鏡花水月

味噌焼きそば

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第5章 最終決戦

第22話 【過去】からの深淵

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泰斗(透の襲撃から5日…)

泰斗(もう刺客は送ってこないのか…?)

泰斗(それならば…つまり…)

泰斗「今が攻め時ってことだな!」

……

聡「なるほど…ね。」

泰斗「あとはアジトとやらを見つけるだけなんだが…」

聡「…なら、僕の能力を使おう。」

……

聡「えーと…ここら辺だっけ?」ゴソゴソ

泰斗「…?一体何を?」

聡「あった!これだ!」

泰斗「それは…何ですか?」

聡「おっほん、これは【念写カメラの偽物】だよ。」

泰斗「!そうか、その偽物を本物にすれば…!」

聡「ああ。【再構築】!」

聡「……よし…と、これで!」

泰斗「敵のアジトが…特定出来ますね!」

聡「さてと…【アビス・ルームのアジト】。カシャリと。」カシャ

泰斗「ワクワク…」

聡「…!これは……!」

泰斗「な…何ですか!?」

聡「これは…【鳴門くんの家】だ…!」

……

ブロロロ…

泰斗「…あの、【鳴門くん】って誰なんですか?」

聡「…ああ、幼馴染みだよ。中学生の頃のね…。あの頃は楽しかったなぁ…毎日毎日語り合ってたよ…」

泰斗「何か…あったんですか?」

聡「ある日…彼の両親は離婚した。そして施設に預けられた…そこからだ…狂い始めたのは…」

聡「まず両親が居ないことでいじめられた…」

聡「彼の心はどんどん荒んでいった…」

聡「僕の責任だ…僕が…!」

泰斗「…そう抱え込まないでください…僕にも…その気持ち分かりますよ…だから…」

聡「泰斗くん…」

聡「………着いたぞ」

泰斗「!!!」

聡「さあて…終わらすぞ。泰斗くん!」

コソッ

???「ここか…よし。」
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