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しおりを挟む「しらばっくれてるって何?あのさぁ、こっちは、ずっと訳がわからない事言われたり、されてんだよ!大体、俺はアンタのせいで明日から最悪の状況になるかも知れないんだ。アンタのファンに因縁つけられたら、どう責任をとってくれるんだよ!!」
流石に謝ってくるかと思ったんだけど、中々そんな素振りを見せない。。。どころか、艶やかな唇から発せられたのは。
「じゃあ、付き合う?」
だった。。。
はあぁぁ?付き合う⁇何でそうなるんだよ!俺は、ただ日々を平穏に過ごしたいだけなんだよ!!
「帰る。人を馬鹿にするのもいい加減にしろ!!」
俺はクルリと彼に背を向けて歩き出した。。。筈だった。
「グッ!。。。何、グフッ!!」
それは一瞬だった。真弓は俺の左腕を後ろに捻じ上げて、細い右腕を痛みで跪いた俺の喉元に差し入れてきたのだ。やつの足が胴体を締めつけて,バタバタともがいても逃れられない。
「オレのこと。。。本当に忘れちまったのかよ!」
『俺を誰と間違ってるんだよ!』
そう言う前に俺の意識は薄れて途切れた。
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