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真紅の言葉に、鉄吾は色んな考えがよぎった。
まず第一に疑ったのは、非行グループ所属中に相手を傷害致死や自殺に至らしめたのではないか、だった。
ラビッツは、緋族に嫌がらせやイジメを行う者の素性を洗い、悪事を暴いたり秘密を暴露する事をしていた。心を病み自殺に至った者や、他の非行グループとの対立(喧嘩)を考えた。
次に考えたのは、悪質な嘘。年上である鉄吾をからかい、反応を見ているのでは。
2秒ほどそんな考えが浮かんだ鉄吾は、3つ目の考えを口にして問うた。
「…見殺しにした、と?」
真紅は自治区で緋星内戦を経験している。当時10歳の真紅は、望まぬ別れや身近で死を見て来たのではないか。鉄吾の返しに、真紅は困った様な曖昧な笑みを浮かべた。
「そっち? うーん、それもあったけどさぁ…」
「『見殺し』は殺人にならないぞ」
「いや、それとこれとは話が別で」
真紅は何かを言いたそうで言えない、そんな様子だった。違うのなら違うと説明すればいいのに。そもそも、話したくないなら切り出さなきゃいいだけのこと。
鉄吾は意味が分からなかった。
「古い映画の有名なセリフで『人を1人殺せば殺人、100万人殺せば英雄』なんて皮肉があったな」
「あ、聞いたことある」
話題が変わり、真紅はパッと顔を上げた。鉄吾は続けた。
「この国では自治区も含めて、内戦まで半世紀以上戦乱を経験していなかった。一応の軍隊は存在していて、戦闘時の心の在り方もキチンと教え込まれる。『有事の際は理性を切り替えろ、敵は敵、人では無い』と」
今度チンプンカンプンになったのは、真紅の方だった。随分と具体的だが何の話だろう。鉄吾は真紅の目を見ずに口を開く。
「俺は、私生児だから孤児院に入って育ったが、そこは7歳までしか居れない所だった。7歳からは国立の孤児院に移動した」
藍から鉄吾は元自衛軍出身と聞いていたが、それより以前の経歴の話は知らなかった。もしや、職場の後輩にあたる藍すら知らない話をしてるのか。
鉄吾は皮肉な笑みを微かに浮かべ、話を続ける。
「時代が悪くてな、丁度自治区が武力強化に舵取りした頃だったもんで、軍に近い団体が母体だった孤児院は、軍事教育にシフトしたんだ。満16になる齢に孤児院を出たら、そのまま自衛軍に入隊」
真紅は頷いた。
「そうね、妹からもあなたと社長が元自衛軍である事は聞いてたわ」
政府軍は日本国の軍隊、自衛軍は日本国領緋星自治区の軍隊。自治区には少数だが紺族や墨族も生活していた。紺族の鷹羽と鉄吾は、その少数派として自治区で暮らしていたはずだ。
鉄吾は真紅の問いには答えず続けた。
「だが軍事教育を受けた兵であろうとも、あの戦いに加わった人間は、手にかけた人数が多い少ないに関わらず、内戦後に自ら命を絶った。
…罪悪感だ。無理も無いさ、戦争なんて遠い出来事としか思えなかった世代の人間が兵士だったんだからな」
内戦後のPTSD発症者は、自治区の民間人も多いが自衛軍兵士も多い。何なら民間人救助に向かった政府軍関係者も発症者が居るくらいだ。
手元の水を1口飲むと、鉄吾は真紅の目を見て言った。
「内戦直後は、復讐目的での殺人や集団暴行事件が何件か発生した。俺は大歓迎だったよ、自殺する勇気もないチキンだったからさ。でも、残念ながら選ばれなかった」
この人は何を言いたくて何の話をしているのか。真紅は訝しがるも答えた。
「ラビッツは殺人なんか頼まれてもしなかったよ」
「…俺は自衛軍の中でも、ヒムロ隊の所属だった」
その言葉に、真紅は鉄吾の紺色の目を見つめ返す。
氷室隊は自衛軍に8つある部隊の1つで、軍によるクーデター発生の際にいち早く反乱派から離脱し、政府軍と共に反乱派の鎮圧にあたった、有名部隊であった。
「ヒムロ隊の中でも、俺の居た小隊は武装解除、つまり反乱派や賛同し武装した民間人の殺害をする任務をした。戦闘の巻き添えを食らった非戦闘員も大勢居たよ。
それこそ、おたくの知り合いやウチの後輩の家族も居たかもしれない。…俺は、大量殺人犯さ」
頼んだ料理が到着したが、2人はしばらく無言で見つめ合った。
鉄吾は一連の話を、藍や後輩達は勿論、社内の人間にした事は無かった。自分で話してなんだが、何故こんな話をしたくなったのか。
(懺悔を聞いてもらいたくなった…?)
真紅は鉄吾の向かいで、無言でビーフシチューを食べているだけでノーリアクション。どうせ嫌われても鉄吾の人生において、真紅などどうでもいい人間だ。
(夕食配達業務も元々は後輩の件だし、同じ街の住民だから見かける事が今後あっても、無関係だ。向こうが言いかけた懺悔に刺激されたんだろう)
どのタイミングで解散しようかと考える鉄吾に、真紅は質問をした。
「唐花さんて、彼女居ないんですか?」
そのタイミングで聞く?眉根を寄せた鉄吾だったが、正直に答えた。
「居たらこんな時間に女子と飯を食わん」
「そっか! 良かった」
真紅は笑顔だった。藍からストーカーの話は伝え聞いてるのか、真紅は続けた。
「欲しいとか思わないんですか? モテるでしょ?」
「夜勤もあるし、面倒だから作らない。寄ってくる人間と俺が興味を持つ人間は別だ」
「ほほう、深いですねえ。ストイックが性に合ってる感じしますよね」
真紅は楽しそうだ。鉄吾はつまらなそうに言った。
「どうせ『コイツつまんねえ人生送ってんな』とか思ってるだろ」
「誰かの人生とやかく言う筋合いなんて、誰にも無いですよ。恋愛至上主義も居れば、仕事や趣味って人が居るのも当然だし、本人がいいならそれでいいじゃん。ちょっと気になったんですよ、唐花さんがどんな人なのか」
先の重い話題はどこへやら、真紅は屈託の無い笑顔で続けた。
「夢とかってありますか? ハワイの天文台行きたいとか」
「夢ねえ…、いずれ死ぬなら苦しまない死に方したいな」
「あらあら、随分後ろ向きですね」
真紅が口を尖らすと、鉄吾は皮肉な笑みを浮かべた。
「前向きだよ。どんなに先延ばししても絶対来る未来だから」
「そうね。散々苦しんだなら、穏やかに逝きたいよね」
真紅の言い方は、その言葉の重みを知る者の言い方をしていた。
まず第一に疑ったのは、非行グループ所属中に相手を傷害致死や自殺に至らしめたのではないか、だった。
ラビッツは、緋族に嫌がらせやイジメを行う者の素性を洗い、悪事を暴いたり秘密を暴露する事をしていた。心を病み自殺に至った者や、他の非行グループとの対立(喧嘩)を考えた。
次に考えたのは、悪質な嘘。年上である鉄吾をからかい、反応を見ているのでは。
2秒ほどそんな考えが浮かんだ鉄吾は、3つ目の考えを口にして問うた。
「…見殺しにした、と?」
真紅は自治区で緋星内戦を経験している。当時10歳の真紅は、望まぬ別れや身近で死を見て来たのではないか。鉄吾の返しに、真紅は困った様な曖昧な笑みを浮かべた。
「そっち? うーん、それもあったけどさぁ…」
「『見殺し』は殺人にならないぞ」
「いや、それとこれとは話が別で」
真紅は何かを言いたそうで言えない、そんな様子だった。違うのなら違うと説明すればいいのに。そもそも、話したくないなら切り出さなきゃいいだけのこと。
鉄吾は意味が分からなかった。
「古い映画の有名なセリフで『人を1人殺せば殺人、100万人殺せば英雄』なんて皮肉があったな」
「あ、聞いたことある」
話題が変わり、真紅はパッと顔を上げた。鉄吾は続けた。
「この国では自治区も含めて、内戦まで半世紀以上戦乱を経験していなかった。一応の軍隊は存在していて、戦闘時の心の在り方もキチンと教え込まれる。『有事の際は理性を切り替えろ、敵は敵、人では無い』と」
今度チンプンカンプンになったのは、真紅の方だった。随分と具体的だが何の話だろう。鉄吾は真紅の目を見ずに口を開く。
「俺は、私生児だから孤児院に入って育ったが、そこは7歳までしか居れない所だった。7歳からは国立の孤児院に移動した」
藍から鉄吾は元自衛軍出身と聞いていたが、それより以前の経歴の話は知らなかった。もしや、職場の後輩にあたる藍すら知らない話をしてるのか。
鉄吾は皮肉な笑みを微かに浮かべ、話を続ける。
「時代が悪くてな、丁度自治区が武力強化に舵取りした頃だったもんで、軍に近い団体が母体だった孤児院は、軍事教育にシフトしたんだ。満16になる齢に孤児院を出たら、そのまま自衛軍に入隊」
真紅は頷いた。
「そうね、妹からもあなたと社長が元自衛軍である事は聞いてたわ」
政府軍は日本国の軍隊、自衛軍は日本国領緋星自治区の軍隊。自治区には少数だが紺族や墨族も生活していた。紺族の鷹羽と鉄吾は、その少数派として自治区で暮らしていたはずだ。
鉄吾は真紅の問いには答えず続けた。
「だが軍事教育を受けた兵であろうとも、あの戦いに加わった人間は、手にかけた人数が多い少ないに関わらず、内戦後に自ら命を絶った。
…罪悪感だ。無理も無いさ、戦争なんて遠い出来事としか思えなかった世代の人間が兵士だったんだからな」
内戦後のPTSD発症者は、自治区の民間人も多いが自衛軍兵士も多い。何なら民間人救助に向かった政府軍関係者も発症者が居るくらいだ。
手元の水を1口飲むと、鉄吾は真紅の目を見て言った。
「内戦直後は、復讐目的での殺人や集団暴行事件が何件か発生した。俺は大歓迎だったよ、自殺する勇気もないチキンだったからさ。でも、残念ながら選ばれなかった」
この人は何を言いたくて何の話をしているのか。真紅は訝しがるも答えた。
「ラビッツは殺人なんか頼まれてもしなかったよ」
「…俺は自衛軍の中でも、ヒムロ隊の所属だった」
その言葉に、真紅は鉄吾の紺色の目を見つめ返す。
氷室隊は自衛軍に8つある部隊の1つで、軍によるクーデター発生の際にいち早く反乱派から離脱し、政府軍と共に反乱派の鎮圧にあたった、有名部隊であった。
「ヒムロ隊の中でも、俺の居た小隊は武装解除、つまり反乱派や賛同し武装した民間人の殺害をする任務をした。戦闘の巻き添えを食らった非戦闘員も大勢居たよ。
それこそ、おたくの知り合いやウチの後輩の家族も居たかもしれない。…俺は、大量殺人犯さ」
頼んだ料理が到着したが、2人はしばらく無言で見つめ合った。
鉄吾は一連の話を、藍や後輩達は勿論、社内の人間にした事は無かった。自分で話してなんだが、何故こんな話をしたくなったのか。
(懺悔を聞いてもらいたくなった…?)
真紅は鉄吾の向かいで、無言でビーフシチューを食べているだけでノーリアクション。どうせ嫌われても鉄吾の人生において、真紅などどうでもいい人間だ。
(夕食配達業務も元々は後輩の件だし、同じ街の住民だから見かける事が今後あっても、無関係だ。向こうが言いかけた懺悔に刺激されたんだろう)
どのタイミングで解散しようかと考える鉄吾に、真紅は質問をした。
「唐花さんて、彼女居ないんですか?」
そのタイミングで聞く?眉根を寄せた鉄吾だったが、正直に答えた。
「居たらこんな時間に女子と飯を食わん」
「そっか! 良かった」
真紅は笑顔だった。藍からストーカーの話は伝え聞いてるのか、真紅は続けた。
「欲しいとか思わないんですか? モテるでしょ?」
「夜勤もあるし、面倒だから作らない。寄ってくる人間と俺が興味を持つ人間は別だ」
「ほほう、深いですねえ。ストイックが性に合ってる感じしますよね」
真紅は楽しそうだ。鉄吾はつまらなそうに言った。
「どうせ『コイツつまんねえ人生送ってんな』とか思ってるだろ」
「誰かの人生とやかく言う筋合いなんて、誰にも無いですよ。恋愛至上主義も居れば、仕事や趣味って人が居るのも当然だし、本人がいいならそれでいいじゃん。ちょっと気になったんですよ、唐花さんがどんな人なのか」
先の重い話題はどこへやら、真紅は屈託の無い笑顔で続けた。
「夢とかってありますか? ハワイの天文台行きたいとか」
「夢ねえ…、いずれ死ぬなら苦しまない死に方したいな」
「あらあら、随分後ろ向きですね」
真紅が口を尖らすと、鉄吾は皮肉な笑みを浮かべた。
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