2 / 5
SNS
しおりを挟む
中高生なら今の時代、簡単に連絡を取ることができる。そんな便利になった分不思議なことも起こる。そんな話。
友達の間で、『誰かのマネをする』という遊びが流行っていた。誰でもいいので誰かになりきって話をする。クラスメイトでもいいし、芸能人とかでもいい。しゃべる人が増えたみたいで友達と楽しくSNSで遊んでいた。
いつものように家に帰って数人の友達とSNSで話をしていた。すると、新しくチャットに入ってくるアカウントがあった。
このSNSは簡単にアカウントを作ることができて誰かのマネをするときは、別のアカウントで入るのがルールである。新しく入ってきたアカウントの最初の言葉は「コンニチワ」とカタカナで書かれただけだった。誰のマネだろうと思ったけど、誰のマネ?誰?など聞くのはルール違反である。あくまで自然に会話をして明日また会って答え合わせをしたりするのが楽しいので聞く人はいなかった。
いつものように今日は○○さんが○○してたよとか、近くに新しくお店出来たね。など、どうってことない日常会話をしていた。そして、マネをしているアカウントは最後までカタカナでしゃべっていた。
それが何だか宇宙人としゃべってるみたいで面白かった。
時間は進み、寝る時間になった。それぞれ「おやすみ」「おやすみなさい」など挨拶をかわしSNSを閉じた。明日の答え合わせを楽しみにしながら、布団にもぐった。
次の日、携帯に100件を超える通知が届いていた。びっくりしてその通知を開くと、昨日、マネをして遊んでいたSNSがおやすみの後も話が止まってなかった。友達のアカウントから話が始まっていたり、私は終わった後、携帯には一回も触っていなかったのに自分からもコメントが送信されている。
気味が悪いのがそのどれもこれもが日本語として成立していなくて読めなかった。怖くなって、親には言わず、すぐに学校に向かった。
学校に着くと、他の友達も同じ状況なのか、みんなで集まっていた。友達のもそれぞれ見せてもらうとみんな同じ状況だった。昨日に限って何でこんなことが起こるんだろうと考えていると、昨日マネをしていたのは誰だったんだろう?と疑問に思い、みんなに聞いてみた。みんな口を揃えて知らないと言う。そのままみんなで画面を見合わせて話していると、みんなの携帯の通知が鳴った。
「キノウハタノシカッタ、マタシヨウネ。」
みんなこれを見てからはこの遊びをしなくなった。誰だったかもわからないまま。
友達の間で、『誰かのマネをする』という遊びが流行っていた。誰でもいいので誰かになりきって話をする。クラスメイトでもいいし、芸能人とかでもいい。しゃべる人が増えたみたいで友達と楽しくSNSで遊んでいた。
いつものように家に帰って数人の友達とSNSで話をしていた。すると、新しくチャットに入ってくるアカウントがあった。
このSNSは簡単にアカウントを作ることができて誰かのマネをするときは、別のアカウントで入るのがルールである。新しく入ってきたアカウントの最初の言葉は「コンニチワ」とカタカナで書かれただけだった。誰のマネだろうと思ったけど、誰のマネ?誰?など聞くのはルール違反である。あくまで自然に会話をして明日また会って答え合わせをしたりするのが楽しいので聞く人はいなかった。
いつものように今日は○○さんが○○してたよとか、近くに新しくお店出来たね。など、どうってことない日常会話をしていた。そして、マネをしているアカウントは最後までカタカナでしゃべっていた。
それが何だか宇宙人としゃべってるみたいで面白かった。
時間は進み、寝る時間になった。それぞれ「おやすみ」「おやすみなさい」など挨拶をかわしSNSを閉じた。明日の答え合わせを楽しみにしながら、布団にもぐった。
次の日、携帯に100件を超える通知が届いていた。びっくりしてその通知を開くと、昨日、マネをして遊んでいたSNSがおやすみの後も話が止まってなかった。友達のアカウントから話が始まっていたり、私は終わった後、携帯には一回も触っていなかったのに自分からもコメントが送信されている。
気味が悪いのがそのどれもこれもが日本語として成立していなくて読めなかった。怖くなって、親には言わず、すぐに学校に向かった。
学校に着くと、他の友達も同じ状況なのか、みんなで集まっていた。友達のもそれぞれ見せてもらうとみんな同じ状況だった。昨日に限って何でこんなことが起こるんだろうと考えていると、昨日マネをしていたのは誰だったんだろう?と疑問に思い、みんなに聞いてみた。みんな口を揃えて知らないと言う。そのままみんなで画面を見合わせて話していると、みんなの携帯の通知が鳴った。
「キノウハタノシカッタ、マタシヨウネ。」
みんなこれを見てからはこの遊びをしなくなった。誰だったかもわからないまま。
0
あなたにおすすめの小説
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【⁉】意味がわかると怖い話【解説あり】
絢郷水沙
ホラー
普通に読めばそうでもないけど、よく考えてみたらゾクッとする、そんな怖い話です。基本1ページ完結。
下にスクロールするとヒントと解説があります。何が怖いのか、ぜひ推理しながら読み進めてみてください。
※全話オリジナル作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる