皇国のオスティナート~無実の罪で処刑されたので、皇妃候補は降ります。~

中谷 獏天

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外伝2、彼女のその後ー無限ループの収束ー。

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 頬をぶたれた私が次に目覚めたのは、硫黄の臭いが漂う、薄暗い場所だった。

 そして目の前には、私を殴り飛ばした黒髪の男が。

「ココは」
『本来は君が来る場所だったんだけど、間違えて名乗るから場所が入れ替わってたらしい。今から向こうで重ねた罪も含めて、償って貰うよ』

「えっ、アレって天国なんじゃ」

『あぁ、そう表現する事も有るね、けれど君は何度も地獄に変えた。コチラ側のミスだから全て君のせいとは言えないらしいけど、8割は君のせいだよ』

「でも私、正直に言うのが怖くて」
『前もそうだけど、咄嗟に嘘がスラスラ出るって、君はやっぱり根っからの悪人だね』

「別に、誰かを困らせようと思ったワケじゃ」
『頭が悪いのは親の躾けが大してされなかった事が原因の1つだけど、君は死んだ時には大人だったよね、しかも大人になったら何でも自己責任。愛される努力をしなかったアナタにも責任が有ると思います、とか言って刺されたんだよね?』

「でも、だからって」
『大丈夫、もう意識を無くさせる事は無いよ、コレから残り5万8千人分の恨みを受けて貰わなきゃならないからね』

「私は殺して無い」
『直接では無いけど、君が原因だ、しかも8割は君のせい。無限ループが始まったのも、あの国が滅び続けたのも、民に多大な犠牲が出たのも殆ど君のせい』

「でも選んだのは」
『確かに皇帝が決めた事だけど、君が誘惑して唆した。誘惑されて唆された方が悪い、偉いんだから、凄いんだから自己防衛しなかった方が悪い。って思ってるけど、脅す事とさして変わらないよ、平静を保てなくさせたんだから』

「私、そんなつ」
『そんなつもりは無い、けど人が大勢死んだ。なのに自分には責任が無い、と思ってるんだね。バカだね、あんなに繰り返しても全く成長しないし理解しない、本物のユノが言ってた通りだ。君みたいな者を作った神も、罰しないとね』

「アナタ、一体」
『んー、クトルゥフのロキ、ニャルラトホテプだよ。さ、始めようか、君の地獄を』

 私、確かに少し誘ったけど。
 別に誰かを傷付けようとしたワケじゃないのに、どうして怒られなきゃならないの。



『お前の名は』

 昔々、ある所に王国が有り、そこに来訪者が参りました。

「わ、私は、私の、名前は」

 王の前に現れたのは、平凡で凡庸な容姿の東洋人の女。

《あぁ、思い出せないんですか》
「すみません、何か、もしかして頭を打ったのかも知れなくて」

『そうか。では世話を頼むレオン、ルーイ』
『はい』
《はい、仰せのままに》

 そして名を思い出せない女は、ネネと名付けられ。
 王の息子レオンハルトと、大臣の息子ルーイに世話をされる事になりました。

《可愛いよ、ネネ》
「ルーイ、でもアナタ、婚約者が」

《君の魅力に負けたんだ、愛してる、受け入れてくれるよね》

「はい」

《ふふふ、やっぱり愚かな来訪者だったんだね、残念だよ。レオン殿下、捕縛で良いですよね》
「えっ」
『失礼するよ』

「ちょっと待っ」
『何処から来たかも、名も思い出せない、叡智の結晶としての価値は無いと看做して良いだろう。しかも常識も衛生観念も貞操観念も無い、それに良心も、善人なら婚約者が居る相手をしっかり拒絶すべきだ』
《ですよね》

「だって、ルーイがどうしてもって言うから」
『子供が強請れば酒を与えて良いとでも?産む機械にする価値すら無い、去勢させよう』
《ですね》

「待って、名前なら思い出したから」
『もしかして、ユノ・ナダギかな』

「そう、そうなの」
『成程、やはりパブリックドメイン化しているんだな、来訪者ユノの名は』
《前任の来訪者様の言う事は正しかった、ユノの記録に間違いは無いと証明されましたね》

「えっ、ユノが居たの?私、知り合いで」
『そして国を滅ぼす存在、悪しき来訪者、だろう』
《知っているんですよ、コチラに来る前は皇帝を誑かし、皇妃を処刑させ国を滅ぼした。その更に前は妻の居る者を唆し、その妻に刺された》

「違う、それは私じゃ」
《あぁ、でしたら友人を虐めていた方ですかね。コチラには既にユノノートが有るんですよ、さ、お名前をどうぞ》

「何それ、まるでデス」
『有益な事を話せないなら猿ぐつわを噛ませるが』

「言う!言うってば!」

 こうして悪しき来訪者は手足を捥がれ、悪趣味な者の道具として活躍し、老衰を迎える事に。
 ですが、死の間際に再び転移する事に。



《先ずは名を、良いですかね》

「私、私は、どうしても名を言わないとダメですか」
「あぁ、もうルツ、笑顔で威嚇しないの。ごめんなさいね、同郷さんかしら、アナタまだ未成年よね?」

「あ、はい」

「そう、アーリス、お世話をお願い」
『うん、宜しくね』

「あの、女性って」
「ごめんなさいね、ココにはあまり女性が居なくて。彼はローレンスにネオス、もし世話になるなら、彼らの誰が良いかしら?」

「あの、アナタは」
「ローシュ、と名乗ってるの。残念だけど私は忙しくて、けど何か有れば直ぐに連絡して、交代させるわ」

「その、はい、じゃあ、ローレンスさんで」
「ふふふ、じゃあお願いねローレンス」
『はい』

 人は困ると、藁にも縋る。

「あの、本当にローレンスに相手は」
『居ませんよ、ほら、結婚の証も無いですし』

「その、本当に私で良いんですか?」
『ローシュと同じ国なんだよね?なら君の方が全然可愛いし、若いし、君こそ本当に俺で良いのかな』

「私は、はい」

『なら、結婚してくれるね?』
「はい」

『幸せになろう』

 そして、嘘の代償は嘘。
 奪った代償は、奪われる事。

「何で」
『君が噓つきだから、ローシュも俺も嘘を言っただけだけど』
「最初、アナタに未成年か聞いたわよね、でもアナタは大した罪悪感も無しに嘘を言った」

「どうして嘘だなんて」
「分かるのよ、嘘が分かる魔道具が有るの、ココって」

「そ、ココが何処なのかも分からないし、アナタ達が敵かどうか」
「でもローレンスと結婚する程度には信用していた、なのに嘘を続けた、しかも役に立とうともしなかった。本当に居るのね、悪しき転移者って」

「転移者」
「あら、他の呼び方を知ってるの?」

「来訪者、ユノ」

「そう、もう有益な情報は無さそうね。さようなら、無名の転移者さん」
「待って!ローレンス助けて!」
「お主、そう叫んでおった皇妃を見ながら、ほくそ笑んでたそうじゃな」

「えっ、ユノ」
「ほう、ユノなる者の姿はコレか」
「後で姿絵を描かせて下さいね、スカアハ様」

「うむ」
「アナタ達は、一体」

「教える意味も義理も無いから無理ね、さようなら」
「待って!ちゃんとするから!」



 やっと、戻って来れた。
 現代だ、異世界じゃない。

『どうも、ミカミ警部補です、身分証が無い方を保護されたそうで』

 眼鏡のイケメン。
 好みかも。

《はい、コチラの方が、記憶も曖昧だそうで》
観上みかみと申します、思い出せる限りで良いので、お伺いさせて頂けますか?』
「はい、お願いします」

『では、何処で生まれた、などは』

「地図、良いですか?」
《はい、どうぞ》

「あ、ココです」
『茨城、と』
《どうやってココへ来たんでしょうね、お金も持って無いそうですし》

『何処かに痛みは?』

「少し、偶に頭が痛くなるんですけど、コブとか無くて」

『そうですか、念の為に救急外来へ行きましょう、救急要請をサイレン無しでお願いします』
《はい、了解しました。救急要請、救急要請、コチラ葛飾亀有……》

『すみませんが飲み物は下げますね、診察が終わるまで、何が有るか分かりませんから』
「はい、どうも」

 そうして初めて救急車に乗って、病院へ。
 都会の病院って、凄い、ハイテク。

《では、コチラの車椅子へ》
「はい」

 けど人が殆ど居ないし、居ても防護服だし。
 何か有ったのかな。

《どうかなさいましたか?》
「あの、何か有ったんですか?」

《いえ、いつも通りですよ》
「あ、そうなんですね」

 夜だし、都会の病院ってコレがデフォなのかも。

《診察まで暫くコチラでお待ち下さい》
「はい」
『お名前が無理でも、誰か、何か連絡先は思い出せませんか?』

 取り敢えず、パパの連絡先にしておこう。
 絶対、会ってくれる筈だし。

「あ、はい」

『ではご記入をお願いします』
「はい」

 それから診察を受けて、初めて入院する事になったんだけど。
 やっぱりテレビって有料なのかな、部屋にすら無いし。

 って言うか、パパじゃない人が電話に出たって、どう言う事だろう。
 まぁ、良いか、他の人の番号も伝えたし。

 ノックだ。
 観上さんかな。

『失礼します、入っても大丈夫ですか』
「観上さん、はい、何も問題は無いそうなんですけど、念の為にって」

『それは良かったですね』
「はい、ありがとうございます」

『いえ、仕事ですから。それでなんですけど、先程の連絡先には田中と言う方が出られたんですが、アナタの年格好に似た知り合いは居ないそうで。あだ名なども思い出せませんか?』

 あだ名って言うか、違う名前も有るけど。

「えっと」

 またノック、看護師さんかな。

「失礼します河瀬ですが」
『あ、河瀬さん、どうも』

「どうも。コレが、例の」
『はい』

「お、私は、河瀬です、多分、似た境遇だろうと呼ばれました」

 女子高生。
 可愛いけど、観上さんと知り合いなのか。

「えっと、似た境遇って」
「転移、転生者です。ココと良く似た世界から来る者、です」

 どうしよう、パパと連絡付かないし、身分証が無いと困るって言ってたし。
 ココも、本当に異世界かも。

「多分、はい」

「まぁ、警戒するのも良く分かりますし、暫くココで療養で。観上さん、宜しくお願いします」

『はい』
「あの、アナタにお願いする事は、難しいですか」

「良いですよ、私達で。宜しくお願いしますね」
「はい、宜しくお願いします」

 一応、異世界だって言うし。
 気を付けてないと。



《ふむ、どうやらココで新たに発見された古代の書物、ユノートに記載されとる人物と同じじゃな》
『ですね、姿絵がそっくりですから』
「けど、服が違ったじゃん」

『河瀬さん、あの人と同じ様に、更に他から来たのでは』
「あぁ、鈴藤と同じか、有り得るよな、前例が有るんだし」
《じゃがなぁ、嘘まみれじゃからなぁ》

『そうですね、魔道具の反応が多くて、逆に誤作動なのかと心配になりましたよ』
「年齢も嘘、記憶喪失も嘘、だもんなぁ。俺もビックリしたわ、全然、嘘の素振りが無かったし」

『ですね、髪を触るだとかの仕草が全く無かったですからね』

「アレか、サイコパスか」
『いえ、多分違うと思います。実際にそう呼ばれる方に会ってみましたけど、反応はもっと薄かったんですよね、感情の波が穏やかとも言えますから』

「あぁ、じゃあココまで激しく反応はしないんだ」
『ですね』

「どうするかなぁ」

《まぁ、軟禁じゃよね、どんな病気持ちか分からんし》
『相当に奔放だったと書かれてますしね』
「性病、怖く無いのかな」

『そこからお伺いしてみましょうか、衛生観念に貞操観念、常識や良心についても流れで確認出来ますし』
「だな、ただ、どっちがやるんだ?」

『そこは同性の河瀬さんで』
「いや俺は、つか観上さんに釘付けだったし観上さんでしょうよ」

『じゃあ、一応、最初は私で。モラルの事も有りますし、言われたり指摘されたら交代しましょう』
「だな」

『はぁ』

「アイツかと期待してたんだ」

『まぁ、はい。驚かせる為に、若干、やりそうかなと』
「確かにな、マジで騙されたって言うし」

『だって、本当に』
「分かる、俺も男だと思ってたし、俺の元も男だったのに女の体に入ってるし。元気かな、アイツ」

『あっ』
「なに、ビックリした」

『このまま転移させ続けたら、鈴藤さんの世界に行ってしまうかな、と』
「不味いな、コレ以上は苦労を掛けたくないし、アレは流石に迷惑を掛けるだろうし。何か無いですかね、クエビコ様」

《ふむ、であれば封印、じゃろか》
『それか、身柱になって頂くか』
「いや、嫌だわアレに世界を支えられんの、そこで生きるの嫌だわ」

『まぁ、ですけど』
《素体に戻せば良かろう、無垢なる魂へと還元し、還元させる。本当に記憶を全て消してやるんじゃよ》
「人権無視もなぁ」

《じゃが、記録によればアレは他人の人権を散々に無視しておったんじゃよ?》

「一応、確認させてくれ、誤解だったで済む事じゃないし」
『ですね、ウチの聞き出し専門の方にも関わって貰いましょう』

「神父、牧師だっけ?」
『あー、えっと』
《まぁ、どっちにしろ、試すしか無いじゃろ》



 私の全てが記録された書物、ユノノートが、ユノートとしてココにも存在してるって。

 綺麗だったりカッコイイ神父様と牧師様、それと河瀬さんが病室に。
 全部、バレてる、もしかしたら最初からバレてたのかも知れない。

 全部、私の事を知ってて。

「コレ、個人情報だから私は見て無いけど、告解を受け付けてくれるらしいし。誤解が有るなら、ちゃんと、解いた方が良いと思う」
『正直に仰って頂き、罪を悔いれば、神は必ずお救い下さいます』
《どうか正直に、包み隠さず。人は無意識に無自覚に罪を犯してしまう場合が有る、大丈夫、神は必ずお許し下さいますでしょう》

「私は下がるから、じゃあ」
「あ、あの、そのノートを見たのって」
『我々だけだと聞いていますが』
《大丈夫です、悔い改めさえすれば、神は許しお救い下さいます》

「あのさ、私も、ほら、罪が全く無いとは言えないし」

「ありがとう、ございます」
「うん、じゃあ、後で」
『さ、では始めましょうか』
《ですね、念の為にお名前をお伺い出来たらと思うんですが、どうでしょう》

「あの、お2人のお名前を、お伺いしても」

『ロキ、と申します』
《マーリンと申します、どうぞ宜しくお願い致しますね》

 何処かで聞いた事が有る様な。

「あの、その名前って、有名、なんですかね?」

『神の名として知ってらっしゃるのかも知れませんね』
《では、名付け親や、親御さんについてお伺いしましょうか。思い出せますか?》

「はい」

 それから、どんどん過去へ、過去へ。

 あれ、本当に名前が思い出せない。
 私は、何処で生まれたんだっけ。

 私、誰だっけ。

『何事も有効活用してこそ、だよね』
《だね、けどこうでもしないと有効活用出来無いのも、どうかなぁ》

『まぁまぁ、コレで鈴藤ちゃんが戻るかもだし、良いじゃん』
《はぁ、早く会いたいなぁ、実体に》

 鈴藤って、何?

『あ、大丈夫だよ、君はちゃんと人の役に立てる筈だから。きっと、いつか許して貰えるよ』
《神に許しを請う前に、色んな人に謝らないといけないんだけど、まぁこうなったら流石に許してくれるんじゃないかな》

『そうそう、信じ続ければいつか叶うよ』
《魔法と神が居る世界だからね》

 かなうって?

『初期化、順調なんだけど』

《あぁ、人工的な身柱だからか、魂が腐ってるからか、無理そう》
『だね、けど大丈夫、ヘルちゃんとヨミちゃんが輪廻の輪から外せるって言ってたし』

《ならもう、誰にも迷惑を掛けない、って事になるのなか》
『まぁ初期化はしてあるし、万が一にも何処かに行ったとしても、実質別人に。って言うか宇宙人になるかもねって』

《あぁ、成程》

 わたしって、なに?

『悪だよ、けど良かったね、荒御霊を祀る国の生まれで』

 あく?

《存在すべきじゃないモノ、けど人の役に立つ者に生まれ変わる。大丈夫、もう2度と繰り返さないで済むよ、苦しみも何も無くなるから》

 そっか、よかった。

『うん、そうだね、ルルイエよりも遠くに行きなね』



 果たして、やり直せる事が本当に良いのか、悪いのか。
 輪廻の存在は善なのか、悪なのか。

 それはまた、別のお話で。
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