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ありふれた追放ざまぁアフターストーリー~婚約破棄問題はいつも面倒だ~
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むかしむかし、あるところに、王国がありました。
世襲制の王国は、お人好しで人情家の王様が、武勇に秀でた公爵や信仰心に溢れた信者を多数従える国立教会に手を焼きながらも、まあまあ平和に治めていました。
王様には、少し世間知らずで、大分人の心の機微に疎くて、とっても自意識過剰な王子様がいました。
ある日、王子様は、とある男爵家の娘と恋に落ちました。
互いに初めての恋。二人の心は熱く燃え上がります。
ですが……、王様と周りの大人たちは、二人の恋に反対しました。
理由は簡単。
国の王位継承者である王子様と、しがない男爵家の息女。二人の身分が違い過ぎたからです。
ですが、すっかり男爵令嬢に熱を上げてしまった王子様は、王様と側近たちの声に対し、まったく聞く耳を持ちませんでした。
――そこで、側近たちは一計を案じます。
男爵令嬢が、本当は王子様の事など愛してはおらず、ただただ王妃の地位と財産を得る為だけに偽りの愛を囁いている――そんな悪い噂を秘かに吹聴して回りました。
その効果は、覿面でした。
少し世間知らずで、大分人の心の機微に疎くて、とっても自意識過剰な王子様は、宮廷の中に広まった男爵令嬢の噂をあっさりと信じ込んでしまいました。
王子様が彼女に向けた熱烈なる愛は、そのまま陰鬱なる憎悪へと置き換わり、怒りに駆られた王子様は、彼女を王宮から追放してしまいました。
それから半年後。
王子様が十八歳になった日、王様は、彼と公爵の一人娘との婚約を大々的に発表しました。
武力に優れた公爵家との絆をより確かなものにしたい王様と、より強固な血の繋がりを得て、ゆくゆくは国王の義父として国内の実権を握りたいと考える公爵との利害が一致した末の、多分に政略的な側面を持つ婚約でした。
王子様も、公爵令嬢の顔と性格が少しきつめな事がささやかな不満点でしたが、婚約には概ね満足していたのでした。
一方、追放された男爵令嬢は、国外れの森の中で寂しく暮らしていました。
ひどい噂を信じ込んだ王子様にひどい仕打ちを受けたにもかかわらず、彼女の王子様を恋い慕う想いは募るばかりでした。
その一方で、彼の婚約者となった公爵令嬢への恨みを募らせます。男爵令嬢は、ひどい噂を流して自分を追放したのは、公爵令嬢が裏で糸を引いていたに違いないと確信していたのです。
そして、彼女は森の中で出会った不思議な魔女や精霊たちの助けを得て、再び王宮へと向かいます。
王宮へ乗り込んだ男爵令嬢は、居並ぶ王様や王子様や公爵令嬢たちの前で、堂々と身の潔白を訴えました。
そして、魔女や精霊たちの不思議な力によって、それが正しい事を見事に証明してみせたのです。
男爵令嬢の話を聞いた王子様は、自分が誤解していた事にようやく気が付きました。
そして、少し世間知らずで、大分人の心の機微に疎くて、とっても自意識過剰な王子様は、公爵令嬢が裏で糸を引いていたという、誤解と思い込みに基づいた男爵令嬢の話もまた、信じ込んだのです。
公爵令嬢を問い詰めた王子様は、否定する彼女の言葉に聞く耳を持たず、以前男爵令嬢に告げた時のように、涙を流して否定する公爵令嬢に婚約破棄を告げ、彼女を王宮から追放すると高らかに宣言しました。
その場には、男爵令嬢の悪い噂を流した犯人もいましたが、皆知らんぷりをしました。
本当の事を言って、自分が追放――いや、断頭台の露となる事を怖れたからです。
哀れ、公爵令嬢は抗弁も赦されず、叩き出されるように宮殿を追い出されてしまいました。
そして、王子様と男爵令嬢は、遂に結ばれたのでした。
めでたし、めでたし――
……とはなりません。
いわれの無い濡れ衣を着せられた愛娘が着の身着のままで王宮を放逐された末に、そのまま行方をくらましてしまった事を知った公爵は、それはそれは怒り狂いました。
彼は、家族と側近たちを連れて、夜闇に乗じて王都を抜け出し、国の東端にある己の領地へと向かいました。
公爵領に戻った公爵は、直ちに総動員令をかけ、速やかに戦時体制へと移行します。
敵はもちろん、自分の愛しい娘を公衆の面前で面罵した挙句、彼女と公爵家に対し“婚約破棄”というこの上ない恥辱を与えた王子様、そして、それを容認した王様です。
自領の精兵で大軍を編成した公爵は、すぐさま王都へ向かって進軍を開始します。
もちろん、王様と王子様も黙ってはいません。
反旗を翻した公爵様を討伐するべく、公爵軍に倍する大軍を率いて迎え撃ちました。
数に優れた王軍と、戦意と練度に優れた公爵軍は、王国領内で幾度も衝突しました。
その戦いは長引き、両軍ともに多数の犠牲を出しましたが、それでも戦いを止めようとはしなかったのです。
ですが、時が過ぎるにつれ、徐々に戦いの天秤が公爵側へと傾いてきました。
公爵は、各地の諸侯に対し、自分の味方に付くよう広く呼びかけ、戦いの趨勢を見て、その声に応じる者たちがだんだんと増えてきたからです。
今回の婚約破棄の件で、心中秘かに王様と王子様を見限っていた者も少なくなく、公爵の元には次々と諸侯が馳せ参じます。
王様方が、一旦傾き始めた天秤を平衡に戻す事は至難の業でした。
その内、味方として戦っていた側近たちまでもが次々と離反し始め、終いには、中立を貫いていた国立教会も公爵家への支持を表明しました。
公爵側から国立教会側へ多額の献金があったという噂もありましたが、その真偽は定かではありません。
そして、互いの持ち得る戦力を全てぶつけ合った最終決戦の果てに、遂に王都は公爵軍の手に落ちました。
王様は戦いのさなかに、公爵軍の傭兵たちによって討ち取られました。
王子様と男爵令嬢は、王宮を秘かに脱出しようとしていましたが、その途中で公爵軍に捕らえられてしまいます。
そして、二人が民衆たちの前で断頭台の露と消えた事で、王様の一族は跡形もなく滅び去ったのでした。
王様と王子様が死んだ後、王国は公国へと変わりました。
……が、その国も長くは続きませんでした。
あまりにも長い間、国の中で争った結果、その国力は著しく疲弊してしまいました。
その上、兵力の損耗も激しく、間もなく始まった周辺諸国の侵攻を前にして、抗戦する力は既に無かったのです。
かつて栄えていた王国は、たったひとつの婚約破棄によって、
王様も、王子様も、男爵令嬢も、公爵も、
そして、国自体も亡くなってしまったのでした。
――御仕舞い。
◆ ◆ ◆ ◆
追記。
婚約破棄され、姿をくらました公爵令嬢は、傷心の旅に出たものの、ある山の奥深くで山賊たちに捕まってしまいました。
そこで、若く精悍な山賊の長に見初められた彼女は、後に七人の息子と五人の娘に恵まれ、山賊一味の陰の首領として君臨する事になるのですが――
それはまた、別の話です。
世襲制の王国は、お人好しで人情家の王様が、武勇に秀でた公爵や信仰心に溢れた信者を多数従える国立教会に手を焼きながらも、まあまあ平和に治めていました。
王様には、少し世間知らずで、大分人の心の機微に疎くて、とっても自意識過剰な王子様がいました。
ある日、王子様は、とある男爵家の娘と恋に落ちました。
互いに初めての恋。二人の心は熱く燃え上がります。
ですが……、王様と周りの大人たちは、二人の恋に反対しました。
理由は簡単。
国の王位継承者である王子様と、しがない男爵家の息女。二人の身分が違い過ぎたからです。
ですが、すっかり男爵令嬢に熱を上げてしまった王子様は、王様と側近たちの声に対し、まったく聞く耳を持ちませんでした。
――そこで、側近たちは一計を案じます。
男爵令嬢が、本当は王子様の事など愛してはおらず、ただただ王妃の地位と財産を得る為だけに偽りの愛を囁いている――そんな悪い噂を秘かに吹聴して回りました。
その効果は、覿面でした。
少し世間知らずで、大分人の心の機微に疎くて、とっても自意識過剰な王子様は、宮廷の中に広まった男爵令嬢の噂をあっさりと信じ込んでしまいました。
王子様が彼女に向けた熱烈なる愛は、そのまま陰鬱なる憎悪へと置き換わり、怒りに駆られた王子様は、彼女を王宮から追放してしまいました。
それから半年後。
王子様が十八歳になった日、王様は、彼と公爵の一人娘との婚約を大々的に発表しました。
武力に優れた公爵家との絆をより確かなものにしたい王様と、より強固な血の繋がりを得て、ゆくゆくは国王の義父として国内の実権を握りたいと考える公爵との利害が一致した末の、多分に政略的な側面を持つ婚約でした。
王子様も、公爵令嬢の顔と性格が少しきつめな事がささやかな不満点でしたが、婚約には概ね満足していたのでした。
一方、追放された男爵令嬢は、国外れの森の中で寂しく暮らしていました。
ひどい噂を信じ込んだ王子様にひどい仕打ちを受けたにもかかわらず、彼女の王子様を恋い慕う想いは募るばかりでした。
その一方で、彼の婚約者となった公爵令嬢への恨みを募らせます。男爵令嬢は、ひどい噂を流して自分を追放したのは、公爵令嬢が裏で糸を引いていたに違いないと確信していたのです。
そして、彼女は森の中で出会った不思議な魔女や精霊たちの助けを得て、再び王宮へと向かいます。
王宮へ乗り込んだ男爵令嬢は、居並ぶ王様や王子様や公爵令嬢たちの前で、堂々と身の潔白を訴えました。
そして、魔女や精霊たちの不思議な力によって、それが正しい事を見事に証明してみせたのです。
男爵令嬢の話を聞いた王子様は、自分が誤解していた事にようやく気が付きました。
そして、少し世間知らずで、大分人の心の機微に疎くて、とっても自意識過剰な王子様は、公爵令嬢が裏で糸を引いていたという、誤解と思い込みに基づいた男爵令嬢の話もまた、信じ込んだのです。
公爵令嬢を問い詰めた王子様は、否定する彼女の言葉に聞く耳を持たず、以前男爵令嬢に告げた時のように、涙を流して否定する公爵令嬢に婚約破棄を告げ、彼女を王宮から追放すると高らかに宣言しました。
その場には、男爵令嬢の悪い噂を流した犯人もいましたが、皆知らんぷりをしました。
本当の事を言って、自分が追放――いや、断頭台の露となる事を怖れたからです。
哀れ、公爵令嬢は抗弁も赦されず、叩き出されるように宮殿を追い出されてしまいました。
そして、王子様と男爵令嬢は、遂に結ばれたのでした。
めでたし、めでたし――
……とはなりません。
いわれの無い濡れ衣を着せられた愛娘が着の身着のままで王宮を放逐された末に、そのまま行方をくらましてしまった事を知った公爵は、それはそれは怒り狂いました。
彼は、家族と側近たちを連れて、夜闇に乗じて王都を抜け出し、国の東端にある己の領地へと向かいました。
公爵領に戻った公爵は、直ちに総動員令をかけ、速やかに戦時体制へと移行します。
敵はもちろん、自分の愛しい娘を公衆の面前で面罵した挙句、彼女と公爵家に対し“婚約破棄”というこの上ない恥辱を与えた王子様、そして、それを容認した王様です。
自領の精兵で大軍を編成した公爵は、すぐさま王都へ向かって進軍を開始します。
もちろん、王様と王子様も黙ってはいません。
反旗を翻した公爵様を討伐するべく、公爵軍に倍する大軍を率いて迎え撃ちました。
数に優れた王軍と、戦意と練度に優れた公爵軍は、王国領内で幾度も衝突しました。
その戦いは長引き、両軍ともに多数の犠牲を出しましたが、それでも戦いを止めようとはしなかったのです。
ですが、時が過ぎるにつれ、徐々に戦いの天秤が公爵側へと傾いてきました。
公爵は、各地の諸侯に対し、自分の味方に付くよう広く呼びかけ、戦いの趨勢を見て、その声に応じる者たちがだんだんと増えてきたからです。
今回の婚約破棄の件で、心中秘かに王様と王子様を見限っていた者も少なくなく、公爵の元には次々と諸侯が馳せ参じます。
王様方が、一旦傾き始めた天秤を平衡に戻す事は至難の業でした。
その内、味方として戦っていた側近たちまでもが次々と離反し始め、終いには、中立を貫いていた国立教会も公爵家への支持を表明しました。
公爵側から国立教会側へ多額の献金があったという噂もありましたが、その真偽は定かではありません。
そして、互いの持ち得る戦力を全てぶつけ合った最終決戦の果てに、遂に王都は公爵軍の手に落ちました。
王様は戦いのさなかに、公爵軍の傭兵たちによって討ち取られました。
王子様と男爵令嬢は、王宮を秘かに脱出しようとしていましたが、その途中で公爵軍に捕らえられてしまいます。
そして、二人が民衆たちの前で断頭台の露と消えた事で、王様の一族は跡形もなく滅び去ったのでした。
王様と王子様が死んだ後、王国は公国へと変わりました。
……が、その国も長くは続きませんでした。
あまりにも長い間、国の中で争った結果、その国力は著しく疲弊してしまいました。
その上、兵力の損耗も激しく、間もなく始まった周辺諸国の侵攻を前にして、抗戦する力は既に無かったのです。
かつて栄えていた王国は、たったひとつの婚約破棄によって、
王様も、王子様も、男爵令嬢も、公爵も、
そして、国自体も亡くなってしまったのでした。
――御仕舞い。
◆ ◆ ◆ ◆
追記。
婚約破棄され、姿をくらました公爵令嬢は、傷心の旅に出たものの、ある山の奥深くで山賊たちに捕まってしまいました。
そこで、若く精悍な山賊の長に見初められた彼女は、後に七人の息子と五人の娘に恵まれ、山賊一味の陰の首領として君臨する事になるのですが――
それはまた、別の話です。
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