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第9殺 #8
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少し運動をすれば汗が滲みそうな朝。
私はある料理店にいた。
今日のターゲットは3人。
立川、谷、中田。
こいつらは、私に性的暴行をした。
私の抵抗など意味は無い。放課後、個室に連れられ脱がされる。そして奴らの性欲のままに私は侵される。私は奴らの性欲を満たす道具に過ぎなかった。
料理人になったのは立川 連(たちかわ れん)。
個人経営の店で働いている。
私は仕込みの最中の店に入り、奴の背後に忍び寄り、ナイフで背中を何度も刺した。
殺しも随分と慣れた。昔は少し気持ち悪かったが、今は血を見ても何も思わない。
奴の背中に刺傷がどんどん増えていく。とっくに奴は死んでいるのに、私は奴の体を刺し続けていた。
次は谷 新(たに あらた)。職はタクシードライバー。
奴は立川の街の担当だった。丁度いい。
私は料理店を後にし、事務所へと向かった。
奴は車の中で居眠りをしている。
私は奴の頭をナイフ1本で切り落とした。
血がダラダラと流れ、落とすにはかなりの時間がかかったが、こいつにはとてもいい格好だった。
最後は中田 作(なかだ さく)。食品会社に勤め、商品開発を行っている。
私はビルの開発部へ行った。
奴は1人で試作をしていた。
私は奴の胸部を複数回刺し、指を両手分切り落とした。
谷の首に時間を取られすぎたせいか、指はすぐに切れた気がした。
「今日は、3人。」
いつもの屋上に戻ってきた。ここでも人を殺った。今まで綺麗に写っていた景色が、何故か霞んで見える。
「あんた、酷いことするんだな。」
後ろから声が聞こえた。少し詰まった、けど低い良い声。
立っていたのは、うちの高校の制服を着た同い年くらいの青年だった。
「あんた、何物?」
「俺?俺は、、
地縛霊、かな。」
「地縛霊?私に何か用?」
「別に用はないけど、すごいことするなぁって。
人のことメッタ刺しにしたり、頭切り落としたり、指切断したり。」
確かに、やってきたことを横並びに言われると結構なことをしてる。だが、それ以前に不可解なことがあった。
「なんで私の今日の行動を知ってるの?」
「死んでるから。1度目をつけたら割と見えちゃうもんよ!」
気持ち悪い。なんなんだこの男。
「そんなことを言うためにわざわざ?」
「バカ言うな。そんな暇じゃねぇ。」
「じゃあ何で?」
彼は一拍置いてから、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「あんたに何があったのかは知らない。なんで人殺しをしてるかも知らない。」
"人殺し"とは、人聞きの悪い。変わりはないが。
「別に今、どうしてようが構わない。だって俺には関係ないから。
けどさ、お前が本当にやりたいことって、こういうことなの?」
初対面なのに、私のことなど何も知らないのに、何故か心がギュッと痛む感覚に襲われた。
「人を殺す。それもいいけど、あんたがもっと大切で、もっと必要なこと、あると思うけどな。自分で死を選んだんなら、それなりの覚悟があるはずだ。だから、それに忠実になることもあながち間違いじゃない。ってかそっちのが普通だと思う。
だけど、別に死んでたって生きてたって、自分に素直になるくらいは、どんな悪人だって許されることだと思うぜ。
あんたは、何年経とうがその覚悟の終点が来るまで一生JKだ。まだしたいこと、夢見てること、あるんじゃねぇの?」
彼の言葉一つ一つが心を痛めつける。閉ざしていた心のドアでさえも突き破ってくる。
「私が、したいこと。私が、望むもの。」
「少し考えてみなよ。あんたが一番好きな、この場所でな。」
そう言って彼は姿を消した。
ずっと張っていた気が一気に崩れた。
彼は一体、何者なんだろう。
「大好きなこの場所で、か。」
「もっと、笑いたかった。」
気づけば辺りは暗くなっていた。
月明かりが輝く今宵、ずっと血が染み込み続けた制服に、初めて自分の涙が落ちた。
私はある料理店にいた。
今日のターゲットは3人。
立川、谷、中田。
こいつらは、私に性的暴行をした。
私の抵抗など意味は無い。放課後、個室に連れられ脱がされる。そして奴らの性欲のままに私は侵される。私は奴らの性欲を満たす道具に過ぎなかった。
料理人になったのは立川 連(たちかわ れん)。
個人経営の店で働いている。
私は仕込みの最中の店に入り、奴の背後に忍び寄り、ナイフで背中を何度も刺した。
殺しも随分と慣れた。昔は少し気持ち悪かったが、今は血を見ても何も思わない。
奴の背中に刺傷がどんどん増えていく。とっくに奴は死んでいるのに、私は奴の体を刺し続けていた。
次は谷 新(たに あらた)。職はタクシードライバー。
奴は立川の街の担当だった。丁度いい。
私は料理店を後にし、事務所へと向かった。
奴は車の中で居眠りをしている。
私は奴の頭をナイフ1本で切り落とした。
血がダラダラと流れ、落とすにはかなりの時間がかかったが、こいつにはとてもいい格好だった。
最後は中田 作(なかだ さく)。食品会社に勤め、商品開発を行っている。
私はビルの開発部へ行った。
奴は1人で試作をしていた。
私は奴の胸部を複数回刺し、指を両手分切り落とした。
谷の首に時間を取られすぎたせいか、指はすぐに切れた気がした。
「今日は、3人。」
いつもの屋上に戻ってきた。ここでも人を殺った。今まで綺麗に写っていた景色が、何故か霞んで見える。
「あんた、酷いことするんだな。」
後ろから声が聞こえた。少し詰まった、けど低い良い声。
立っていたのは、うちの高校の制服を着た同い年くらいの青年だった。
「あんた、何物?」
「俺?俺は、、
地縛霊、かな。」
「地縛霊?私に何か用?」
「別に用はないけど、すごいことするなぁって。
人のことメッタ刺しにしたり、頭切り落としたり、指切断したり。」
確かに、やってきたことを横並びに言われると結構なことをしてる。だが、それ以前に不可解なことがあった。
「なんで私の今日の行動を知ってるの?」
「死んでるから。1度目をつけたら割と見えちゃうもんよ!」
気持ち悪い。なんなんだこの男。
「そんなことを言うためにわざわざ?」
「バカ言うな。そんな暇じゃねぇ。」
「じゃあ何で?」
彼は一拍置いてから、ゆっくりと言葉を紡いだ。
「あんたに何があったのかは知らない。なんで人殺しをしてるかも知らない。」
"人殺し"とは、人聞きの悪い。変わりはないが。
「別に今、どうしてようが構わない。だって俺には関係ないから。
けどさ、お前が本当にやりたいことって、こういうことなの?」
初対面なのに、私のことなど何も知らないのに、何故か心がギュッと痛む感覚に襲われた。
「人を殺す。それもいいけど、あんたがもっと大切で、もっと必要なこと、あると思うけどな。自分で死を選んだんなら、それなりの覚悟があるはずだ。だから、それに忠実になることもあながち間違いじゃない。ってかそっちのが普通だと思う。
だけど、別に死んでたって生きてたって、自分に素直になるくらいは、どんな悪人だって許されることだと思うぜ。
あんたは、何年経とうがその覚悟の終点が来るまで一生JKだ。まだしたいこと、夢見てること、あるんじゃねぇの?」
彼の言葉一つ一つが心を痛めつける。閉ざしていた心のドアでさえも突き破ってくる。
「私が、したいこと。私が、望むもの。」
「少し考えてみなよ。あんたが一番好きな、この場所でな。」
そう言って彼は姿を消した。
ずっと張っていた気が一気に崩れた。
彼は一体、何者なんだろう。
「大好きなこの場所で、か。」
「もっと、笑いたかった。」
気づけば辺りは暗くなっていた。
月明かりが輝く今宵、ずっと血が染み込み続けた制服に、初めて自分の涙が落ちた。
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