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第六章 田中天狼のシリアスな日常・捜査編
田中天狼のシリアスな熱唱
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「じゃあ、トップバッターは、オレからいくぞ~!」
そう言って、カラオケルームに入ってすぐ、デンモクを操作し、マイクを握る矢的先輩。
――イントロが流れ始める……
「ゥア~ムドファイタアァ~ ツ――――ルズゥゥゥゥゥゥッ!」
突然、裏声でシャウトする矢的先輩!
「♪雨上がりに Loneliness 君の心は Endless~」
そして、軽快な曲のテンポに合わせて、握り拳を振り上げ、ノリノリで歌い出す。……つか、普通に上手いな。コブシやビブラートを効かせ、音程もしっかり。……でも、
「これって、もしかして……」
「な~んか、どこかで聴いた事ある曲なんだよねぇ……」
俺と春夏秋冬は、顔を見合わせる。
その疑問は、曲がサビに入ると解けた。
矢的先輩が、胸に手を当てて、眼をギュッと瞑って熱唱する。
「♪戦え~ッ ななつの道具ぅ~ ふりあぐぇ~てぇ~っ! ゥア~ムドゥ~ファァイタァア~ ツゥ―――――ルゥッズ――ッ!」
「あ――――っ!」
分かった。このサビは、テレビのCMで散々流れてる、アレだ。
「日曜日にやってる、装甲戦士ツールズの主題歌!」
「そのとーり!」
俺の言葉を、曲が間奏に入った矢的先輩が肯定する。
「装甲戦士シリーズ第18作目の主題歌『ALL UP TOOLS!』だよ!」
そして、そのまま2番を歌い始める。ノリノリだけど、絡みつくような……語弊を恐れずに言うと、しつこい歌い方だ……。
『♪ツゥールズ! ツゥールズ! ツゥールズゥゥゥゥゥッ! ネブワ~ッ ギバァ――――ップ!』
歌い終わると、矢的先輩は天を仰ぎ、恍惚の表情……。完全に自分の世界に浸り込んでいる……。
しょうがないんで、申し訳程度に拍手してあげる。
「ハア……はあ……どうだった? このオレの熱唱は?」
汗だくの矢的先輩が、やりきった感200パーセントの笑顔で、俺たちに聞いてきた。
なので、俺たちは顔を見合わせてから、率直な感想をぶつけてみた。
「うーん、何か歌い方がキモかった」
「アドリブ効かせすぎで、元の曲の良さが無くなってたわ。もっと抑揚効かせないと駄目よ、矢的くん」
「……つーか、女子込みのカラオケで、迷い無く一発目に特撮の主題歌歌える神経は凄いと思いますよ、マジで」
「ま――まさかの酷評!?」
次にマイクを手にしたのは、撫子先輩だった。
「私は、大勢でカラオケに行くって経験、あんまり無いんだけど……」
大丈夫です。ここに、友達とカラオケに行った経験ゼロの男がいますよ……。
「何か、恥ずかしいわ……」
そう言いながらデンモクを操作し、曲を予約する。
――イントロが流れる……。
「な……なんだと!」
流れてきたのは、電子音を多用した――やたら人数の多い、あのアイドルグループの、キャピキャピした甘ったるい曲だった。――正直、いつもの撫子先輩のイメージとは全く合わない。
『♪わたしはずうっと I Love You! あなたはどうなの? Do You Love Me? 』
撫子先輩が歌い始めた。あのアイドル達と同じ、鼻に掛かる甘い高音の歌声で……。
――正直、いつもの撫子先輩のイメー(以下同文)。
……何が違和感って、こんなにキャピキャピした曲調で、ケーキの上にメープルシロップとグラニュー糖をぶちまけた様な、胃もたれ起こしそうな甘ったるい歌詞なのに、当の撫子先輩が全くの無表情で歌い上げている点だ。
……しかも、歌声は曲調に合わせてキャピキャピしてるというね……。
……『♪そんなイジワルなアナタが わたしはやっぱり DA I SU KIッ!』 ♪チャン チャラララ チャン~
――曲が終わった。撫子先輩は、顔を赤らめて、
「……どうだった、かしら?」
感想を求めてきた……。
「なでしこ先輩! すごく可愛かった~!」
「え……えと、すごく上手かったです。アイドルかと思いました~、アハハ……」
「ナデシコ! お前、そんな女の子っぽい歌を歌うんだな~! 俺はてっきり、情念たっぷりのド演歌か、軍歌あたりを歌ウゴォッ!」
失言を発した矢的先輩の鳩尾に、撫子先輩の正拳平突きがめり込んだ。
「次はあたしだね~」
腹を押さえて悶絶する矢的先輩を尻目に、春夏秋冬がニコニコしながら曲をセットする。
春夏秋冬は、一体何を歌うのだろうか……。やっぱり、撫子先輩と同じようなアイドルの曲なんだろうか……? イメージにピッタリだけど。
イントロがかかる――んん?
……な、何だ? 激しくかき鳴らされるエレキギターと、この腹の底にズンズン響くベースの重低音は……!
『♪God is Dead! But I'm Alive!」
春夏秋冬が、歌い出した。……物凄いエッジの効いたシャウトボイスで……。
いや、普通に上手いんですけどね……いつもの春夏秋冬のイメージと違いすぎてて……。
撫子先輩は、オレンジジュースとコーラとコーヒーの混合液を飲もうとしたまま固まってるし、矢的先輩も悶絶するのも忘れて呆気に取られている……。
多分、俺もふたりと同じ顔をしているに違いない……。
『♪And I Also Died Forever――――』 ♪ズンズンズウウウウンッ!
曲が終わった。我に返った俺たちは、パチパチと手を叩く。
「えへへ~。どうだった、あたしの歌?」
ニコニコしながら尋ねる春夏秋冬に、呆気に取られたままだった俺たちは、
「「「け、結構なお点前でした……」」」
としか言えなかった……。
「さあ、次はお待ちかねのシリウスだな♪」
「…………そんなにプレッシャー掛けないで下さいよ……。第一、ダレも待ちかねてないでしょ」
「えー。あたしはオマチカネだったよ~! どんな曲歌うのかな~って!」
「……だから、プレッシャー掛けないでって……」
辟易しながら、俺は曲を入力する。一応、持ちネタの中で、一番無難そうな曲を……。
イントロが流れる……。
「あ……、この曲……」
「うーん? どこかで聴いた気が……するような、しないような……」
「ドラマの再放送……かしら?」
首を傾げる三人を横目に、俺はカルピスウォーターを呷り、緊張で乾いた喉を湿らせた。
『♪思う様に いかない事を 嘆いて俺は ドアを開ける~』
歌い出しても、三人は首を傾げたまま。構わず、俺は歌い続ける。
我ながら、上手く歌えたと思う。音程も殆ど外さなかったし。
この曲は、戯れでカラオケの全国採点をやってみたら、奇跡の95点台を叩きだした曲で、俺がカラオケで自信を持って歌える数少ない曲のひとつなのだ!
ウチの両親も褒めてくれたし……。
『きっと 忘れない~ I'm proud of myself~!』
歌いきった俺は、心地よい達成感と仄かな達成感で、気分良くマイクを置いた。
「え……と、どうでしたか?」
恐る恐る、三人に尋ねる。
三人は、顔を見合わせて、それぞれ感想を述べた。
「うん! 上手だったよ、シリウスくん! ……でも、誰の曲か分からなくて……」
「……そうね。いい曲なんだけど、曲が分からないから、イマイチ盛り上がれなかったわ……ごめんなさい」
「……つか、ひとりで盛り上がるなよ~! 曲知らねえから、置いてけぼりなんだよ、俺ら!」
「……………………」
――そう、これが、俺が危惧していた事だ。
俺は、今の流行の曲はよく知らない。両親とや、親の集まりに半強制的に連れて行かれたカラオケしか経験が無いので、歌ったり覚えた曲は、全て一昔前の曲ばかりなのだ。
だから、同世代の人間とカラオケに行くと、ジェネレーションギャップのせいで、盛り下げてしまうんじゃないかと恐れていたのが――見事的中してしまった。
でも――――!
『90年代を代表する伝説のデュオ、MAGE&EISUKEの大名曲『PROUD of MYSELF』くらい、一般常識として知っとけ!』とは、声を大にして言いたい!
……確かに、シングルカットもされてないけどさ……。
そう言って、カラオケルームに入ってすぐ、デンモクを操作し、マイクを握る矢的先輩。
――イントロが流れ始める……
「ゥア~ムドファイタアァ~ ツ――――ルズゥゥゥゥゥゥッ!」
突然、裏声でシャウトする矢的先輩!
「♪雨上がりに Loneliness 君の心は Endless~」
そして、軽快な曲のテンポに合わせて、握り拳を振り上げ、ノリノリで歌い出す。……つか、普通に上手いな。コブシやビブラートを効かせ、音程もしっかり。……でも、
「これって、もしかして……」
「な~んか、どこかで聴いた事ある曲なんだよねぇ……」
俺と春夏秋冬は、顔を見合わせる。
その疑問は、曲がサビに入ると解けた。
矢的先輩が、胸に手を当てて、眼をギュッと瞑って熱唱する。
「♪戦え~ッ ななつの道具ぅ~ ふりあぐぇ~てぇ~っ! ゥア~ムドゥ~ファァイタァア~ ツゥ―――――ルゥッズ――ッ!」
「あ――――っ!」
分かった。このサビは、テレビのCMで散々流れてる、アレだ。
「日曜日にやってる、装甲戦士ツールズの主題歌!」
「そのとーり!」
俺の言葉を、曲が間奏に入った矢的先輩が肯定する。
「装甲戦士シリーズ第18作目の主題歌『ALL UP TOOLS!』だよ!」
そして、そのまま2番を歌い始める。ノリノリだけど、絡みつくような……語弊を恐れずに言うと、しつこい歌い方だ……。
『♪ツゥールズ! ツゥールズ! ツゥールズゥゥゥゥゥッ! ネブワ~ッ ギバァ――――ップ!』
歌い終わると、矢的先輩は天を仰ぎ、恍惚の表情……。完全に自分の世界に浸り込んでいる……。
しょうがないんで、申し訳程度に拍手してあげる。
「ハア……はあ……どうだった? このオレの熱唱は?」
汗だくの矢的先輩が、やりきった感200パーセントの笑顔で、俺たちに聞いてきた。
なので、俺たちは顔を見合わせてから、率直な感想をぶつけてみた。
「うーん、何か歌い方がキモかった」
「アドリブ効かせすぎで、元の曲の良さが無くなってたわ。もっと抑揚効かせないと駄目よ、矢的くん」
「……つーか、女子込みのカラオケで、迷い無く一発目に特撮の主題歌歌える神経は凄いと思いますよ、マジで」
「ま――まさかの酷評!?」
次にマイクを手にしたのは、撫子先輩だった。
「私は、大勢でカラオケに行くって経験、あんまり無いんだけど……」
大丈夫です。ここに、友達とカラオケに行った経験ゼロの男がいますよ……。
「何か、恥ずかしいわ……」
そう言いながらデンモクを操作し、曲を予約する。
――イントロが流れる……。
「な……なんだと!」
流れてきたのは、電子音を多用した――やたら人数の多い、あのアイドルグループの、キャピキャピした甘ったるい曲だった。――正直、いつもの撫子先輩のイメージとは全く合わない。
『♪わたしはずうっと I Love You! あなたはどうなの? Do You Love Me? 』
撫子先輩が歌い始めた。あのアイドル達と同じ、鼻に掛かる甘い高音の歌声で……。
――正直、いつもの撫子先輩のイメー(以下同文)。
……何が違和感って、こんなにキャピキャピした曲調で、ケーキの上にメープルシロップとグラニュー糖をぶちまけた様な、胃もたれ起こしそうな甘ったるい歌詞なのに、当の撫子先輩が全くの無表情で歌い上げている点だ。
……しかも、歌声は曲調に合わせてキャピキャピしてるというね……。
……『♪そんなイジワルなアナタが わたしはやっぱり DA I SU KIッ!』 ♪チャン チャラララ チャン~
――曲が終わった。撫子先輩は、顔を赤らめて、
「……どうだった、かしら?」
感想を求めてきた……。
「なでしこ先輩! すごく可愛かった~!」
「え……えと、すごく上手かったです。アイドルかと思いました~、アハハ……」
「ナデシコ! お前、そんな女の子っぽい歌を歌うんだな~! 俺はてっきり、情念たっぷりのド演歌か、軍歌あたりを歌ウゴォッ!」
失言を発した矢的先輩の鳩尾に、撫子先輩の正拳平突きがめり込んだ。
「次はあたしだね~」
腹を押さえて悶絶する矢的先輩を尻目に、春夏秋冬がニコニコしながら曲をセットする。
春夏秋冬は、一体何を歌うのだろうか……。やっぱり、撫子先輩と同じようなアイドルの曲なんだろうか……? イメージにピッタリだけど。
イントロがかかる――んん?
……な、何だ? 激しくかき鳴らされるエレキギターと、この腹の底にズンズン響くベースの重低音は……!
『♪God is Dead! But I'm Alive!」
春夏秋冬が、歌い出した。……物凄いエッジの効いたシャウトボイスで……。
いや、普通に上手いんですけどね……いつもの春夏秋冬のイメージと違いすぎてて……。
撫子先輩は、オレンジジュースとコーラとコーヒーの混合液を飲もうとしたまま固まってるし、矢的先輩も悶絶するのも忘れて呆気に取られている……。
多分、俺もふたりと同じ顔をしているに違いない……。
『♪And I Also Died Forever――――』 ♪ズンズンズウウウウンッ!
曲が終わった。我に返った俺たちは、パチパチと手を叩く。
「えへへ~。どうだった、あたしの歌?」
ニコニコしながら尋ねる春夏秋冬に、呆気に取られたままだった俺たちは、
「「「け、結構なお点前でした……」」」
としか言えなかった……。
「さあ、次はお待ちかねのシリウスだな♪」
「…………そんなにプレッシャー掛けないで下さいよ……。第一、ダレも待ちかねてないでしょ」
「えー。あたしはオマチカネだったよ~! どんな曲歌うのかな~って!」
「……だから、プレッシャー掛けないでって……」
辟易しながら、俺は曲を入力する。一応、持ちネタの中で、一番無難そうな曲を……。
イントロが流れる……。
「あ……、この曲……」
「うーん? どこかで聴いた気が……するような、しないような……」
「ドラマの再放送……かしら?」
首を傾げる三人を横目に、俺はカルピスウォーターを呷り、緊張で乾いた喉を湿らせた。
『♪思う様に いかない事を 嘆いて俺は ドアを開ける~』
歌い出しても、三人は首を傾げたまま。構わず、俺は歌い続ける。
我ながら、上手く歌えたと思う。音程も殆ど外さなかったし。
この曲は、戯れでカラオケの全国採点をやってみたら、奇跡の95点台を叩きだした曲で、俺がカラオケで自信を持って歌える数少ない曲のひとつなのだ!
ウチの両親も褒めてくれたし……。
『きっと 忘れない~ I'm proud of myself~!』
歌いきった俺は、心地よい達成感と仄かな達成感で、気分良くマイクを置いた。
「え……と、どうでしたか?」
恐る恐る、三人に尋ねる。
三人は、顔を見合わせて、それぞれ感想を述べた。
「うん! 上手だったよ、シリウスくん! ……でも、誰の曲か分からなくて……」
「……そうね。いい曲なんだけど、曲が分からないから、イマイチ盛り上がれなかったわ……ごめんなさい」
「……つか、ひとりで盛り上がるなよ~! 曲知らねえから、置いてけぼりなんだよ、俺ら!」
「……………………」
――そう、これが、俺が危惧していた事だ。
俺は、今の流行の曲はよく知らない。両親とや、親の集まりに半強制的に連れて行かれたカラオケしか経験が無いので、歌ったり覚えた曲は、全て一昔前の曲ばかりなのだ。
だから、同世代の人間とカラオケに行くと、ジェネレーションギャップのせいで、盛り下げてしまうんじゃないかと恐れていたのが――見事的中してしまった。
でも――――!
『90年代を代表する伝説のデュオ、MAGE&EISUKEの大名曲『PROUD of MYSELF』くらい、一般常識として知っとけ!』とは、声を大にして言いたい!
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