところ、そこおおおおおおっ?」
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