124 / 178
フロストハウル編
第124話 メイドに萌え萌えキュンされるドラゴンウルフ
西園寺の次に一般客として現れたのは、2人の姉だった。
ほぼ同時の到着。
上級冒険者である2人が息を切らすほどの徒競走が、清明高校の廊下で行われていた。
「私が1番」
「いいえ、どう考えてもお姉さん(私)が1番でちゅよね、才斗ちゃん?」
天音姉さん及び真悠姉さん。
この2人が仲良くなることはなさそうだ。
美人すぎる年上のお姉さんから強い圧を受ける俺。
店の裏方スタッフとして酷使されている男子生徒たちは、この様子を羨ましそうに眺めている。大輔もそのうちの1人だ。
「実は……もう先客がいるんだ」
教室の入り口を指さす。
2人の視線は教室の中へと注がれた。
そこには、教室の中でメイド姿の椎名に萌え萌えキュンされている男が――。
「さ、西園寺社長……どうして……」
真悠姉さんは口をポカンと開け、放心状態に。
先を越されていたことへのショックか、威厳ある社長が萌え萌えキュンされていることへのショックか……。
一応西園寺のふにゃふにゃな姿を知ってはいるものの、俺や剣騎ほど見慣れているわけじゃない。
それに、今日の西園寺は通常の威厳モードだ。
引き締まった表情で萌え萌えキュンを受ける西園寺は、どこかシュールというか、見てるこっちが恥ずかしくなるというか……。
一方で天音姉さんは目を見開いて驚きを示していた。
表情で感情を語らないタイプの姉さん。
そんな姉さんでも、さすがにこの光景には度肝を抜かれたか。
「まだ9時50分なのに……」
小振りな口から漏れる一言。
それを聞き、姉さんの驚愕の意味がなんとなくわかる。
実際のところ、西園寺がここに来たのは9時40分だった。
一般公開は10時からと言っていたわけだが、西園寺の威厳に負けて速攻で教室に入れてしまったのだ。
10分前に来れば大丈夫だろうと思っていたのか。
20分前に来ていた西園寺に負けたことが悔しいのかもしれない。
***
――まさか、西園寺龍河と本波真悠まで来るとは……。
岡の頬を汗が伝う。
白桃楓香の暗殺を命じられ、文化祭で任務を遂行すると宣言した岡。
白桃暗殺の鍵は、彼女と黒瀬を引き剥がすこと。
それさえできれば、岡の実力で白桃を処分できる。
岡の超人としてのランクはB。そのため、ランクは裏切らないという考えに則っると、白桃を仕留めることは十分可能だ。
出店のスタッフの役割分担はしっかりと考えてある。
黒瀬と白桃のどちらかがいなくてはコンセプトに反するので、冒険者2人の休憩は交代制。
つまり、その間に2人が引き離されるわけだ。岡自身の休憩時間は白桃と被るように設定したので、準備は万端だった。
しかし、ここで現れた【ウルフパック】のSランク冒険者2名。
白桃が1人になるタイミングがあることに変わりはなさそうなのでそこは問題ないが、強者の目が多くなるというのはさらなる警戒が必要だ。
『キミの高校の敷地内に空間転移装置を用意しておく……白桃楓香をそこに放り込みさえすれば、キミの勝利だ』
ヴェルウェザーの不気味な笑いを思い出し、ポーカーフェイスの下で身震いする岡。
他にも複数人、暗殺者組織【アサシン】から暗殺者が文化祭に紛れ込んでいると聞いている。
彼らの目的は白桃ではないそうなので、バックアップにはさほど期待できない。
――まずはドラゴンウルフに帰ってもらいたいのですが……。
岡は教室内で萌え萌えキュンされている西園寺を見ながら、本気で彼の退場を願った。
***
11時になり、俺の休憩時間が回ってきた。
彼女である楓香と文化祭を楽しみたかったが、休憩時間が被ることはない。
「安心してください、才斗くん。そのうち抜け出してきますからね!」
「それはダメだよ。わかってるよね?」
「あ……」
怖い顔で楓香の後ろに立つ椎名。
楓香でさえも固まってしまうほどの冷たい表情。
責任者として背負っているものもあるだろうから、ここはカップルのわがままを通すわけにはいかないよな。
というわけで、一緒に文化祭を回る相手は――。
「才君の行きたいところはどこだ?」
「才斗は実の姉と回るべき」
「ちょっと、実の姉は私よ」
父親のような雰囲気を醸し出している西園寺。
俺の腕を強引に取って歩く天音姉さん。
そんな実の姉に突っかかる、血の繋がりなど一切ない真悠姉さん。
そして――。
「べ、別にあんたと一緒に文化祭回りたいわけじゃないんだからね」
その後ろを怒ったような顔でついてくるツンデレ美少女、佐藤。
長い黒髪はツインテールにしている。いつもはだいたいポニーテールだが、文化祭ということで特別仕様なのかもしれない。
本来の髪と瞳の色は青と聞いている。
ちなみに、佐藤が冒険者であるということは椎名にバレていなかった。
「メイド服じゃないんだな」
「あんな姿で廊下とか歩けるわけじゃないでしょ! ふざけてるわけ?」
「そういえば、佐藤の萌え萌えキュンは見てないな」
「あんなの、あたしは絶対にしないから!」
萌え萌えキュンはツンデレの天敵だ。
メイド服を着てくれただけで奇跡ってところだろう。
「それで、今からどこ行こうと思ってるわけ? 暇だし、あたしもついていくから」
そのツンデレだけはブレないな。
佐藤の言葉を受けて、他の3人も指示を待つように俺を見た。
どうやら俺の行きたいところを最優先してくれるらしい。とはいえ、特に行きたいところがあるわけでもないんだが。
だったら――。
「体育館に行ってみるか。11時からスペシャルゲストの講演会が始まってるらしい」
「スペシャルゲスト?」
天音姉さんが反応する。
小さく頷き、わかる範囲で答えた。
「スペシャルゲストが誰かは実行委員しか知らないらしい。凄い人が来るってやけに期待を高めてたから、本当に凄い人なのか気になるんだ」
「そこまで期待させるってことは、話題の芸能人か冒険者ってところね」
今度は真悠姉さん。
というか、真悠姉さんが「でちゅね」口調でしゃべってないのを聞くのは久しぶりだ。
期待を膨らませながら体育館に向かう。
芸能人はよくわからないから、できれば冒険者であってもらいたい。凄い冒険者っていうことは、【バトルホークス】あたりのSランク冒険者になるのか?
体育館入り口。
スペシャルゲストのマイクを通した声が聞こえてくる。
それは間違いなく聞き覚えのある声だった。
この声はまさか……。
ほぼ同時の到着。
上級冒険者である2人が息を切らすほどの徒競走が、清明高校の廊下で行われていた。
「私が1番」
「いいえ、どう考えてもお姉さん(私)が1番でちゅよね、才斗ちゃん?」
天音姉さん及び真悠姉さん。
この2人が仲良くなることはなさそうだ。
美人すぎる年上のお姉さんから強い圧を受ける俺。
店の裏方スタッフとして酷使されている男子生徒たちは、この様子を羨ましそうに眺めている。大輔もそのうちの1人だ。
「実は……もう先客がいるんだ」
教室の入り口を指さす。
2人の視線は教室の中へと注がれた。
そこには、教室の中でメイド姿の椎名に萌え萌えキュンされている男が――。
「さ、西園寺社長……どうして……」
真悠姉さんは口をポカンと開け、放心状態に。
先を越されていたことへのショックか、威厳ある社長が萌え萌えキュンされていることへのショックか……。
一応西園寺のふにゃふにゃな姿を知ってはいるものの、俺や剣騎ほど見慣れているわけじゃない。
それに、今日の西園寺は通常の威厳モードだ。
引き締まった表情で萌え萌えキュンを受ける西園寺は、どこかシュールというか、見てるこっちが恥ずかしくなるというか……。
一方で天音姉さんは目を見開いて驚きを示していた。
表情で感情を語らないタイプの姉さん。
そんな姉さんでも、さすがにこの光景には度肝を抜かれたか。
「まだ9時50分なのに……」
小振りな口から漏れる一言。
それを聞き、姉さんの驚愕の意味がなんとなくわかる。
実際のところ、西園寺がここに来たのは9時40分だった。
一般公開は10時からと言っていたわけだが、西園寺の威厳に負けて速攻で教室に入れてしまったのだ。
10分前に来れば大丈夫だろうと思っていたのか。
20分前に来ていた西園寺に負けたことが悔しいのかもしれない。
***
――まさか、西園寺龍河と本波真悠まで来るとは……。
岡の頬を汗が伝う。
白桃楓香の暗殺を命じられ、文化祭で任務を遂行すると宣言した岡。
白桃暗殺の鍵は、彼女と黒瀬を引き剥がすこと。
それさえできれば、岡の実力で白桃を処分できる。
岡の超人としてのランクはB。そのため、ランクは裏切らないという考えに則っると、白桃を仕留めることは十分可能だ。
出店のスタッフの役割分担はしっかりと考えてある。
黒瀬と白桃のどちらかがいなくてはコンセプトに反するので、冒険者2人の休憩は交代制。
つまり、その間に2人が引き離されるわけだ。岡自身の休憩時間は白桃と被るように設定したので、準備は万端だった。
しかし、ここで現れた【ウルフパック】のSランク冒険者2名。
白桃が1人になるタイミングがあることに変わりはなさそうなのでそこは問題ないが、強者の目が多くなるというのはさらなる警戒が必要だ。
『キミの高校の敷地内に空間転移装置を用意しておく……白桃楓香をそこに放り込みさえすれば、キミの勝利だ』
ヴェルウェザーの不気味な笑いを思い出し、ポーカーフェイスの下で身震いする岡。
他にも複数人、暗殺者組織【アサシン】から暗殺者が文化祭に紛れ込んでいると聞いている。
彼らの目的は白桃ではないそうなので、バックアップにはさほど期待できない。
――まずはドラゴンウルフに帰ってもらいたいのですが……。
岡は教室内で萌え萌えキュンされている西園寺を見ながら、本気で彼の退場を願った。
***
11時になり、俺の休憩時間が回ってきた。
彼女である楓香と文化祭を楽しみたかったが、休憩時間が被ることはない。
「安心してください、才斗くん。そのうち抜け出してきますからね!」
「それはダメだよ。わかってるよね?」
「あ……」
怖い顔で楓香の後ろに立つ椎名。
楓香でさえも固まってしまうほどの冷たい表情。
責任者として背負っているものもあるだろうから、ここはカップルのわがままを通すわけにはいかないよな。
というわけで、一緒に文化祭を回る相手は――。
「才君の行きたいところはどこだ?」
「才斗は実の姉と回るべき」
「ちょっと、実の姉は私よ」
父親のような雰囲気を醸し出している西園寺。
俺の腕を強引に取って歩く天音姉さん。
そんな実の姉に突っかかる、血の繋がりなど一切ない真悠姉さん。
そして――。
「べ、別にあんたと一緒に文化祭回りたいわけじゃないんだからね」
その後ろを怒ったような顔でついてくるツンデレ美少女、佐藤。
長い黒髪はツインテールにしている。いつもはだいたいポニーテールだが、文化祭ということで特別仕様なのかもしれない。
本来の髪と瞳の色は青と聞いている。
ちなみに、佐藤が冒険者であるということは椎名にバレていなかった。
「メイド服じゃないんだな」
「あんな姿で廊下とか歩けるわけじゃないでしょ! ふざけてるわけ?」
「そういえば、佐藤の萌え萌えキュンは見てないな」
「あんなの、あたしは絶対にしないから!」
萌え萌えキュンはツンデレの天敵だ。
メイド服を着てくれただけで奇跡ってところだろう。
「それで、今からどこ行こうと思ってるわけ? 暇だし、あたしもついていくから」
そのツンデレだけはブレないな。
佐藤の言葉を受けて、他の3人も指示を待つように俺を見た。
どうやら俺の行きたいところを最優先してくれるらしい。とはいえ、特に行きたいところがあるわけでもないんだが。
だったら――。
「体育館に行ってみるか。11時からスペシャルゲストの講演会が始まってるらしい」
「スペシャルゲスト?」
天音姉さんが反応する。
小さく頷き、わかる範囲で答えた。
「スペシャルゲストが誰かは実行委員しか知らないらしい。凄い人が来るってやけに期待を高めてたから、本当に凄い人なのか気になるんだ」
「そこまで期待させるってことは、話題の芸能人か冒険者ってところね」
今度は真悠姉さん。
というか、真悠姉さんが「でちゅね」口調でしゃべってないのを聞くのは久しぶりだ。
期待を膨らませながら体育館に向かう。
芸能人はよくわからないから、できれば冒険者であってもらいたい。凄い冒険者っていうことは、【バトルホークス】あたりのSランク冒険者になるのか?
体育館入り口。
スペシャルゲストのマイクを通した声が聞こえてくる。
それは間違いなく聞き覚えのある声だった。
この声はまさか……。
あなたにおすすめの小説
距離を置きたい女子たちを助けてしまった結果、正体バレして迫られる
歩く魚
恋愛
かつて、命を懸けて誰かを助けた日があった。
だがその記憶は、頭を打った衝撃とともに、綺麗さっぱり失われていた。
それは気にしてない。俺は深入りする気はない。
人間は好きだ。けれど、近づきすぎると嫌いになる。
だがそんな俺に、思いもよらぬ刺客が現れる。
――あの日、俺が助けたのは、できれば関わりたくなかった――距離を置きたい女子たちだったらしい。
『専属メイド全員が重すぎる愛で迫ってくる!~大学生の僕、11人?の美女に24時間甘やかされ尽くす生活~』
まさき
青春
僕は、ちょっと普通じゃない日常を送ることになった――それは、専属メイドが全員僕のことを溺愛してくれる暮らしだ。
朝は髪を整えてくれるリナ、朝食で笑顔を見せてくれるミユ、どの瞬間も全力で僕を甘やかす。掃除、料理、悩み相談まで、僕のためだけに動くメイドたち。
「ご主人様の笑顔が見たいんです」
その一言で、僕の毎日はちょっとドキドキ、ちょっと幸せ。
全員が僕を独占したいと競い合う日常の中、僕はどうやってこの溺愛地獄(?)を生き抜けばいいのか――!?
甘々、至れり尽くせりの日常ラブコメ、開幕。
「作品への感想代わりの『いいね❤️』や『エール📣』、心よりお待ちしております。」
「【応援のお願い】『いいね❤️』や『エール📣』をいただけると、作者のモチベーションが爆上がりします!」
「最後までお読みいただきありがとうございます。温かい『いいね❤️』が更新の支えです。」
ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした
むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
俺は陰キャだったはずなのに……なぜか学園内でモテ期が到来した件
こうたろ
青春
友人も恋人も居ないボッチ学生だった山田拓海が何故かモテだしてしまう。
・学園一の美人で、男女問わず憧れの的。
・陸上部のエースで、明るく活発なスポーツ女子。
・物静かで儚げな美術部員。
・アメリカから来た金髪碧眼でハイテンションな留学生。
・幼稚園から中学まで毎朝一緒に登校していた幼馴染。
拓海の生活はどうなるのか!?
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
現代社会とダンジョンの共生~華の無いダンジョン生活
シン
ファンタジー
世界中に色々な歪みを引き起こした第二次世界大戦。
大日本帝国は敗戦国となり、国際的な制約を受けながらも復興に勤しんだ。
GHQの占領統治が終了した直後、高度経済成長に呼応するかのように全国にダンジョンが誕生した。
ダンジョンにはモンスターと呼ばれる魔物が生息しており危険な場所だが、貴重な鉱物やモンスター由来の素材や食材が入手出来る、夢の様な場所でもあった。
そのダンジョンからモンスターと戦い、資源を持ち帰る者を探索者と呼ばれ、当時は一攫千金を目論む卑しい職業と呼ばれていたが、現代では国と国民のお腹とサイフを支える立派な職業に昇華した。
探索者は極稀にダンジョン内で発見されるスキルオーブから特殊な能力を得る者が居たが、基本的には身一つの状態でダンジョン探索をするのが普通だ。
そんなダンジョンの探索や、たまにご飯、たまに揉め事などの、華の無いダンジョン探索者のお話しです。
たまに有り得ない方向に話が飛びます。
一話短めです。
洗脳機械で理想のヒロインを作ったら、俺の人生が変わりすぎた
里奈使徒
キャラ文芸
白石翔太は、いじめから逃れるため禁断の選択をした。
財閥令嬢に自作小説のヒロインの記憶を移植し、自分への愛情を植え付けたのだ。
計画は完璧に成功し、絶世の美女は彼を慕うようになる。
しかし、彼女の愛情が深くなるほど、翔太の罪悪感も膨らんでいく。
これは愛なのか、それとも支配なのか?
偽りの記憶から生まれた感情に真実はあるのか?
マッチポンプ(自作自演)の愛に苦悩する少年の、複雑な心理を描く現代ファンタジー。
「愛されたい」という願いが引き起こした、予想外の結末とは——