1 / 1
推しが断罪されてしまうのでなんとかしようと思います!
しおりを挟む
「結婚してください!」
僕は目の前にいる可愛らしい少女にプロポーズした!
ロリコン!?
いや、いや!
僕もまだ目の前の少女と同じ歳の7歳の少年さ
ただ僕は前世の記憶がある!
この世界は乙女ゲームの世界で、目の前の少女はゲームの中で断罪されてしまう悪役令嬢なのだ!!
僕は前世このゲームをプレイしている時から悪役令嬢がずっと最愛の推しなんだよ
だから何とか彼女を救いたくて何度もゲームをプレイしたけど、結局救えなかった(泣)
そして気がついたらそのゲームの世界に転生していた…
初めて悪役令嬢を見た時は天にも昇る思いだった…
僕の推しが目の前で動いている!!
もう何で転生したかとかどうでも良くなったよ
ただ悪役令嬢はこれより数年後の学園の卒業パーティーで婚約者の王子から断罪、そして追放か処刑エンドを迎えてしまう!!
そんな事絶対に阻止だ~
問題は僕が、乙女ゲームの登場人物ではない、多分ただのモブだという事だ
僕は伯爵家の人間だけど、ゲームだと名前すら聞いた事がない
一介のモブが悪役令嬢を救えるとは思えないが、何もしなければゲーム通りに悪役令嬢は断罪されてしまう
色々考えたが、1番は王子の婚約者にならなければいい!
だがゲームの強制力なのか、悪役令嬢は王子の婚約者に決まりそうなのだ…
今日はあるパーティーで、偶然悪役令嬢を見つけてしまい、冒頭の奇行に走ってしまった…
普通、王子の婚約者に選ばれる位の身分の女性に、伯爵程度の身分の男がプロポーズなんてしないよな~(遠い目…)
でもでも、何もしなければこのまま悪役令嬢が王子の婚約者に決まってしまう!
断罪回避の為には絶対、婚約者になっちゃダメだ!
悪役令嬢は大きな瞳を見開いて呆然とこちらを見ているよ…
そうだよな…
いきなり見ず知らずの奴にプロポーズされても気持ち悪いよな…
僕はまだ子供だからいきなり不審者として処刑されないよね!?
そんな事を色々考えていると…
「うん、いいよ…」
「!?」
聞き間違い? …じゃないよね!?
悪役令嬢が顔を真っ赤にして微笑んでいる…
「えっ! う、嘘じゃないよね…」
プロポーズした僕の方が狼狽えているよ…
でもまさかOKの返事を貰えるなんて…
う、嬉しいけど子供同士の口約束なんて大人は気にしないよね?
なんたって王子の婚約者に決まりそうなのに、格下の僕なんかと結婚させてくれる筈がない…
「おう、いいじゃないか!」
「可愛らしいカップルの誕生だな!」
背後からいきなり声をかけられ僕は慌てて振り返った
「えっ!?」
そこには悪役令嬢のお父様と僕のお父さんがニヤニヤ笑っていた
「お前、やるじゃないか!
こんな可愛らしいお嬢さんにプロポーズして~」
お父さんは僕の肩を叩きながらも嬉しそうにしている
彼女の父上も僕たちを認めてくれているみたいだ
な、なんで?
~~~~~~~~~~
それからはあっという間に婚約まで話しが進んだ
始めは騙されているんじゃ?と、不安だったけどちゃんと婚約の書類なども交わされた
何はともあれ、ひとまず王子との婚約は阻止できたぞ!
後はゲームの強制力に気をつけながら断罪イベントを避けてやるぞ!!
僕の戦いはまだまだこれからだぜ~(笑)
ーーゲームとは関係ない話しなので僕は知らなかった… ーー
何故、格上の存在の彼女と婚約できたのか…
王宮と貴族との確執も…
あのパーティーも僕達の婚約も
全ては大人達によって仕組まれていた事を…
全ては大人達の都合…
王国の闇……
僕がその事を知るのはまだ先の話し………
~~完~~
僕は目の前にいる可愛らしい少女にプロポーズした!
ロリコン!?
いや、いや!
僕もまだ目の前の少女と同じ歳の7歳の少年さ
ただ僕は前世の記憶がある!
この世界は乙女ゲームの世界で、目の前の少女はゲームの中で断罪されてしまう悪役令嬢なのだ!!
僕は前世このゲームをプレイしている時から悪役令嬢がずっと最愛の推しなんだよ
だから何とか彼女を救いたくて何度もゲームをプレイしたけど、結局救えなかった(泣)
そして気がついたらそのゲームの世界に転生していた…
初めて悪役令嬢を見た時は天にも昇る思いだった…
僕の推しが目の前で動いている!!
もう何で転生したかとかどうでも良くなったよ
ただ悪役令嬢はこれより数年後の学園の卒業パーティーで婚約者の王子から断罪、そして追放か処刑エンドを迎えてしまう!!
そんな事絶対に阻止だ~
問題は僕が、乙女ゲームの登場人物ではない、多分ただのモブだという事だ
僕は伯爵家の人間だけど、ゲームだと名前すら聞いた事がない
一介のモブが悪役令嬢を救えるとは思えないが、何もしなければゲーム通りに悪役令嬢は断罪されてしまう
色々考えたが、1番は王子の婚約者にならなければいい!
だがゲームの強制力なのか、悪役令嬢は王子の婚約者に決まりそうなのだ…
今日はあるパーティーで、偶然悪役令嬢を見つけてしまい、冒頭の奇行に走ってしまった…
普通、王子の婚約者に選ばれる位の身分の女性に、伯爵程度の身分の男がプロポーズなんてしないよな~(遠い目…)
でもでも、何もしなければこのまま悪役令嬢が王子の婚約者に決まってしまう!
断罪回避の為には絶対、婚約者になっちゃダメだ!
悪役令嬢は大きな瞳を見開いて呆然とこちらを見ているよ…
そうだよな…
いきなり見ず知らずの奴にプロポーズされても気持ち悪いよな…
僕はまだ子供だからいきなり不審者として処刑されないよね!?
そんな事を色々考えていると…
「うん、いいよ…」
「!?」
聞き間違い? …じゃないよね!?
悪役令嬢が顔を真っ赤にして微笑んでいる…
「えっ! う、嘘じゃないよね…」
プロポーズした僕の方が狼狽えているよ…
でもまさかOKの返事を貰えるなんて…
う、嬉しいけど子供同士の口約束なんて大人は気にしないよね?
なんたって王子の婚約者に決まりそうなのに、格下の僕なんかと結婚させてくれる筈がない…
「おう、いいじゃないか!」
「可愛らしいカップルの誕生だな!」
背後からいきなり声をかけられ僕は慌てて振り返った
「えっ!?」
そこには悪役令嬢のお父様と僕のお父さんがニヤニヤ笑っていた
「お前、やるじゃないか!
こんな可愛らしいお嬢さんにプロポーズして~」
お父さんは僕の肩を叩きながらも嬉しそうにしている
彼女の父上も僕たちを認めてくれているみたいだ
な、なんで?
~~~~~~~~~~
それからはあっという間に婚約まで話しが進んだ
始めは騙されているんじゃ?と、不安だったけどちゃんと婚約の書類なども交わされた
何はともあれ、ひとまず王子との婚約は阻止できたぞ!
後はゲームの強制力に気をつけながら断罪イベントを避けてやるぞ!!
僕の戦いはまだまだこれからだぜ~(笑)
ーーゲームとは関係ない話しなので僕は知らなかった… ーー
何故、格上の存在の彼女と婚約できたのか…
王宮と貴族との確執も…
あのパーティーも僕達の婚約も
全ては大人達によって仕組まれていた事を…
全ては大人達の都合…
王国の闇……
僕がその事を知るのはまだ先の話し………
~~完~~
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
9
この作品の感想を投稿する
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる