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11 お茶会。
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敵の城は堅牢で兵力も多数、何とか外部支援に頼ろうとしたのですが。
ダメでした、背中から撃って来るタイプの味方でした。
《こんな、何処の国の者かも》
『東の国を知らんのか、帰れ、無知は要らん』
「その様に目新しさだけで」
『だけで選んだと思うのか、たかが貴族令嬢に私も見下されたものだな、帰れ』
『やはり、既に以前から』
『帰れ、未だ私達はキスすら無い清い仲だ、貴様のように裏で使用人と練習と称し逢瀬を重ねているとでも思ったか』
「ニーナさん、コレは、仕込みですか?」
《いいえ、ですがご主人様を熱心に思ってらした方々、では有りますね》
「あぁ」
期待していたコチラの援軍は、秒で撤退。
そして、例の元侍女が、質素な姿でお茶会に現れ。
《誠に申し訳御座いませんでした、謹んでお詫び申し上げます》
本当に反省したかの様に、静かに深々と頭を下げました。
雰囲気が全く変わりましたが、一体。
『世には稀な病、時には病とは言い難い不思議な体質の者が居る、にも関わらずこの元侍女は飲食物をすり替え問題を起こした。だが、反省し、良く分かっただろう』
《はい、とんでもない事をしてしまったと。もし王族の方々に行ったとあれば、一族郎党皆殺しに処される所を、伯爵様は私を罰するだけに留めて下さいました。辛うじて廃嫡は逃れる事が出来ましたが、2度と、皆様のお目に触れぬ様に過ごして参りますので。どうか、家族だけは、宜しくお願い致します》
『この処分に反対の者は居るだろうか』
流石に、残った方々は何も仰らず。
寧ろ直ぐに雑談に戻られた。
「あの、彼女は一体」
『少し向こうで話そう』
そして中庭から別室へ向かうと。
1枚の紙と、お茶のセットが用意されていました。
《本当に、申し訳御座いませんでした》
『コレが反省文だ』
「あの、すみません、実は読めないんです」
てっきり、読めるとばかり思っていたが。
『どうして言わ』
「尋ねられませんでしたし、侍女長は、知っていますので」
『だけ、か』
「勉強しろと言われても嫌なので、はい、言わなかった部分も有ります」
成程、素直に約束を守っていただけ、では無いのだな。
『はぁ』
「すみません」
『ザッと言うと、経験し、良く理解したそうだ』
「そのようですね」
王族への蛮行はどんな意図が有ろうとも、一族郎党皆殺し。
だが貴族だからと生温く許せば、示しが付かず、命の重さに上下を付ける事になる。
『で、どうする』
「以降、どうなさるおつもりですか」
《家族の監視の下、飲食物に関わる事無く働き、慰謝料の支払いをさせて頂きたく存じます》
『だけに留めているが、お前はどうしたい』
「はい、結構だと思いますよ、もう同じ事は2度となさらないでしょう」
《はい、似た事も含め、今後は同じ事をしようなどとは微塵も思ってはおりません》
『だが私は許さない、病弱な者や幼い者に一切関わるな、血縁以外は一切認めない』
《はい、温情を賜った事、決して忘れず制約を守ると誓います》
私は民を守り、国を守る貴族。
だが、愛する者を持つ貴族でもある。
コレは彼女の為の温情に過ぎない。
私だけなら、死ぬまで所業を語り歩かせたんだがな。
『よし、下がって構わない』
《はい、では、失礼致します》
「ありがとうございます、お疲れ様で御座いました」
『あの程度、まだ生温いんだが、お前はこの程度で収めて欲しいだろう』
「はい、ですね」
裏で何が起こっていたか、コレから先も一切言うつもりは無い。
彼女には穏やかで静かな人生を送らせる、私はそう誓ったのだから。
『戻るか』
「あの、もう下がっ」
『ダメだ、コレから婚約披露宴となる、良いな』
「いえ、目新しさだけで」
『仮面舞踏会に居ただろう』
「あー、はい」
『あの男が良いのか』
「そ、いえいえ、本当にただのお友達ですので」
『私には全く気付かなかったのだろう』
「いえ気付いたからベールを付けたんですよ、お目に触れない様にと」
『そんなに私に会いたく無かったのか』
「あの場では、ご主人様のお仕事の邪魔をしてはならないかと」
『いつだ』
「とても綺麗で色気の有る、大変魅力的なご婦人と」
『お前の方が良い、見下され不愉快だった』
「まぁ、ご事情を知らなければ、どうしてもそうなってしまうかと」
『お前は違った、私を成人として扱ってくれていただろう、いつでも』
「ご年齢は外見では分かりませんから」
『ならお前も気にするな、妖精種が入っているとでも匂わせれば良い』
「妖精種は、もう少し」
『そこまで外見を気にするのなら、私が顔を焼いてしまおうか』
「まだ、婚約だけ、ですからね」
『結構だ、本来は婚約してからが本番だ、と言うしな』
コレでやっと、大手を振って触れられる。
そう思っていたが、やはり簡単にはいかなかった。
「あの、何か」
『魔獣は未だか』
聖獣は一時的に若返らせただけ、だったので。
お披露目会の直後、私は元に戻ったワケで。
「あー」
『期限切れを狙うとは小賢しい真似を、私が手を打たないとでも思ったか』
「申し訳」
『私の誕生日までに何とかしなければ、私の寿命を譲渡し叶えるか、私が顔を焼くか。若しくは、このまま遂げても私は一向に構わないが、どうする』
婚約から約1ヶ月、お誕生日まで残り約3ヶ月。
ジリジリと迫られているのですが、相手は未成年、私はオバサン。
良いのでしょうか。
本当に、得ても良いんでしょうか。
「どうにか」
『そんなに私は幼いか』
「いえ滅相も無い」
『なら何が引っ掛かかっている』
「まるで、御伽噺の様な出来事、それこそ一攫千金の財宝を何もせず得る様なモノでして」
『それには資格が必要なのか』
「それは、そうです、いきなり大型船を手に入れてしまったのですが」
『操縦は誰かに任せれば良い、お前は所有者、そんな事にも向こうは資格が必要なのか』
「向こう」
『もう知っている、以降は隠さなくて良い』
あぁ、かなり初期から知ってらっしゃった。
「すみません、さぞがっかり」
『やはりそこか、来訪者の全てが有能で無害とは限らない、その事を良く理解している筈だろう』
「ですが、だからこそ」
『最初の数日は知らなかったが、全く違和感は無かった。そして知った後も観察を続けたが、お前は良く馴染んでいたぞ』
「それは、それこそ年の功だけでして」
『確かに相応の外見では無い者も居たな、言われた通り見学に行ったぞ、実に有意義だった。お前の評判も存分に聞けたしな』
「何と、申し上げて良いか」
『事を荒げず無視出来る能力がある、友人も努力せず得られ、命令に背く事無く今まで忠実にこなし嘘を上手く回避した。十分だ、私も両親も侍女長達も認めた、他に何が欲しい』
私に、必要なモノ。
「自信です、私は失敗してしまいました」
『相手が悪かっただけだ、比べてみるが良い、私はそんなにも無能か』
「いえ」
『率直に言ってくれ、全て』
「私は、私の事は多少は気にして頂けないと、時には同調して頂けないと不満を抱きます」
『私もだ、だからお前が良い、お前に私を理解し愛して欲しい』
「私も、愛して貰うつもりだったんです」
『私より上位者だったか?』
「いえ」
『私より何が勝っている』
「何も、無いです」
『では問題無いな、私より下位の庶民に見る目があるとは思えない、お前は私の為に少し寄り道しただけだ。何の問題も無い』
「本当に、見る目が無いんです」
『なら離縁誓約書を作るぞ、例え離縁しようともお前を決して困らせない、お前が不利になる事は無い書類を作る。どんな約束も守る、私はどうすれば良い』
自信が付けば、自信が有れば、本当に受け入れられるのだろうか。
いや、それだけじゃない。
信じているのに、どうしても不安に感じてしまう。
「ごめんなさい、もう少しだけ、時間を下さい」
ダメでした、背中から撃って来るタイプの味方でした。
《こんな、何処の国の者かも》
『東の国を知らんのか、帰れ、無知は要らん』
「その様に目新しさだけで」
『だけで選んだと思うのか、たかが貴族令嬢に私も見下されたものだな、帰れ』
『やはり、既に以前から』
『帰れ、未だ私達はキスすら無い清い仲だ、貴様のように裏で使用人と練習と称し逢瀬を重ねているとでも思ったか』
「ニーナさん、コレは、仕込みですか?」
《いいえ、ですがご主人様を熱心に思ってらした方々、では有りますね》
「あぁ」
期待していたコチラの援軍は、秒で撤退。
そして、例の元侍女が、質素な姿でお茶会に現れ。
《誠に申し訳御座いませんでした、謹んでお詫び申し上げます》
本当に反省したかの様に、静かに深々と頭を下げました。
雰囲気が全く変わりましたが、一体。
『世には稀な病、時には病とは言い難い不思議な体質の者が居る、にも関わらずこの元侍女は飲食物をすり替え問題を起こした。だが、反省し、良く分かっただろう』
《はい、とんでもない事をしてしまったと。もし王族の方々に行ったとあれば、一族郎党皆殺しに処される所を、伯爵様は私を罰するだけに留めて下さいました。辛うじて廃嫡は逃れる事が出来ましたが、2度と、皆様のお目に触れぬ様に過ごして参りますので。どうか、家族だけは、宜しくお願い致します》
『この処分に反対の者は居るだろうか』
流石に、残った方々は何も仰らず。
寧ろ直ぐに雑談に戻られた。
「あの、彼女は一体」
『少し向こうで話そう』
そして中庭から別室へ向かうと。
1枚の紙と、お茶のセットが用意されていました。
《本当に、申し訳御座いませんでした》
『コレが反省文だ』
「あの、すみません、実は読めないんです」
てっきり、読めるとばかり思っていたが。
『どうして言わ』
「尋ねられませんでしたし、侍女長は、知っていますので」
『だけ、か』
「勉強しろと言われても嫌なので、はい、言わなかった部分も有ります」
成程、素直に約束を守っていただけ、では無いのだな。
『はぁ』
「すみません」
『ザッと言うと、経験し、良く理解したそうだ』
「そのようですね」
王族への蛮行はどんな意図が有ろうとも、一族郎党皆殺し。
だが貴族だからと生温く許せば、示しが付かず、命の重さに上下を付ける事になる。
『で、どうする』
「以降、どうなさるおつもりですか」
《家族の監視の下、飲食物に関わる事無く働き、慰謝料の支払いをさせて頂きたく存じます》
『だけに留めているが、お前はどうしたい』
「はい、結構だと思いますよ、もう同じ事は2度となさらないでしょう」
《はい、似た事も含め、今後は同じ事をしようなどとは微塵も思ってはおりません》
『だが私は許さない、病弱な者や幼い者に一切関わるな、血縁以外は一切認めない』
《はい、温情を賜った事、決して忘れず制約を守ると誓います》
私は民を守り、国を守る貴族。
だが、愛する者を持つ貴族でもある。
コレは彼女の為の温情に過ぎない。
私だけなら、死ぬまで所業を語り歩かせたんだがな。
『よし、下がって構わない』
《はい、では、失礼致します》
「ありがとうございます、お疲れ様で御座いました」
『あの程度、まだ生温いんだが、お前はこの程度で収めて欲しいだろう』
「はい、ですね」
裏で何が起こっていたか、コレから先も一切言うつもりは無い。
彼女には穏やかで静かな人生を送らせる、私はそう誓ったのだから。
『戻るか』
「あの、もう下がっ」
『ダメだ、コレから婚約披露宴となる、良いな』
「いえ、目新しさだけで」
『仮面舞踏会に居ただろう』
「あー、はい」
『あの男が良いのか』
「そ、いえいえ、本当にただのお友達ですので」
『私には全く気付かなかったのだろう』
「いえ気付いたからベールを付けたんですよ、お目に触れない様にと」
『そんなに私に会いたく無かったのか』
「あの場では、ご主人様のお仕事の邪魔をしてはならないかと」
『いつだ』
「とても綺麗で色気の有る、大変魅力的なご婦人と」
『お前の方が良い、見下され不愉快だった』
「まぁ、ご事情を知らなければ、どうしてもそうなってしまうかと」
『お前は違った、私を成人として扱ってくれていただろう、いつでも』
「ご年齢は外見では分かりませんから」
『ならお前も気にするな、妖精種が入っているとでも匂わせれば良い』
「妖精種は、もう少し」
『そこまで外見を気にするのなら、私が顔を焼いてしまおうか』
「まだ、婚約だけ、ですからね」
『結構だ、本来は婚約してからが本番だ、と言うしな』
コレでやっと、大手を振って触れられる。
そう思っていたが、やはり簡単にはいかなかった。
「あの、何か」
『魔獣は未だか』
聖獣は一時的に若返らせただけ、だったので。
お披露目会の直後、私は元に戻ったワケで。
「あー」
『期限切れを狙うとは小賢しい真似を、私が手を打たないとでも思ったか』
「申し訳」
『私の誕生日までに何とかしなければ、私の寿命を譲渡し叶えるか、私が顔を焼くか。若しくは、このまま遂げても私は一向に構わないが、どうする』
婚約から約1ヶ月、お誕生日まで残り約3ヶ月。
ジリジリと迫られているのですが、相手は未成年、私はオバサン。
良いのでしょうか。
本当に、得ても良いんでしょうか。
「どうにか」
『そんなに私は幼いか』
「いえ滅相も無い」
『なら何が引っ掛かかっている』
「まるで、御伽噺の様な出来事、それこそ一攫千金の財宝を何もせず得る様なモノでして」
『それには資格が必要なのか』
「それは、そうです、いきなり大型船を手に入れてしまったのですが」
『操縦は誰かに任せれば良い、お前は所有者、そんな事にも向こうは資格が必要なのか』
「向こう」
『もう知っている、以降は隠さなくて良い』
あぁ、かなり初期から知ってらっしゃった。
「すみません、さぞがっかり」
『やはりそこか、来訪者の全てが有能で無害とは限らない、その事を良く理解している筈だろう』
「ですが、だからこそ」
『最初の数日は知らなかったが、全く違和感は無かった。そして知った後も観察を続けたが、お前は良く馴染んでいたぞ』
「それは、それこそ年の功だけでして」
『確かに相応の外見では無い者も居たな、言われた通り見学に行ったぞ、実に有意義だった。お前の評判も存分に聞けたしな』
「何と、申し上げて良いか」
『事を荒げず無視出来る能力がある、友人も努力せず得られ、命令に背く事無く今まで忠実にこなし嘘を上手く回避した。十分だ、私も両親も侍女長達も認めた、他に何が欲しい』
私に、必要なモノ。
「自信です、私は失敗してしまいました」
『相手が悪かっただけだ、比べてみるが良い、私はそんなにも無能か』
「いえ」
『率直に言ってくれ、全て』
「私は、私の事は多少は気にして頂けないと、時には同調して頂けないと不満を抱きます」
『私もだ、だからお前が良い、お前に私を理解し愛して欲しい』
「私も、愛して貰うつもりだったんです」
『私より上位者だったか?』
「いえ」
『私より何が勝っている』
「何も、無いです」
『では問題無いな、私より下位の庶民に見る目があるとは思えない、お前は私の為に少し寄り道しただけだ。何の問題も無い』
「本当に、見る目が無いんです」
『なら離縁誓約書を作るぞ、例え離縁しようともお前を決して困らせない、お前が不利になる事は無い書類を作る。どんな約束も守る、私はどうすれば良い』
自信が付けば、自信が有れば、本当に受け入れられるのだろうか。
いや、それだけじゃない。
信じているのに、どうしても不安に感じてしまう。
「ごめんなさい、もう少しだけ、時間を下さい」
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