66 / 423
エピソード4 さまよえる(顔色が)蒼い魔王
エルフと寒さと防寒服
しおりを挟む
人気のない山麓の森林に、大きな羽音が響き渡る。
次いで、地鳴りのような重い音と共に、森の地面が地震に見舞われたかのように大きく揺れ、木の枝に留まっていた鳥たちが驚いて一斉に飛び立った。
その大きな音と振動を起こしたのは、上空からゆっくりと降りて来た巨大な象牙色の古龍種だった。
生えていた木々を薙ぎ倒しながら、ゆっくりと着地した古龍種は、そのまま四肢を折り曲げ、猫の香箱座りのような体勢を取る。
「わ~! ありがとーポルンちゃ~ん!」
そう言いながら、古龍種の背中から身軽に飛び降りたのは、炎のように紅い髪をした少女――サリアだった。
満面の笑みを湛えながら古龍種の傍に歩み寄ると、彼女は労るようにその鬣を優しく撫でる。
「ぶふうううん」
サリアに撫でられた古龍種は気持ちよさそうに目を細め、彼女の身に顔を摺り寄せた。
「うふふふっ! ポルンちゃん、くすぐったいよぉ~!」
滑らかな鱗に覆われた巨大な顔を摺り寄せられたサリアも、朗らかな笑声をあげる。
その仲睦まじい様子は、従順なペットとその飼い主……いや、心を開き合った親友のようだった。
「……はぁ……」
そんなひとりと一頭の様子を横目で見ながら、憔悴しきった表情を浮かべているのは、蒼髪の魔族の少女――スウィッシュだった。
「古龍種の背中に乗って山脈を越えるなんて、デタラメな……。風圧すごくて息が出来ないわ、鱗がツルツルして滑り落ちそうになるわで、ホント……死ぬかと思った」
そう呟いた彼女は、ぶるりと身を震わせると、傍らで蹲る金髪のハーフエルフの少女に声をかけた。
「……ねえ、大丈夫? 唇が屍人形みたいに真っ青よ?」
「う……うぅ……さ、寒いぃぃぃ……」
声をかけられたハーフエルフ――ファミィは、ガタガタと身体を震わせながら、着込んでいた登山用の厚手の防寒服越しに二の腕を忙しく擦り続けている。
「そ……空の上が、あんなに寒いとはお……思わなかった……。ほ、ホントに、凍え死ぬかと……」
「まあ、確かに寒かったけど、そんなになる程だった?」
元々白い肌を一層青白くさせて震えているファミィに対して、スウィッシュはケロッとした顔で首を傾げた。
「変だなぁ……エルフ族は寒さに弱いのかしら……?」
「と……凍気に慣れている氷術遣いと一緒にすな!」
訝しげな顔のスウィッシュに、ファミィは声を荒げる。
そして、未だに寒さで悴んだままの指を懸命に伸ばし、白く霜が降りた自分の髪を指さしながら叫んだ。
「み……見ろ! 髪の毛がこんなになってるんだぞ! カッチカチやぞ!」
「うわぁ……。で、でも、結構よくある事じゃない? 髪の毛がバリバリに凍っちゃうことくらい――」
「無いわぁッ! だから、そんなのはおま――」
呑気なスウィッシュの言葉にキレながら、更に興奮して捲し立てようとするファミィだったが、急に顔をくしゃくしゃに顰めると、
「……ッぶぇっぐじっ!」
大きなくしゃみをした。
その途端、スウィッシュが呆れ顔を浮かべる。
「何て言うか……女の子なんだから、もうちょっと可愛らしいくしゃみ出来ないの? 全部濁点で、まるで中年のおじさんみたい――」
「う、うるさいっ! く、くしゃみに可愛いも可愛くないもあるもんか――ふぇ、ヴェッグジョンッ! ヴェブジッ!」
「やれやれ……」
スウィッシュへの反論も満足に能わず、くしゃみを連発するファミィを見たスウィッシュは、困り顔で肩を竦めると、自分が着ていた防寒服を脱いだ。
そして、くしゃみをし続けるファミィの肩に優しく掛けてあげる。
「ほら……寒いんだったら、これも使いなさい。あたしは平気だから」
「え……?」
ファミィは、スウィッシュが防寒服を貸してくれた事に対し、驚いた表情を浮かべた。
「お、お前……私の事が嫌いなんじゃないのか?」
「嫌い……っていうか、あなた、あたしたちの敵だし」
「う……まあ……」
「……でも、今はいっしょに旅をする……まあ、仲間だからね。仲間が辛そうだったり大変そうだったりしたら、助けるでしょ、そりゃ。――それだけ」
「……ッ!」
スウィッシュの言葉を聞いたファミィは、驚きで目を大きく見開く。
「な……仲間……? お前は……私の事を、仲間と呼んでくれるのか……?」
「何よ、文句でもある? だったら、喜んで撤回するわよ」
「あ……」
ファミィは、丸くした蒼い目で、スウィッシュの顔をまじまじと見つめた。……心なしか、魔族の少女の頬が赤く染まっている……ような気がする。
その事に気付いた途端、ファミィは自分の頬が急に熱くなったのを感じた。
「いや……」
そう、呟くように言った彼女は、つと目を伏せる。
そして、全身に先ほどまでとは打って変わった火照りを感じながら、おずおずと口を開く。
「その……あ、ありがとうな……スウィッシュ……」
「……どういたしまして、エッル……ファミィ」
ぎこちなく言葉を交わすふたりの娘。彼女たちの顔がゆっくりと綻ぶ――寸前、
「ふぇ……っくちゅっ!」
「「――!」」
ふたりの間に漂う良い雰囲気を吹き飛ばすように大きなくしゃみに、ファミィとスウィッシュは互いの顔を見合わせた。
「今の大きなくしゃみは……」
「……へ、陛下っ!」
「えくちゅっ!」
スウィッシュがハッとして振り返ると、妙に可愛らしい響きのくしゃみが、彼女の呼びかけに応えるように上がった。
慌ててくしゃみが聞こえてきた方向に向かうふたり。
そして、
「うぇっくちゅんっ!」
「へ――陛下ぁああっ!」
「……うわぁ」
魔王の姿を見付けたスウィッシュは取り乱し、ファミィは顔を引き攣らせた。
そこには――、
「ざ……寒い……」
ウンダロース山脈の頂を越えるまでの長い時間、ずっと古龍種の口に銜え込まれていた為に涎でびっしょびしょになった体を冷たい猛風に曝され続けたせいで、鼻水まで凍らせてガタガタと震えているギャレマスの姿があったのだった……。
次いで、地鳴りのような重い音と共に、森の地面が地震に見舞われたかのように大きく揺れ、木の枝に留まっていた鳥たちが驚いて一斉に飛び立った。
その大きな音と振動を起こしたのは、上空からゆっくりと降りて来た巨大な象牙色の古龍種だった。
生えていた木々を薙ぎ倒しながら、ゆっくりと着地した古龍種は、そのまま四肢を折り曲げ、猫の香箱座りのような体勢を取る。
「わ~! ありがとーポルンちゃ~ん!」
そう言いながら、古龍種の背中から身軽に飛び降りたのは、炎のように紅い髪をした少女――サリアだった。
満面の笑みを湛えながら古龍種の傍に歩み寄ると、彼女は労るようにその鬣を優しく撫でる。
「ぶふうううん」
サリアに撫でられた古龍種は気持ちよさそうに目を細め、彼女の身に顔を摺り寄せた。
「うふふふっ! ポルンちゃん、くすぐったいよぉ~!」
滑らかな鱗に覆われた巨大な顔を摺り寄せられたサリアも、朗らかな笑声をあげる。
その仲睦まじい様子は、従順なペットとその飼い主……いや、心を開き合った親友のようだった。
「……はぁ……」
そんなひとりと一頭の様子を横目で見ながら、憔悴しきった表情を浮かべているのは、蒼髪の魔族の少女――スウィッシュだった。
「古龍種の背中に乗って山脈を越えるなんて、デタラメな……。風圧すごくて息が出来ないわ、鱗がツルツルして滑り落ちそうになるわで、ホント……死ぬかと思った」
そう呟いた彼女は、ぶるりと身を震わせると、傍らで蹲る金髪のハーフエルフの少女に声をかけた。
「……ねえ、大丈夫? 唇が屍人形みたいに真っ青よ?」
「う……うぅ……さ、寒いぃぃぃ……」
声をかけられたハーフエルフ――ファミィは、ガタガタと身体を震わせながら、着込んでいた登山用の厚手の防寒服越しに二の腕を忙しく擦り続けている。
「そ……空の上が、あんなに寒いとはお……思わなかった……。ほ、ホントに、凍え死ぬかと……」
「まあ、確かに寒かったけど、そんなになる程だった?」
元々白い肌を一層青白くさせて震えているファミィに対して、スウィッシュはケロッとした顔で首を傾げた。
「変だなぁ……エルフ族は寒さに弱いのかしら……?」
「と……凍気に慣れている氷術遣いと一緒にすな!」
訝しげな顔のスウィッシュに、ファミィは声を荒げる。
そして、未だに寒さで悴んだままの指を懸命に伸ばし、白く霜が降りた自分の髪を指さしながら叫んだ。
「み……見ろ! 髪の毛がこんなになってるんだぞ! カッチカチやぞ!」
「うわぁ……。で、でも、結構よくある事じゃない? 髪の毛がバリバリに凍っちゃうことくらい――」
「無いわぁッ! だから、そんなのはおま――」
呑気なスウィッシュの言葉にキレながら、更に興奮して捲し立てようとするファミィだったが、急に顔をくしゃくしゃに顰めると、
「……ッぶぇっぐじっ!」
大きなくしゃみをした。
その途端、スウィッシュが呆れ顔を浮かべる。
「何て言うか……女の子なんだから、もうちょっと可愛らしいくしゃみ出来ないの? 全部濁点で、まるで中年のおじさんみたい――」
「う、うるさいっ! く、くしゃみに可愛いも可愛くないもあるもんか――ふぇ、ヴェッグジョンッ! ヴェブジッ!」
「やれやれ……」
スウィッシュへの反論も満足に能わず、くしゃみを連発するファミィを見たスウィッシュは、困り顔で肩を竦めると、自分が着ていた防寒服を脱いだ。
そして、くしゃみをし続けるファミィの肩に優しく掛けてあげる。
「ほら……寒いんだったら、これも使いなさい。あたしは平気だから」
「え……?」
ファミィは、スウィッシュが防寒服を貸してくれた事に対し、驚いた表情を浮かべた。
「お、お前……私の事が嫌いなんじゃないのか?」
「嫌い……っていうか、あなた、あたしたちの敵だし」
「う……まあ……」
「……でも、今はいっしょに旅をする……まあ、仲間だからね。仲間が辛そうだったり大変そうだったりしたら、助けるでしょ、そりゃ。――それだけ」
「……ッ!」
スウィッシュの言葉を聞いたファミィは、驚きで目を大きく見開く。
「な……仲間……? お前は……私の事を、仲間と呼んでくれるのか……?」
「何よ、文句でもある? だったら、喜んで撤回するわよ」
「あ……」
ファミィは、丸くした蒼い目で、スウィッシュの顔をまじまじと見つめた。……心なしか、魔族の少女の頬が赤く染まっている……ような気がする。
その事に気付いた途端、ファミィは自分の頬が急に熱くなったのを感じた。
「いや……」
そう、呟くように言った彼女は、つと目を伏せる。
そして、全身に先ほどまでとは打って変わった火照りを感じながら、おずおずと口を開く。
「その……あ、ありがとうな……スウィッシュ……」
「……どういたしまして、エッル……ファミィ」
ぎこちなく言葉を交わすふたりの娘。彼女たちの顔がゆっくりと綻ぶ――寸前、
「ふぇ……っくちゅっ!」
「「――!」」
ふたりの間に漂う良い雰囲気を吹き飛ばすように大きなくしゃみに、ファミィとスウィッシュは互いの顔を見合わせた。
「今の大きなくしゃみは……」
「……へ、陛下っ!」
「えくちゅっ!」
スウィッシュがハッとして振り返ると、妙に可愛らしい響きのくしゃみが、彼女の呼びかけに応えるように上がった。
慌ててくしゃみが聞こえてきた方向に向かうふたり。
そして、
「うぇっくちゅんっ!」
「へ――陛下ぁああっ!」
「……うわぁ」
魔王の姿を見付けたスウィッシュは取り乱し、ファミィは顔を引き攣らせた。
そこには――、
「ざ……寒い……」
ウンダロース山脈の頂を越えるまでの長い時間、ずっと古龍種の口に銜え込まれていた為に涎でびっしょびしょになった体を冷たい猛風に曝され続けたせいで、鼻水まで凍らせてガタガタと震えているギャレマスの姿があったのだった……。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
仕事繁忙期の為、2月中旬まで更新を週一に致します。
カクヨム(吉野 ひな)様にも投稿しています。
勇者パーティーにダンジョンで生贄にされました。これで上位神から押し付けられた、勇者の育成支援から解放される。
克全
ファンタジー
エドゥアルには大嫌いな役目、神与スキル『勇者の育成者』があった。力だけあって知能が低い下級神が、勇者にふさわしくない者に『勇者』スキルを与えてしまったせいで、上級神から与えられてしまったのだ。前世の知識と、それを利用して鍛えた絶大な魔力のあるエドゥアルだったが、神与スキル『勇者の育成者』には逆らえず、嫌々勇者を教育していた。だが、勇者ガブリエルは上級神の想像を絶する愚者だった。事もあろうに、エドゥアルを含む300人もの人間を生贄にして、ダンジョンの階層主を斃そうとした。流石にこのような下劣な行いをしては『勇者』スキルは消滅してしまう。対象となった勇者がいなくなれば『勇者の育成者』スキルも消滅する。自由を手に入れたエドゥアルは好き勝手に生きることにしたのだった。
アイテムボックス無双 ~何でも収納! 奥義・首狩りアイテムボックス!~
明治サブ🍆スニーカー大賞【金賞】受賞作家
ファンタジー
※大・大・大どんでん返し回まで投稿済です!!
『第1回 次世代ファンタジーカップ ~最強「進化系ざまぁ」決定戦!』投稿作品。
無限収納機能を持つ『マジックバッグ』が巷にあふれる街で、収納魔法【アイテムボックス】しか使えない主人公・クリスは冒険者たちから無能扱いされ続け、ついに100パーティー目から追放されてしまう。
破れかぶれになって単騎で魔物討伐に向かい、あわや死にかけたところに謎の美しき旅の魔女が現れ、クリスに告げる。
「【アイテムボックス】は最強の魔法なんだよ。儂が使い方を教えてやろう」
【アイテムボックス】で魔物の首を、家屋を、オークの集落を丸ごと収納!? 【アイテムボックス】で道を作り、川を作り、街を作る!? ただの収納魔法と侮るなかれ。知覚できるものなら疫病だろうが敵の軍勢だろうが何だって除去する超能力! 主人公・クリスの成り上がりと「進化系ざまぁ」展開、そして最後に待ち受ける極上のどんでん返しを、とくとご覧あれ! 随所に散りばめられた大小さまざまな伏線を、あなたは見抜けるか!?
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
異世界召喚に条件を付けたのに、女神様に呼ばれた
りゅう
ファンタジー
異世界召喚。サラリーマンだって、そんな空想をする。
いや、さすがに大人なので空想する内容も大人だ。少年の心が残っていても、現実社会でもまれた人間はまた別の空想をするのだ。
その日の神岡龍二も、日々の生活から離れ異世界を想像して遊んでいるだけのハズだった。そこには何の問題もないハズだった。だが、そんなお気楽な日々は、この日が最後となってしまった。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる