55 / 423
エピソード3 魔王の霍乱
魔王と作戦と不満
しおりを挟む
真誓魔王国国王イラ・ギャレマスの鶴の一声により、人間族領アヴァーシの郊外に収容されているエルフ族の解放を目指す事が決まった翌日。
ギャレマスは、城の大広間に重臣を集め、エルフ族救出作戦の細部を詰める為の会議を開いていた。
……だが、
「――納得がいきません!」
だだっ広い大広間に、怒りと不満に満ちた絶叫が響き渡る。
階の上の玉座に深く身を沈めたギャレマスは、困ったように眉を寄せると、階の下で抗議の声を上げた者に視線を向けた。
「……だから、昨日も申したであろう、スウィッシュよ」
「確かに、昨日から何度もお考えをお伺いしましたが、納得ができないものはできないんです!」
その紫の瞳をギラギラと輝かせながら、スウィッシュは更に声を荒げる。
「何故……彼の地――人間族領アヴァーシに、真誓魔王国の国王であらせられる陛下御自身が御出座なされる必要があるのですか?」
「だから……」
スウィッシュの激しい剣幕に辟易した表情を浮かべながら、ギャレマスは答えた。
「それは、この“エルフ族解放作戦”は、少人数で遂行する必要があるからだ」
そう言いながら、彼は手に持っていた、『極秘』と赤文字で記された紙束を叩く。
「これは、数千に上るエルフ族全員をアヴァーシの収容所から解放し、そのまま国境を越えさせて、魔王国内に引き入れようという壮大な作戦だ。――まあ、どう上手く立ち回ったとしても、エルフを解放する段階で計画は露見するだろうが、事がその段階に到るまでは、何があっても人間族に我らの存在を知られてはならぬ」
ギャレマスは、憮然とした表情のスウィッシュを真っ直ぐ見つめながら、諭すような口調で言葉を続ける。
「作戦に関わる者が多ければ多い程、どうしてもその動きは大きくなり、人間族に我らの存在と作戦がバレるリスクもまた高まる。だから、作戦に携わる人員の数は最小限度に抑えねばならぬのだ」
「……」
「それに併せて、エルフを解放した後に、彼らを追撃してくるであろう人間族兵を迎撃し、エルフ族全員が国境を越えるまでの間、その足止めをする者が必要だ。エルフ族の護衛の方にも人数を割く必要もある故、出来ればただ一人で殿軍の役目を担える程の高い戦闘力を有しておる者が、な」
そこまで言うと、ギャレマスは自分の胸を指さした。
「その役目を担うのに一番適しておるのは、この余自身以外に居らぬ。――だから、此度の作戦に、余が自ら赴かねばならぬのだ」
「で……ですが!」
ギャレマスの言葉に、一瞬言葉を詰まらせたスウィッシュだったが、すぐに首を大きく左右に振った。
「だ、だからって、何も陛下自らが出向く必要は無いでしょう! 殿軍なら、四天王のあたしやイータツ様や、アルトゥーでも……!」
「……いや、己は無理だ」
スウィッシュの言葉に対し、大広間の片隅でひっそりと控えていたアルトゥーがキッパリと否定の意を示した。
「己は、四天王とはいえど、諜報に長けた……というか、諜報だけが取り柄の“陰密将”だ。暗殺ならばともかく、一対多数の戦闘は専門外だ。それに――」
アルトゥーは、そこまで言うと小さな溜息を吐き、それから再び口を開く。
「……なぜか、己が敵と相対しても、どいつもこいつも無視するかのように己の横を通り過ぎていくだけだから、己では立ち塞がっても足止めにならない」
「あ……」
胡乱げに首を傾げるアルトゥーとは裏腹に、その場にいた全員が何かを察したような表情を浮かべた。
――確かに、本人が言う通り、アルトゥーを殿軍という名の囮役にしても無意味だ――と、誰もが深く納得する。
と――、
「……すまん、スウィッシュ。今回ばかりは、ワシも無理じゃ」
そう言いながら、おずおずと包帯でグルグル巻きにされた右手を上げたのは、轟炎将イータツであった。
彼は、同じく包帯が巻きつけられた禿頭をポリポリと掻きながら、申し訳なそうに言う。
「もちろん、身体が万全であれば、人間族兵の千や二千程度、どうという事も無いのだが、先日の調理場爆発事故の際に受けた傷や火傷が、まだ癒えておらぬのでな……。主上には誠に申し訳ない事なのだが、今回の作戦には加われそうにもありませぬ……」
「あ……」
「あ、ああ、もちろん分かっておる。気にするな……というか、無理をするな」
全身包帯と膏薬まみれの痛々しい姿のイータツに、慌てて労りの言葉をかけたギャレマスは、気まずそうな顔をして黙り込んだスウィッシュに視線を戻す。
「……と、いう訳だ。これで分かったであろう? 余が自ら出るのが、一番――」
「じゃ、じゃあ!」
静かに諭そうとするギャレマスの声を遮るように声を荒げたスウィッシュは、拳で自分の胸元を叩いて叫んだ。
「このあたしが……四天王のひとり・氷牙将スウィッシュが、殿軍の役目を――!」
「――分かってないな、お前」
「――ッ!」
唐突に自分の訴えを遮られ、スウィッシュは敵意に満ちた目を声の主へと向ける。
「な――何が分かってないって言うのよ、このエッルフ!」
「エッルフじゃない、ファミィだ」
そう言って、大きな大理石の柱にもたれかかった姿勢のままでスウィッシュの事を睨み返したのは、初めて大広間に足を踏み入れた時と同じ純白のローブに身を包んだ“伝説の四勇士”・ハーフエルフのファミィだった。
彼女は、今回の“エルフ族解放作戦”の依頼者、そして、人間族とエルフ族双方の内情に詳しい者として、この会議に加わっていたのだ。
ファミィは小さく息を吐くと、気だるげにもたれかかっていた円柱から離れ、ゆっくりとした足取りで階の方へと歩んでいく。
そして、スウィッシュの傍らまで進むと、ふんぞり返るように胸を張ってみせた。
「な……何よ!」
「お前……魔王の側近では無いのか? なぜ、主の意を酌む事が出来ないのか?」
「え……?」
ファミィの咎めるような言葉に驚いたスウィッシュは、大きく目を見開く。
が、すぐにその目を吊り上げて、自分を見下すように見るファミィに食ってかかった。
「だ……だから、何言ってるの! あたしが、陛下の御心を酌めないはずが無いでしょうッ? 何年、陛下のお側でお仕えしていると思っているのよ!」
「現に今、魔王の意図が分かっていないから、まるで駄々っ子みたいにゴネているんだろう?」
「――ッ!」
ファミィに痛いところを衝かれ、スウィッシュの顔は青ざめる。
そんなスウィッシュの狼狽えた様子を見たファミィは、小さく溜息を吐くと、階の上をチラリと一瞥してから再び口を開いた。
「……魔王はな、最悪の事態を想定した上で、自分が殿軍に回るのが最適だと判断したんだろう。何故、そんな事にも気付けぬのか……」
「さ……最悪の……事態? それって……」
「それは――」
そう言いかけて、ファミィは一瞬言葉と息を呑む。
そして、覚悟を決めるように細く長く息を吐くと、その蒼瞳に微かな畏れの色を浮かべながら、静かに言葉の先を紡ぐ。
「それは……、アヴァーシの収容所からエルフを解放した際に、人間族最強の存在であるシュータさ……勇者シュータたち“伝説の四勇士”が追手として派遣されてくる――という事だ」
ギャレマスは、城の大広間に重臣を集め、エルフ族救出作戦の細部を詰める為の会議を開いていた。
……だが、
「――納得がいきません!」
だだっ広い大広間に、怒りと不満に満ちた絶叫が響き渡る。
階の上の玉座に深く身を沈めたギャレマスは、困ったように眉を寄せると、階の下で抗議の声を上げた者に視線を向けた。
「……だから、昨日も申したであろう、スウィッシュよ」
「確かに、昨日から何度もお考えをお伺いしましたが、納得ができないものはできないんです!」
その紫の瞳をギラギラと輝かせながら、スウィッシュは更に声を荒げる。
「何故……彼の地――人間族領アヴァーシに、真誓魔王国の国王であらせられる陛下御自身が御出座なされる必要があるのですか?」
「だから……」
スウィッシュの激しい剣幕に辟易した表情を浮かべながら、ギャレマスは答えた。
「それは、この“エルフ族解放作戦”は、少人数で遂行する必要があるからだ」
そう言いながら、彼は手に持っていた、『極秘』と赤文字で記された紙束を叩く。
「これは、数千に上るエルフ族全員をアヴァーシの収容所から解放し、そのまま国境を越えさせて、魔王国内に引き入れようという壮大な作戦だ。――まあ、どう上手く立ち回ったとしても、エルフを解放する段階で計画は露見するだろうが、事がその段階に到るまでは、何があっても人間族に我らの存在を知られてはならぬ」
ギャレマスは、憮然とした表情のスウィッシュを真っ直ぐ見つめながら、諭すような口調で言葉を続ける。
「作戦に関わる者が多ければ多い程、どうしてもその動きは大きくなり、人間族に我らの存在と作戦がバレるリスクもまた高まる。だから、作戦に携わる人員の数は最小限度に抑えねばならぬのだ」
「……」
「それに併せて、エルフを解放した後に、彼らを追撃してくるであろう人間族兵を迎撃し、エルフ族全員が国境を越えるまでの間、その足止めをする者が必要だ。エルフ族の護衛の方にも人数を割く必要もある故、出来ればただ一人で殿軍の役目を担える程の高い戦闘力を有しておる者が、な」
そこまで言うと、ギャレマスは自分の胸を指さした。
「その役目を担うのに一番適しておるのは、この余自身以外に居らぬ。――だから、此度の作戦に、余が自ら赴かねばならぬのだ」
「で……ですが!」
ギャレマスの言葉に、一瞬言葉を詰まらせたスウィッシュだったが、すぐに首を大きく左右に振った。
「だ、だからって、何も陛下自らが出向く必要は無いでしょう! 殿軍なら、四天王のあたしやイータツ様や、アルトゥーでも……!」
「……いや、己は無理だ」
スウィッシュの言葉に対し、大広間の片隅でひっそりと控えていたアルトゥーがキッパリと否定の意を示した。
「己は、四天王とはいえど、諜報に長けた……というか、諜報だけが取り柄の“陰密将”だ。暗殺ならばともかく、一対多数の戦闘は専門外だ。それに――」
アルトゥーは、そこまで言うと小さな溜息を吐き、それから再び口を開く。
「……なぜか、己が敵と相対しても、どいつもこいつも無視するかのように己の横を通り過ぎていくだけだから、己では立ち塞がっても足止めにならない」
「あ……」
胡乱げに首を傾げるアルトゥーとは裏腹に、その場にいた全員が何かを察したような表情を浮かべた。
――確かに、本人が言う通り、アルトゥーを殿軍という名の囮役にしても無意味だ――と、誰もが深く納得する。
と――、
「……すまん、スウィッシュ。今回ばかりは、ワシも無理じゃ」
そう言いながら、おずおずと包帯でグルグル巻きにされた右手を上げたのは、轟炎将イータツであった。
彼は、同じく包帯が巻きつけられた禿頭をポリポリと掻きながら、申し訳なそうに言う。
「もちろん、身体が万全であれば、人間族兵の千や二千程度、どうという事も無いのだが、先日の調理場爆発事故の際に受けた傷や火傷が、まだ癒えておらぬのでな……。主上には誠に申し訳ない事なのだが、今回の作戦には加われそうにもありませぬ……」
「あ……」
「あ、ああ、もちろん分かっておる。気にするな……というか、無理をするな」
全身包帯と膏薬まみれの痛々しい姿のイータツに、慌てて労りの言葉をかけたギャレマスは、気まずそうな顔をして黙り込んだスウィッシュに視線を戻す。
「……と、いう訳だ。これで分かったであろう? 余が自ら出るのが、一番――」
「じゃ、じゃあ!」
静かに諭そうとするギャレマスの声を遮るように声を荒げたスウィッシュは、拳で自分の胸元を叩いて叫んだ。
「このあたしが……四天王のひとり・氷牙将スウィッシュが、殿軍の役目を――!」
「――分かってないな、お前」
「――ッ!」
唐突に自分の訴えを遮られ、スウィッシュは敵意に満ちた目を声の主へと向ける。
「な――何が分かってないって言うのよ、このエッルフ!」
「エッルフじゃない、ファミィだ」
そう言って、大きな大理石の柱にもたれかかった姿勢のままでスウィッシュの事を睨み返したのは、初めて大広間に足を踏み入れた時と同じ純白のローブに身を包んだ“伝説の四勇士”・ハーフエルフのファミィだった。
彼女は、今回の“エルフ族解放作戦”の依頼者、そして、人間族とエルフ族双方の内情に詳しい者として、この会議に加わっていたのだ。
ファミィは小さく息を吐くと、気だるげにもたれかかっていた円柱から離れ、ゆっくりとした足取りで階の方へと歩んでいく。
そして、スウィッシュの傍らまで進むと、ふんぞり返るように胸を張ってみせた。
「な……何よ!」
「お前……魔王の側近では無いのか? なぜ、主の意を酌む事が出来ないのか?」
「え……?」
ファミィの咎めるような言葉に驚いたスウィッシュは、大きく目を見開く。
が、すぐにその目を吊り上げて、自分を見下すように見るファミィに食ってかかった。
「だ……だから、何言ってるの! あたしが、陛下の御心を酌めないはずが無いでしょうッ? 何年、陛下のお側でお仕えしていると思っているのよ!」
「現に今、魔王の意図が分かっていないから、まるで駄々っ子みたいにゴネているんだろう?」
「――ッ!」
ファミィに痛いところを衝かれ、スウィッシュの顔は青ざめる。
そんなスウィッシュの狼狽えた様子を見たファミィは、小さく溜息を吐くと、階の上をチラリと一瞥してから再び口を開いた。
「……魔王はな、最悪の事態を想定した上で、自分が殿軍に回るのが最適だと判断したんだろう。何故、そんな事にも気付けぬのか……」
「さ……最悪の……事態? それって……」
「それは――」
そう言いかけて、ファミィは一瞬言葉と息を呑む。
そして、覚悟を決めるように細く長く息を吐くと、その蒼瞳に微かな畏れの色を浮かべながら、静かに言葉の先を紡ぐ。
「それは……、アヴァーシの収容所からエルフを解放した際に、人間族最強の存在であるシュータさ……勇者シュータたち“伝説の四勇士”が追手として派遣されてくる――という事だ」
0
あなたにおすすめの小説
レベル1のフリはやめた。貸した力を全回収
ソラ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ち、ソラ。
彼はレベル1の無能として蔑まれ、魔王討伐を目前に「お前のようなゴミはいらない」と追放を言い渡される。
だが、傲慢な勇者たちは知らなかった。
自分たちが人間最高峰の力を維持できていたのは、すべてソラの規格外のステータスを『借りていた』からだということを。
「……わかった。貸していた力、すべて返してもらうよ」
契約解除。返還されたレベルは9999。
一瞬にして力を失い、ただの凡人へと転落しパニックに陥る勇者たち。
対するソラは、星を砕くほどの万能感を取り戻しながらも、淡々と宿を去る。
静かな隠居を望むソラだったが、路地裏で「才能なし」と虐げられていた少女ミィナを助けたことで、運命が変わり始める。
「借金の利息として、君を最強にしてあげよう」
これは、世界そのものにステータスを貸し付けていた最強の『貸与者』が、不条理な世界を再定義していく物語。
(本作品はAIを活用して構成・執筆しています)
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
神様、ちょっとチートがすぎませんか?
ななくさ ゆう
ファンタジー
【大きすぎるチートは呪いと紙一重だよっ!】
未熟な神さまの手違いで『常人の“200倍”』の力と魔力を持って産まれてしまった少年パド。
本当は『常人の“2倍”』くらいの力と魔力をもらって転生したはずなのにっ!!
おかげで、産まれたその日に家を壊しかけるわ、謎の『闇』が襲いかかってくるわ、教会に命を狙われるわ、王女様に勇者候補としてスカウトされるわ、もう大変!!
僕は『家族と楽しく平和に暮らせる普通の幸せ』を望んだだけなのに、どうしてこうなるの!?
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
――前世で大人になれなかった少年は、新たな世界で幸せを求める。
しかし、『幸せになりたい』という夢をかなえるの難しさを、彼はまだ知らない。
自分自身の幸せを追い求める少年は、やがて世界に幸せをもたらす『勇者』となる――
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
本文中&表紙のイラストはへるにゃー様よりご提供戴いたものです(掲載許可済)。
へるにゃー様のHP:http://syakewokuwaeta.bake-neko.net/
---------------
※カクヨムとなろうにも投稿しています
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる